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第3章・炎帝龍の山
十三話・頼みがある
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~↓リオside↓~
あの狼は、古代林の蜂をも従えている
それだけの力があると言う事だ
恐ろしい…俺とダンの足は、もうガタガタと震えている
『そう怯えるでない。今は、話があるだけだ。』
今は?今はと言う事は…
話が終わった後には計り知れない恐怖が待っているのだろうか?
「は、話とは、な、何でしょうね?」
ダンも怯えてしまっている様で
声が裏返っている…
でしょうね…って何だよ
『何をそんな風に怯えている?何も取って食うつもりもないし、今ではもう殺す必要もなさそうだからな。…』
食う訳ではないのか?
だが…今は、殺し必要も無いって事は前にはあったのか?
…ダメだ…考えるな
狼は話を続けた
『ただ頼みがあるのだ。』
「ふへ?頼み?」
俺は思わず、間抜けな声を出してしまった
しかし、頼みだと?
一体それは、何だろうか?
もっと恐ろしい事を要求されるのだろうか?
『そうだ。頼みがある』
狼は、こちらをじっと見つめ続けている。
「そ、その頼みとは、一体なんでしょうか?」
まだまだ俺は、身体中が恐怖で強張ってしまっている
まともに話しが出来ない。
『我々の事をけして、他の者達に他言しないでもらいたいのだ』
他言しないだけ?
まさかな、狼は話を続ける
『我々には、ある事情がある…その事情が明るみに出る事を避けねばならない』
「あなた方の事を他言しないだけ?ですか?」
ダンがそう尋ねた
『そうだ。我々がお前達を助けた事は、他言無用だ』
「へ?助けた?」
また、俺は変な声を出してしまった。
しかし、実際の所、魔物が人を助けるなんて
勇者といった伝説の話でしか聞いた事がない
『そうだぞ?わざわざ、あの胸糞悪いクソどもから、お前達を助けたのだ。』
クソども?あの追っ手の奴らか?
「本当に助けてくれたのか?」
『ああ、そうだとも体の傷も治したぞ?』
助けてくれたようだ
その上傷の治癒までしてくれている
しかし、何故助けてくれたんだ?
俺たちには、全く訳が分からない
『ただ、助けた時に使った治癒魔法の方が問題だ。そこのお前とまだ寝ている子供に使った治癒魔法を使える存在は、この世界には数少ない。』
「まさか、エクストラヒール?」
狼は違うと首を振る
「なら、何を?」
『キュアだ』
キュア?ってあのキュアか⁉︎
この世界に幾つかある大教会
聖天教会、ガファロ神教会ともう一つの教会にだけ居ると聞く
神の使いと呼ばれる…至高の存在
神選職である大司教、聖女様や聖者様たちだけが使える
って教会の神父やシスターが口々に言う
神から与えられた世界を救済する魔法の一つ
高位の治癒魔法のキュア?
そのキュアを魔物が使いこなすのか?
神の使いにしか使えないという話だったはずだ
っと言う事は?
目の前に居るコイツは
「…ひょっとして…あなたは、神の使い?」
『……』
俺の問いに狼は何も答えない
ただ、こちらをじっと見つめ続けている
否定もしないしそうだとも言わない
答えないっと言う事は…
そうだという事だ
「他言無用っと言うのは、つまりそう言う事ですか?」
ダンがそう口にした。
『答えられないのだ。…ただ…我々には、使命がある。その使命を全うせねばならない。その為には、国や教会から干渉を受けるわけにはいかぬのだ』
使命を持っている、っという事は
つまり、神からの使命を持っているっという事だ
確かに、神の使いの存在を世間に知られてしまえば
確実にその存在を確認する為に国や教会が動き出すだろう
他言無用…1人たりとも話してはいけない…
「もし、他言無用を守れないとしたら?約束を破ったりしたらどうなる?」
『我々との約束を守れない、破る事を考えたりする事がありえるのも困るな…だったら、ここからお前達を出すわけにはいかぬな?』
ここから出さない?
この場所の事を知っている?
「ここから出さないっとは、どういう事だ?」
『ここは、我々が作り出した空間だ。出すのも出さぬのも我々次第だ』
この空間を作った⁉︎
出入りを出来るのも、この連中だけ…だと?
ーーーーーーーーーーーーーー
夕刻の灯です。
今日更新の予定でしたが
実の所…寝てしまった
…申し訳ありません。
睡魔に勝てない季節到来です。
ああ、眠い。
ロングスリーパー発動中…
本当に…すいません。
ぼちぼち更新して行きますよ
睡魔に勝てる…かな?
あの狼は、古代林の蜂をも従えている
それだけの力があると言う事だ
恐ろしい…俺とダンの足は、もうガタガタと震えている
『そう怯えるでない。今は、話があるだけだ。』
今は?今はと言う事は…
話が終わった後には計り知れない恐怖が待っているのだろうか?
「は、話とは、な、何でしょうね?」
ダンも怯えてしまっている様で
声が裏返っている…
でしょうね…って何だよ
『何をそんな風に怯えている?何も取って食うつもりもないし、今ではもう殺す必要もなさそうだからな。…』
食う訳ではないのか?
だが…今は、殺し必要も無いって事は前にはあったのか?
…ダメだ…考えるな
狼は話を続けた
『ただ頼みがあるのだ。』
「ふへ?頼み?」
俺は思わず、間抜けな声を出してしまった
しかし、頼みだと?
一体それは、何だろうか?
もっと恐ろしい事を要求されるのだろうか?
『そうだ。頼みがある』
狼は、こちらをじっと見つめ続けている。
「そ、その頼みとは、一体なんでしょうか?」
まだまだ俺は、身体中が恐怖で強張ってしまっている
まともに話しが出来ない。
『我々の事をけして、他の者達に他言しないでもらいたいのだ』
他言しないだけ?
まさかな、狼は話を続ける
『我々には、ある事情がある…その事情が明るみに出る事を避けねばならない』
「あなた方の事を他言しないだけ?ですか?」
ダンがそう尋ねた
『そうだ。我々がお前達を助けた事は、他言無用だ』
「へ?助けた?」
また、俺は変な声を出してしまった。
しかし、実際の所、魔物が人を助けるなんて
勇者といった伝説の話でしか聞いた事がない
『そうだぞ?わざわざ、あの胸糞悪いクソどもから、お前達を助けたのだ。』
クソども?あの追っ手の奴らか?
「本当に助けてくれたのか?」
『ああ、そうだとも体の傷も治したぞ?』
助けてくれたようだ
その上傷の治癒までしてくれている
しかし、何故助けてくれたんだ?
俺たちには、全く訳が分からない
『ただ、助けた時に使った治癒魔法の方が問題だ。そこのお前とまだ寝ている子供に使った治癒魔法を使える存在は、この世界には数少ない。』
「まさか、エクストラヒール?」
狼は違うと首を振る
「なら、何を?」
『キュアだ』
キュア?ってあのキュアか⁉︎
この世界に幾つかある大教会
聖天教会、ガファロ神教会ともう一つの教会にだけ居ると聞く
神の使いと呼ばれる…至高の存在
神選職である大司教、聖女様や聖者様たちだけが使える
って教会の神父やシスターが口々に言う
神から与えられた世界を救済する魔法の一つ
高位の治癒魔法のキュア?
そのキュアを魔物が使いこなすのか?
神の使いにしか使えないという話だったはずだ
っと言う事は?
目の前に居るコイツは
「…ひょっとして…あなたは、神の使い?」
『……』
俺の問いに狼は何も答えない
ただ、こちらをじっと見つめ続けている
否定もしないしそうだとも言わない
答えないっと言う事は…
そうだという事だ
「他言無用っと言うのは、つまりそう言う事ですか?」
ダンがそう口にした。
『答えられないのだ。…ただ…我々には、使命がある。その使命を全うせねばならない。その為には、国や教会から干渉を受けるわけにはいかぬのだ』
使命を持っている、っという事は
つまり、神からの使命を持っているっという事だ
確かに、神の使いの存在を世間に知られてしまえば
確実にその存在を確認する為に国や教会が動き出すだろう
他言無用…1人たりとも話してはいけない…
「もし、他言無用を守れないとしたら?約束を破ったりしたらどうなる?」
『我々との約束を守れない、破る事を考えたりする事がありえるのも困るな…だったら、ここからお前達を出すわけにはいかぬな?』
ここから出さない?
この場所の事を知っている?
「ここから出さないっとは、どういう事だ?」
『ここは、我々が作り出した空間だ。出すのも出さぬのも我々次第だ』
この空間を作った⁉︎
出入りを出来るのも、この連中だけ…だと?
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夕刻の灯です。
今日更新の予定でしたが
実の所…寝てしまった
…申し訳ありません。
睡魔に勝てない季節到来です。
ああ、眠い。
ロングスリーパー発動中…
本当に…すいません。
ぼちぼち更新して行きますよ
睡魔に勝てる…かな?
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