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83話 一気に解決した問題
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「ああ、変わってる。これはどういう事だ?」
『いやな、知り合った人間が外に出てみるかと、いろいろ考えてくれてな。幸い俺は隠蔽魔法とスキルを書き換えるスキルリライトという能力があることが分かって。それの練習をしたら、今では好きなように変えられるようになった』
「そんな能力が。だがそれなら、なぜ外へ出なかったんだ? いや、問題はあるか」
『まぁ、お前の言う通り、いろいろあってな。結局出なかったんだ。だが、教えてくれた奴のおかげで、いろいろできるようになったから、もしかしたらそれが問題解決につながるかもしれん。これならば能力やレベルは問題ないだろう? 隠蔽でその事も隠せるし』
「ああ、勿論だ」
まさかこんな簡単に、1つ目の問題が解決するとは。そんなに時間をかけないで、次の問題の話しができるようになったよ。
「じゃあ次の問題だ。これはさまざまな問題に関わってくるものなんだが。お前の体が大きすぎる問題だ」
まず最初に、衣食住の問題だ。衣については問題なしだ。別にそのまま何も着なくて良いし。まぁ、アーチーやフェリックスみたいに、ファッションに興味がある場合は、何か考えるが。
住についてだが。ダンジョンは小さなダンジョンもあるにはあるが、ほとんどのダンジョンが広く。5階建のドラゴンでも、悠々と暮らすことができる。だが、外に出てみろ。何もない島ならともかく、住宅が密集している日本だぞ。
ドラゴンが悠々と暮らせる場所なんて限られるし、というか外に出た途端に、体が大きすぎて、周りの物を壊しかねない。そうなればその壊した物の弁償を俺がする事になって、すぐに生活が破城するだろう。
もしも迷惑をかけずに、住めると場所があったとしても。今度は食の問題だ。こんなに大きなドラゴンだぞ? 食費が……。絶対に無理だ!!
そりゃあ俺がダンジョンに入り、大量に魔獣を狩ってくれば良い話しだが、俺のレベルだぞ。絶対に無理だろう。
だからといって、協会で魔獣肉を仕入れたとしても、お金がかかりすぎて、これまたすぐに破城するのが目に見えている。
あとは排泄物の処理も問題だし。巨体から出る排泄物の処理がさ。どう考えても無理がある。
と、ここまでは衣食住の問題だが。体が大きいことで、問題はまだある。小さいドラゴンはまだ受け入れられているが。大体のドラゴンは大きすぎるからな。
近隣住民も、遠くに住んでいる人々にも、ドラゴンの存在自体が、恐怖や不安を与える可能性もある。
そして最後。目立つ事による危険が付き纏う、かもしれないという問題だ。フロートドラゴンと隠蔽魔法とスキルリライトを使っても、その大きさは変わらないからな。
結局は目立って、マスコミや世間からの注目され。メディアの過剰取材を受け、プライバシーの侵害や過剰な注目を浴びる可能性がある。
またさっきも言ったけれど。こういった注目を集めたせいで、犯罪者の標的になり、ドラゴンを狙ったテロや、犯罪者からの攻撃や誘拐のリスクがある。俺の家族を誘拐して、ドラゴンをよこせとかな。
「お前は普通の大きさなんだけど、俺達の世界だと、いろいろと問題だらけなんだ」
『なるほど、そうか。だがそうだな。その問題もすぐの解決できるかもしれないぞ』
「どういう事だ?」
『まず大きさだがな、見ていてくれ』
そう言うと、俺達から少し離れたドラゴン。すぐに体が光り始め、その光がどんどん小さくなって小型犬くらいまで小さくなると光は消え。そこに現れたのは……。小型犬さサイズのドラゴンだった。
『どうだ? これなら問題ないだろう?』
「お前、そんな事もできたのか」
『これは昔からできたな。どうだ? これなら大きさは問題ないはずだ。ついでに弱いフロートドラゴンのチビとでも思わせられればな。どうだ?』
「ああ、これなら問題ないだろう」
『それと排泄物も俺はクリーン魔法が使えるから、綺麗にして土に使えるぞ。俺の知り合いはいつも、俺の綺麗にした物を持って帰っていた。野菜がよく育って、花も綺麗に咲くとんs。小さな体で排泄し、綺麗にして土に使えば良い』
「なるほど堆肥か。ああ、問題はない。というか大歓迎だ!!」
庭で育てている植物に使える!! これなら家庭菜園にも!!
『それと食事だが。小さい体なら、そこまでお前に迷惑はかからんと思うがどうだ? それにな、時々ダンジョンに入らせて貰えば、誰もいない場所で元の大きさに戻り、自分で大型魔獣を狩って食べるから、これも問題ないと思うのだが、どうだろうか?』
「なるほど、そうか。俺が狩るよりもその方が早いしな。それも問題はないな。ただ、俺が入れるダンジョンは、今お前が住んでいるようなダンジョンではなく。お前にとっては弱いと思う魔獣ばっかりいるダンジョンなんだ。今回は特別に入れていてな。もしかしたらお前好みの魔獣がいない場合があるぞ」
『なに、新しい魔獣を試してみて、新しいお気に入りの食用魔獣を見つけるのも良いだろう。なにせ契約できれば、俺は新しい場所へ行けるんだからな。その中に最低でも1つや2つ、気にいるものはあるだろう』
「なるべくたくさんの場所へ連れて行くからな」
『カズキ、今のところの問題はこれで終わりか? ならば全て問題は解決できたと思うんだが。……俺と契約できそうか?』
俺はしっかりと考える。忘れていることはないか? 本当のドラゴンの情報は隠すことができ、そして大きな体問題も解決した。他にも細かい問題は出てくるかもしれなが、とりあえずの暮らしに、問題はないよな?
『どうだ?』
『どうっチュ?』
『どうっぴっ?』
「……ああ、問題はない!!」
『いやな、知り合った人間が外に出てみるかと、いろいろ考えてくれてな。幸い俺は隠蔽魔法とスキルを書き換えるスキルリライトという能力があることが分かって。それの練習をしたら、今では好きなように変えられるようになった』
「そんな能力が。だがそれなら、なぜ外へ出なかったんだ? いや、問題はあるか」
『まぁ、お前の言う通り、いろいろあってな。結局出なかったんだ。だが、教えてくれた奴のおかげで、いろいろできるようになったから、もしかしたらそれが問題解決につながるかもしれん。これならば能力やレベルは問題ないだろう? 隠蔽でその事も隠せるし』
「ああ、勿論だ」
まさかこんな簡単に、1つ目の問題が解決するとは。そんなに時間をかけないで、次の問題の話しができるようになったよ。
「じゃあ次の問題だ。これはさまざまな問題に関わってくるものなんだが。お前の体が大きすぎる問題だ」
まず最初に、衣食住の問題だ。衣については問題なしだ。別にそのまま何も着なくて良いし。まぁ、アーチーやフェリックスみたいに、ファッションに興味がある場合は、何か考えるが。
住についてだが。ダンジョンは小さなダンジョンもあるにはあるが、ほとんどのダンジョンが広く。5階建のドラゴンでも、悠々と暮らすことができる。だが、外に出てみろ。何もない島ならともかく、住宅が密集している日本だぞ。
ドラゴンが悠々と暮らせる場所なんて限られるし、というか外に出た途端に、体が大きすぎて、周りの物を壊しかねない。そうなればその壊した物の弁償を俺がする事になって、すぐに生活が破城するだろう。
もしも迷惑をかけずに、住めると場所があったとしても。今度は食の問題だ。こんなに大きなドラゴンだぞ? 食費が……。絶対に無理だ!!
そりゃあ俺がダンジョンに入り、大量に魔獣を狩ってくれば良い話しだが、俺のレベルだぞ。絶対に無理だろう。
だからといって、協会で魔獣肉を仕入れたとしても、お金がかかりすぎて、これまたすぐに破城するのが目に見えている。
あとは排泄物の処理も問題だし。巨体から出る排泄物の処理がさ。どう考えても無理がある。
と、ここまでは衣食住の問題だが。体が大きいことで、問題はまだある。小さいドラゴンはまだ受け入れられているが。大体のドラゴンは大きすぎるからな。
近隣住民も、遠くに住んでいる人々にも、ドラゴンの存在自体が、恐怖や不安を与える可能性もある。
そして最後。目立つ事による危険が付き纏う、かもしれないという問題だ。フロートドラゴンと隠蔽魔法とスキルリライトを使っても、その大きさは変わらないからな。
結局は目立って、マスコミや世間からの注目され。メディアの過剰取材を受け、プライバシーの侵害や過剰な注目を浴びる可能性がある。
またさっきも言ったけれど。こういった注目を集めたせいで、犯罪者の標的になり、ドラゴンを狙ったテロや、犯罪者からの攻撃や誘拐のリスクがある。俺の家族を誘拐して、ドラゴンをよこせとかな。
「お前は普通の大きさなんだけど、俺達の世界だと、いろいろと問題だらけなんだ」
『なるほど、そうか。だがそうだな。その問題もすぐの解決できるかもしれないぞ』
「どういう事だ?」
『まず大きさだがな、見ていてくれ』
そう言うと、俺達から少し離れたドラゴン。すぐに体が光り始め、その光がどんどん小さくなって小型犬くらいまで小さくなると光は消え。そこに現れたのは……。小型犬さサイズのドラゴンだった。
『どうだ? これなら問題ないだろう?』
「お前、そんな事もできたのか」
『これは昔からできたな。どうだ? これなら大きさは問題ないはずだ。ついでに弱いフロートドラゴンのチビとでも思わせられればな。どうだ?』
「ああ、これなら問題ないだろう」
『それと排泄物も俺はクリーン魔法が使えるから、綺麗にして土に使えるぞ。俺の知り合いはいつも、俺の綺麗にした物を持って帰っていた。野菜がよく育って、花も綺麗に咲くとんs。小さな体で排泄し、綺麗にして土に使えば良い』
「なるほど堆肥か。ああ、問題はない。というか大歓迎だ!!」
庭で育てている植物に使える!! これなら家庭菜園にも!!
『それと食事だが。小さい体なら、そこまでお前に迷惑はかからんと思うがどうだ? それにな、時々ダンジョンに入らせて貰えば、誰もいない場所で元の大きさに戻り、自分で大型魔獣を狩って食べるから、これも問題ないと思うのだが、どうだろうか?』
「なるほど、そうか。俺が狩るよりもその方が早いしな。それも問題はないな。ただ、俺が入れるダンジョンは、今お前が住んでいるようなダンジョンではなく。お前にとっては弱いと思う魔獣ばっかりいるダンジョンなんだ。今回は特別に入れていてな。もしかしたらお前好みの魔獣がいない場合があるぞ」
『なに、新しい魔獣を試してみて、新しいお気に入りの食用魔獣を見つけるのも良いだろう。なにせ契約できれば、俺は新しい場所へ行けるんだからな。その中に最低でも1つや2つ、気にいるものはあるだろう』
「なるべくたくさんの場所へ連れて行くからな」
『カズキ、今のところの問題はこれで終わりか? ならば全て問題は解決できたと思うんだが。……俺と契約できそうか?』
俺はしっかりと考える。忘れていることはないか? 本当のドラゴンの情報は隠すことができ、そして大きな体問題も解決した。他にも細かい問題は出てくるかもしれなが、とりあえずの暮らしに、問題はないよな?
『どうだ?』
『どうっチュ?』
『どうっぴっ?』
「……ああ、問題はない!!」
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