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02.私を殺す悪役なのに、どうして優しくするのですか?
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「ええと、状況を整理しないと……」
オリアナは深呼吸をすると、物語を思い出そうとする。
「私は……もともと、地味で目立たない王女だった……」
物語の記憶を辿りながら、オリアナ呟いた。
国王が侍女に手を付けて生まれたのがオリアナだ。
そして、オリアナには双子の弟がいた。彼の名はヘクター。
そう、物語の主人公だ。
「ヘクターは男子だったため、王妃に殺されることを懸念して、秘密裏に神殿に預けられた。生まれたのはオリアナだけとされ、ヘクターの存在は隠されたまま……」
オリアナは深く息を吐いた。
「そして成長したヘクターは騎士となり、やがて幼なじみの聖女ライラと共に国を救う英雄になる……。その課程で立ちはだかる悪役、それがサディアス・ファーレスト」
自分の夫の名前を口にするたび、ぞっとする。
「その時点で、すでにオリアナは殺されている。サディアスの手でね……」
自嘲気味に呟きながら、オリアナは目を伏せた。
「そして、ヘクターはサディアスを討ち取り、その功績をもって王家に迎え入れられる」
物語では、オリアナは名前しか出てこない。
ただ、オリアナの形見がヘクターの手に渡り、それが物語上で重要な役割を果たす。
「その形見が『星輝石』。聖女の力を覚醒させ、ヘクターを英雄へと導く石。確か、王妃も狙っていたのよね……」
考え込むオリアナだったが、ふとあることに気づいた。
「まさか、これが……?」
オリアナは手の中にあるペンダントを見つめた。
精緻な銀細工の台座に、不思議な色合いの宝石が輝いている。
まるで内部に無数の星をちりばめたように微細な光の粒が揺らめき、絶えず形を変えて踊るように煌めいている。
「……このペンダントが『星輝石』……? それに、前世の記憶が戻ったのも、このペンダントの力……?」
オリアナは考え込む。
だが、いくら考えてみても答えは出ない。
「でも……この石が命運を握っているのなら、絶対に誰にも渡さない……。特に王妃には」
そっと首を振ると、オリアナはペンダントを握りしめる。
「……サディアスがどうして妻を殺したのかは、書かれていなかったのよね」
物語では、サディアスが妻を殺した動機は明確にされていない。
ただ、オリアナが王妃と通じていたことが原因の一つだとはほのめかされていた。
「オリアナは王妃の密偵で、公爵家の情報を王妃に流していたのかしら。今はそんなことを命じられていないけれど……でも、これまでの私だったら、命じられれば従ってしまうでしょうね」
オリアナは憂鬱な気持ちでため息をついた。
「でも……オリアナが王家に情報を流すくらいのことは、公爵家側だって予想できるわよね。となると……見過ごせないようなことを私が仕出かした……?」
オリアナは必死に考えを巡らせたが、答えは見つからない。
胸に複雑な感情が渦巻く。
「彼がなぜ妻を殺すのか……それを突き止めなければ」
もう二度と、怯えながら生きるのは嫌だった。
「夫婦でいる限り、避けるわけにもいかないのだから」
オリアナは唇を引き結び、決意を新たにする。
そして、ふと自分の頬を触った。
かすかに震えていたはずの唇に、いつの間にか静かな微笑みが浮かんでいる。
オリアナは立ち上がり、姿見の前に立った。
鏡に映る自分の瞳が、今までよりもずっと強く輝いているように見える。
「私……いつの間にこんなに冷静になったのかしら」
今までおどおどしていた自分とは違う──それを少しだけ心地よく感じていた。
翌朝、オリアナは公爵家の朝食の席についた。
長いテーブルの向こう側には、すでにサディアスが座っていた。彼はオリアナを見るなり立ち上がり、形式的に一礼する。
「おはようございます、オリアナ姫」
淡々とした声音。抑揚がなく、冷たく響く。
「お、おはようございます、サディアスさま」
声が震えないよう意識しながら、オリアナは席に着いた。
昨日はただ雰囲気が怖いと思うだけだったが、今は別の意味で怖かった。物語の記憶が蘇った今、自分はいつ殺されてもおかしくない状況なのだ。
「昨夜は……よく眠れましたか?」
サディアスの声に、オリアナはびくりと肩を揺らした。
その声には感情の色がない。まるで機械のように形式的なものに聞こえる。
「ええ、ありがとうございます。ゆっくり休ませていただきました」
表面上は平静を装ったつもりだったが、サディアスの視線がオリアナの皿に向けられると、思わず手が震えた。
「食事に不都合はありませんか? 嫌いなものや苦手なものがあれば、遠慮なくおっしゃってください」
その言葉にオリアナははっと顔を上げる。
不安を感じていたが、並べられている料理は、どれもオリアナの好みのものばかりだった。ふんわりと焼かれた甘い卵料理、香ばしいパン、そしてさっぱりとした果実のジュース。
(なぜ私の好みを……? でも、油断はできないわ。もしかしたらこれも策略かもしれないし……)
警戒を解かないオリアナの様子に、サディアスは微かに目を伏せ、残念そうに肩を落とした。
「サディアスさま?」
「……いえ、何でもありません。食事を楽しんでください」
それきり、彼は視線を落としたまま口を閉ざしてしまう。
朝の陽光を浴びる彼の銀髪は美しく輝いているのに、その表情はどこか悲しげで、オリアナは妙な胸騒ぎを覚える。
(なぜかしら……やっぱり、彼のことが少しも理解できない……)
食事のあいだ、公爵家のダイニングには沈黙が続いた。
時折、使用人が食器を置く静かな音だけが響く。
サディアスは相変わらず感情をほとんど見せない。銀髪に縁どられた横顔はまるで彫刻のように美しいが、その冷たい無表情はオリアナの不安を煽った。
(私のことを嫌っているのは明らかだわ……でも、それなら昨日の贈り物は何だったのかしら)
オリアナの胸中には疑問ばかりが積もる。
ペンダントの星輝石は、物語で最も重要なアイテムのはず。それをわざわざサディアスが渡した意味がわからない。
(もしかしたら、星輝石で私を試している? それとも、別の意図が……?)
オリアナが無言で食事を続けていると、不意にサディアスが彼女の視線に気づいて顔を上げた。
二人の視線が交差し、一瞬だけ気まずい沈黙が流れた。
「あの……」
「……はい?」
沈黙を破ったのは、意外にもサディアスのほうだった。
彼は淡々とした口調を崩さないまま、オリアナの顔を見つめる。
「今日は気分がよさそうですね。その……昨夜はよほど疲れているようでしたから、心配でした」
「えっ……?」
思わぬ言葉に、オリアナは驚いて瞳を瞬かせた。
サディアスの表情はほとんど変わっていないが、彼の瞳はわずかに揺れているように見える。
(何なの、この人……。私を嫌っているんじゃないの?)
「お気遣いありがとうございます。とてもよく休めました」
おずおずと答えると、サディアスの表情が微妙に和らいだ気がした。
しかし、それもすぐに消えてしまい、再び淡白な顔に戻る。
「それならよかったです」
会話はそこで途切れた。
オリアナはますます混乱する。
物語のサディアスは妻を手にかけた悪役だが、目の前にいる彼からは悪意が感じられない。むしろ、微かな優しさが伝わってくるようにさえ思えた。
(だとしたら、なぜ妻を殺したの?)
その疑問が、オリアナの心を激しく揺さぶった。
やがて食事が終わり、サディアスが先に席を立った。
彼は一礼し、食堂を出て行こうとする。
しかし、その瞬間、彼は扉の前で足を止めた。
オリアナは顔を上げる。
「サディアスさま……?」
問いかけるオリアナをじっと見つめて、サディアスは微かに唇を動かした。だが、何を言おうとしたのか、彼は結局口を閉ざし、小さく首を振った。
「いえ、何でもありません。それでは」
サディアスは扉を開け、すぐに姿を消した。
残されたオリアナはますます困惑するばかりだった。
(あの人は一体、何を言おうとしたのかしら?)
オリアナはテーブルの上で握りしめていた拳をゆっくりと緩めると、深く息を吐き出した。
「……やっぱり、私の知らない何かがある」
呟きながら、オリアナはペンダントに手を触れる。
心に生まれた疑問が、また一つ増えていた。
オリアナは深呼吸をすると、物語を思い出そうとする。
「私は……もともと、地味で目立たない王女だった……」
物語の記憶を辿りながら、オリアナ呟いた。
国王が侍女に手を付けて生まれたのがオリアナだ。
そして、オリアナには双子の弟がいた。彼の名はヘクター。
そう、物語の主人公だ。
「ヘクターは男子だったため、王妃に殺されることを懸念して、秘密裏に神殿に預けられた。生まれたのはオリアナだけとされ、ヘクターの存在は隠されたまま……」
オリアナは深く息を吐いた。
「そして成長したヘクターは騎士となり、やがて幼なじみの聖女ライラと共に国を救う英雄になる……。その課程で立ちはだかる悪役、それがサディアス・ファーレスト」
自分の夫の名前を口にするたび、ぞっとする。
「その時点で、すでにオリアナは殺されている。サディアスの手でね……」
自嘲気味に呟きながら、オリアナは目を伏せた。
「そして、ヘクターはサディアスを討ち取り、その功績をもって王家に迎え入れられる」
物語では、オリアナは名前しか出てこない。
ただ、オリアナの形見がヘクターの手に渡り、それが物語上で重要な役割を果たす。
「その形見が『星輝石』。聖女の力を覚醒させ、ヘクターを英雄へと導く石。確か、王妃も狙っていたのよね……」
考え込むオリアナだったが、ふとあることに気づいた。
「まさか、これが……?」
オリアナは手の中にあるペンダントを見つめた。
精緻な銀細工の台座に、不思議な色合いの宝石が輝いている。
まるで内部に無数の星をちりばめたように微細な光の粒が揺らめき、絶えず形を変えて踊るように煌めいている。
「……このペンダントが『星輝石』……? それに、前世の記憶が戻ったのも、このペンダントの力……?」
オリアナは考え込む。
だが、いくら考えてみても答えは出ない。
「でも……この石が命運を握っているのなら、絶対に誰にも渡さない……。特に王妃には」
そっと首を振ると、オリアナはペンダントを握りしめる。
「……サディアスがどうして妻を殺したのかは、書かれていなかったのよね」
物語では、サディアスが妻を殺した動機は明確にされていない。
ただ、オリアナが王妃と通じていたことが原因の一つだとはほのめかされていた。
「オリアナは王妃の密偵で、公爵家の情報を王妃に流していたのかしら。今はそんなことを命じられていないけれど……でも、これまでの私だったら、命じられれば従ってしまうでしょうね」
オリアナは憂鬱な気持ちでため息をついた。
「でも……オリアナが王家に情報を流すくらいのことは、公爵家側だって予想できるわよね。となると……見過ごせないようなことを私が仕出かした……?」
オリアナは必死に考えを巡らせたが、答えは見つからない。
胸に複雑な感情が渦巻く。
「彼がなぜ妻を殺すのか……それを突き止めなければ」
もう二度と、怯えながら生きるのは嫌だった。
「夫婦でいる限り、避けるわけにもいかないのだから」
オリアナは唇を引き結び、決意を新たにする。
そして、ふと自分の頬を触った。
かすかに震えていたはずの唇に、いつの間にか静かな微笑みが浮かんでいる。
オリアナは立ち上がり、姿見の前に立った。
鏡に映る自分の瞳が、今までよりもずっと強く輝いているように見える。
「私……いつの間にこんなに冷静になったのかしら」
今までおどおどしていた自分とは違う──それを少しだけ心地よく感じていた。
翌朝、オリアナは公爵家の朝食の席についた。
長いテーブルの向こう側には、すでにサディアスが座っていた。彼はオリアナを見るなり立ち上がり、形式的に一礼する。
「おはようございます、オリアナ姫」
淡々とした声音。抑揚がなく、冷たく響く。
「お、おはようございます、サディアスさま」
声が震えないよう意識しながら、オリアナは席に着いた。
昨日はただ雰囲気が怖いと思うだけだったが、今は別の意味で怖かった。物語の記憶が蘇った今、自分はいつ殺されてもおかしくない状況なのだ。
「昨夜は……よく眠れましたか?」
サディアスの声に、オリアナはびくりと肩を揺らした。
その声には感情の色がない。まるで機械のように形式的なものに聞こえる。
「ええ、ありがとうございます。ゆっくり休ませていただきました」
表面上は平静を装ったつもりだったが、サディアスの視線がオリアナの皿に向けられると、思わず手が震えた。
「食事に不都合はありませんか? 嫌いなものや苦手なものがあれば、遠慮なくおっしゃってください」
その言葉にオリアナははっと顔を上げる。
不安を感じていたが、並べられている料理は、どれもオリアナの好みのものばかりだった。ふんわりと焼かれた甘い卵料理、香ばしいパン、そしてさっぱりとした果実のジュース。
(なぜ私の好みを……? でも、油断はできないわ。もしかしたらこれも策略かもしれないし……)
警戒を解かないオリアナの様子に、サディアスは微かに目を伏せ、残念そうに肩を落とした。
「サディアスさま?」
「……いえ、何でもありません。食事を楽しんでください」
それきり、彼は視線を落としたまま口を閉ざしてしまう。
朝の陽光を浴びる彼の銀髪は美しく輝いているのに、その表情はどこか悲しげで、オリアナは妙な胸騒ぎを覚える。
(なぜかしら……やっぱり、彼のことが少しも理解できない……)
食事のあいだ、公爵家のダイニングには沈黙が続いた。
時折、使用人が食器を置く静かな音だけが響く。
サディアスは相変わらず感情をほとんど見せない。銀髪に縁どられた横顔はまるで彫刻のように美しいが、その冷たい無表情はオリアナの不安を煽った。
(私のことを嫌っているのは明らかだわ……でも、それなら昨日の贈り物は何だったのかしら)
オリアナの胸中には疑問ばかりが積もる。
ペンダントの星輝石は、物語で最も重要なアイテムのはず。それをわざわざサディアスが渡した意味がわからない。
(もしかしたら、星輝石で私を試している? それとも、別の意図が……?)
オリアナが無言で食事を続けていると、不意にサディアスが彼女の視線に気づいて顔を上げた。
二人の視線が交差し、一瞬だけ気まずい沈黙が流れた。
「あの……」
「……はい?」
沈黙を破ったのは、意外にもサディアスのほうだった。
彼は淡々とした口調を崩さないまま、オリアナの顔を見つめる。
「今日は気分がよさそうですね。その……昨夜はよほど疲れているようでしたから、心配でした」
「えっ……?」
思わぬ言葉に、オリアナは驚いて瞳を瞬かせた。
サディアスの表情はほとんど変わっていないが、彼の瞳はわずかに揺れているように見える。
(何なの、この人……。私を嫌っているんじゃないの?)
「お気遣いありがとうございます。とてもよく休めました」
おずおずと答えると、サディアスの表情が微妙に和らいだ気がした。
しかし、それもすぐに消えてしまい、再び淡白な顔に戻る。
「それならよかったです」
会話はそこで途切れた。
オリアナはますます混乱する。
物語のサディアスは妻を手にかけた悪役だが、目の前にいる彼からは悪意が感じられない。むしろ、微かな優しさが伝わってくるようにさえ思えた。
(だとしたら、なぜ妻を殺したの?)
その疑問が、オリアナの心を激しく揺さぶった。
やがて食事が終わり、サディアスが先に席を立った。
彼は一礼し、食堂を出て行こうとする。
しかし、その瞬間、彼は扉の前で足を止めた。
オリアナは顔を上げる。
「サディアスさま……?」
問いかけるオリアナをじっと見つめて、サディアスは微かに唇を動かした。だが、何を言おうとしたのか、彼は結局口を閉ざし、小さく首を振った。
「いえ、何でもありません。それでは」
サディアスは扉を開け、すぐに姿を消した。
残されたオリアナはますます困惑するばかりだった。
(あの人は一体、何を言おうとしたのかしら?)
オリアナはテーブルの上で握りしめていた拳をゆっくりと緩めると、深く息を吐き出した。
「……やっぱり、私の知らない何かがある」
呟きながら、オリアナはペンダントに手を触れる。
心に生まれた疑問が、また一つ増えていた。
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