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55話 モフリモたちと妖精の隠れ場所
「こっち、あっちぇりゅ?」
『ぽよ!!』
『けはいけしてるの?』
『にげてるんだもんね』
『ぽよ……』
「だいじょぶ、きっとぴんくちゃんといっちょ、ちゃんとにげてりゅよ」
『うん、にげてるよ!!』
『はなれちゃったとき、ようせいたちといっしょにいるの、みたんでしょう?』
『ぽよ』
『じゃあ、やっぱりだいじょぶだよ。ようせいは、かくれんぼじょうずだもん』
『うん。ボクたち、はんぶんもみつけられなかった』
『おとなでも、みつけられないんだよ』
『だから、しんぱいないよ!』
『ぽよ!!』
「……お前たち、ガオとポヨはあれだが、ユイはピンクが何と言っているのか分かるのか?」
「たぶんあっちぇりゅ。わからなくても、よくみちぇ。うなずくのがちがう。おおきくウンウンしちぇくりぇりゅのは、まちがっちぇない」
「? そんなに頷いてるか? 俺には分からん。エルドレッド、お前はどうだ?」
『話しは通じているな。だが、俺にに頷きの違いは分からん。それと、気配はまったく分からん。いつもこの辺にいる妖精たちの気配も感じない。だから上手く逃げたあと、妖精たちが匿い、全員で気配を消している可能性が高い』
「そうか。じゃあピンクが、集合場所をしっかり覚えていれば」
『そこにもう1匹のモフリモがいるだろう』
「よし、なるべく急ぐぞ。と言っても、皆一緒だからな」
『しかたないだろう。皆と一緒だと、探すスピードが遅くなると言ったが、ユイとガオとポヨが一緒じゃないと不安だと、部屋から出られなかったんだからな』
「まぁな」
『まぁ、軽く聞いた感じ、隠れ場所は近くのようだからな。すぐに着けるだろう。途中、面倒ならオレがユイたちを背中に乗せて移動する』
「頼むな」
私たちは今、みんなでぴんくちゃんの相棒のモフリモを探しに、お屋敷から出て、お屋敷の周りの外壁に沿って歩いているよ。ただ、時々少しだけ、庭を歩くけどね。どこでボスネズズが見ているか分からないから、なるべくずっと、同じ行動はしないようにしているの
あっ、ぴんくちゃんは仮の名前ね。ずっと小さく可愛い子じゃ、話しがしにくいでしょう? だからガオとポヨが、ぴんくちゃんにしようって決めたの。
あれから詳しく聞いた話しによると、もう1匹のモフリモと逸れそうになった時、もう1匹の方には、妖精たちが一緒にいたんだって。
この世界には妖精もいるんだよ。ほら、地球の物語でよく出てくる、私の手の平サイズの、人型で背中に羽が生えている可愛い妖精ね。私もドラゴンの巣で、何度か遊んだことがあるんだ。
その妖精がこのお屋敷の周りにもいて、モフリモたちのお友達なんだって。全員と友達って言ってたよ。
それで、ボスネズズから逃げていた時、妖精たちはモフリモたちの異変に気づいて、助けに来てくれたらしくて。最後にもう1匹のモフリモを見た時、周りに妖精たちがいたみたい。
だから今頃、何かあった時に隠れる場所を決めてあったから、みんなでそこに逃げているはずなんだって。今、その隠れ家へ向かっている最中なの。
なんでぴんくちゃんの方に、妖精たちは来てくれなかったんだろうね? って聞いたら。ぴんくちゃんの方に、ネズズたちが多く来てたみたいで。たぶんネズズに邪魔されて、来られなかったのかも、ってことだったよ。
妖精たちは気配を消すのが、とっても上手なんだ。しかもそれは自分たちだけじゃなくて、他の人の気配も、綺麗に消すことができるの。例えば私だったり、ガオやポヨ、アルベルトさんたちも、みんなの気配を消すことができるんだよ。
だから探すとなると本当に大変で、かくれんぼで遊んだ時、どれだけ探す羽目になったことか。
じゃあ、今も探すのが大変なんじゃないか? って思いでしょう? 隠れる場所を数箇所ちゃんと決めてあって、ピンクちゃんはその場所をきちんと覚えているから、気配を感じられなくても問題なしなんだ。
今向かっているのは2箇所目ね。最初探しに行った場所は、魔獣小屋の近く。そこは匿ってくれる魔獣達もいるし、隠れ場所で1番安全な場所みたい。
ただ、魔獣小屋へ行ったんだけど、誰もいなくて。魔獣小屋にいた魔獣達にも確認したんだけど、誰も見ておらず。とりあえず何があったかを伝えて、何か分かったら、気づいた事があったら、知らせてもらうことになったよ。
そして2箇所目。2箇所目は外壁の近くにあるらしいんだけど……。どこまで歩くのかな?
「ぴんく、どの辺だ?」
『ぽよ!!』
『もう少しらしい』
モフリモはまだ力が弱いみたいで、ガオやポヨ達みたいに、話しができないの。もう少し成長したら、話しができるようになるらしいんだけど。
今は、魔獣達や、ガオやポヨたちドラゴンは、話しができるんだ。私は何となくこうかな? って話してるだけ。
『ぽよっ!!』
『ん? ここか?』
どれくらい外壁を歩いていたか、ピンクちゃんが大きく鳴いたよ。
『ぽよ!!』
『けはいけしてるの?』
『にげてるんだもんね』
『ぽよ……』
「だいじょぶ、きっとぴんくちゃんといっちょ、ちゃんとにげてりゅよ」
『うん、にげてるよ!!』
『はなれちゃったとき、ようせいたちといっしょにいるの、みたんでしょう?』
『ぽよ』
『じゃあ、やっぱりだいじょぶだよ。ようせいは、かくれんぼじょうずだもん』
『うん。ボクたち、はんぶんもみつけられなかった』
『おとなでも、みつけられないんだよ』
『だから、しんぱいないよ!』
『ぽよ!!』
「……お前たち、ガオとポヨはあれだが、ユイはピンクが何と言っているのか分かるのか?」
「たぶんあっちぇりゅ。わからなくても、よくみちぇ。うなずくのがちがう。おおきくウンウンしちぇくりぇりゅのは、まちがっちぇない」
「? そんなに頷いてるか? 俺には分からん。エルドレッド、お前はどうだ?」
『話しは通じているな。だが、俺にに頷きの違いは分からん。それと、気配はまったく分からん。いつもこの辺にいる妖精たちの気配も感じない。だから上手く逃げたあと、妖精たちが匿い、全員で気配を消している可能性が高い』
「そうか。じゃあピンクが、集合場所をしっかり覚えていれば」
『そこにもう1匹のモフリモがいるだろう』
「よし、なるべく急ぐぞ。と言っても、皆一緒だからな」
『しかたないだろう。皆と一緒だと、探すスピードが遅くなると言ったが、ユイとガオとポヨが一緒じゃないと不安だと、部屋から出られなかったんだからな』
「まぁな」
『まぁ、軽く聞いた感じ、隠れ場所は近くのようだからな。すぐに着けるだろう。途中、面倒ならオレがユイたちを背中に乗せて移動する』
「頼むな」
私たちは今、みんなでぴんくちゃんの相棒のモフリモを探しに、お屋敷から出て、お屋敷の周りの外壁に沿って歩いているよ。ただ、時々少しだけ、庭を歩くけどね。どこでボスネズズが見ているか分からないから、なるべくずっと、同じ行動はしないようにしているの
あっ、ぴんくちゃんは仮の名前ね。ずっと小さく可愛い子じゃ、話しがしにくいでしょう? だからガオとポヨが、ぴんくちゃんにしようって決めたの。
あれから詳しく聞いた話しによると、もう1匹のモフリモと逸れそうになった時、もう1匹の方には、妖精たちが一緒にいたんだって。
この世界には妖精もいるんだよ。ほら、地球の物語でよく出てくる、私の手の平サイズの、人型で背中に羽が生えている可愛い妖精ね。私もドラゴンの巣で、何度か遊んだことがあるんだ。
その妖精がこのお屋敷の周りにもいて、モフリモたちのお友達なんだって。全員と友達って言ってたよ。
それで、ボスネズズから逃げていた時、妖精たちはモフリモたちの異変に気づいて、助けに来てくれたらしくて。最後にもう1匹のモフリモを見た時、周りに妖精たちがいたみたい。
だから今頃、何かあった時に隠れる場所を決めてあったから、みんなでそこに逃げているはずなんだって。今、その隠れ家へ向かっている最中なの。
なんでぴんくちゃんの方に、妖精たちは来てくれなかったんだろうね? って聞いたら。ぴんくちゃんの方に、ネズズたちが多く来てたみたいで。たぶんネズズに邪魔されて、来られなかったのかも、ってことだったよ。
妖精たちは気配を消すのが、とっても上手なんだ。しかもそれは自分たちだけじゃなくて、他の人の気配も、綺麗に消すことができるの。例えば私だったり、ガオやポヨ、アルベルトさんたちも、みんなの気配を消すことができるんだよ。
だから探すとなると本当に大変で、かくれんぼで遊んだ時、どれだけ探す羽目になったことか。
じゃあ、今も探すのが大変なんじゃないか? って思いでしょう? 隠れる場所を数箇所ちゃんと決めてあって、ピンクちゃんはその場所をきちんと覚えているから、気配を感じられなくても問題なしなんだ。
今向かっているのは2箇所目ね。最初探しに行った場所は、魔獣小屋の近く。そこは匿ってくれる魔獣達もいるし、隠れ場所で1番安全な場所みたい。
ただ、魔獣小屋へ行ったんだけど、誰もいなくて。魔獣小屋にいた魔獣達にも確認したんだけど、誰も見ておらず。とりあえず何があったかを伝えて、何か分かったら、気づいた事があったら、知らせてもらうことになったよ。
そして2箇所目。2箇所目は外壁の近くにあるらしいんだけど……。どこまで歩くのかな?
「ぴんく、どの辺だ?」
『ぽよ!!』
『もう少しらしい』
モフリモはまだ力が弱いみたいで、ガオやポヨ達みたいに、話しができないの。もう少し成長したら、話しができるようになるらしいんだけど。
今は、魔獣達や、ガオやポヨたちドラゴンは、話しができるんだ。私は何となくこうかな? って話してるだけ。
『ぽよっ!!』
『ん? ここか?』
どれくらい外壁を歩いていたか、ピンクちゃんが大きく鳴いたよ。
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