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かわいそう(笑)なプレイボーイ
嵐の予感
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目を覚ますともう大分暗くなっていた。熱はまだあるのか、頭がボーっとしている。どうやらさっきまで楓が看病してくれていたらしい。ベッドの隣の皿の上には、兎の形にリンゴが切っておいてあった。
体を起こそうとして、誰かが足元に立っているのに気がついた。まさか、幽霊・・・・・じゃないよな。
いきなり、幽霊は、俺の唇にむしゃぶりついた。
「どう、久しぶりの本妻の味は?」
「なんだ、紗羅か。驚かせないでくれよ。」
「最近・・・・・」
紗羅は、俺を押し倒すと、俺の目をじっと見ながら続けた。
「浮気にお盛んなことのようだけど、ほどほどにしなさい。」
「浮気なんかしていねえよ、っていうか、本妻ってなんだよ!」
「浮気までならいくらでも許すけど、本気は許さないわよ!」
「俺が何をしたっていうんだよ。」
紗羅はニヤリと笑うと、ノートを取り出した。
「最近、だと、加代ちゃんのお風呂乱入、恋さんに襲われかけて、留理ちゃんとのふれあい・・・ま、ここまではいつものことだし、妾が何をしようが本妻は動じないわ。でも、竹下さんと、買い物に行ったらしいわね、しかも1日中。最後にキスをされたとか。」
「なんでお前!」
すると後ろで春さんがお辞儀をしているのが見えた。そうか金で売ったな情報を!
「まあ、桃もウブなところがあるから自分が何をやっているかまだ気がついていないと思うけど、あなたが本気になったら困るのよ。お分り?」
彼女は俺にまたキスをした。
「これで、最後にキスをしたのは私。まあ最初はストーカ女に取られちゃったけど・・・・。」
「最初のキスは楓じゃねえよ。」
「は?」
「まあなんでもない。よく覚えていないしな。」
底冷えのする目で紗羅は俺を睨む。俺もしばし、睨み返していたがふっと力を抜いた。
「まあ、良いわ。あなたが私に、プロポーズしたことだけは忘れないでね。」
「プロポーズじゃねえってば。」
「どうかしら、なんなら見てみる?」
スっと春さんは、小型のテレビを差し出す。そこには、8歳ぐらいの俺と紗羅が写っていた。
「紗羅ちゃん、なんでも知ってるんだねえ。」
「すごいでしょう!褒めて褒めて~!」
「僕も将来大会社の社長さんになるんだけど、パートナーが必要なんだ。紗羅ちゃんなってくれるかな。」
「え・・・・それって・・・・・良いわ。でも、裏切ったら死刑よ。」
「うん、約束だ!」
「約束!」
そして指切りげんまんする二人。
「うぎゃー。毎回毎回見せおってからに。これは、仕事のパートナーになってほしいっていういみじゃ!」
「でも私はそうは取らなかったし、その後、両家の話し合いがあったのも事実でしょ。」
そうなのだ。まだ婚約はしていないのだが、内々には決まってしまっているようなものだ。くそ!堀を埋められた。
「だから、あなたの心がなくてもあなたを私は手に入れる。もちろん心があったら、なお良いけど。そして私なら、後の人たちも妾にしても構わないわよ。ただ1人だけ、妾になることに承服してくれるかどうかわからない人がいるけど・・・・。」
紗羅は、兎型のリンゴをみやった。そしてつまみあげて、頭をかじりとった。怖い。
「わかったら、どいてくれ。汗が気持ち悪いから体を拭いたいんだ。」
「それなら、体を私が拭いてあげるわ。隅々まで。もちろん前・・・・」
「やめるんだ、そこから先は15禁だ!」
「よくわからないけど、やめないわよ。」
すっと、春さんが、タオルと、お湯の入った桶を差し出した。裏切ったな、俺の気持ちを裏切りやがったな。許せん!
結果だけいいます。とても気持ちがよかったです。しかし守るべきものは守りました!シャキーン!
帰りしなに紗羅が言ったことが一番気にかかった。
「夏に帰ってくるそうよ。」
「誰が?」
「とぼけないで、知っているはずよ。もう一人の本妻候補。杉崎花蓮。」
俺は紗羅から目をそらした。
「まあいいわ。私は絶対に負けない。今まで人に負けたことはないのよ。彼女には負けそうになったこともあったけど、最後には・・・・・勝つ。いいえ。叩き潰す!あなたを巡る戦いを避けて留学したアホには私は負けない。」
俺は、単なる夏風邪だけではなく頭がすごく痛くなるのを感じた。嵐の予感がした。
体を起こそうとして、誰かが足元に立っているのに気がついた。まさか、幽霊・・・・・じゃないよな。
いきなり、幽霊は、俺の唇にむしゃぶりついた。
「どう、久しぶりの本妻の味は?」
「なんだ、紗羅か。驚かせないでくれよ。」
「最近・・・・・」
紗羅は、俺を押し倒すと、俺の目をじっと見ながら続けた。
「浮気にお盛んなことのようだけど、ほどほどにしなさい。」
「浮気なんかしていねえよ、っていうか、本妻ってなんだよ!」
「浮気までならいくらでも許すけど、本気は許さないわよ!」
「俺が何をしたっていうんだよ。」
紗羅はニヤリと笑うと、ノートを取り出した。
「最近、だと、加代ちゃんのお風呂乱入、恋さんに襲われかけて、留理ちゃんとのふれあい・・・ま、ここまではいつものことだし、妾が何をしようが本妻は動じないわ。でも、竹下さんと、買い物に行ったらしいわね、しかも1日中。最後にキスをされたとか。」
「なんでお前!」
すると後ろで春さんがお辞儀をしているのが見えた。そうか金で売ったな情報を!
「まあ、桃もウブなところがあるから自分が何をやっているかまだ気がついていないと思うけど、あなたが本気になったら困るのよ。お分り?」
彼女は俺にまたキスをした。
「これで、最後にキスをしたのは私。まあ最初はストーカ女に取られちゃったけど・・・・。」
「最初のキスは楓じゃねえよ。」
「は?」
「まあなんでもない。よく覚えていないしな。」
底冷えのする目で紗羅は俺を睨む。俺もしばし、睨み返していたがふっと力を抜いた。
「まあ、良いわ。あなたが私に、プロポーズしたことだけは忘れないでね。」
「プロポーズじゃねえってば。」
「どうかしら、なんなら見てみる?」
スっと春さんは、小型のテレビを差し出す。そこには、8歳ぐらいの俺と紗羅が写っていた。
「紗羅ちゃん、なんでも知ってるんだねえ。」
「すごいでしょう!褒めて褒めて~!」
「僕も将来大会社の社長さんになるんだけど、パートナーが必要なんだ。紗羅ちゃんなってくれるかな。」
「え・・・・それって・・・・・良いわ。でも、裏切ったら死刑よ。」
「うん、約束だ!」
「約束!」
そして指切りげんまんする二人。
「うぎゃー。毎回毎回見せおってからに。これは、仕事のパートナーになってほしいっていういみじゃ!」
「でも私はそうは取らなかったし、その後、両家の話し合いがあったのも事実でしょ。」
そうなのだ。まだ婚約はしていないのだが、内々には決まってしまっているようなものだ。くそ!堀を埋められた。
「だから、あなたの心がなくてもあなたを私は手に入れる。もちろん心があったら、なお良いけど。そして私なら、後の人たちも妾にしても構わないわよ。ただ1人だけ、妾になることに承服してくれるかどうかわからない人がいるけど・・・・。」
紗羅は、兎型のリンゴをみやった。そしてつまみあげて、頭をかじりとった。怖い。
「わかったら、どいてくれ。汗が気持ち悪いから体を拭いたいんだ。」
「それなら、体を私が拭いてあげるわ。隅々まで。もちろん前・・・・」
「やめるんだ、そこから先は15禁だ!」
「よくわからないけど、やめないわよ。」
すっと、春さんが、タオルと、お湯の入った桶を差し出した。裏切ったな、俺の気持ちを裏切りやがったな。許せん!
結果だけいいます。とても気持ちがよかったです。しかし守るべきものは守りました!シャキーン!
帰りしなに紗羅が言ったことが一番気にかかった。
「夏に帰ってくるそうよ。」
「誰が?」
「とぼけないで、知っているはずよ。もう一人の本妻候補。杉崎花蓮。」
俺は紗羅から目をそらした。
「まあいいわ。私は絶対に負けない。今まで人に負けたことはないのよ。彼女には負けそうになったこともあったけど、最後には・・・・・勝つ。いいえ。叩き潰す!あなたを巡る戦いを避けて留学したアホには私は負けない。」
俺は、単なる夏風邪だけではなく頭がすごく痛くなるのを感じた。嵐の予感がした。
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