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203.パワーアップしたみんなの攻撃?
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お茶を飲んでトイレを済ませた僕は、ちょっとだけほっこり。これが何にも起きていない時のほっこりなら良かったんだけどね。僕は前を向きます。そこには1人で浮かんでいるディアブナスの姿が。
僕が気がついた時には、一緒に居たはずのコレイションの姿は見えないくなっていて、今も何処にも居ません。アーティストさんに聞いたんだけど、アーティストさんも知らないみたい。でも、何処かへと飛んで行ったって。どうも外門の方に飛んでいったらしいです。
相変わらずディアブナスのせいで、みんなしっかりと気配が分からないからね。なんとなくって感じだけど。
と、そんなちょっとだけほっこりしてすぐでした。ユイゴさんが手を上げて来るぞって言うと、ハイエルフさん達が弓を構えて。スノーラ達も戦闘態勢に。
「しゅのー、ちゃちゃかう?」
『ああ、奴が戻ってきたからな。良いか、結界の中で大人しくしているんだぞ』
奴が戻ってきた? 誰がって思っていたらすぐでした。コレイションがシュンッ!!って、ディアブナスの横に現れたんだ。戻ってきたのは何処かへ行ってたコレイションでした。それから…。
ディアブナスとコレイションの横と後ろに、黒ローブ達がゾロゾロと現れて並びました。かなりの数の黒ローブ達です。う~ん、全員で1、2、…多分50人くらい? 確かに僕達が攫われて、あの復活の儀式をしている時に、たくさんの黒ローブ達が居たけど、でもまだこんなに残ってるなんて。しかもこっちに居た黒ローブは全員倒したのにあの人数。
『あ~あ、増えちゃった』
『スノーラ達が倒したのになの』
『あいつら、ディアブナスやコレイションと違って、そんなに強くないけどね』
『邪魔して来るから面倒だよね。そう言えば街を守ってる人間達や獣人とか、あとはハイエルフ達、みんな黒ローブ倒せなかったのかな?』
『戦うのはそうでもないけど、お邪魔するのが上手いでしょう? 邪魔するには逃げ足も早くなくちゃ。逃げるのが上手くて、倒せなかったとかかな?』
『面倒な連中だね』
『レン、他の皆も静かにしていろ。はぁ、まったく』
『フッ、怖がれるよりは良いではないか』
『もう少し緊張感をだな』
『それも無理だろうな。さてと、レン達が言った事ではないが、確かに奴等は弱いが、周りをウロチョロされるのもの』
「それなら部下に任せてくれ。おい、奴等はお前達が対処しろ!」
話している間に、誰が誰を攻撃するのか決まりました。周りの黒ローブ達はハイエルフさん達が。コレイションはバディーとユイゴさんが。そしてディアブナスはスノーラとドラゴンお父さんが相手をします。もちろんその時々で変わるけどね。アーティストさんとローレンスさんは今までと一緒、僕達の側にいてくれます。
ローレンスさんがニコって笑って、大丈夫だぞって言ってくれました。うん、僕は大丈夫だよ。みんなが側に居てくれれば、怖くなんかないもん。それにハリセンがあるからね。もし黒い物がおそってきても、これで消すから大丈夫。
黒ローブが全員位置について動かなくなって、その後は少しの間お互い睨み合う時間が続きました。そして、最初に動いたのは黒ローブ達だったよ。一気に全部の黒ローブ達がこっちへ向かってきて、ハイエルフさん達が弓を放ちます。と、その最初の攻撃だけで、黒ローブ達が元の場所に戻って。
暗くて良くは見えないけど、みんな驚いた顔をしていました。でも驚いたのは黒ローブ達だけじゃありません。僕もルリ達も、それから部屋にいるみんなが、それぞれ驚いてたよ。
今までは素早く何本も弓を放って、黒い攻撃を消したり、黒ローブを攻撃していたハイエルフさん達。1番凄い攻撃は黒い物を攻撃した時、1回しか弓を放ってないのに、矢が黒い物に刺さった瞬間爆発して、周りの黒い物も消しちゃった攻撃だったんだけど。
『今、5本、弓やった?』
『みんなの攻撃が、1度にあたったなの?』
『あれ? みんな弓は1本ずつだったよ』
『1度にあんなにやっつけたのに?』
「あーてぃしゃんみたいに、ゆみもどちて、しょれからまたこげき?」
『そんなに早く動いたかな?』
僕にはハイエルフさんの弓を放ったのは1回に見えたよ。多分だけどね。ドラちゃんも1本しか弓を放ってないって。
あのね、向こうの木の所や、ちょっと向こうの方。お庭に飾りで置いたあった大きな石があるんだけど、その石の所。後は僕達から見えないんだけど、アーティストさんが地面に、みんな刺さってるって。
黒ローブさん達が5人ずつ、弓による攻撃で、完全に戦闘不能になってます。そう、1回の弓で、ハイエルフさん達がそれぞれ、一気に黒ローブ達を5人ずつ倒しちゃったんだよ。それでみんながビックリしてたの。
『何だあれは? お前の部下はあんな攻撃ができたのか? ならば最初からやれば良かっただろうに』
「あ、いや、俺もあれほどの威力の弓は初めて見た。お前達、いつからそんな攻撃を」
「い、いえ、ユイゴ様、我々はいつも通り矢を放っただけです。そうだろう?」
「は、はい。そうです!」
『おい、次が来るぞ!』
話している最中に、また黒いローブ達が襲ってきて、今度はコレイションも襲ってきました。結界を出て、すぐ近くで戦うバディーとユイゴさん。と、またここでビックリする事が。
バディーが魔法でコレイションを攻撃すると、コレイションはギリギリでその攻撃を避けたんだけど、そのせいで攻撃が別の黒服達の方へ。そして…。バディーの攻撃が、一気に黒ローブを7人倒しました。
それを見てコレイションと黒ローブ達がすぐに下がります。あれだけいっぱいだった黒ローブが一気に半分くらいまで減りました。
僕が気がついた時には、一緒に居たはずのコレイションの姿は見えないくなっていて、今も何処にも居ません。アーティストさんに聞いたんだけど、アーティストさんも知らないみたい。でも、何処かへと飛んで行ったって。どうも外門の方に飛んでいったらしいです。
相変わらずディアブナスのせいで、みんなしっかりと気配が分からないからね。なんとなくって感じだけど。
と、そんなちょっとだけほっこりしてすぐでした。ユイゴさんが手を上げて来るぞって言うと、ハイエルフさん達が弓を構えて。スノーラ達も戦闘態勢に。
「しゅのー、ちゃちゃかう?」
『ああ、奴が戻ってきたからな。良いか、結界の中で大人しくしているんだぞ』
奴が戻ってきた? 誰がって思っていたらすぐでした。コレイションがシュンッ!!って、ディアブナスの横に現れたんだ。戻ってきたのは何処かへ行ってたコレイションでした。それから…。
ディアブナスとコレイションの横と後ろに、黒ローブ達がゾロゾロと現れて並びました。かなりの数の黒ローブ達です。う~ん、全員で1、2、…多分50人くらい? 確かに僕達が攫われて、あの復活の儀式をしている時に、たくさんの黒ローブ達が居たけど、でもまだこんなに残ってるなんて。しかもこっちに居た黒ローブは全員倒したのにあの人数。
『あ~あ、増えちゃった』
『スノーラ達が倒したのになの』
『あいつら、ディアブナスやコレイションと違って、そんなに強くないけどね』
『邪魔して来るから面倒だよね。そう言えば街を守ってる人間達や獣人とか、あとはハイエルフ達、みんな黒ローブ倒せなかったのかな?』
『戦うのはそうでもないけど、お邪魔するのが上手いでしょう? 邪魔するには逃げ足も早くなくちゃ。逃げるのが上手くて、倒せなかったとかかな?』
『面倒な連中だね』
『レン、他の皆も静かにしていろ。はぁ、まったく』
『フッ、怖がれるよりは良いではないか』
『もう少し緊張感をだな』
『それも無理だろうな。さてと、レン達が言った事ではないが、確かに奴等は弱いが、周りをウロチョロされるのもの』
「それなら部下に任せてくれ。おい、奴等はお前達が対処しろ!」
話している間に、誰が誰を攻撃するのか決まりました。周りの黒ローブ達はハイエルフさん達が。コレイションはバディーとユイゴさんが。そしてディアブナスはスノーラとドラゴンお父さんが相手をします。もちろんその時々で変わるけどね。アーティストさんとローレンスさんは今までと一緒、僕達の側にいてくれます。
ローレンスさんがニコって笑って、大丈夫だぞって言ってくれました。うん、僕は大丈夫だよ。みんなが側に居てくれれば、怖くなんかないもん。それにハリセンがあるからね。もし黒い物がおそってきても、これで消すから大丈夫。
黒ローブが全員位置について動かなくなって、その後は少しの間お互い睨み合う時間が続きました。そして、最初に動いたのは黒ローブ達だったよ。一気に全部の黒ローブ達がこっちへ向かってきて、ハイエルフさん達が弓を放ちます。と、その最初の攻撃だけで、黒ローブ達が元の場所に戻って。
暗くて良くは見えないけど、みんな驚いた顔をしていました。でも驚いたのは黒ローブ達だけじゃありません。僕もルリ達も、それから部屋にいるみんなが、それぞれ驚いてたよ。
今までは素早く何本も弓を放って、黒い攻撃を消したり、黒ローブを攻撃していたハイエルフさん達。1番凄い攻撃は黒い物を攻撃した時、1回しか弓を放ってないのに、矢が黒い物に刺さった瞬間爆発して、周りの黒い物も消しちゃった攻撃だったんだけど。
『今、5本、弓やった?』
『みんなの攻撃が、1度にあたったなの?』
『あれ? みんな弓は1本ずつだったよ』
『1度にあんなにやっつけたのに?』
「あーてぃしゃんみたいに、ゆみもどちて、しょれからまたこげき?」
『そんなに早く動いたかな?』
僕にはハイエルフさんの弓を放ったのは1回に見えたよ。多分だけどね。ドラちゃんも1本しか弓を放ってないって。
あのね、向こうの木の所や、ちょっと向こうの方。お庭に飾りで置いたあった大きな石があるんだけど、その石の所。後は僕達から見えないんだけど、アーティストさんが地面に、みんな刺さってるって。
黒ローブさん達が5人ずつ、弓による攻撃で、完全に戦闘不能になってます。そう、1回の弓で、ハイエルフさん達がそれぞれ、一気に黒ローブ達を5人ずつ倒しちゃったんだよ。それでみんながビックリしてたの。
『何だあれは? お前の部下はあんな攻撃ができたのか? ならば最初からやれば良かっただろうに』
「あ、いや、俺もあれほどの威力の弓は初めて見た。お前達、いつからそんな攻撃を」
「い、いえ、ユイゴ様、我々はいつも通り矢を放っただけです。そうだろう?」
「は、はい。そうです!」
『おい、次が来るぞ!』
話している最中に、また黒いローブ達が襲ってきて、今度はコレイションも襲ってきました。結界を出て、すぐ近くで戦うバディーとユイゴさん。と、またここでビックリする事が。
バディーが魔法でコレイションを攻撃すると、コレイションはギリギリでその攻撃を避けたんだけど、そのせいで攻撃が別の黒服達の方へ。そして…。バディーの攻撃が、一気に黒ローブを7人倒しました。
それを見てコレイションと黒ローブ達がすぐに下がります。あれだけいっぱいだった黒ローブが一気に半分くらいまで減りました。
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