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髪と瞳の色が変わったローゼリカを見た王や王妃、そして親世代以上の貴族たちは跪いた。
それを見た、在校生や卒業生たちは困惑した。何が起きているのかと。
「陛下!何をしているのです!なぜ、ローゼリカなんぞに跪くのです!!!瞳だけでなく髪の色が変わるなんて、悪魔をその身にでも宿したか!!!!」
リュシアールが叫びながらローゼリカに近づこうとした。
ローゼリカはリュシアールを一瞥し、手をスッと横に振った。
すると、床から蔦が生え、リュシアール・ナナリー・フランツ・ヴィルム・キースを拘束した。
「まったく、私の名を騙ってローゼリカを害そうだなんて、愚かね。どうも、はじめまして、リュシアール。私がアモルナよ。まったく、ローゼリカが愛し子じゃないですって?どうしたらそういうことになるのかしら、ねぇルシアン?」
困惑していた者たちは驚いた。ローゼリカの髪色が変わり親や王ですら跪いたと思ったら、神アモルナだと名乗り、王を名で呼んだ。なにが起きているのかさっぱりわからないのである。
そんななか、王が口を開いた。
「申し訳ございません、アモルナ様。まさかローゼリカが愛し子であることを疑うようなことになるなど思わず…。リュシアールよ、それから皆の者聞け。愛し子とはアモルナ様と話が出来るだけではない、その身にアモルナ様を宿すことが出来る。それこそが、なによりの証拠なのだ。通常、神をその身に宿してしまうと、人間の魂など一瞬にして神に奪われ、自我がなくなってしまう。でもそれが出来るのが愛し子なのだ。」
ローゼリカが5歳の頃、愚かにも愛し子を疑うものたちの声が大きくなった。
その際に、アモルナはローゼリカに身体を借り、ローゼリカが愛し子であることを証明していた。
七色に光る銀髪と金色の瞳は言い伝えにあるアモルナの特徴である。
だから、それを知っていた者たちは髪と瞳の色が変わったローゼリカを見て、跪いたのだ。
「聖女はいつの時代も必ず1人はいたのに、愛し子はローゼの生まれる505年間いなかったのか、なぜかわかる?聖女はね、心の美しさ・魂の美しささえあれば誰だってなれる可能性はあるわ、私はそう言った者たちから聖女を選んでいただけ。でも愛し子は違う。ローゼは初代愛し子の魂を持った生まれ変わりなの。ゆえに私と対話し、私をその身に宿すことのできる魂を持つのはローゼだけなのよ。」
リュシアールは驚きで声が出ない。
だがナナリーは叫んだ。
「うそよ!愛し子は私よ!!!神様!神様助けて!どうしたらいいの!?神様!ねぇ、どうして答えてくれないの!?」
「それを今から説明してあげるわ。その前に、お前たちには正気に戻ってもらわなくちゃいけないわね。」
そう言うと、アモルナはナナリーに近づき、ブレスレットとネックレスをナナリーから外した。
「ちょっと、それは神様に頂いたものよ、返して!!!」
「神様、ねぇ。なんの神様だか知らないけどどんでもないものを渡したのね。」
そう言って、アモルナがブレスレットとネックレスに力を籠めると付いていた赤い石が割れた。
「さて気分はどうかしら?リュシアール・フランツ・ヴィルム・キース」
アモルナがそう問いかけると4人は顔面蒼白だった。
なんてことをしてしまったんだと謝罪の言葉を口にし始めた。
「謝罪はあとにしてちょうだい。一応説明してあげると、ネックレスには人の中にある黒い感情を誘発させる効果が、ブレスレットには魅了の効果がかかってたのよ。あなたたちはそれにまんまと引っかかっちゃったってこと。」
アモルナが4人を見る目は冷たい、そして、ナナリーに向き直った。
「さて、あの4人は正気に戻ったわ、次はあなたね。」
「私は正気よ!?なんなのよ!私はヒロインなのよ!?こんな展開おかしいわ!ねぇ、神様、助けてよ!」
「えぇ、あなたは正気ね。それは間違いないわ。それで、あなた誰なの?」
「は????何言ってんの?ナナリーよ、ナナリー・メイナー!それ以外の誰だっていうのよ!こんなことして、神様はお許しにならないわよ!」
ナナリーは自身がヒロインだと疑わない。そんなナナリーを見てアモルナはため息をついた。
そして、ナナリーの身体に腕を突き立てた。
「きゃああああああああああああ!!!」
ナナリーが叫ぶ、だが血などは出ない。アモルナが腕を抜くとナナリーの身体から黒い塊が出てき、それをアモルナは床に落とした。
そして、ナナリーの蔦の拘束を解き倒れるナナリーの身体を受け止め、今度は蔦で作った椅子に座らせた。
黒い塊は徐々に周りを覆う黒い靄が晴れ、ナナリーとはまったく違う顔の黒髪黒目の女が現れた。
アモルナ以外はもうなにが起きているのかわからなかった。
ただただ目の前で起きることを呆然と見つめるだけだった。
そして、アモルナは黒髪黒目の女に話しかけた。
「ナナリーの身体に入っていたお前は誰?随分、好き勝手やってくれたのね。」
黒髪黒目の女はなおもアモルナを睨みつける。だが、蔦の椅子に座るナナリーの姿を見て目を見開いた。
「どうして、私があそこに座ってるの!?私は転生してナナリーになって、ヒロインなんでしょう!?なんでこんなことになってるのよ!!!!」
アモルナは冷たく言い放つ。
「転生???ヒロイン???何を言っているのかさっぱりね。教えてあげましょう。あなたはナナリーに生まれ変わってなんていないわ、ナナリーに憑りついただけの異分子の存在よ。そして、それをしたのは、あなたが言う神様とやらよ、神様とやら出てきなさい、茶番は終わりよ。まだ続けるつもりなら私の全力をもってあなたを排除するわ。」
アモルナがそう言うと、呆然とする人々の間から1人の黒髪赤目の少年が出てきた。
「はいはいはーい、降参でーす!あんたに本気出されたらさすがの僕も消されちゃうからね!それに十分醜いショーは楽しませてもらったし、マリお疲れ様♪」
少年は楽しそうに笑いながら言った。
それを聞き女が口を開いた。
「なんで、私の名前…どういうこと、どういうことなのよ!!!」
「どういうこともなにも、アモルナが言った通り、君は生まれ変わってなんかいない、僕がナナリーの身体に君の魂を入れたんだ!」
少年は無邪気に笑う。
「なんでそんなこと…」
「僕はね、人間の醜い感情が大好物なんだ♪君が元いた世界で僕は生まれたんだ、あの世界は醜い感情で溢れかえってた。それなりに楽しい環境だったんだけど、同じようなことの繰り返しで少々飽きてしまってた。君、人を呪おうとしただろう?人を呪うつもりが僕を引き寄せた、そしてその時の呪いの力と君の醜い感情が生んだ力で他の世界まで渡ることが出来たんだ!君の魂は本当に醜く濁っていてそれが僕に力をくれるんだよ。それでどうしようかなぁと思って、この世界をしばらく見てたんだけど、この世界は醜い感情が少なくてつまらなかった。だから君を心の綺麗なナナリーに取りつかせて醜いショーをしてもらおうと思ったんだ!なんで、ナナリーだったのかって?綺麗な心を持った人間が醜くなるさまは愉快だろう?本当はローゼリカが良かったんだけど、アモルナが近くにいたから手を出せなくて。つまり、君たちが言うところの悪魔は僕ってことかな?」
マリと呼ばれた女ははもう訳が分からない。でも自分が呪いをかけようとしたのは確かに真実だった。そしてそのあとの記憶はない。でも信じられなかった、信じたくなかった。
「うそ、うそよ、うそよー!!!!」
「嘘じゃないよ、あぁ、あと君を階段から落としたり、馬車の前に押し出したり、襲おうとしたりしたのも僕だし、公爵家の手紙を偽装したのも僕だよ!やっぱりスパイスがなくっちゃね♪それにしても君たちは思った通りに動いてくれて面白かったなぁ。」
少年は無邪気にはしゃぐ子供にしか見えない、だが話す内容は到底許されるものではなかった。
「あなたの楽しみのために私の愛しいローゼを巻き込み傷つけるなんて到底許されることじゃないわ。覚悟はいいかしら?」
アモルナは怒っていた。愛しいローゼの心は傷ついた、それが許せなかった。
「怒らないでよ、アモルナ!君が大事にしてたローゼリカが困ったことにはならないように、ちゃんと断罪劇が終わればネタ晴らしするつもりだったんだよ?君を本気で相手にするには僕じゃ力不足だからね。」
そう言うと、少年の背から蝙蝠のような黒い羽根が生え飛んだ。
「逃がさないわ!」
アモルナがそう言って少年に蔦を伸ばすも、一歩間に合わず少年は消え、そして同時にマリという女も黒い靄に囲まれ消えた。そして、少年の声だけが聞こえる。
「僕は十分楽しんだから、これでおさらばするよ!マリも連れてくね、この世界にはいらないだろ?元の世界に戻してくるよ!マリは元の世界でもっともっと醜く生きてくれるだろうから♪」
「逃げてしまったか。でも、この世界からは消えたみたいね。私ももう戻るわ。あとはローゼリカ、あなたが決めなさい。」
アモルナがそう言うと、ローゼリカの髪と瞳の色が元に戻った。
こうして、一連の騒動は終結した。
それを見た、在校生や卒業生たちは困惑した。何が起きているのかと。
「陛下!何をしているのです!なぜ、ローゼリカなんぞに跪くのです!!!瞳だけでなく髪の色が変わるなんて、悪魔をその身にでも宿したか!!!!」
リュシアールが叫びながらローゼリカに近づこうとした。
ローゼリカはリュシアールを一瞥し、手をスッと横に振った。
すると、床から蔦が生え、リュシアール・ナナリー・フランツ・ヴィルム・キースを拘束した。
「まったく、私の名を騙ってローゼリカを害そうだなんて、愚かね。どうも、はじめまして、リュシアール。私がアモルナよ。まったく、ローゼリカが愛し子じゃないですって?どうしたらそういうことになるのかしら、ねぇルシアン?」
困惑していた者たちは驚いた。ローゼリカの髪色が変わり親や王ですら跪いたと思ったら、神アモルナだと名乗り、王を名で呼んだ。なにが起きているのかさっぱりわからないのである。
そんななか、王が口を開いた。
「申し訳ございません、アモルナ様。まさかローゼリカが愛し子であることを疑うようなことになるなど思わず…。リュシアールよ、それから皆の者聞け。愛し子とはアモルナ様と話が出来るだけではない、その身にアモルナ様を宿すことが出来る。それこそが、なによりの証拠なのだ。通常、神をその身に宿してしまうと、人間の魂など一瞬にして神に奪われ、自我がなくなってしまう。でもそれが出来るのが愛し子なのだ。」
ローゼリカが5歳の頃、愚かにも愛し子を疑うものたちの声が大きくなった。
その際に、アモルナはローゼリカに身体を借り、ローゼリカが愛し子であることを証明していた。
七色に光る銀髪と金色の瞳は言い伝えにあるアモルナの特徴である。
だから、それを知っていた者たちは髪と瞳の色が変わったローゼリカを見て、跪いたのだ。
「聖女はいつの時代も必ず1人はいたのに、愛し子はローゼの生まれる505年間いなかったのか、なぜかわかる?聖女はね、心の美しさ・魂の美しささえあれば誰だってなれる可能性はあるわ、私はそう言った者たちから聖女を選んでいただけ。でも愛し子は違う。ローゼは初代愛し子の魂を持った生まれ変わりなの。ゆえに私と対話し、私をその身に宿すことのできる魂を持つのはローゼだけなのよ。」
リュシアールは驚きで声が出ない。
だがナナリーは叫んだ。
「うそよ!愛し子は私よ!!!神様!神様助けて!どうしたらいいの!?神様!ねぇ、どうして答えてくれないの!?」
「それを今から説明してあげるわ。その前に、お前たちには正気に戻ってもらわなくちゃいけないわね。」
そう言うと、アモルナはナナリーに近づき、ブレスレットとネックレスをナナリーから外した。
「ちょっと、それは神様に頂いたものよ、返して!!!」
「神様、ねぇ。なんの神様だか知らないけどどんでもないものを渡したのね。」
そう言って、アモルナがブレスレットとネックレスに力を籠めると付いていた赤い石が割れた。
「さて気分はどうかしら?リュシアール・フランツ・ヴィルム・キース」
アモルナがそう問いかけると4人は顔面蒼白だった。
なんてことをしてしまったんだと謝罪の言葉を口にし始めた。
「謝罪はあとにしてちょうだい。一応説明してあげると、ネックレスには人の中にある黒い感情を誘発させる効果が、ブレスレットには魅了の効果がかかってたのよ。あなたたちはそれにまんまと引っかかっちゃったってこと。」
アモルナが4人を見る目は冷たい、そして、ナナリーに向き直った。
「さて、あの4人は正気に戻ったわ、次はあなたね。」
「私は正気よ!?なんなのよ!私はヒロインなのよ!?こんな展開おかしいわ!ねぇ、神様、助けてよ!」
「えぇ、あなたは正気ね。それは間違いないわ。それで、あなた誰なの?」
「は????何言ってんの?ナナリーよ、ナナリー・メイナー!それ以外の誰だっていうのよ!こんなことして、神様はお許しにならないわよ!」
ナナリーは自身がヒロインだと疑わない。そんなナナリーを見てアモルナはため息をついた。
そして、ナナリーの身体に腕を突き立てた。
「きゃああああああああああああ!!!」
ナナリーが叫ぶ、だが血などは出ない。アモルナが腕を抜くとナナリーの身体から黒い塊が出てき、それをアモルナは床に落とした。
そして、ナナリーの蔦の拘束を解き倒れるナナリーの身体を受け止め、今度は蔦で作った椅子に座らせた。
黒い塊は徐々に周りを覆う黒い靄が晴れ、ナナリーとはまったく違う顔の黒髪黒目の女が現れた。
アモルナ以外はもうなにが起きているのかわからなかった。
ただただ目の前で起きることを呆然と見つめるだけだった。
そして、アモルナは黒髪黒目の女に話しかけた。
「ナナリーの身体に入っていたお前は誰?随分、好き勝手やってくれたのね。」
黒髪黒目の女はなおもアモルナを睨みつける。だが、蔦の椅子に座るナナリーの姿を見て目を見開いた。
「どうして、私があそこに座ってるの!?私は転生してナナリーになって、ヒロインなんでしょう!?なんでこんなことになってるのよ!!!!」
アモルナは冷たく言い放つ。
「転生???ヒロイン???何を言っているのかさっぱりね。教えてあげましょう。あなたはナナリーに生まれ変わってなんていないわ、ナナリーに憑りついただけの異分子の存在よ。そして、それをしたのは、あなたが言う神様とやらよ、神様とやら出てきなさい、茶番は終わりよ。まだ続けるつもりなら私の全力をもってあなたを排除するわ。」
アモルナがそう言うと、呆然とする人々の間から1人の黒髪赤目の少年が出てきた。
「はいはいはーい、降参でーす!あんたに本気出されたらさすがの僕も消されちゃうからね!それに十分醜いショーは楽しませてもらったし、マリお疲れ様♪」
少年は楽しそうに笑いながら言った。
それを聞き女が口を開いた。
「なんで、私の名前…どういうこと、どういうことなのよ!!!」
「どういうこともなにも、アモルナが言った通り、君は生まれ変わってなんかいない、僕がナナリーの身体に君の魂を入れたんだ!」
少年は無邪気に笑う。
「なんでそんなこと…」
「僕はね、人間の醜い感情が大好物なんだ♪君が元いた世界で僕は生まれたんだ、あの世界は醜い感情で溢れかえってた。それなりに楽しい環境だったんだけど、同じようなことの繰り返しで少々飽きてしまってた。君、人を呪おうとしただろう?人を呪うつもりが僕を引き寄せた、そしてその時の呪いの力と君の醜い感情が生んだ力で他の世界まで渡ることが出来たんだ!君の魂は本当に醜く濁っていてそれが僕に力をくれるんだよ。それでどうしようかなぁと思って、この世界をしばらく見てたんだけど、この世界は醜い感情が少なくてつまらなかった。だから君を心の綺麗なナナリーに取りつかせて醜いショーをしてもらおうと思ったんだ!なんで、ナナリーだったのかって?綺麗な心を持った人間が醜くなるさまは愉快だろう?本当はローゼリカが良かったんだけど、アモルナが近くにいたから手を出せなくて。つまり、君たちが言うところの悪魔は僕ってことかな?」
マリと呼ばれた女ははもう訳が分からない。でも自分が呪いをかけようとしたのは確かに真実だった。そしてそのあとの記憶はない。でも信じられなかった、信じたくなかった。
「うそ、うそよ、うそよー!!!!」
「嘘じゃないよ、あぁ、あと君を階段から落としたり、馬車の前に押し出したり、襲おうとしたりしたのも僕だし、公爵家の手紙を偽装したのも僕だよ!やっぱりスパイスがなくっちゃね♪それにしても君たちは思った通りに動いてくれて面白かったなぁ。」
少年は無邪気にはしゃぐ子供にしか見えない、だが話す内容は到底許されるものではなかった。
「あなたの楽しみのために私の愛しいローゼを巻き込み傷つけるなんて到底許されることじゃないわ。覚悟はいいかしら?」
アモルナは怒っていた。愛しいローゼの心は傷ついた、それが許せなかった。
「怒らないでよ、アモルナ!君が大事にしてたローゼリカが困ったことにはならないように、ちゃんと断罪劇が終わればネタ晴らしするつもりだったんだよ?君を本気で相手にするには僕じゃ力不足だからね。」
そう言うと、少年の背から蝙蝠のような黒い羽根が生え飛んだ。
「逃がさないわ!」
アモルナがそう言って少年に蔦を伸ばすも、一歩間に合わず少年は消え、そして同時にマリという女も黒い靄に囲まれ消えた。そして、少年の声だけが聞こえる。
「僕は十分楽しんだから、これでおさらばするよ!マリも連れてくね、この世界にはいらないだろ?元の世界に戻してくるよ!マリは元の世界でもっともっと醜く生きてくれるだろうから♪」
「逃げてしまったか。でも、この世界からは消えたみたいね。私ももう戻るわ。あとはローゼリカ、あなたが決めなさい。」
アモルナがそう言うと、ローゼリカの髪と瞳の色が元に戻った。
こうして、一連の騒動は終結した。
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