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四章(ハッピーエンド編)
その3
しおりを挟む「怖いなぁ」
病床でぽつりと、あの人が呟く。
「明人さん?」
「僕が居なくなった後、仁美ちゃんが一人になるのが怖いんだ。君はしっかりしてる様で、何処か危なっかしい所があるから」
そう語る男の顔はいかにも不安げな様子で。普段気丈な彼が初めて見せる表情に、思わず噴き出してしまった。
「仁美ちゃん」
「ふ、フフ、すみません。大真面目に言うもんだからつい、可愛いなと思って」
言われ慣れない言葉に、困惑した表情を浮かべる男の顔を見つめ、口を開く。
「……大丈夫です。俺は必ず貴方の歳よりも長く生きて、貴方の墓前に毎年花を供える。約束ちゃんと守りますから、明人さんは一日でも多く長く生きてください」
自身より大きく、しかし幾分痩せてしまった男の手に自らのそれを重ねる。指先が震えるのを誤魔化すよう、強くその手を握り込んだ。
目の前の男の口元に、いつもの笑みが戻る。
「仁美ちゃんの手は温かいね」なんて答えをはぐらかす彼の優しい声色が、耳に残って離れなかった。
津村仁美。今年で36歳。唐突な話だが、自身は昔からあまり頭が良くない。
勉強が出来ないのもそうだが、物事を難しく考え、その場で適切な判断を下すことがとにかく苦手だった。
一応、頭では分かっている。言動のおかしい若者の育成環境が、当然の如くおかしかったというだけの話。自分の身の安全を考えるなら、関わらないのが賢明な判断だということは。
しかしその理屈を、胸にわだかまる感情と折り合い付けるだけの頭が自身には足りていない。
故に流されるべきでない感情と情動につき動かされるまま、今に至っている。
「じゃあ今日もこれ使おっか」
そうあえて明るい調子で告げながら、手に持ったそれを男の前にかざす。男性器の形を模した玩具は平均的なサイズより一回り大きく、しかし青年のそれよりは小さい。
「は、はい!」
須藤はおずおずと、自身の手からディルドとローションを受け取った。以前より落ち着きが出てきたからか、危うい手付きながらもそれを取り落とすことはない。
須藤和男。26歳。彼の過去を直に聞いてしまって以降、裏で進めていた引越しの作業は全て中断した。
それから二週間の時が経ち、今自身は彼との初夜を成功させるべく、ディルドを用いた拡張作業へと臨んでいる。この夜を含め、早四度目の試みとなるか。月日が経つのは早い。
「今日はね、先に解したからそのまま挿れて……ん、っ、そう」
ローションを纏わせた須藤の指が中を確かめた後、ディルドの先端が押し当てられる。
提案した初日。念入りに中を解した上で、半ばまで収めるのが限界であったそれが、須藤の手の動きに従いずぶずぶと胎の奥へ沈み込んでいく。
「ッ、ぁ」
「いたくないですか、津村さん」
見上げた先にある須藤の顔は、興奮と情欲に塗れ獣の如き様相を浮かべていた。
以前の己であれば、恐怖に抗わぬまま彼を拒絶していたことだろう。しかし今はもう、覚悟を決めていた。彼を信じて、もし駄目だった時の代償は甘んじて受け入れる。
「うん、だいじょうぶ。そのまま、動かして……っぁ」
奥まで収まったディルドがゆっくりと引き抜かれ、再び中に押し込まれる。快い場所に当たるよう、自ら腰を浮かせてゆるやかな律動に身を任せる。
「っ、はぁー……ハ、っ」
「ァ、ん、すごい上手、あ、そこっ」
「ハァ……」
「っん、ね? 須藤くん、本番も、こうしてゆっくりするの、ぁ、出来る?」
「ぅ……はい」
か細いながらも、確かにそう肯定する青年の声。実際、想像よりもずっとよく須藤は耐えている。
時に粗野で独りよがりであった振る舞いも、それがまともに他者と関わったことのない彼の人生経験から来ているのだと分かれば、幾分恐怖は薄れた。
人は未知に対して本能的な恐怖を抱く。
得体の知れない怪物を恐れることはあれど、青年の悲惨な生い立ちを知り、それでも尚彼を忌み嫌うことが、どうしても自身には出来なかった。だから。
「ッ、ぁ、ア」
須藤の手により、もたらされる快楽を甘んじて受け入れる。前立腺と後腔の奥を突く質量が懐かしくも心地よく、ただ瞼を閉じて、目の前の快感を追い求めた。
恥ずかしい話だが、自身は性的な事をそれなりに、いやかなり好む方だ。
かつての旦那は淡白な人間だったが、それでも出来うる範囲で彼の手を煩わせ、付き合わせたほどには性に積極的で快楽にも弱い。
以前の己であれば、須藤を前にそんな弱みを見せる気にもならなかっただろう。しかし今は違う。
「き、気持ちいいですか」
「アァっ、ん……いいっ、は、きもちい」
声が高く上擦るのも構わず、腰を揺する。
長大な青年の逸物を前にして、がちがちに固まった体では挿入るものも入らない。そう考えての行動だった。しかし不意に、胎へと収まっていたそれを引き抜かれる。
「どう、したの?」
「……つ、津村さん。おれ、本当にがんばります。き、気持ちよくなれるように、しますから」
その焼け付く視線と、後腔に押し当てられる質量に言わずがもな須藤の求めるものが分かった。
正直、今の段階だと五分五分だ。次にまた失敗した時、この青年が何を感じ、どう動くのかまるで見当もつかない。それでも。
「須藤くん」
「っ、はい」
「だいじょうぶ、信じてるよ」
一度考えることをやめて、目の前の青年の身を抱きしめた。
もう分からないことを考えても仕方ない。今出来るのはただ、彼を受け入れたいという意思と覚悟を見せることだと、心の赴くまま行動する。
須藤はしばし固まったまま、腕の中に抱かれていた。やがて、ゆっくりと自身に回された腕を外したかと思うと、真っ直ぐな視線をこちらに向ける。
「あ、貴方を傷付けないって、約束します」
そうあまりに真面目な声色で、しかし未だ不安げな表情を浮かべる青年。思わず、自身の口端が自然とにやけてしまうのを感じた。
「ふふ、可愛い」
「津村さん」
「いいよ、きて」
その言葉に、押し当てられた熱がいよいよ中へと入り込んで来る。
想像はしていたが、やはりキツい。思わず眉根が寄りそうになり、咄嗟に手で顔を隠した。
大きく、ゆったりとした呼吸を心がける。こちらにかかる吐息も、その熱と荒さに反して、中へと押し入る熱は思いの外ゆっくりとしたものだった。
「……~~っ、は、ァ」
やがてずんと、奥まで当たる熱く重い感触に、一つ息を吐く。
手をずらし、下を見下ろした。青年の逸物の九割方が、自身の中に埋まっている光景。これでまだ全部じゃないのか、と。そんなことを思いつつ、青年の顔を見上げる。
見なければ、良かったなと。この時確かにそう思った。
「……すどう、くん」
「はい」
「大丈夫じゃ、なさそうだね」
「っ、ぅウ、はい」
「あの……うん。わかった、ちょっと待ってね、まてる?」
目を逸らしたら、負ける。緊張を押し殺し青年の目を見つめ返した。なんとなく、勝手が分かってきた気がする。ここで自身が怯えたり怖がる態度を見せたら、おそらく終わりだ。
「少し動くから、お利口にして」
口元に笑みを作り、宥めるよう青年の頬に手を当てて身動ぐ。大丈夫そうなのを確認し、中に須藤の逸物を含んだまま体勢を変え、彼の上へと乗り上げた。
「っ、ぁ、ぐ」
「ね、覚えてる? 君とはじめて繋がろうとした日も、この体勢だったの」
「……っ、ハ」
「いっぱい我慢して、頑張ってくれたもんね。須藤くんがちゃんと慣らしてくれたから、ほら。ぜんぶ入ってる」
「つ、津村さん」
「だから今度は、俺ががんばるね?」
騎乗位のまま、ゆっくりと腰を上げて中のそれを絞り上げた後、再び飲み込む。
今までの人生で、最も馴染みのある体位だった。性的に淡白で、なおかつ病人の伴侶に無理を強いるのも良くないと、常に彼の上に跨っていた記憶を思い返す。
太腿と下腹に力を入れ、引き抜くタイミングに合わせて中を締めた。より増していく圧迫感を、息を吐いてやり過ごしながら抽送を繰り返す。
「アッ、ぁ」
「ん、っ須藤くん、はァ、このままだして」
「ぅ、でも」
「だいじょうぶ。何回でも、ぁ、付き合って、あげるから」
下に敷く須藤の呼吸が、急速に荒くなる。何度もイかせた経験から、それが吐精の間際の合図だと分かった。
不意にぐんと、腰を奥に押し付けられる。
「っッあ! っ~~ぁ、ウ、う」
腰を強い力で掴まれ、ぐりぐりと最奥をこねられ全身に怖気にも似た震えが走った。ゴム越しにも、今自身の奥で精を吐き出されてるのが分かる。
「ぁ、ッあ、ん」
ぞくぞくと背筋を駆けるのは、紛れもなく快楽から来るもので。自らの浅ましさを自覚しつつ、未だ中で硬く質量を保ったそれを、腰をゆすって緩く扱く。
「つ、むらさん、止まって」
「ん、でもまだこんなにっ、ぁ、かたい」
「おねがいします。や、約束っ、もう、やぶりたくな……っ、く」
ぎちぎちとこちらの腰を強く掴む手に、まだ彼は気付いていないようで。それでも自身を傷付けまいと自制する青年の健気さを前に、ぐらりと己の中で何かが揺らぐのを感じた。
「……すどう、くん」
青年の手に自身のそれを重ね、緩く撫でる。そこで己が力みすぎていたことに気付いたのか、慌てて離れようとする手を捉え、指を絡めた。
「俺とこうするのが、君の初めてだった?」
その質問の意図を正しく読み取ったのだろう、須藤はしばし沈黙した後、首を横に振る。
「……好きな人とするのは?」
「それは、津村さんが初めてです」
「ふふ、須藤くん。こういうことはね、心を通わせた相手とするのが一番気持ち良いんだよ。君は俺のことが好きだから、いっぱい気持ち良くなってくれてるんだよね」
「……そ、れなら」
津村さんは、とそう問う男の声は震えていた。
不安に揺れる青年の美しい顔に、愛した男の面影を見ているのはまぎれもない事実だ。しかしそれ以上に、目の前の彼は「須藤和男」という一人の生きた人間で。
「もう一個、約束。俺のこと一番気持ちよくして。良すぎて歯止めが効かなくなるぐらい、君のことを好きになりたい」
今までのその場しのぎでなく、本心からの言葉だった。目を見開く青年の体にしなだれかかり、その唇に触れるだけのキスをする。
ゆっくりと律動を再開し、未だ硬く熱を持った須藤の逸物で中を抉る。今度は気持ち良い箇所を中心に当て、自らの快楽も追い求めた。
「ぁ、あっ、はぁ、ん」
「うウ、ぅ」
「アッ……! ん、そう、上手にできてる、ァん」
玩具で練習した際と同じ、ゆるやかな律動で須藤もまた自身の中を突く。ぞわぞわとした快感が再び込み上げてきて、徐々に抽送の間隔が狭まっていく。
「ゃ、アッ、あぁ」
「ッ、は、きもちいですか」
「うんっ、き、もちいッ、ぁ、いい、アんっ、ぁ」
ぱちゅぱちゅと生々しい水音が響く中、須藤の唇が自身のそれへと触れた。閉じた唇の隙間から、荒く熱く、興奮した男の吐息が漏れる。しかしそれ以上先に進む事なく、幾度も啄むようにキスされる。
内に獣の如き情欲を激らせる青年が、こちらの身を案じて自らの欲望を抑え、ゆるやかな情事に甘んじている。その事実が堪らなく愛おしく思え、同時に自らの内にある欲が膨れていくのを感じた。
「ぁあ、ゥ、あん、イく、も、イきそう」
「っ、ハァ、俺も」
「アッ、ァン! ッ、ハ、ぁ、あ」
律動の間隔が先程よりも早まり、こつこつと奥を小突かれる。ぎゅうと丸めた足の指から、頭のてっぺんまで焦燥にも似た情動が駆けめぐり。やがて緊張が頂点に達した途端、ばちんと弾けるよう膨大な快楽が脳から全身へと伝わった。
ああ気持ち良い。久方ぶりに味わう絶頂の快楽は、余りに良すぎて。癖になりそうだ。
一拍遅れて、再びゴム越しに出されているのを知覚した。彼も、ちゃんと気持ち良くなってくれただろうか。
「須藤くん」
見下ろす先にある青年の顔は真っ赤に染まり、目は涙で潤んでいた。彼の目尻から零れた涙が、ぽろぽろと白い頬を伝いシーツを濡らしていく。
「おれ、今すごく幸せです。幸せすぎて、怖い。うぅ、好きです津村さん。お願い、おれのこと好きになって」
美しい顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら、泣いて自らの愛を乞う青年の姿。
ああ、だから放っておけなかったのかと。一人納得する。須藤の過去を聞いた時。いや、あの日彼と出会う前から、街中で見かける度気にかけずにはいられなかった。
自分の心に素直になって、ようやく気が付いた想い。ぐずぐずと泣く男の髪を優しく解いてやりながら、口を開く。
「須藤くん。俺はね、君のそういう不器用で一生懸命なところが可愛くて仕方ないんだ」
「お、おれ、じゃあもっと、可愛くなります」
「ふふ、楽しみにしてる」
「津村さん、ぅう、好きです、ごめんなさい、ごめんなさい……」
感極まったような須藤の声に、謝罪が混じり始める。何処となく、漂う不穏な雰囲気に反射的に体が身構えた。
青年の手に腕を捉えられ、あっという間に体勢を入れ替えられる。押し倒された後、ずぶりと再び沈む逸物の圧迫感に、それでも怯むまいと何とか気を持つ。
「あー……ッ……ぁ、ンっ! っす、須藤、くん?」
「す、すみません。ッはぁ、ア、もう、限界で」
「ァン、ッん、そう、だよね。……あのっ、ハァ、ね、ぁ」
ゆさゆさと先程よりもやや性急で、かつ力強く奥を突く律動に、本能的な危機感が募る。ああ、どうせこれからまともに喋れなくなるだろうが、これだけは伝えておかなければ。
「やくそくッ、やぶったら。すどうくんのこと、キライになっちゃうかも」
その言葉に、一瞬須藤の瞳に理性の色が戻る。腰の動きは未だ止まらず、しかし葛藤しているのだろう。その口端からぐるぅと一つ、獣の唸り声が漏れ聞こえた。
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