プライド

東雲 乱丸

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徐々に覚醒めていく本能

頬に伝う涙の跡

 ここ数日、直之は6時間毎に30分程、寸止めを繰り返されている。
最初のうちは5分程で我慢の限界を迎えていたのだが、今では1分も我慢出来ない程になっていた。
直之の頭の中には常に射精を求める欲求が生まれ続けている。
そんな状態の直之だが今日は、ひたすら寸止めされていた。

 グチュッグチュッグチュッ……
淫猥な音が部屋に響いている。
直之はベッドの上で拘束され、肉棒をしごかれていた。
身体は汗ばみ、顔には涙の跡が残っている。
 ヌチャッヌチャッヌチャッ……
次第に陰囊が収縮しだし、亀頭がパンパンに膨れ上がった。
「絶対にイクなよっ?」
体斗が直之の肉棒から手を離すと、直之の肉棒が大きく震える。
肉棒は痛いほど勃起しており、先端からは透明な体液が次々に溢れ出していた。
「もうイキそうなの?身体の割に情けないなぁ」
そう言いながら直之の肉棒を軽く叩く。
直之の身体は小刻みに震え、今にも暴発してしまいそうだった。
「はぁ……はぁ……」
荒く呼吸をし、少しでも気を紛らわそうとするが、それでも肉棒の疼きは止まらない。
その様子を見ていた那技が近づき、体斗に教示する。
「まだ甘いな。こういう時は徹底的に追い詰めないとダメだぞ?」
そう言うと、那技は直之の亀頭を思い切り擦り上げた。
 その瞬間、直之の全身に電気が走ったような感覚に襲われる。
直之は一瞬にして理性が吹き飛び、本能のままに暴れ出した。
しかし拘束されているため逃げる事は出来ず、鎖をガチャガチャ鳴らしながら、ただ身を捩る事しか出来なかった。
「本気の寸止めってヤツを見せてやるから、ちゃんと覚えろよ」
そう言って那技は、直之の肉棒を手で掴むと上下にしごく。
その度に直之の腰は浮き上がり、肉棒の先端からは先走り液が流れ出す。
「まず陰茎の硬さと亀頭の張り具合を確認しろ。これがいい状態ならそのまま続けて射精感を高めていけ。
逆に悪い場合は、しごく速度を落とせ。それから徐々に手の動きを早めていくんだ。焦らすようにゆっくりやってもいいし、素早く激しくやってもOKだ」
那技がそう言うと、直之の肉棒を激しくしごき始めた。
最初はゆっくりと、そして段々と速くし、最後に思いっきりしごいた。
その緩急のついた刺激に、直之は大きな声で喘ぎ続ける。
やがて那技の手の中で、肉棒が激しく脈打ち始めてきた。
「玉が上がって蟻の門渡りが膨らんできたろ?そろそろ限界が近い証拠だ。このまま一気に追い込んでいくと……」
那技は肉棒を握り直すと、激しくしごき始める。
すると肉棒の痙攣は激しさを増していき、亀頭がパツパツに膨らんだ。「もっ、もう無理ですっ!イッちゃいます!!」
「ダメだ、我慢しろ!」
那技がしごくスピードを上げる。
「ひぃ……あああっ!イクッ!!」
直之の肉棒が僅かに那技の手を押し返した瞬間、しごく手を離した。
「イクんじゃねぇぞ!」
直之は歯を食い縛り苦しそうな表情を浮かべて、両手を強く握り締め必死に射精感を抑え込んだ。
「くぅぅーーーぅぅっ!」
亀頭が真っ赤になり、肉棒には血管がバキバキに浮き出ている。
「すげぇ……」
体斗は思わず呟く。
肉棒はまるで射精しているかのようにビクンビクンと痙攣しているが、精液は出ず我慢汁だけが大量に溢れ出た。
「これが本当の寸止めだ。お前もやってみろ」
 直之の肉棒の痙攣が収まると那技は体斗に肉棒を握らせ、しごき方を教えていく。
直之の肉棒は、すぐにでも暴発してしまいそうだった。
「オレが止めたらすぐに手を離せよ。ちょっとでも遅れたらイッちまうからな」
グチュッグチュッグチュッ……
溢れ続ける我慢汁がローションのように滑りをよくし、卑猥な音を奏でる。
その音だけでも、直之の興奮度は増していった。
体斗は直之の肉棒の感触を確かめながら、緩急をつけしごいていった。
その絶妙な力加減に、直之は早くも射精寸前まで追い詰められる。
体斗は、直之の肉棒がピクッピクッと震えたのを見て、慌てて手を離そうとした。
しかし、那技がそれを止める。
「慌てるな、まだだ」
直之の肉棒は今までで一番激しく痙攣していたが、それでも直之は懸命に耐えていた。
その様子を見て体斗は、さらに激しくしごいていく。
すぐに肉棒は小刻みに震え、亀頭が弾けそうな位に膨らんだ。
「止めろっ!」
慌てて体斗は手を離す。
ビタンッ!ビタンッ!ビタンッ!
直後、肉棒が跳ね上がり、大量の液体を吹き出した。
しかし直之の肉棒から勢いよく飛び出したのは、白濁色の液体ではなく透明な我慢汁である。
直之は全身に脂汗をかき、口からよだれを流し、目からは涙を流していた。
「やった!僕にも出来たよ、那技兄ぃ!」
体斗は嬉しそうに那技に抱きつきニコニコしている。
那技はそんな体斗の頭を撫でている様子は、まるで本当の兄弟のようだ。
「感触を忘れないうちに、繰り返しやってみろ」
那技の言葉は、直之にとって限界ギリギリの寸止めを繰り返されるという地獄絵図以外の何物でもなかった。

 その後も何度も寸止めされ続けた直之の体は敏感に反応し続け、肉棒の痙攣も止まらない。
「ねぇねぇ、まだ30秒しか経ってないよ?もっと頑張ってよっ!」
直之の顔は紅潮し、肉棒は限界以上に勃起しており、先端からは先走り汁がとめどなく溢れ出し、糸を引いて腹筋に水溜りを作っている。
「うぅ……もう無理です……お願いします、少し休ませて下さい……」
涙を流して直之は許しを請う。
「しょうがないなぁ。じゃあ10秒だけ休ませてあげるよっ」
体斗がニヤニヤしながらそう言うと、直之は絶望的な表情を浮かべ必死に訴えた。
「そ、それじゃ今までよりも全然短くなってます!10秒なんて無理です!」
その肉棒は未だに痙攣し続けており、鈴口はパクパク開閉を繰り返し、今にも射精しそうな状態になっている。
直之の限界など、誰が見ても明らかだった。
しかし体斗は冷酷に言い放つ。
「はい、10秒経ったよっ」
そして、またもや体斗の手が動き始める。
グチュッグチュッグチュッ……
直之は歯を食い縛り必死に耐えるが、一瞬で絶頂感が込み上げてくるも体斗の手によって強制的に寸止めされる。
直之の目からボロボロと涙が流れ落ち、体中から滝のような汗が噴き出した。
射精しそうになると手を止められ、少しでも我慢できるようになるとしごかれ寸止めされる。
この無限ループが繰り返された。

 直之の肉棒が痙攣する度に、体斗は手を離しては握るを繰り返す。
肉棒は破裂しそうなほどパンパンに膨れ上がっており、血管がグロテスクな程に浮き出ていた。
壊れた蛇口のように肉棒から我慢汁が溢れ続ける様子を、瑛心は楽しげに撮影している。
グチャッ……
体斗が1こきするだけで、直之の体がガクンガクンッと震え出し、すぐに手を離すが、一呼吸おいてまた手を動かす。
寸止めの状態を延々とキープされた直之はもはや正気を失っており、喘ぎとも違う奇声を発し始めた。
それでもなお、肉棒から精液が飛び出す事はない。
「凄いねコレ!射精させるより楽しいかも!」
体斗が嬉しそうに言った。
直之は全身が痙攣し、足腰は力が入らず、顔は汗と涙と鼻水と唾液でぐちゃぐちゃになっていた。
それでもなお、肉棒はビクビク震えながら我慢汁を流し続けている。

 「一旦ストップだ」
那技が直之に近づき、蟻の門渡りに軽く指先を当てた。
ビクンッ!
直之は体を仰け反らせ、目を見開いて狂ったように叫ぶ。
「こりゃしばらくは射精寸前から戻らないな……これ以上はオレでも難しいぜ」
那技は体斗に向き直ると、 さっきまでとは打って変わって真剣な口調で言う。
その言葉を聞いた体斗はしぶしぶ直之の肉棒から手を離した。

 30分程は直之の全身は痙攣し、勃起も収まらずに我慢汁を垂れ流し、白目を剥いて絶叫しながら悶え喘ぎ苦しむ。
やがてようやく落ち着いたのか、直之の肉棒は萎えて小さくなったが、亀頭は赤く腫れ上がったままヒリヒリとした痛みに襲われている。
直之の意識は混濁し、目は虚ろで焦点があっていない。
そんな状態の直之の拘束を解きながら、瑛心が語りかける。
「おい、起きろ」
瑛心の呼びかけに、直之は弱々しく反応を示す。
「久々にお前に貞操帯ケージを着けてやるよ。どうせ一人じゃ射精出来ないんだから大丈夫だろ?」
直之は力無く首を振るが、瑛心に腕を掴まれ無理やり立たされると、そのまま肉棒は金属の檻に閉じ込められて締め付けられてしまう。
痛々しい程に真っ赤になった直之の肉棒は、まるで焼けた鉄を押し付けられているかの様な感覚だった。
直之はあまりの激痛に思わず悲鳴を上げるが、どんなに直之が抵抗しようとも、金属製のそれは外れる事はなく、それどころか更に肉棒に食い込んで苦しめる。
「勃たせないようにしないと、自分が辛くなるだけだぞ」
ニヤニヤしながら瑛心は直之を眺め、そう言い放つ。
「あぁ……うぅ……」
直之は泣きそうな表情を浮かべてうなだれ、その表情はあまりにも哀愁を帯びていた。
「じゃ、今日は終いだ。もう休んでいいぞ」

 瑛心達は部屋から出て行き、残された直之は絶望感に打ちひしがれながらもベッドに横になる。
しかし直之の体は未だに熱く火照っており、とても寝付けるような状態ではなかった。
無意識のうちに直之は自分の股間に手を伸ばしていたが、貞操帯の存在を思い出し、またもや射精できない苦しみに襲われる。
直之は涙を流すが、その涙は苦痛によるものなのか、快感によるものだったのか、本人にも分からなかった。
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