マッチングアプリの男 顔がタイプの男編

２．大切な質問

「今日ね、近所で花火が打ちあがる音がすごい近くで聞こえたけど、
全然ベランダから見えなくて、結局花火大会ではなく鎮魂花火とかいうので
10分ぐらいしたらおさまったんですけど。。。
音だけってのも虚しいものですね。」
「確かに音だけって寂しいですね。笑
花火の音だけってなかなか貴重な体験かも。笑」
「どっかの戦場にいる気分でしたよ。
ドーンドーンって大砲の音とパラパラパラという銃連射してる感じで。笑」
「確かに戦場かも　笑」
「でしょ？防空壕探しちゃった。笑」
「ほんとにググってそうでこわい。笑」
「いやいや防空壕はググらないよ。探しても出てこないから。
検索出来たら標的になるでしょ？笑　家の中で探しただけ。笑
Aさん、ジョギングしてていい隠れ蓑見つけたら教えてね。」
「確かにググって出てきたら丸わかりだね。家の中にシェルターあるタイプですか？
「いやいやあったらそこで寝起きしてます。笑
一軒家建てるなら絶対地下室作りたいタイプやけど。笑」
「地下室、何にするんですか？」
「ふふふ、って、そんなに変態じゃないですよ。笑
普通にシェルターとして必要でしょ？
宇宙人とか攻めてきたらあかんし。。。映画の見過ぎかなあ。。。」
「どんな地下室の使い方を想像してたんか、
変態な使い方に興味が出てしまいました。笑」
「またまた～それ誘導尋問でしょ？
Aさんはマラソンボーイで爽やかやからシモイ話する女はお嫌いでしょ？笑」
「この歳なんで上から下までいけます。笑」
「上から下？地下室で妄想質問してくる時点で同じ匂いを感じてますけど。笑」
「真面目の話からシモまで。
ちなみに地下室、AVによく出てくるやつしか浮かばない。笑」
「めっちゃシモイやん。」
「だって地下室ってワインセラーかそれしかないでしょ？笑」
「私は洗濯機と冷蔵庫置いてるイメージだったけど。
アメリカドラマの見過ぎかなあ。」

ここでさちこは最初から気になってたことを聞くタイミングが来たと確信した。

「ところで、Aさんはジョギングで発散してるけど性欲はなくならないの？」
「それとこれとは別ですね。笑」

即答だった。さちこのテンションは上がった。

「ほー好感度上がった！笑　実はそれ1番興味あった。笑
もう一つシモイ質問してもいいですか？」
「いいですよ。」
（きたきた！いよいよ1番聞きたい質問を聞くチャンス到来！）

「剥けてますか？」

とんとん拍子で返事が来てたのに、返事が遅い。。。
（あれ？まさか剥けてないの？
もしくはムケテルの漢字をハゲテルと読んで気を悪くしたのだろうか？
今漢字の読みをググってるに違いない。うん、ググった方が良い。
ムケテルか聞いてるのよ。ハゲテルのはわかってるから！笑）