3 / 111
3話 今日ももふもふスローライフ配信始めます!! 2
しおりを挟む
“ん? 見た事ない野菜だな? 野菜?”
“俺も見たことないけど、あんな野菜あったっけ?”
「この2つの野菜、今日のクッキーに入れる予定なのですが。実はこの野菜、ラビが地球産の野菜とダンジョン産の野菜を、交配して作った物なんです。な、ラビ」
俺が野菜を持ってラビに話しかけると、俺の言っていることが伝わっただろうラビが、えっへんと腰しに手を当て胸を張って立った。
“魔獣が交配!?”
“確かに今までも、かなりの新種の物が作られてきたけど”
“まさか魔獣がそれをやるなんて”
“あれって協会の専門の人達がやるんだろ?”
“別に一般の人がやったって良いんだよ。ただ申請をしろって話し“
“そうなのか”
“それにしたって、魔獣が交配するなんてな”
“ラビたん凄~い!!”
“さすがラビたん!!”
「野菜については別の日の配信でやるつもりですが、気になる方は俺の名前で協会に登録してあるので、検索してみてください』
“後で検索しよ”
“ラビたんの野菜、できるなら食べてみたい!”
“ラビちゃん大好きな私は絶対に食べないと!!”
まずは途中までの工程は2つとも同じなので、新しい視聴者さんにもわかりやすいよう1つずつ説明をし、クッキーの生地は無事に出来上がった。そうして基本のクッキーはそのまま型抜きをして完成。
基本のクッキー作りが終われば、次はラビが作った新種の野菜を使ったクッキーを作っていく。と、ここで事件は起きた。
まぁ、原因は俺なんだけど。
「それじゃあ野菜を切っていきますね。2つありますが、野菜を作ってくれたラビが好きな方から……」
野菜の1つは青色が強く、もう1つの方は少しだけ青色が暗く、ラビは青が暗い方の野菜が好きだったため、俺はそっちの野菜の手を伸ばしたのだが……。
間違った。ニコニコしていたラビが、俺が野菜を掴んだ瞬間、俺の顔にドロップキックをかましてきた。そのドロップキックにより、その場に倒れ込む俺。
“あ、くらった”
“今のは完璧に入ったんじゃないか?”
“これは間違えたなw”
“ラビたんが好きな野菜は、色が少し暗い方の野菜の方……と”
“色がなぁ。あれじゃあ見慣れるまで間違うかもな”
“あーあ、ちゃんと確かめないから”
“おーい、生きてるかぁ?”
“大丈夫だろ、その辺この子達はちゃんと分かってるから”
“お、足が動いた、生きてる生きてるw”
「イタタタタ、俺間違えたか?」
俺が頬を摩りながら起き上がるとラビに聞いた。するとラビは片足をパシパシ鳴らしながら、もう1つの方も野菜を見て。その後は、2つの野菜を俺の所に持ってきて。きゅうきゅうと鳴きながら、野菜が違うだろう、と俺に説教をしてきた。
「悪かったよ、次は気をつける」
『きゅ!!』
しっかりしてくれよって感じで、野菜をもとの位置に戻し、自分の位置に戻るラビ。
“怒られる保護者w”
“これじゃあどっちがどっちだかw”
“ラビたん、さすが!!”
“ラビた~ん!!”
はぁ、これでまた俺への反応が……。
その後俺は、間違えないように、そしてドロップキックをされないように。細心の注意を払いながら、何とか綺麗にクッキーを焼き上げることができた。
良い匂いが部屋中に漂う。そしてオーブンからクッキーを取りだし、テーブルに運ぼうと後ろを向くと。
さっき視聴者さん達が言っていた通り、いつの間に起きたのか。ブーちゃんがベランダから俺の後ろに移動して、クッキーを食べるスタンバイをしていた。
“やっぱりw”
“くそっ、気にしてたのに、今日も移動するところを見逃した!”
“私も”
“俺もだ。誰か移動したところ見たか?”
“いや、俺は見てないぞ”
コメント欄が、ブーちゃんが移動しているところを見ていない、ってコメントで溢れる。そう、ブーちゃんの動いている姿を見るのは、かなり難しんだ。たぶん今回も、誰も見てないんじゃないかな。
“今回も全滅か~?”
“くそ、次回こそ絶対に見てやる!!”
“ブーちゃん専用カメラがあればなぁ”
「みなさん、次回は頑張って、ブーちゃんが動くところを見てくださいね。では、最後試食に移ります」
クッキーをお皿に分け、飲み物を用意し、カメラマンの晴翔も席に着いたら、みんなで今日のクッキーを食べる。ラビもププちゃんもブーちゃん、みんなニコニコしていたから、今回のクッキーはやはり成功だろう。
今回、俺が野菜を間違えて、ラビにドロップキックをおみまいされた以外は、問題なく配信を終える事ができそうだ。
「それでは今日の配信はここまでになります。次回の配信予定は3日後を予定しています。詳しくは【もふっとチャンネル】サイトをご覧ください。そしてもし俺達の配信を気に入っていただけたなら、良いねとチャンネル登録お願いします。それでは次回!! ほらみんな挨拶して」
『きゅう!!』
『ぷぷぷ~!!』
『みょおぉぉぉ!』
“今日も楽しかった!!”
“お疲れ様でした!!”
“では皆さんまた次回”
“ラビちゃ~ん、またねぇ!!”
“ププちゃん、今日も可愛かったよ!!”
“ブーちゃん、次回こそは!!”
「それではまたよろしくお願いいます! じゃあ!!」
全ての機材のスイッチを切り、配信が完璧に止まっている事を確認する。ふう、これで話しても大丈夫だな。
「タク、お疲れ!」
「晴翔もお疲れ! みんなもお疲れ様!!」
『きゅう!!』
『ぷぷぷ~!!』
『みょおぉぉぉ! み……むふぁぁぁぁ』
「はは、クッキー食べたらまた昼寝か」
「まぁ、ブーちゃんだからな。さぁ、俺達は片付けをしよう」
「ああ」
ふぅ、今日の配信も無事に終わらせる事がでいて良かった。……ドロップキックさえなければ。
“俺も見たことないけど、あんな野菜あったっけ?”
「この2つの野菜、今日のクッキーに入れる予定なのですが。実はこの野菜、ラビが地球産の野菜とダンジョン産の野菜を、交配して作った物なんです。な、ラビ」
俺が野菜を持ってラビに話しかけると、俺の言っていることが伝わっただろうラビが、えっへんと腰しに手を当て胸を張って立った。
“魔獣が交配!?”
“確かに今までも、かなりの新種の物が作られてきたけど”
“まさか魔獣がそれをやるなんて”
“あれって協会の専門の人達がやるんだろ?”
“別に一般の人がやったって良いんだよ。ただ申請をしろって話し“
“そうなのか”
“それにしたって、魔獣が交配するなんてな”
“ラビたん凄~い!!”
“さすがラビたん!!”
「野菜については別の日の配信でやるつもりですが、気になる方は俺の名前で協会に登録してあるので、検索してみてください』
“後で検索しよ”
“ラビたんの野菜、できるなら食べてみたい!”
“ラビちゃん大好きな私は絶対に食べないと!!”
まずは途中までの工程は2つとも同じなので、新しい視聴者さんにもわかりやすいよう1つずつ説明をし、クッキーの生地は無事に出来上がった。そうして基本のクッキーはそのまま型抜きをして完成。
基本のクッキー作りが終われば、次はラビが作った新種の野菜を使ったクッキーを作っていく。と、ここで事件は起きた。
まぁ、原因は俺なんだけど。
「それじゃあ野菜を切っていきますね。2つありますが、野菜を作ってくれたラビが好きな方から……」
野菜の1つは青色が強く、もう1つの方は少しだけ青色が暗く、ラビは青が暗い方の野菜が好きだったため、俺はそっちの野菜の手を伸ばしたのだが……。
間違った。ニコニコしていたラビが、俺が野菜を掴んだ瞬間、俺の顔にドロップキックをかましてきた。そのドロップキックにより、その場に倒れ込む俺。
“あ、くらった”
“今のは完璧に入ったんじゃないか?”
“これは間違えたなw”
“ラビたんが好きな野菜は、色が少し暗い方の野菜の方……と”
“色がなぁ。あれじゃあ見慣れるまで間違うかもな”
“あーあ、ちゃんと確かめないから”
“おーい、生きてるかぁ?”
“大丈夫だろ、その辺この子達はちゃんと分かってるから”
“お、足が動いた、生きてる生きてるw”
「イタタタタ、俺間違えたか?」
俺が頬を摩りながら起き上がるとラビに聞いた。するとラビは片足をパシパシ鳴らしながら、もう1つの方も野菜を見て。その後は、2つの野菜を俺の所に持ってきて。きゅうきゅうと鳴きながら、野菜が違うだろう、と俺に説教をしてきた。
「悪かったよ、次は気をつける」
『きゅ!!』
しっかりしてくれよって感じで、野菜をもとの位置に戻し、自分の位置に戻るラビ。
“怒られる保護者w”
“これじゃあどっちがどっちだかw”
“ラビたん、さすが!!”
“ラビた~ん!!”
はぁ、これでまた俺への反応が……。
その後俺は、間違えないように、そしてドロップキックをされないように。細心の注意を払いながら、何とか綺麗にクッキーを焼き上げることができた。
良い匂いが部屋中に漂う。そしてオーブンからクッキーを取りだし、テーブルに運ぼうと後ろを向くと。
さっき視聴者さん達が言っていた通り、いつの間に起きたのか。ブーちゃんがベランダから俺の後ろに移動して、クッキーを食べるスタンバイをしていた。
“やっぱりw”
“くそっ、気にしてたのに、今日も移動するところを見逃した!”
“私も”
“俺もだ。誰か移動したところ見たか?”
“いや、俺は見てないぞ”
コメント欄が、ブーちゃんが移動しているところを見ていない、ってコメントで溢れる。そう、ブーちゃんの動いている姿を見るのは、かなり難しんだ。たぶん今回も、誰も見てないんじゃないかな。
“今回も全滅か~?”
“くそ、次回こそ絶対に見てやる!!”
“ブーちゃん専用カメラがあればなぁ”
「みなさん、次回は頑張って、ブーちゃんが動くところを見てくださいね。では、最後試食に移ります」
クッキーをお皿に分け、飲み物を用意し、カメラマンの晴翔も席に着いたら、みんなで今日のクッキーを食べる。ラビもププちゃんもブーちゃん、みんなニコニコしていたから、今回のクッキーはやはり成功だろう。
今回、俺が野菜を間違えて、ラビにドロップキックをおみまいされた以外は、問題なく配信を終える事ができそうだ。
「それでは今日の配信はここまでになります。次回の配信予定は3日後を予定しています。詳しくは【もふっとチャンネル】サイトをご覧ください。そしてもし俺達の配信を気に入っていただけたなら、良いねとチャンネル登録お願いします。それでは次回!! ほらみんな挨拶して」
『きゅう!!』
『ぷぷぷ~!!』
『みょおぉぉぉ!』
“今日も楽しかった!!”
“お疲れ様でした!!”
“では皆さんまた次回”
“ラビちゃ~ん、またねぇ!!”
“ププちゃん、今日も可愛かったよ!!”
“ブーちゃん、次回こそは!!”
「それではまたよろしくお願いいます! じゃあ!!」
全ての機材のスイッチを切り、配信が完璧に止まっている事を確認する。ふう、これで話しても大丈夫だな。
「タク、お疲れ!」
「晴翔もお疲れ! みんなもお疲れ様!!」
『きゅう!!』
『ぷぷぷ~!!』
『みょおぉぉぉ! み……むふぁぁぁぁ』
「はは、クッキー食べたらまた昼寝か」
「まぁ、ブーちゃんだからな。さぁ、俺達は片付けをしよう」
「ああ」
ふぅ、今日の配信も無事に終わらせる事がでいて良かった。……ドロップキックさえなければ。
282
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる