勇者パーティーに騙されたので力をまるっと手に入れてなりあが・・らずにスローライフ。ただし復讐はするヨ。

七瀬ななし

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風雲呼ぶ日本制圧編!?

ワクワクすッゾ!〜首相指名から拉致まで

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オッス、みんな!オラ、シンジ。オラ、ワクワクすッゾ!

首相になって次の日に、知らねえ外国人がオラを拉致にきたゾ!ワクワクすんな。

というわけでみなさん、いかがお過ごしですか。シンジです。思ったより早く首相になったんですが、なんと次の日に、賊が入ってきて、なにするのかなぁーって楽しく見ていたら、拉致してくれました。

なんと、毒を飲まされ、睡眠薬を打たれましたが、全然、ききやしません。もちろん逃げられたし撃退もできたけど、嫌だ~奥さん、一網打尽のチャンスじゃないですかぁ。

というわけで、連れてこられました。潜水艦の中です。いやー、快適快適!そして、ここはどこでしょうか。潜水艦なのはわかります。これから行くのは、日本に敵対する国の基地でしょうかねえ。


目隠しを取られて対峙した人、どうやら、結構偉い人みたいです。

「さて、首相、私の話していることがわかりますか?おい、しっかり通訳しろよ。」

「いえいえ、そちらの国の言葉も話せますよ。」

「なんと、報告にあった以上だ。完璧なアクセントだ。素晴らしい。さて、その高級な頭脳でしたら、何をこちらが求めているのかわかりますね。」

「チッしかたないなぁー。」

ボクはそっとモーニング●。のコンサートチケットを手渡した。

「プラチナチケットだゾ、そんなに欲しかったのか?」

「こ、こんなものいるか、っていうか、手錠はどうした?」

「あ、こんなもの、あってもなくても同じ、つけといてやろうか。」

ボクは、自分でまた手錠を施錠した。なかなか注文が多いやつだ。

「新型エネルギー炉の設計図と魔石を格安で譲ってもらいたい。」

「あーそっちか。いいよー。どうせ、みんなに配ろうと思ってたしぃ。」

「な、なんだと???」

「なーんだ、つまらん。じゃ、帰るね。」

ボクは、立ち上がって、そのまま一瞬で着替えた。

「ど、どこから服をだした。っていうか、なぜ海パン??」

「泳いで帰るからにきまってんじゃん。」

その時、後ろにいた軍服の男がボクを撃った。

「おい、やめろ!何してんだ。」

「そうだ、何してんだ。かわいそうに!」

ボクは穴の空いてしまったぬいぐるみのクマを介抱するふりをした。

「え??ど、どうやって・・・・・・・・・」

「忍法、変わり身の術、なんつって。」

その瞬間、扉が開いて、大勢の軍人がなだれ込んできた。

面白くなってきた。オラ、ワクワクすッゾ!
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