46 / 62
46話 アルベルトさんとバートランドさん
しおりを挟む
『じゅんびはかんぺき』
『ボクたちもかんぺき』
「しょれじゃあ、しゅっぱちゅ!!」
ガオとポヨと一緒に廊下に出る。するとすぐに、アルベルトさんが私たちに声をかけてきた。
「おう、今日はどこで遊ぶんだ?」
『きょうは、そと』
『そと、たんけん』
「じゅんびはばっちり」
「よし、外だな。あれに気をつけて、たくさん遊ぶんだぞ!! 何かあればすぐに俺に言え」
護衛騎士のアルベルトさん35歳。私たちに気さくに声をかけてくれて、時々一緒に遊んでくれる、ガオとポヨがこのお屋敷の中で、家族以外で1番好きな人だよ。私も気さくに声をかけてもらえるから、ありがたたいんだ。
ほら、養子縁組とはいえ、私は貴族の子どもになったわけで。使用人やメイド、そしてほかの人たちも、私を貴族の子どもとして扱ってくるから、地球での生活には慣れている私にとって、どうにも慣れないことばかりなんだよね。
でも守ってもらっているんだから、こんなことで文句は言えない。私が慣れれば良いだけなんだから。
ただ、そんな人たちの中でもアルベルトさんは、気さくに接してくれるから、とても気が楽なの。あ、別に他の人たちが嫌いってわけじゃないよ。みんなとても親切にしてくれて、私を受け入れてくれて、私はみんなも大好き。
それから、そんな気さくなアルベルトさんを、いつも叱っているのが、もう1人の護衛騎士、バートランドさん28歳。もともと2人は騎士として働いていて、アルベルトさんが隊長で、バートランドさんはアルベルトさんの隊にいたんだ。
私がここで暮らすことが決まって、パパが配置替えをして、2人を私たちの護衛騎士にしてくれたの。
ちなみに部隊の方は、最近はドラゴン騎士があまり生まれていなかったけれど。それでも少しずつ人数は増えていたし、優秀なドラゴン騎士たちが育ったかということで。今まであった部隊にもう1つ部隊を作り、全部で5部隊として、新しく編成しなおしたんだって。
そしてバートランドさんが、いつもアルベルトさんを叱っていると言ったけれど。いつも言葉遣いが悪いと叱っているらしい。それから生活態度も生活自体も、もう少しシャキッとしろってね。
アルベルトさん、ドラゴン騎士としては、他の国に名を馳せるほど、とても優秀な人なんだ。でもそれ以外が……。ズボラというかなんというか。あまりに酷いものだがら、時々バートランドさんと奥さんが、家をチェックしに行くらしい。
なんで部下がそこまでできるのか。それはアルベルトさんとバートランドさんが親戚で。アルベルトさんのお兄さんから、あまりにも生活態度が悪い場合は、2人でビシバシやってくれると言われているんだとか。
だからなるべく仕事中は、他の人もいるから注意はしないけど。仕事が終わったあとは良く、叱られている姿が目撃されるの。そんな見られていたら、仕事中じゃなくても、関係ないと思うけどね。
私たちもここへきてからの1ヶ月で、5回は叱られている姿を見たかな。それを見て、ガオとポヨがダメねぇって言っていたよ。
バートランドさんは今日はお休み。護衛は2人だったり、1人だったりその時々。2人一緒に休みのことはないよ。後は時と場所によっては、護衛人数が増えるんだ。
『それじゃあみんな、ママが出かけてくるから、危ないことはしないで遊ぶのよ。それからみんなに迷惑をかけないようにね』
『ママ、きょうはおそい?』
『このまえ、とってもおそかった』
『どうかしらね。ママもいろいろやることがあるから。でもこの前よりは、早く帰ってこられるはずよ』
『いっしょに、ごはんたべる』
『きょうはいっしょ』
『分かったわ。今日はご飯までに帰れるように、頑張って仕事を終わらせてくるわ』
『『おやくそく』』
『ええ、約束よ』
そう言い、窓から飛び出て一瞬でドラゴンに戻ると、空へと舞い上がったお母さんドラゴン。お父さんドラゴンもお母さんドラゴンも、街にいる間に、やらないといけない事がたくさんあるって、とっても忙しいんだ。何をしているかは分からないけど。
「さて、じゃあ俺たちも行くぞ」
『ポヨ、きょうもいっぱい、たのしいみつかるかな?』
『ガオ、いっぱいがいいね』
『でも、あいつとあったら、しっかりたたかう』
『うん! ゆいもしっかり!』
「うん! しょうだね!」
「頑張れよ。あいつはお前たちのライバルだからな」
『うん! がんばって、しょくりょうにする!!』
『ぼくたちのおやつ!』
「あたちは、ちーぷをまもりゅ!!」
「よし、その調子だ。さぁ、外へ行こう」
今日は奴らも出会うかな? いつでもこい、私たちが相手になってやる! 魔法習いたての私にとって、良い練習相手だ!!
『ボクたちもかんぺき』
「しょれじゃあ、しゅっぱちゅ!!」
ガオとポヨと一緒に廊下に出る。するとすぐに、アルベルトさんが私たちに声をかけてきた。
「おう、今日はどこで遊ぶんだ?」
『きょうは、そと』
『そと、たんけん』
「じゅんびはばっちり」
「よし、外だな。あれに気をつけて、たくさん遊ぶんだぞ!! 何かあればすぐに俺に言え」
護衛騎士のアルベルトさん35歳。私たちに気さくに声をかけてくれて、時々一緒に遊んでくれる、ガオとポヨがこのお屋敷の中で、家族以外で1番好きな人だよ。私も気さくに声をかけてもらえるから、ありがたたいんだ。
ほら、養子縁組とはいえ、私は貴族の子どもになったわけで。使用人やメイド、そしてほかの人たちも、私を貴族の子どもとして扱ってくるから、地球での生活には慣れている私にとって、どうにも慣れないことばかりなんだよね。
でも守ってもらっているんだから、こんなことで文句は言えない。私が慣れれば良いだけなんだから。
ただ、そんな人たちの中でもアルベルトさんは、気さくに接してくれるから、とても気が楽なの。あ、別に他の人たちが嫌いってわけじゃないよ。みんなとても親切にしてくれて、私を受け入れてくれて、私はみんなも大好き。
それから、そんな気さくなアルベルトさんを、いつも叱っているのが、もう1人の護衛騎士、バートランドさん28歳。もともと2人は騎士として働いていて、アルベルトさんが隊長で、バートランドさんはアルベルトさんの隊にいたんだ。
私がここで暮らすことが決まって、パパが配置替えをして、2人を私たちの護衛騎士にしてくれたの。
ちなみに部隊の方は、最近はドラゴン騎士があまり生まれていなかったけれど。それでも少しずつ人数は増えていたし、優秀なドラゴン騎士たちが育ったかということで。今まであった部隊にもう1つ部隊を作り、全部で5部隊として、新しく編成しなおしたんだって。
そしてバートランドさんが、いつもアルベルトさんを叱っていると言ったけれど。いつも言葉遣いが悪いと叱っているらしい。それから生活態度も生活自体も、もう少しシャキッとしろってね。
アルベルトさん、ドラゴン騎士としては、他の国に名を馳せるほど、とても優秀な人なんだ。でもそれ以外が……。ズボラというかなんというか。あまりに酷いものだがら、時々バートランドさんと奥さんが、家をチェックしに行くらしい。
なんで部下がそこまでできるのか。それはアルベルトさんとバートランドさんが親戚で。アルベルトさんのお兄さんから、あまりにも生活態度が悪い場合は、2人でビシバシやってくれると言われているんだとか。
だからなるべく仕事中は、他の人もいるから注意はしないけど。仕事が終わったあとは良く、叱られている姿が目撃されるの。そんな見られていたら、仕事中じゃなくても、関係ないと思うけどね。
私たちもここへきてからの1ヶ月で、5回は叱られている姿を見たかな。それを見て、ガオとポヨがダメねぇって言っていたよ。
バートランドさんは今日はお休み。護衛は2人だったり、1人だったりその時々。2人一緒に休みのことはないよ。後は時と場所によっては、護衛人数が増えるんだ。
『それじゃあみんな、ママが出かけてくるから、危ないことはしないで遊ぶのよ。それからみんなに迷惑をかけないようにね』
『ママ、きょうはおそい?』
『このまえ、とってもおそかった』
『どうかしらね。ママもいろいろやることがあるから。でもこの前よりは、早く帰ってこられるはずよ』
『いっしょに、ごはんたべる』
『きょうはいっしょ』
『分かったわ。今日はご飯までに帰れるように、頑張って仕事を終わらせてくるわ』
『『おやくそく』』
『ええ、約束よ』
そう言い、窓から飛び出て一瞬でドラゴンに戻ると、空へと舞い上がったお母さんドラゴン。お父さんドラゴンもお母さんドラゴンも、街にいる間に、やらないといけない事がたくさんあるって、とっても忙しいんだ。何をしているかは分からないけど。
「さて、じゃあ俺たちも行くぞ」
『ポヨ、きょうもいっぱい、たのしいみつかるかな?』
『ガオ、いっぱいがいいね』
『でも、あいつとあったら、しっかりたたかう』
『うん! ゆいもしっかり!』
「うん! しょうだね!」
「頑張れよ。あいつはお前たちのライバルだからな」
『うん! がんばって、しょくりょうにする!!』
『ぼくたちのおやつ!』
「あたちは、ちーぷをまもりゅ!!」
「よし、その調子だ。さぁ、外へ行こう」
今日は奴らも出会うかな? いつでもこい、私たちが相手になってやる! 魔法習いたての私にとって、良い練習相手だ!!
255
あなたにおすすめの小説
家族に捨てられたけど、もふもふ最強従魔に愛されました
朔夜
ファンタジー
この世界は「アステルシア」。
魔法と魔物、そして“従魔契約”という特殊な力が存在する世界。代々、強大な魔力と優れた従魔を持つ“英雄の血筋”。
でも、生まれたばかりの私は、そんな期待を知らず、ただ両親と兄姉の愛に包まれて育っていった。
聖獣使い唯一の末裔である私は追放されたので、命の恩人の牧場に尽力します。~お願いですから帰ってきてください?はて?~
雪丸
恋愛
【あらすじ】
聖獣使い唯一の末裔としてキルベキア王国に従事していた主人公”アメリア・オルコット”は、聖獣に関する重大な事実を黙っていた裏切り者として国外追放と婚約破棄を言い渡された。
追放されたアメリアは、キルベキア王国と隣の大国ラルヴァクナ王国の間にある森を彷徨い、一度は死を覚悟した。
そんな中、ブランディという牧場経営者一家に拾われ、人の温かさに触れて、彼らのために尽力することを心の底から誓う。
「もう恋愛はいいや。私はブランディ牧場に骨を埋めるって決めたんだ。」
「羊もふもふ!猫吸いうはうは!楽しい!楽しい!」
「え?この国の王子なんて聞いてないです…。」
命の恩人の牧場に尽力すると決めた、アメリアの第二の人生の行く末はいかに?
◇◇◇
小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
カクヨムにて先行公開中(敬称略)
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
獅子王の運命の番は、捨てられた猫獣人の私でした
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:女性HOT3位!】
狼獣人のエリート騎士団長ガロウと番になり、幸せの絶頂だった猫獣人のミミ。しかしある日、ガロウは「真の番が見つかった」と美しい貴族令嬢を連れ帰り、「地味なお前はもう用済みだ」とミミを一方的に追い出してしまう。
家族にも見放され、王都の片隅の食堂で働くミミの前に現れたのは、お忍びで街を訪れていた最強の獣人王・レオンハルトだった。
彼は一目でミミが、数百年ぶりの『運命の番』であることを見抜く。心の傷を負ったミミを、王は包み込むように、そして激しく溺愛していく――。
「もう誰にもお前を傷つけさせない」
一方、ミミを捨てた元夫は後悔の日々を送っていた。そんな彼の元に、次期王妃の披露パーティーの招待状が届く。そこで彼が目にしたのは、獅子王の隣で誰よりも美しく輝く、ミミの姿だった――。
これは、不遇な少女が本当の愛を見つけ、最高に幸せになるまでの逆転溺愛ストーリー。
※気を抜くと読点だらけになることがあるので、読みづらさを感じたら教えてくれるとうれしいです。
祝:女性HOT69位!(2025年8月25日4時05分)
→27位へ!(8/25 19:21)→11位へ!(8/26 22:38)→6位へ!(8月27日 20:01)→3位へ!(8月28日 2:35)
捨てられ王女ですが、もふもふ達と力を合わせて最強の農業国家を作ってしまいました
夏見ナイ
ファンタジー
魔力ゼロの『雑草王女』アリシアは、聖女である妹に全てを奪われ、不毛の辺境へ追放された。しかし、彼女を慕う最強の騎士と、傷ついた伝説のもふもふとの出会いが運命を変える。
アリシアの力は魔力ではなく、生命を育む奇跡のスキル『万物育成』だった! もふもふ達の力を借り、不毛の大地は次々と奇跡の作物で溢れる緑豊かな楽園へと変わっていく。
やがて人々が集い、彼女を女王とする最強の農業国家が誕生。その頃、アリシアを捨てた祖国は自滅により深刻な食糧難に陥っていた――。
これは、優しき王女が愛する者たちと幸せを掴む、心温まる逆転建国ファンタジー。
婚約破棄された夜、最強魔導師に「番」だと告げられました
有賀冬馬
恋愛
学院の祝宴で告げられた、無慈悲な婚約破棄。
魔力が弱い私には、価値がないという現実。
泣きながら逃げた先で、私は古代の遺跡に迷い込む。
そこで目覚めた彼は、私を見て言った。
「やっと見つけた。私の番よ」
彼の前でだけ、私の魔力は輝く。
奪われた尊厳、歪められた運命。
すべてを取り戻した先にあるのは……
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる