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44話 実験の結果
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アンナと2人でサウスの街に再び来ることになってしまった。一体どうしてこうなってしまったのか。それはアンナ自らを実験台にしたいと言い出したからだ。
(はぁ、結局やると言い出したアンナを止めれなくてここまで来ちゃった。どうなるんだろう)
『まぁまぁ、これが上手くいけば大きな収穫と言えるでしょう』
(駄目だった時はどうするんだ?俺がアンナを倒すことにはなっているけど俺はアンナに勝てるのか?)
『それはわかりませんね・・・私でもまだ分からないことが多いですね』
リスクとリターンを考えたときにどちらが大きいか、今回はリスクの方が大きいように思う。
「どうしたどうした?まだ心配しておるのか。大丈夫じゃ。我の見立てでは99%上手くいく」
「どこにそんな根拠があるんだよ」
「それは・・・勘じゃ。というのは半分嘘でもう一人のお主から聞いた色々な情報から推測した結果じゃ」
「上手くいくならいいけどよ・・・それにしても自身で実験するって意外だな。こういうのは他人にやらせると思ってたよ」
「むぅ、そんな風に思っておったのか。こういう実験は実際に自分の目で見てみないとな。他人から聞くとどうしても情報の精度が落ちるからの」
「でもそれなら他の誰かにやらせても良かったと思うんだけど」
「誰がこんな危険なことをやるんじゃ。それに一々説明するのも面倒だ」
「だからって自ら率先しなくても・・・」
「まぁ諦めよ。それに本気で止める気ならここまで来てはおらんじゃろ」
「確かにそうだなぁ、なんか俺が悪かったよ」
「わかればよろしい。実験には最後まで付き合ってもらうからの。途中で帰るのは許さんぞ」
へいへいと適当に答え、それ以上この件についての言い返すことはしなかった。
そしてサウスの街を訪れ、魔素の濃度の高い環境での生活が始まった。
「ユカの屋敷の中ではそうも感じなかったが魔法の扱いが普段より難しく感じるのう」
『屋外の方が魔素の濃度が高いですね。しかし微妙な差を感じ取れるとは流石です』
「屋外の方が魔素の濃度が高いらしいよ。まぁ時間はあるんだ。ゆっくりやってみよう」
試行錯誤しながら体に魔力を巡らせ、魔法を行使する。その度に心なしか顔色が良くなっているようにも見えた。
『身体を巡る魔力の流れが整えられていますね。身体に蓄積されている魔素も一緒に放出されています』
魔素が溜まり過ぎるとこうやって放出すらできなくなってしまうので適度にしなければいけない。何日か試した結果感覚としては毎日30分くらい魔法を使い続ければ元の調子に戻るとのことだった。
「これで10日目かぁ。未だに何も変化はないし食料も減ってきた。そろそろ戻ろうかと思う」
「ううむ。もう少し続けたいんじゃが・・・まぁこの調子じゃと1か月は余裕に感じるわい」
「じゃあ戻るとするか。正直俺の方は暇で暇で・・・」
「確かに、お主はずっと見張っておったからの。ご苦労じゃった。戻ったら何かお礼でもせねば罰が当たるのう」
アンナのするお礼が想像つかなく、曖昧な返事を返す。そんな俺をさておいてアンナはもう歩き出していた。
街へ戻るとユカが出迎えていてくれた。あれ?帰る日は教えていなかったはずだけど。
「不思議そうな顔しているわね。なんで帰る日が分かったの?ってことなんでしょうけど持っていった食糧とアンナの性格を考えれば大体の日は予想がつくわ」
「確かに、でも日はわかっても時間までは分からないだろ。ずっとここで待ってたんじゃ・・・」
ユカは顔を赤くしうっさいと小さい声で呟いた。意外と可愛いところがあるなぁ。
「ほほぅ、我と会えないのがそんなに心配だったか。安心せい。これからいくらでも会えるぞ」
アンナがユカの肩をそっと叩く。微笑ましい光景だ。うっかり見とれていると気づいたアンナが不気味な笑みを見せる。
(しまった、なんか弱みでも握られたような気分がするぞ・・・まぁ大丈夫だよな?)
アンナは今日くらいは見逃してやるかとユカの方へと視線を戻したようだ。
しばらくして調子を取り戻したユカが一歩下がる。もうちょっと甘えてもよかったのよと内心では思った。
「こほん、貴方達が実験している間にギルド長の方から手紙を貰いました。中身は貴方に最初に見て欲しいとのです」
そう言って一枚の手紙を取り出す。豪華な装飾がされているわけではないが何やら重要そうなものというのはわかる。
「早速開けたい・・・のだけれどお腹空いた。美味い店紹介してくれ」
ユカはため息をついていたがアンナは俺の意見に激しく同意していた。まぁ仕方ないことだ、腹が減っては戦ができぬというだろう?
(はぁ、結局やると言い出したアンナを止めれなくてここまで来ちゃった。どうなるんだろう)
『まぁまぁ、これが上手くいけば大きな収穫と言えるでしょう』
(駄目だった時はどうするんだ?俺がアンナを倒すことにはなっているけど俺はアンナに勝てるのか?)
『それはわかりませんね・・・私でもまだ分からないことが多いですね』
リスクとリターンを考えたときにどちらが大きいか、今回はリスクの方が大きいように思う。
「どうしたどうした?まだ心配しておるのか。大丈夫じゃ。我の見立てでは99%上手くいく」
「どこにそんな根拠があるんだよ」
「それは・・・勘じゃ。というのは半分嘘でもう一人のお主から聞いた色々な情報から推測した結果じゃ」
「上手くいくならいいけどよ・・・それにしても自身で実験するって意外だな。こういうのは他人にやらせると思ってたよ」
「むぅ、そんな風に思っておったのか。こういう実験は実際に自分の目で見てみないとな。他人から聞くとどうしても情報の精度が落ちるからの」
「でもそれなら他の誰かにやらせても良かったと思うんだけど」
「誰がこんな危険なことをやるんじゃ。それに一々説明するのも面倒だ」
「だからって自ら率先しなくても・・・」
「まぁ諦めよ。それに本気で止める気ならここまで来てはおらんじゃろ」
「確かにそうだなぁ、なんか俺が悪かったよ」
「わかればよろしい。実験には最後まで付き合ってもらうからの。途中で帰るのは許さんぞ」
へいへいと適当に答え、それ以上この件についての言い返すことはしなかった。
そしてサウスの街を訪れ、魔素の濃度の高い環境での生活が始まった。
「ユカの屋敷の中ではそうも感じなかったが魔法の扱いが普段より難しく感じるのう」
『屋外の方が魔素の濃度が高いですね。しかし微妙な差を感じ取れるとは流石です』
「屋外の方が魔素の濃度が高いらしいよ。まぁ時間はあるんだ。ゆっくりやってみよう」
試行錯誤しながら体に魔力を巡らせ、魔法を行使する。その度に心なしか顔色が良くなっているようにも見えた。
『身体を巡る魔力の流れが整えられていますね。身体に蓄積されている魔素も一緒に放出されています』
魔素が溜まり過ぎるとこうやって放出すらできなくなってしまうので適度にしなければいけない。何日か試した結果感覚としては毎日30分くらい魔法を使い続ければ元の調子に戻るとのことだった。
「これで10日目かぁ。未だに何も変化はないし食料も減ってきた。そろそろ戻ろうかと思う」
「ううむ。もう少し続けたいんじゃが・・・まぁこの調子じゃと1か月は余裕に感じるわい」
「じゃあ戻るとするか。正直俺の方は暇で暇で・・・」
「確かに、お主はずっと見張っておったからの。ご苦労じゃった。戻ったら何かお礼でもせねば罰が当たるのう」
アンナのするお礼が想像つかなく、曖昧な返事を返す。そんな俺をさておいてアンナはもう歩き出していた。
街へ戻るとユカが出迎えていてくれた。あれ?帰る日は教えていなかったはずだけど。
「不思議そうな顔しているわね。なんで帰る日が分かったの?ってことなんでしょうけど持っていった食糧とアンナの性格を考えれば大体の日は予想がつくわ」
「確かに、でも日はわかっても時間までは分からないだろ。ずっとここで待ってたんじゃ・・・」
ユカは顔を赤くしうっさいと小さい声で呟いた。意外と可愛いところがあるなぁ。
「ほほぅ、我と会えないのがそんなに心配だったか。安心せい。これからいくらでも会えるぞ」
アンナがユカの肩をそっと叩く。微笑ましい光景だ。うっかり見とれていると気づいたアンナが不気味な笑みを見せる。
(しまった、なんか弱みでも握られたような気分がするぞ・・・まぁ大丈夫だよな?)
アンナは今日くらいは見逃してやるかとユカの方へと視線を戻したようだ。
しばらくして調子を取り戻したユカが一歩下がる。もうちょっと甘えてもよかったのよと内心では思った。
「こほん、貴方達が実験している間にギルド長の方から手紙を貰いました。中身は貴方に最初に見て欲しいとのです」
そう言って一枚の手紙を取り出す。豪華な装飾がされているわけではないが何やら重要そうなものというのはわかる。
「早速開けたい・・・のだけれどお腹空いた。美味い店紹介してくれ」
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