17 / 19
17.往生際の悪い男
しおりを挟む
「そだね。じゃあ、次会うときまでに考えといて。」
「うん。。。あ、でもさ、もしさちこさんが来年の1月とかに別れる
っていうならそれまで何もせず待つよ。」
「だから、そういうのが嫌なの。そんなすぐに離婚しないと思うし。」
(ってか離婚してもお前とつきあうことはないと思うよ。)
「次会うとしたら来週?年明け?」
「年末田舎の実家に帰るかもしれないから。」
「そっか、じゃあ来年だね。」
「うん、まだわかんないけど。」
(私を諦めて他を探して見つかるかがわかんないってことでしょ?)
彼の動揺が手に取るようにわかった。
「じゃあ、またゆっくり考えてそれでも良ければ来年連絡して。
それまでに独身のいい人見つかるかもしれないしね。」
「ライン交換する?」
(ここできたか。笑)
「あー、ラインね。そだね。交換しようか。」
「ID送ってよ。」
「そっちがQRコード送っといて。考えてそれでも良かったらってことで。ね。」
「うん、わかった。じゃあまた今度ね!」
1時間近く地下街で立ち話をした。
その間何気にずっと背中をさすったり、毛玉じみた手袋の上から
こちらの掌を指でなぞる手つきはあの顔がタイプの男を思い出させた。
(なんなの?この共通点。全く心地よくないし、そそられない。
女をその気にさせるには女の掌を指でなぞれとでもどっかのHOW TO本に
書いてあるのか?苦笑)
パンケーキがおいしかったことが何よりの救いであり、
オナニーは男子の身長の発育を妨げるという理論が唯一の収穫であった。
あとは永作博美スマイルという武器を手に入れたことである。笑
帰宅後、礼儀としてメッセージを送った。
「今日はごちそうさまでした。
楽しかったです♪ありがとう」
翌日の昼にラインのQRコードと「お話が面白かった 笑」
というメッセージが送られてきた。
すっと「ありがとう。」が出ない男、ここなんだよな。
そんな男を引き寄せたということは私の波動もまだまだということなのだろう。
そんなことを思っているとクリスマス当日にラインがきた。
「うん。。。あ、でもさ、もしさちこさんが来年の1月とかに別れる
っていうならそれまで何もせず待つよ。」
「だから、そういうのが嫌なの。そんなすぐに離婚しないと思うし。」
(ってか離婚してもお前とつきあうことはないと思うよ。)
「次会うとしたら来週?年明け?」
「年末田舎の実家に帰るかもしれないから。」
「そっか、じゃあ来年だね。」
「うん、まだわかんないけど。」
(私を諦めて他を探して見つかるかがわかんないってことでしょ?)
彼の動揺が手に取るようにわかった。
「じゃあ、またゆっくり考えてそれでも良ければ来年連絡して。
それまでに独身のいい人見つかるかもしれないしね。」
「ライン交換する?」
(ここできたか。笑)
「あー、ラインね。そだね。交換しようか。」
「ID送ってよ。」
「そっちがQRコード送っといて。考えてそれでも良かったらってことで。ね。」
「うん、わかった。じゃあまた今度ね!」
1時間近く地下街で立ち話をした。
その間何気にずっと背中をさすったり、毛玉じみた手袋の上から
こちらの掌を指でなぞる手つきはあの顔がタイプの男を思い出させた。
(なんなの?この共通点。全く心地よくないし、そそられない。
女をその気にさせるには女の掌を指でなぞれとでもどっかのHOW TO本に
書いてあるのか?苦笑)
パンケーキがおいしかったことが何よりの救いであり、
オナニーは男子の身長の発育を妨げるという理論が唯一の収穫であった。
あとは永作博美スマイルという武器を手に入れたことである。笑
帰宅後、礼儀としてメッセージを送った。
「今日はごちそうさまでした。
楽しかったです♪ありがとう」
翌日の昼にラインのQRコードと「お話が面白かった 笑」
というメッセージが送られてきた。
すっと「ありがとう。」が出ない男、ここなんだよな。
そんな男を引き寄せたということは私の波動もまだまだということなのだろう。
そんなことを思っているとクリスマス当日にラインがきた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
世界の終わりにキミと
フロイライン
エッセイ・ノンフィクション
毎日を惰性で生きる桐野渚は、高級クラブの黒服を生業としていた。
そんなある日、驚くほどの美女ヒカルが入店してくる。
しかし、ヒカルは影のある女性で、彼女の見た目と内面のギャップに、いつしか桐野は惹かれていくが…
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる