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第89話 ドーナツとロックケーキと羊羹と
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ブラ―ウンシュパイク男爵との交渉の首尾は、上々と言ったところであった。
浦賀艦長の千葉大佐は、あらかじめ機関長の市川中佐に命じて必要な搭載石炭量を計算させておいたが、今回の航海は、小笠原往復を想定し、横須賀出航に当たり石炭を新たに搭載しておらず、補給用の石炭も食潰していたので、燃料用と補給用を合わせて総量3,200tのところ、半量ほどの1,500tが手持ちで、満載とするには、燃料用まるまる分に相当する1,700tを新たに搭載する必要があった。
この点、属領首府属領代官庁に確認したところ、海賊や旧公国派の跳梁による一時的な海上輸送の途絶のために、ブリーデヴァンガル島への石炭移送が滞っていたことから、樽容量による暫定計算で、問題なく1,700t相当分の石炭調達の目星がついた。
ブラ―ウンシュパイク男爵には、別途、真水500tの補給と、石炭積み込みのための臨時の桟橋建設と艀や労務者の提供も依頼したところ、これも快諾を得た。
桟橋は、横に並べたボートの上に板を渡すという、伝統的な仮橋スタイルである。
この上に並んだ臨時雇いの労務者たちが、一抱えほどのコールサックに入れられた石炭を、バケツリレー式で陸岸から浦賀に接舷している艀まで搬送し、ある程度溜まったところで、デリッククレーンを使って艦内に運び入れた。
これに加え、数tの石炭を搭載した手漕ぎの艀4~5隻が、岸壁と浦賀の間を往復して石炭を運んだ。
さらに、樽詰めの真水は、水源池から馬車で輸送された樽を艀に積み込み、岸壁と浦賀を往復した。
これらの作業は、終了までに3~4日かかるものと予想された。
作業に当たる労務者たちには、そこそこの日当が支払われるものと見え、石炭運びの労務者の中には女性の姿が散見され、水樽を運ぶ馬車の御者の中には、子供の姿さえ見受けられた。
水樽を艀に積む作業を仕切っていた神崎二等機関兵曹は、兄妹と思われる子供が御者を務める馬車に目が留まった。
兄の方は年の頃12,3歳、妹と思われる女の子は10歳くらいと思われたが、馬車を扱う腕は一人前に見えた。
神崎二機曹の記憶では、その子らが手綱を取る2頭立ての馬車は、その日の3回目の水樽運搬であった。
馬車が岸壁に到着すると、樽を運ぶ労務者がわらわらと取り付き、樽を降ろし始める。
「よお、坊主。坊主みたいな子供も御者をやるのかい。二人は兄妹かね。」
神崎が御者台の兄と思われる方に話し掛けると
「坊主ってのはよしてくんないかな、異国の兵隊さん。俺はボリス、こっちは妹のアマラマーチっていうんだ。」
ボリスは、まだ声変わりしていない声で答えて寄越した。
「おお、すまんすまんボリス。しかし、君は手綱捌きが随分と達者だな。」
「当たり前だぜ、兵隊さん。俺は、小さい頃から父ちゃんの手伝いをしていたんだからな。そこいらの半端な御者には負けないぜ。」
「ああ、そうか。ところで、俺は神崎っていうんだ。兵隊さんじゃなく、名前で呼んでくれ。」
「分かったよ、コウザキさん。」
ボリスは、少し、神崎に打ち解けた様子である。
「ボリスたちは、今日、あと何往復するんだい?」
「あと1,2往復ってところかな。手間賃は往復回数で決まるから、本当はもう少し往復したかったんだけど、家の手伝いがあるから、戻らなきゃならないんだ。」
「ほお、偉いもんだな。まるで父ちゃん代わりだ。」
言ってから神崎は
「しまった。」
と思った。
ボリスの表情が少し暗くなったからである。
「父ちゃんは体を壊しているから、俺が父ちゃんの分まで働くんだ。」
「ああ、要らないことを聞いちまったな。すまない。」
神崎が詫びると
「いや、構わないよ。父ちゃん代わりに稼いだり母ちゃんを手伝ったりするのは嫌いじゃないんだ。ちゃんと働くと一人前扱いされるからな。」
とボリスは答えた。
アマラマーチの方はと見ると、御者台の兄の横でもじもじしている。
神崎は、故郷に年の離れた妹がおり、アマラマーチにその面影を見た。
「今日の仕事が終わったら、俺に声を掛けてくれ。」
神崎がボリスに言うと
「何でだい?」
という問いが返って来た。
「まあ、とにかく呼んでくれ。」
「分かった、そうするよ。」
訝し気な表情をして、ボリスはまた水源池の方へ馬車を走らせて行った。
その後、しばらくの間、神崎は、水樽の艀積み込みの指揮を執っていたが
「コウザキさん。」
と呼ばれたので振り返ると、御者台に座ったボリスがいた。
「君らは、今日は良く働いてくれたらしいので、こいつを進呈するから取っておいてくれ。」
そう言うと神崎は、浦賀で生産されたドーナツとロックケーキ数個ずつを紙で包んだものをボリスに手渡し、さらに羊羹を一棹ずつ、兄妹にそれぞれ手渡した。
「これは何だい、コウザキさん。輪っかと石ころとレンガって、貰っても仕方がないよ。」
「ああ、今、渡したのは、全部菓子だよ。輪っかはドーナツ、石ころはロックケーキ、レンガは羊羹っていうんだ。」
神崎は苦笑しながら説明してやった。
すると、まずアマラマーチがドーナツをかじり
「甘ーい!」
と声を上げた。
これを見たボリスがロックケーキを取りかじりつくと
「うわ、こっちも甘い!こんな砂糖菓子なんか、貴族様しか食べられないぞ!」
と喚声を上げた。
「気に入ってくれたなら良かった。そっちの羊羹は、持って帰ってから紙包みを剝がし、おっ母さんに切り分けてもらいな。」
兄妹が喜ぶ様を見て、自分も嬉しくなった神崎が言った。
「うん。ありがとう、コウザキの兄貴!」
最後にボリスは、神崎を兄貴呼ばわりして去って行き、それを見送った神崎は、妹のことを思い出していた。
一方、帰宅したボリスとアマラマーチは、神崎に貰った菓子を母親に見せていた。
母親のアドリナは、ドーナツとロックケーキを見て菓子であると聞き
「どうしたんだい、こんな贅沢な物。まさかあんたたち…。」
と言い掛けた。
「違うよ、変なこと想像しないでよ。これはね、異国の兵隊さんから貰ったんだ。」
ボリスがムキになって言う。
「異国って…あの異世界から来たっていう噂のニホン人のことかい?」
アドリナは驚いたように問い返した。
「そうだよ。ああ、そっちの紙包みはレンガじゃなくて、それも菓子だってさ。包みを開けて切り分けろって兵隊さんが言っていたよ。」
アドリナが言われるままに紙包みを開けると、茶色で四角いレンガのようなものが出て来た。
もとより、レンガのように固くはない。
彼女は台所で包丁を取り出すと、まずは端を薄く切り、恐る恐る口に入れてみた。
「!?」
アドリナは、咄嗟に声が出なかった。
「どうしたんだい、母ちゃん。」
母親の様子を見たボリスが怪訝そうに聞くと
「何だい、この贅沢な甘さは!こんな菓子、母さん今まで食べたことないよ。きっとお貴族様でしか食べられない贅沢品だよ!」
アドリナは、震える手で羊羹を刻み、ボリスとアマラマーチに手渡した。
「!?」
「?!」
兄妹は、二人とも感動で声にならない。
「あんたたち、大変なことになるから、この菓子の事は人に言って自慢しちゃいけないよ。分かったね。」
アドリナが因果を含めるように言うと、兄妹たちは無言で頷いた。
浦賀艦長の千葉大佐は、あらかじめ機関長の市川中佐に命じて必要な搭載石炭量を計算させておいたが、今回の航海は、小笠原往復を想定し、横須賀出航に当たり石炭を新たに搭載しておらず、補給用の石炭も食潰していたので、燃料用と補給用を合わせて総量3,200tのところ、半量ほどの1,500tが手持ちで、満載とするには、燃料用まるまる分に相当する1,700tを新たに搭載する必要があった。
この点、属領首府属領代官庁に確認したところ、海賊や旧公国派の跳梁による一時的な海上輸送の途絶のために、ブリーデヴァンガル島への石炭移送が滞っていたことから、樽容量による暫定計算で、問題なく1,700t相当分の石炭調達の目星がついた。
ブラ―ウンシュパイク男爵には、別途、真水500tの補給と、石炭積み込みのための臨時の桟橋建設と艀や労務者の提供も依頼したところ、これも快諾を得た。
桟橋は、横に並べたボートの上に板を渡すという、伝統的な仮橋スタイルである。
この上に並んだ臨時雇いの労務者たちが、一抱えほどのコールサックに入れられた石炭を、バケツリレー式で陸岸から浦賀に接舷している艀まで搬送し、ある程度溜まったところで、デリッククレーンを使って艦内に運び入れた。
これに加え、数tの石炭を搭載した手漕ぎの艀4~5隻が、岸壁と浦賀の間を往復して石炭を運んだ。
さらに、樽詰めの真水は、水源池から馬車で輸送された樽を艀に積み込み、岸壁と浦賀を往復した。
これらの作業は、終了までに3~4日かかるものと予想された。
作業に当たる労務者たちには、そこそこの日当が支払われるものと見え、石炭運びの労務者の中には女性の姿が散見され、水樽を運ぶ馬車の御者の中には、子供の姿さえ見受けられた。
水樽を艀に積む作業を仕切っていた神崎二等機関兵曹は、兄妹と思われる子供が御者を務める馬車に目が留まった。
兄の方は年の頃12,3歳、妹と思われる女の子は10歳くらいと思われたが、馬車を扱う腕は一人前に見えた。
神崎二機曹の記憶では、その子らが手綱を取る2頭立ての馬車は、その日の3回目の水樽運搬であった。
馬車が岸壁に到着すると、樽を運ぶ労務者がわらわらと取り付き、樽を降ろし始める。
「よお、坊主。坊主みたいな子供も御者をやるのかい。二人は兄妹かね。」
神崎が御者台の兄と思われる方に話し掛けると
「坊主ってのはよしてくんないかな、異国の兵隊さん。俺はボリス、こっちは妹のアマラマーチっていうんだ。」
ボリスは、まだ声変わりしていない声で答えて寄越した。
「おお、すまんすまんボリス。しかし、君は手綱捌きが随分と達者だな。」
「当たり前だぜ、兵隊さん。俺は、小さい頃から父ちゃんの手伝いをしていたんだからな。そこいらの半端な御者には負けないぜ。」
「ああ、そうか。ところで、俺は神崎っていうんだ。兵隊さんじゃなく、名前で呼んでくれ。」
「分かったよ、コウザキさん。」
ボリスは、少し、神崎に打ち解けた様子である。
「ボリスたちは、今日、あと何往復するんだい?」
「あと1,2往復ってところかな。手間賃は往復回数で決まるから、本当はもう少し往復したかったんだけど、家の手伝いがあるから、戻らなきゃならないんだ。」
「ほお、偉いもんだな。まるで父ちゃん代わりだ。」
言ってから神崎は
「しまった。」
と思った。
ボリスの表情が少し暗くなったからである。
「父ちゃんは体を壊しているから、俺が父ちゃんの分まで働くんだ。」
「ああ、要らないことを聞いちまったな。すまない。」
神崎が詫びると
「いや、構わないよ。父ちゃん代わりに稼いだり母ちゃんを手伝ったりするのは嫌いじゃないんだ。ちゃんと働くと一人前扱いされるからな。」
とボリスは答えた。
アマラマーチの方はと見ると、御者台の兄の横でもじもじしている。
神崎は、故郷に年の離れた妹がおり、アマラマーチにその面影を見た。
「今日の仕事が終わったら、俺に声を掛けてくれ。」
神崎がボリスに言うと
「何でだい?」
という問いが返って来た。
「まあ、とにかく呼んでくれ。」
「分かった、そうするよ。」
訝し気な表情をして、ボリスはまた水源池の方へ馬車を走らせて行った。
その後、しばらくの間、神崎は、水樽の艀積み込みの指揮を執っていたが
「コウザキさん。」
と呼ばれたので振り返ると、御者台に座ったボリスがいた。
「君らは、今日は良く働いてくれたらしいので、こいつを進呈するから取っておいてくれ。」
そう言うと神崎は、浦賀で生産されたドーナツとロックケーキ数個ずつを紙で包んだものをボリスに手渡し、さらに羊羹を一棹ずつ、兄妹にそれぞれ手渡した。
「これは何だい、コウザキさん。輪っかと石ころとレンガって、貰っても仕方がないよ。」
「ああ、今、渡したのは、全部菓子だよ。輪っかはドーナツ、石ころはロックケーキ、レンガは羊羹っていうんだ。」
神崎は苦笑しながら説明してやった。
すると、まずアマラマーチがドーナツをかじり
「甘ーい!」
と声を上げた。
これを見たボリスがロックケーキを取りかじりつくと
「うわ、こっちも甘い!こんな砂糖菓子なんか、貴族様しか食べられないぞ!」
と喚声を上げた。
「気に入ってくれたなら良かった。そっちの羊羹は、持って帰ってから紙包みを剝がし、おっ母さんに切り分けてもらいな。」
兄妹が喜ぶ様を見て、自分も嬉しくなった神崎が言った。
「うん。ありがとう、コウザキの兄貴!」
最後にボリスは、神崎を兄貴呼ばわりして去って行き、それを見送った神崎は、妹のことを思い出していた。
一方、帰宅したボリスとアマラマーチは、神崎に貰った菓子を母親に見せていた。
母親のアドリナは、ドーナツとロックケーキを見て菓子であると聞き
「どうしたんだい、こんな贅沢な物。まさかあんたたち…。」
と言い掛けた。
「違うよ、変なこと想像しないでよ。これはね、異国の兵隊さんから貰ったんだ。」
ボリスがムキになって言う。
「異国って…あの異世界から来たっていう噂のニホン人のことかい?」
アドリナは驚いたように問い返した。
「そうだよ。ああ、そっちの紙包みはレンガじゃなくて、それも菓子だってさ。包みを開けて切り分けろって兵隊さんが言っていたよ。」
アドリナが言われるままに紙包みを開けると、茶色で四角いレンガのようなものが出て来た。
もとより、レンガのように固くはない。
彼女は台所で包丁を取り出すと、まずは端を薄く切り、恐る恐る口に入れてみた。
「!?」
アドリナは、咄嗟に声が出なかった。
「どうしたんだい、母ちゃん。」
母親の様子を見たボリスが怪訝そうに聞くと
「何だい、この贅沢な甘さは!こんな菓子、母さん今まで食べたことないよ。きっとお貴族様でしか食べられない贅沢品だよ!」
アドリナは、震える手で羊羹を刻み、ボリスとアマラマーチに手渡した。
「!?」
「?!」
兄妹は、二人とも感動で声にならない。
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