上 下
19 / 24

19.萎えた理由

しおりを挟む
部屋に置いてあるメニューを見た。

そんなにお腹が空いていなかったのでそばを選んだ。
同じ店舗のメニューを注文した方が早く届くだろうとのことで、
彼は蕎麦屋のメニューの中から上カツ丼を注文した。

30分くらいすると出前が届いた。
カツ丼のカツをガツガツ頬張る彼の姿を見て思った。

(痩せる気ないやろ。共食いやん。)

どうやらやっぱり私のデブ嫌いは何があっても変わらないらしい。

食事を終えた後、
ベッドで横になりながらアダルトチャンネルを観ていた。

彼の半勃ちの木槌をいじろうとするとやけに嫌がった。
更におもしろがって、触ろうとすると不機嫌になった。

(これが自分で言ってた気分屋でしつこいのが嫌い
ってこのことなのかなあ?)

「わかった。じゃあもう触らないね。」

しばらくするといびきが鳴り始めた。
横を見ると気持ちよさそうな大仏顔が豪快ないびきをかいている。

(これじゃ旦那と一緒。
彼では私のセロトニンは満たしてもらえそうにない。)

急に萎えた。

しばらくすると自分もうとうと眠ってしまっていた。

ハッと目が覚めると彼も目を覚ました。
彼は私の手を握り自分の股間へといざなった。

(絶対触ったれへんねん。)

「触んないよ。さっき嫌がったでしょ。もう一生触らないから。」

彼はにんまりしながら無言で何度も手を引きよせて
自分の松茸を触らそうとする。

「だから言ったじゃん。気分屋ってそういうことでしょ?」
「そうかもしれないね。笑」
「それを危惧してたの。」

あまりにしつこいので少し握ってやると私の豆を弄り始めた。

「あれ?」
「全然濡れてないでしょ?」
「うん。おかしいなあ。」

(お前のいびきがすごくて萎えたんだよ。)


「ねえ乳首舐めて。」

乳首をなめられてると少しムラムラしてきた。
もう一度さっきの感覚が中いきなのか試したかった。
しおりを挟む

処理中です...