スキル「難易度変更」を選んだおかげで過保護な天使様に気に入られた結果、加護盛り盛りで夢の異世界チート主人公に!!

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18.クエストに駆ける 

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「これで!クエスト完了!です!」



討伐対象の最後の一匹を眷属を使役して倒したカンナはもう限界が近いようだった。



「もう終わりだよね?これでもうクエストは終わったんだがらもう何も始まらないよね!?」



疲労とクエスト再開への恐怖からか言葉がおかしくなっていた。

そんな哀れなカンナに俺はあの名言で答えた。



「知らんのか?クエストが終われば、クエストが始まる!」



使いどころがめちゃくちゃだがそれは俺もかなり疲れているってことだろう。

それはそうだよな、だってこんだけやったんだから。



モンスターの中でも屈指のスピードを誇るジェットラビット5体の捕獲:報酬 大金貨3枚

バランスの取れた強さのレインボーウルフ20体の討伐:報酬 大金貨1枚

森の奥深くにいる魔女の家の捜索:金貨7枚

同じ森に生息するトロールジェネラルの討伐:大金貨5枚

【緊急クエスト】町中になだれ込んできたモンスターたちの討伐:金貨2枚

etcetc

ちなみに俺にはアイテムボックスがあるので魔物の素材や金になりそうな鉱物、薬草等も片っ端から拾っておいた。



頭がおかしくなりながらでも、これらすべてを1日でクリアできたのはもはや偉業と言えるだろう。

もちろん運が良かったというのもあるが。



高ランククエストはほとんどが討伐か捕獲だったためあまり時間がかからなかったのだ。特に緊急クエストはモンスターの数が多いだけで雑魚ばかりなのに報酬が高かったのも大きい。



また、今回が何気にカンナとティルが来てから初めてのクエストだったが、思ったよりカンナが活躍してくれた。この前俺が殺したはずの眷属を大量に使役し、猛スピードでモンスターを蹴散らしたのだ。



いつも頼りない、とか戦力としては期待できないかもなとか思っててごめん。



前に戦った時は弱いと思っていたカンナの眷属も、Aランクのモンスターを圧倒していたのでこの世界では強者なんだろう。あの時は難易度変更スキルも使っていたこともありかなり弱体化していたしね。



ちなみになぜ殺したはずの眷属を使用できるのか聞いてみたところ、カンナ曰く



「死んだくらいで私を守ることを放棄するなんてダメにきまってるじゃないですか!」



ということらしい。これを笑顔でさも当然のように言っているのが怖かった…。

いや、きっと吸血鬼の中ではこれが普通なんだろう。



それとティルを使っての戦闘も行ったが、一度全力で剣を振り下ろした時半径100m程のクレーターが出来てしまった。

流石に地形を変えまくるのは不味いと思い、ティルには人化して戦ってもらった。

それはそうと人化したティルはやはり可愛いかったな。









ちなみになぜ今こんなくだらない事を考えていたのかというと、ギルドでクエスト報酬の受け渡しと戦利品の査定と売却をしてもらっている最中だからだ。

ギルドのスタッフが総出で俺たちのためだけに動いている。

あのギャル受付嬢、名前をサリナというらしい、はいつものようにギャルギャルしていた。



「はーっ!早く帰ろうと思ってたのにまたアイツかー!ほんとに何者なんだよ!?ありえねーくらい強いってことは分かるけど。

てかアイツが来てからギャルなのがばれて男受け悪くなったんだけどーーー!!!」



……訂正しよう、いつも以上にギャルしてた。

ちゃっかり男が寄ってこなくなった原因を俺のせいにしてるし…。

まあいつも迷惑を掛けているしこれくらいは言われても仕方ないか。



ティルとカンナだが二人には一足先に部屋で休んでもらっていた。

ティルは私は魔剣だから全然平気よ、と言っていたが

報酬の受け取りだけのために待つなんて退屈だろうしねー。



こんな考え事をしているロイさんが急いでこちらにやってきた。



「まったく終業間際にあんなに仕事もってくるなよ!!

おかげでスタッフ全員残業、俺は皆に文句を言われたぞ。お前がどうしても今日中にしてほしいっていうからなんとかしたが…次からはせめて事前に連絡してくれよな。」



ロイさんはそう文句を言いつつやってくれるところが面倒見の良いところなんだろうな。

しかも次からするなじゃなくて、事前に連絡すれば良いのか、どんだけ良い人なんだ。

今度何かしてあげよう。



「はは、すみません。急ぎでお金が必要だったんです。」



そう言いロイさんに経緯について説明した。



「ほう、奴隷ねー、翔が奴隷に興味があるとは思わなかったなー。

しかし大胆なやつだな、今でも可愛い女の子が2人もいるのによりによって奴隷を買おうとするなんて。」



「初めは二人とも猛反対でしたよ、でもどうやら俺の熱意に負けたみたいです。」



言ってろ!と笑いながら報酬を渡してきた。



ふむふむ、白金貨5枚か!予想以上に儲かった。

別に値下げされなくても買えてたな、もちろんそんなこと言わないけど。



そう思いロイさんに感謝を告げた後、俺はホクホク顔でまっすぐ2人の待つ宿へ帰った。

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