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28.贈り物
演劇を観た後も、三人で学園祭を回った。
途中からは休憩時間を取れたジェイクも合流し、四大公爵家の面々と共に学園祭を回ったのだ。
ただ祭りを楽しんでいるだけだったが、四大公爵家の当主二人に次期当主、さらには王太子の婚約者という顔ぶれに、周囲は度肝を抜かれていた。
「これは……まさか……」
「何かが起こるかもしれないな……」
そんな囁きが、あちこちから聞こえてきた。
そして翌日の学園祭二日目。
レイチェルは展示物のある教室にいた。
昨日一日で、大体の場所は見終えている。四大公爵たちと一緒に回るのは楽しかったが、やはり少し疲れてしまった。
そのため、今日は少しゆっくりしようと、一人で展示物を見て回っていたのだ。
「……昨日より人が多いわね」
周囲を見て、レイチェルは呟く。昨日は閑散としていたが、今日はそこそこ人が入っているようだ。
それも生徒だけではなく、その親くらいの世代もちらほらといる。
「これはレイチェル嬢、素晴らしい展示物ですな」
「さすが未来の王妃となるお方ですわ」
レイチェルに声をかけてくる貴族たちもいた。
どうやら昨日のスーノン公爵の言葉が、噂となって広まったようだ。
次の王は、王太子グリフィンではなくなるかもしれない。これまで沈黙していたスーノン公爵が動き出したことで、その可能性が高くなったと囁かれている。
ただ、たとえ誰が王になろうと、王妃はレイチェルで確定。そう認識されているようだ。
だからこそ、この機会を利用してお近づきになっておきたいのだろう。
「結界などあって当たり前と思っておりましたが……こうして目にすると、その有難みがわかるものですな」
「ええ、本当に。これを見てしまうと、今まで結界を軽んじていたのが恥ずかしいです」
貴族たちは口々にそう言う。
「まあ……。皆さまにそうおっしゃっていただけて嬉しいですわ」
レイチェルは微笑んで答えた。
彼らの中にはレイチェルに取り入ろうとしているだけの者もいるだろう。だが、少しでも結界のことを理解してくれたのなら、それでいい。
「レイチェル嬢、この血族魔法についてお伺いしたいのですが、よろしいですか?」
「もちろんですわ。どうぞこちらへ」
レイチェルは笑顔で答えると、展示物の説明を始めた。
そうこうしているうちに夕方となり、終了時間となった。
「まあ……もうこんな時間なのね……」
レイチェルは窓の外を見て呟く。時間はあっという間に過ぎていった。
なかなか有意義な時間だったと思う。
展示物には予想以上に大勢の人が押し寄せ、熱心に質問してくる人もいた。
そして終了時間になると、名残惜しそうな様子で去っていく人が多かった。
「この展示物を見て、結界の有難みをわかってくださったなら嬉しいわね。それが引いては、正統な王家の血筋であるあの方の助けになるわ」
レイチェルが思いを馳せたのは、もちろんカーティスのことだ。
彼とはしばらく会っていない。
グリフィンとの婚約解消に失敗してからは、念のために接触を避けていた。
また、カーティスも四大公爵家の引き込みに奔走していたらしく、全く会わない日が続いてしまっていたのだ。
「久しぶりにお会いしたいけれど……。あの方もお忙しいでしょうね」
学園祭にもいないということは、まだカーティスは動いているのだろう。
すでにスーノン公爵とオウムト公爵は引き込んだはずだが、他にも何かがあるのかもしれない。
「会いたいわ……」
レイチェルの口から、自然とそんな言葉が漏れた。
カーティスと会えない時間が続く度に、心に隙間風が吹くような感覚に陥る。
彼の声を聞きたい。彼の笑顔が見たい。優しく抱きしめてほしい。
「ああ、もう……。私ったら……」
レイチェルは頬が熱くなるのを感じながら、ぶんぶんと頭を振った。
カーティスへの想いが募りすぎて、おかしくなってしまったのかもしれない。
「でも、きっとこれも……」
この想いも、世界に植え付けられたものではないだろうか。
すでに小説のストーリーとは、違う方向へと進みつつある。
今、こうして結界について理解されてきているのも、世界の意思が働いているからかもしれない。
「そうだとしても、私は……」
レイチェルはぐっと拳を握りしめる。
たとえ世界の強制力が働いていても、自分の気持ちに嘘はつけない。
カーティスのことを想うと、心が温かくなる。愛おしいという想いが溢れてくるのだ。
たとえ、植え付けられたものであっても、この気持ちだけは自分のものだと信じたい。
「……カーティスさま」
レイチェルは小さく彼の名を呼んだ。その声が彼に届くことはないだろうけれど、それでもいい。
「私は、あなたに……」
言いかけた言葉は、途中で途切れた。
「レイチェル」
突然背後から声をかけられて、驚いて振り返ったのだ。そこには一人の青年が立っていた。
「カーティスさま!」
レイチェルは驚きに目を見開く。
そこにいたのは間違いなく、カーティスだった。
「久しぶりだな。元気にしていたか?」
カーティスは優しい微笑みを浮かべると、レイチェルにゆっくりと近づいてくる。
「はい、私は元気ですわ。カーティスさまもお変わりなく?」
「ああ、変わりないよ。きみと会えなくて寂しかったけれど」
カーティスはレイチェルの手を取ると、手の甲に口づけをした。
「カーティスさま……」
それだけでレイチェルの胸は高鳴り、鼓動が激しくなる。体温が上昇していくのを感じる。
やはり自分は彼が好きなのだと、レイチェルは思った。
「……私も寂しかったですわ」
レイチェルはカーティスの手に自分の手を重ねると、頬を赤らめて微笑む。
そんなレイチェルを愛おしそうに見つめながら、カーティスは口を開いた。
「きみに渡したい物があるんだ。受け取ってもらえるかな?」
カーティスは懐から小箱を取り出すと、それをレイチェルに差し出した。
「私に……ですか?」
レイチェルは戸惑いながらもそれを受け取ると、カーティスを見た。
彼は微笑んで頷く。開けてごらんということなのだろう。
レイチェルはそっと蓋を開けると、中身を確認する。するとそこには美しい髪飾りが入っていた。
金細工で作られた繊細な花々が連なり、その中心には紫水晶が輝いている。
「まあ……綺麗ですわ……」
レイチェルは思わず感嘆の声を漏らす。それはまるで芸術品のようだった。
「気に入ってもらえたかな?」
カーティスが尋ねると、レイチェルは大きく首を縦に振った。
「はい! とても素敵ですわ。何よりこの色……カーティスさまの色ですもの」
レイチェルは満面の笑みを浮かべて、カーティスを見上げる。
金色の髪に紫色の瞳。まさに彼の色そのものだった。
「ああ、そうだよ。私は嫉妬深くて狭量な男でね。爺さまたちがきみと一緒に学園祭を回ったと聞いただけで、妬けてしまうんだよ。必要なことだとわかっているのにね」
カーティスは苦笑して言う。だがすぐに真剣な表情を浮かべた。
「でも、私もきみの側にいたい。きみと一緒にいたいんだ」
カーティスはそう言うと、レイチェルの手を取った。そして優しく握る。
「明日のダンスパーティーにも、私は出ることができない。それどころか、今日もすぐに戻らなくてはならないんだ。だから、せめてこの髪飾りだけでも、きみに贈りたくてね」
「カーティスさま……」
レイチェルはカーティスの手を握り返す。その温もりを感じるだけで、心が満たされていくのを感じた。
「ありがとうございます。私、とても嬉しいですわ」
レイチェルが微笑むと、カーティスも嬉しそうに笑った。
「明日のダンスパーティーで、この髪飾りをつけてくれるかい?」
「はい、もちろんです」
レイチェルは大きく頷いた。彼が贈ってくれたものを拒むことなどできはしない。
「ありがとう、レイチェル。それでは名残惜しいけれど、そろそろ行かなくては」
カーティスは名残惜しそうに手を離すと、踵を返した。
「では、また」
彼はそう言って立ち去ろうとしたが、すぐに足を止めて振り返った。
そして再びレイチェルの手を取ると、その手の甲に軽く口づけをする。
「愛しているよ、レイチェル」
カーティスは甘く微笑むと、今度こそ立ち去っていった。
その後ろ姿を見つめながら、レイチェルはそっと自分の手の甲に触れる。
カーティスが口づけた部分に、熱が残っているような気がした。
「……はい、私も愛していますわ」
レイチェルは小さな声で呟いた。
途中からは休憩時間を取れたジェイクも合流し、四大公爵家の面々と共に学園祭を回ったのだ。
ただ祭りを楽しんでいるだけだったが、四大公爵家の当主二人に次期当主、さらには王太子の婚約者という顔ぶれに、周囲は度肝を抜かれていた。
「これは……まさか……」
「何かが起こるかもしれないな……」
そんな囁きが、あちこちから聞こえてきた。
そして翌日の学園祭二日目。
レイチェルは展示物のある教室にいた。
昨日一日で、大体の場所は見終えている。四大公爵たちと一緒に回るのは楽しかったが、やはり少し疲れてしまった。
そのため、今日は少しゆっくりしようと、一人で展示物を見て回っていたのだ。
「……昨日より人が多いわね」
周囲を見て、レイチェルは呟く。昨日は閑散としていたが、今日はそこそこ人が入っているようだ。
それも生徒だけではなく、その親くらいの世代もちらほらといる。
「これはレイチェル嬢、素晴らしい展示物ですな」
「さすが未来の王妃となるお方ですわ」
レイチェルに声をかけてくる貴族たちもいた。
どうやら昨日のスーノン公爵の言葉が、噂となって広まったようだ。
次の王は、王太子グリフィンではなくなるかもしれない。これまで沈黙していたスーノン公爵が動き出したことで、その可能性が高くなったと囁かれている。
ただ、たとえ誰が王になろうと、王妃はレイチェルで確定。そう認識されているようだ。
だからこそ、この機会を利用してお近づきになっておきたいのだろう。
「結界などあって当たり前と思っておりましたが……こうして目にすると、その有難みがわかるものですな」
「ええ、本当に。これを見てしまうと、今まで結界を軽んじていたのが恥ずかしいです」
貴族たちは口々にそう言う。
「まあ……。皆さまにそうおっしゃっていただけて嬉しいですわ」
レイチェルは微笑んで答えた。
彼らの中にはレイチェルに取り入ろうとしているだけの者もいるだろう。だが、少しでも結界のことを理解してくれたのなら、それでいい。
「レイチェル嬢、この血族魔法についてお伺いしたいのですが、よろしいですか?」
「もちろんですわ。どうぞこちらへ」
レイチェルは笑顔で答えると、展示物の説明を始めた。
そうこうしているうちに夕方となり、終了時間となった。
「まあ……もうこんな時間なのね……」
レイチェルは窓の外を見て呟く。時間はあっという間に過ぎていった。
なかなか有意義な時間だったと思う。
展示物には予想以上に大勢の人が押し寄せ、熱心に質問してくる人もいた。
そして終了時間になると、名残惜しそうな様子で去っていく人が多かった。
「この展示物を見て、結界の有難みをわかってくださったなら嬉しいわね。それが引いては、正統な王家の血筋であるあの方の助けになるわ」
レイチェルが思いを馳せたのは、もちろんカーティスのことだ。
彼とはしばらく会っていない。
グリフィンとの婚約解消に失敗してからは、念のために接触を避けていた。
また、カーティスも四大公爵家の引き込みに奔走していたらしく、全く会わない日が続いてしまっていたのだ。
「久しぶりにお会いしたいけれど……。あの方もお忙しいでしょうね」
学園祭にもいないということは、まだカーティスは動いているのだろう。
すでにスーノン公爵とオウムト公爵は引き込んだはずだが、他にも何かがあるのかもしれない。
「会いたいわ……」
レイチェルの口から、自然とそんな言葉が漏れた。
カーティスと会えない時間が続く度に、心に隙間風が吹くような感覚に陥る。
彼の声を聞きたい。彼の笑顔が見たい。優しく抱きしめてほしい。
「ああ、もう……。私ったら……」
レイチェルは頬が熱くなるのを感じながら、ぶんぶんと頭を振った。
カーティスへの想いが募りすぎて、おかしくなってしまったのかもしれない。
「でも、きっとこれも……」
この想いも、世界に植え付けられたものではないだろうか。
すでに小説のストーリーとは、違う方向へと進みつつある。
今、こうして結界について理解されてきているのも、世界の意思が働いているからかもしれない。
「そうだとしても、私は……」
レイチェルはぐっと拳を握りしめる。
たとえ世界の強制力が働いていても、自分の気持ちに嘘はつけない。
カーティスのことを想うと、心が温かくなる。愛おしいという想いが溢れてくるのだ。
たとえ、植え付けられたものであっても、この気持ちだけは自分のものだと信じたい。
「……カーティスさま」
レイチェルは小さく彼の名を呼んだ。その声が彼に届くことはないだろうけれど、それでもいい。
「私は、あなたに……」
言いかけた言葉は、途中で途切れた。
「レイチェル」
突然背後から声をかけられて、驚いて振り返ったのだ。そこには一人の青年が立っていた。
「カーティスさま!」
レイチェルは驚きに目を見開く。
そこにいたのは間違いなく、カーティスだった。
「久しぶりだな。元気にしていたか?」
カーティスは優しい微笑みを浮かべると、レイチェルにゆっくりと近づいてくる。
「はい、私は元気ですわ。カーティスさまもお変わりなく?」
「ああ、変わりないよ。きみと会えなくて寂しかったけれど」
カーティスはレイチェルの手を取ると、手の甲に口づけをした。
「カーティスさま……」
それだけでレイチェルの胸は高鳴り、鼓動が激しくなる。体温が上昇していくのを感じる。
やはり自分は彼が好きなのだと、レイチェルは思った。
「……私も寂しかったですわ」
レイチェルはカーティスの手に自分の手を重ねると、頬を赤らめて微笑む。
そんなレイチェルを愛おしそうに見つめながら、カーティスは口を開いた。
「きみに渡したい物があるんだ。受け取ってもらえるかな?」
カーティスは懐から小箱を取り出すと、それをレイチェルに差し出した。
「私に……ですか?」
レイチェルは戸惑いながらもそれを受け取ると、カーティスを見た。
彼は微笑んで頷く。開けてごらんということなのだろう。
レイチェルはそっと蓋を開けると、中身を確認する。するとそこには美しい髪飾りが入っていた。
金細工で作られた繊細な花々が連なり、その中心には紫水晶が輝いている。
「まあ……綺麗ですわ……」
レイチェルは思わず感嘆の声を漏らす。それはまるで芸術品のようだった。
「気に入ってもらえたかな?」
カーティスが尋ねると、レイチェルは大きく首を縦に振った。
「はい! とても素敵ですわ。何よりこの色……カーティスさまの色ですもの」
レイチェルは満面の笑みを浮かべて、カーティスを見上げる。
金色の髪に紫色の瞳。まさに彼の色そのものだった。
「ああ、そうだよ。私は嫉妬深くて狭量な男でね。爺さまたちがきみと一緒に学園祭を回ったと聞いただけで、妬けてしまうんだよ。必要なことだとわかっているのにね」
カーティスは苦笑して言う。だがすぐに真剣な表情を浮かべた。
「でも、私もきみの側にいたい。きみと一緒にいたいんだ」
カーティスはそう言うと、レイチェルの手を取った。そして優しく握る。
「明日のダンスパーティーにも、私は出ることができない。それどころか、今日もすぐに戻らなくてはならないんだ。だから、せめてこの髪飾りだけでも、きみに贈りたくてね」
「カーティスさま……」
レイチェルはカーティスの手を握り返す。その温もりを感じるだけで、心が満たされていくのを感じた。
「ありがとうございます。私、とても嬉しいですわ」
レイチェルが微笑むと、カーティスも嬉しそうに笑った。
「明日のダンスパーティーで、この髪飾りをつけてくれるかい?」
「はい、もちろんです」
レイチェルは大きく頷いた。彼が贈ってくれたものを拒むことなどできはしない。
「ありがとう、レイチェル。それでは名残惜しいけれど、そろそろ行かなくては」
カーティスは名残惜しそうに手を離すと、踵を返した。
「では、また」
彼はそう言って立ち去ろうとしたが、すぐに足を止めて振り返った。
そして再びレイチェルの手を取ると、その手の甲に軽く口づけをする。
「愛しているよ、レイチェル」
カーティスは甘く微笑むと、今度こそ立ち去っていった。
その後ろ姿を見つめながら、レイチェルはそっと自分の手の甲に触れる。
カーティスが口づけた部分に、熱が残っているような気がした。
「……はい、私も愛していますわ」
レイチェルは小さな声で呟いた。
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