黒き邪神と呪われし者(ファンタズマ)

神酒 佐久良

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 授業が終わって放課後になる。

「よ~し、アレン行くぞ!」

 すごく楽しげに言いながら、アレンの席にやってきた。

「わかってるよ」

 アレンも楽しげに言うが、二人のテンションにかなり差がある。

「じゃあ、先に部屋に戻ってるね」

 アリスはそう言って教室を出て行く。
 アレンは荷物をまとめる。
 そして、二人はバトルルームの予約をするために教室から出ていく。

「いつ使えるかな~」

 ソラが待ちきれないと言わんばかりにわくわくしている。

「意外と早くに使えるかもしれないぞ」

 アレンも少し差があるがわくわくしている。
 話しながら歩いているとバトルルームのそばにつく。
 すると、そこにはすごく多くの人がいた。

「すごい人の数だな」

「ああ、そうだな」

 二人とも唖然としていた。

「あっ、それより予約だ」

 少したって、ソラは我に返った。
 そしてアレンを引っ張り受付に行く。

「すみませ~ん」

 受付についたソラがそう言う。

「どうされましたか?」

 受付の人が訪ねる。

「バトルルームの予約をしたいんですけど」

「それでしたら、この紙にクラスと名前、そして使用したい日時書いてください」

 そう言いながら予約用紙を渡す。
 その紙を見てソラは首をかしげる。

「どうして来月からしか載ってないんですか?」

 その紙には、今月の欄が無く来月からしか載っていなかった。

「今月は予約が埋まっていまして」

「そうですか」

 ソラは少し不満げな顔をする。

「まあ、来月からでも俺はいいぞ」

 アレンはいつでもいいようだ。

「まあいいけど」

 そう言って予約用紙に載っている『いつでも』の欄にマルをして提出をする。

「あの~、今何かしているんですか?」

 アレンはさっきから気にしていたことを言う。

「四年生が学級委員を決めているんですよ」

「そうなんですか!?」

 アレンとソラが驚く。

「見に行かねえか?」

 ソラがアレンに言う。

「いいな」

 そう言いながら二人は観戦ルームに向かう。
 二人とも無言になって戦闘を見ている。
 四年生の戦いは洗練された動きで、魔力量は大した差がないのに二人は勝ち目がない事を悟った。

「やっぱり四年の上位の戦いは格が違うな」

 と、同じはずの四年生が悔しそうだが戦いにひかれている。

「四年になると差が出来るんだな」

 アレンが戦闘から一切目を離さずにソラに言う。

「そうだな」

 そう言ってソラも目を離せないでいる。
 二人は四年の戦いが終わって寮へ戻ろうとしている。

「俺らもあんな風になれるかな?」

 つばを飲み込みアレンが話す。

「もっと特訓しなくちゃだめだな」

「そうだな」

 そう言った瞬間アレンはふと何かを思う。

「どうした?」

 ソラが気になってアレンにどうしたかを聞く。

「いや、ちょっとな」

 アレンはきずかれないように隠す。

「それならいいが」

「俺ちょっと用事があるから先に帰ってくれ」

 そう言ってアレンは走って校舎の方に向かう。
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