“うた”

西野低気圧

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ペンタゴン

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ちっちゃな夢がまた一つ潰れていった
傷跡を見て思い出すのは
芽生えかけのわたしの苗木と
優しく愛でるあなたの姿

愛と誠実と希望
そこに幸運を付け足して終われれば
それでよかったのに

「蛇足」という言葉があるように
無くてもいいものを手に入れたら綻んでしまう
それをわかっていたのかもしれないけれど
ただここに残っているのは
汚れていないガラスのケース


おっきな枕がまた一日を終わらせる
染み跡を見て考えるのは
感じてたはずのだれかの体温と
受け止めきれないわたしのいのち

憎悪と不実と絶望
そこに悪運がついてきて始まれば
望みはしないのに

「矛盾」という言葉があるように
なんでもかんでも一位にしたら無くなってしまう
もしかして気付いたのかもしれないけれど
ただとても覚えているのは
砕けて割れたガラスの指輪


四角の次は五角だって
あなたの詩(うた)が教えてくれた
内角の和は540度らしいよ
三角に分けることもできるんだから
いつかあなたにおすそ分けするね

「私」という言葉があるせいで
わたしを認識するための道具を知ってしまう
話してはくれないのかもしれないけれど
五つ目はあなたがいいんだ
出来上がるのは明るい未来
大事な大事なペンタゴン
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