黒き邪神と呪われし者(ファンタズマ)

神酒 佐久良

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自習

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 授業が始まる時間になってもだれも教室に来ない。

「先生遅いな~」

 ソラは先生が来ないためアレンのそばにいる。

「どうしたんだろうね」

 アリスは不安そうに言う。

「さっきの授業はいたのにな」

 アレンも不思議そうに言う。
 そんな話をしていると今日いつの扉が開く。
 だが、クロではなくほかの先生であった。

「クロ先生は用事が出来て今はいません。なので、自習にします」

「やった~」

 みんながうれしそうに騒ぐ。

「サボるなよ」

 そう言って先生は教室を出ていく。

「自習だって言われても何をやればいいんだろな?」

 ソラは笑いながら考える。

「たとえば……なんだろうな?」

「お前も分からないのかよ」

 ソラはアレンに突っ込む。

「教科書読んで予習すればいいんじゃないの?」

 アリスが二人に言う。

「そうだな」

 二人はそう言い教科書を見る。
 少し時間がたつと二人の集中力が落ちて、

「なあ、アレン」

「なんだ?」

「今度、俺と模擬バトルしてくれ」

 アレンはソラに言われてはっと目が点になる。

「はっ……、どうして?」

「いや~~、先生と戦ってるアレンを見て、俺もお前と戦ってみたいな~って思って」

「まあ俺はいいけど……」

「兄さんまた戦うの?」

 と、二人の会話を聞いて少し心配そうに訊く。

「ダメか?」

「ダメってわけではないけど、心配だなって」

「大丈夫だ。一門までなら開放しても大丈夫だし」

 この間のクロとの戦闘で七星封印の七門のうち、一門だけなら開放しても暴走しないことが分かり、アレンは自分も戦えることを知った。

「そう言う事なら兄さんでも開放できるようにするよ」

 アリスが少しさみしげに言う。

「出来るのか!」

 アレンは少し声を大きくして嬉しそうに言う。

「うん、一応」

「ありがとう」

「じゃあ、バトるか」

 ソラは話がひと段落ついたところを見計らい話し出す。

「おお、いいぜ」

 アレンはわくわくしながら返事をする。

「そろそろ自習に戻ろうよ」

 と、アリスは二人に言う。

「そうだな」

 二人ともそう言い教科書を読み始める。
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