6 / 16
っぐ、くぁッ、すまんっ
しおりを挟むそうだわ、マクリ様は浮気現場で確か『月の障りがきているのです』と言われて挿入行為ができない様子だった時に『それなら最後まで口で奉仕すればいい』と言い返し、口での行為を続けさせていた。
そして終了後マクリ様はスッキリとした表情になっていたし陰茎も小さく萎んでいたわ。
私がその事を思い出したところで、素振りのためにベッドから出ようとしているのかゴーシュタイン様の身体が動く。
咄嗟に逞しい腕を私の腕で抱きしめるようにして引き止めたら、ゴーシュタイン様の肩がビクッと跳ねた。
「ゴーシュタイン様、二千回も素振りをしなくて大丈夫です。最後まで口でご奉仕しますから」
「それが閨の作法なのか?」
「はい、そうです。なのでゴーシュタイン様は、ベッドで仰向けになったままでいてくださいませ」
少し戸惑った様子を見せながらも、「……分かった」と呟いたゴーシュタイン様は私が言った通りベッドで仰向けになってくれた。
血管が浮き出そうなくらいビキビキと大きく膨れている陰茎が、臍の方へ向かって反っている。
この状態だと陰茎の裏側の方が舐めやすい。
根元にピタリと舌をあて、先端へ向かってレロ……と舌を這わせたら、ゴーシュタイン様の鍛えられた腹筋がビクビク震えた。
「くッ……、舐められると尿意がッ……」
もう一度、ゆっくりと舌で陰茎を撫でていく。
「いや、尿意ではない、なん、だッ、これは!?」
チラ、と視線を動かしてゴーシュタイン様の様子を伺う。
どうしてかしら、必死な感じでシーツをギュッと掴み呼吸を荒くしているゴーシュタイン様を見ていると、身体の奥の方がジュクジュク疼いてくる。
私は何もされていないのに。
「だ、めだッ、めすふぃるぅる、もう、やめッ、く、ぁッ」
ゴーシュタイン様が、ブンブン首を横に振った。
「なにか、でるっ、でてしまうッ、からっ」
その言葉を聞いて思い出す。
確か浮気現場を見学していた時にマクリ様は、『残さず飲めよ』と言っていた。
何か出てくるなら、全部飲まなくては。
舐めているだけでは零してしまう。
歯を立てないように気をつけながらゴーシュタイン様の陰茎をぱくりと咥えた。
そのまま口内でヌルヌル舌を這わせて陰茎を舐め続ける。
するとゴーシュタイン様の太腿が、痙攣するように揺れ始めた。
もうすぐ何かが出るのかもしれない、より奥まで咥え舌全体を使って陰茎を擦るように舐めてみる。
「ダメだ、離してくッ、ぅ、がぬぅぅ……っぐ、くぁッ、すまんっ」
私の口の中でゴーシュタイン様の陰茎が暴れるように震えたかと思ったら、苦味のある液体が勢いよく口へ注ぎこまれた。
全部飲もうとしたけれど、量が多くて苦しい。
咳き込んでしまい口を離す、するとビュッビュッビュッと私の顔へ白濁した液体が飛んできた。
咄嗟に目を瞑る。
――ゴーシュタイン様の……、こんなに飛ぶなんて。
少しすると顔へ液体が当たる感じが終わった。
目を閉じたままでいたらバサッと何かが落ちる音がしたので、おそるおそる瞼を開けてみる。
そうしたら目の前に、血の気が引いて顔面蒼白なゴーシュタイン様のお顔が。
手には清潔そうな白いタオルを持っている。
顔を横へ向けると、寝室にある棚のすぐそばにタオルがたくさん落ちていた。
先ほどの音はおそらく棚からタオルが落ちる音だったのだろう。ゴーシュタイン様が急いで取りに行ってくれて落としたのかもしれない。
「すまない、本当に申し訳なかった」
こちらが恐縮してしまうくらい何度も謝りながら、私の顔へ優しくタオルを当て拭いてくれたゴーシュタイン様。
やはり優しい方だと思う。
「大丈夫です。拭いてくださってありがとうございます」
「メスフィルール、汚いものをかけてしまったのは俺の責任だと分かっている。しかし俺は何度もダメだと言っただろう? そこで止めていればメスフィルールの顔へかけてしまう事もなかったはずだが、なぜダメだと言った時にやめてくれなかったんだ?」
「ゴーシュタイン様、先ほどのは汚いものなんかじゃありません。私の顔へかかったのは、ゴーシュタイン様の子種だと思います」
「俺の、子種……そうか先ほどのが……」
子種はよく飛ぶのだな……とゴーシュタイン様が呟いている。
私はそんな姿を見つめながら、学園で授業を行う先生のように言葉を続けた。
233
あなたにおすすめの小説
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
君は番じゃ無かったと言われた王宮からの帰り道、本物の番に拾われました
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ココはフラワーテイル王国と言います。確率は少ないけど、番に出会うと匂いで分かると言います。かく言う、私の両親は番だったみたいで、未だに甘い匂いがするって言って、ラブラブです。私もそんな両親みたいになりたいっ!と思っていたのに、私に番宣言した人からは、甘い匂いがしません。しかも、番じゃなかったなんて言い出しました。番婚約破棄?そんなの聞いた事無いわっ!!
打ちひしがれたライムは王宮からの帰り道、本物の番に出会えちゃいます。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
行き遅れにされた女騎士団長はやんごとなきお方に愛される
めもぐあい
恋愛
「ババアは、早く辞めたらいいのにな。辞めれる要素がないから無理か? ギャハハ」
ーーおーい。しっかり本人に聞こえてますからねー。今度の遠征の時、覚えてろよ!!
テレーズ・リヴィエ、31歳。騎士団の第4師団長で、テイム担当の魔物の騎士。
『テレーズを陰日向になって守る会』なる組織を、他の師団長達が作っていたらしく、お陰で恋愛経験0。
新人訓練に潜入していた、王弟のマクシムに外堀を埋められ、いつの間にか女性騎士団の団長に祭り上げられ、マクシムとは公認の仲に。
アラサー女騎士が、いつの間にかやんごとなきお方に愛されている話。
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる