マッチングアプリの男 顔がタイプの男編

椋のひかり~むくのひかり~

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10.彼のマイク

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「あー、やばかった。さっちゃん、ほんとエロイね。」
「そうかなあ。」

しばらく普通の世間話をしていた。

「これってピロートークみたいだね。」
「そだね。笑」
「なんか、またキスしてたらしたくなっちゃう。」
「あ、そうだ。においかいでいい?私匂いフェチだから。」
「うんいいよ。」

さちこは彼のTシャツをめくりあげ、クンクン匂いを嗅いだ。
汗臭さがなく、ボディソープの香りだろうか、ほんのりいい香りがした。

「どう?臭い?」
「うんん。いい匂い。」
「良かった。」
「ねえ、シックスパック舐めていい?」
「うん、いいよ。」

さちこは筋肉の溝を一筋一筋丁寧に舐めていった。

「ほんとエロイね。あ。。。また大きくなってきちゃった。」

彼がイキたそうなのを必死に我慢してる姿が可愛かった。

「イキたいの?」
「うん、でも今日はいい。我慢する。さっちゃんに悪いから。」
「いいよ。イっても。」
「でも、、、、やっぱりいいよ。。。あ。。。我慢する。」

さちこは彼の竿をなで始めた。

「ほら、もう我慢汁いっぱい出てるよ。舐めてあげよっか。」

カーブした先っちょから出ている透明の液体をペロペロと吸い込んだ。

「じゃ、じゃあ、手でイカして。。。う。。。」
「手でいいの?」
「ほんとはシックスナインしたい。。。」
「ここではだめだよ。それは今度ね。」
「うん。」
「じゃあ、手でしごいてあげる。どこが気持ちいいの?」
「このカリのところこうやって。」
「こう?」
「あ、う、うん。気持ちいい。。。あ。。。」

彼の純粋に気持ちよさそうな顔を見ると
こっちもしごき甲斐があるというものだった。

「。。。あ、イク。。。」
(あら、もう?)

「うん、出していいよ。」

思いのほか、たくさんの白い液が勢いよく前のテーブルまで飛び散った。
こんなに飛ぶものなのかと驚いたくらいだった。

このご時世、常備している自前の除菌シートできれいに後片付けをし、
ちょうど時間がきたので部屋を出た。

エレベーターに乗る前にトイレに行くと
マウスウォッシュが置いてあったのでうがいをした。

「ねえねえ、トイレにちゃんとマウスウォッシュあったね。
あれってやっぱみんなやってるってことなんだね。笑」
「東京の人はこういうところでやるんだね。」
「そだね。笑 受付に貼ってた禁止事項、入るとき読んだけど、
セックスは書いてなかったもんね。笑
ただ防犯カメラで見られておかずにはされてるね。」

そういやマイクのビニール袋かぶったままで、歌ってないのバレバレだね。」
「自前のマイク使ってたからね。一応ビニール袋外しとこう。笑」

会計を済ませ、駅のホームで別れた。
さちこの乗る電車が先に来たので乗り込むと
彼の乗る電車も向かいのホームに入って来た。
彼はぎりぎりさちこの電車が発車するまでホームで手を振って見送った。
(こういうところ好きなんだよなあ。。。)

帰りに彼からラインがきていたが
受信と同時にさちこもお礼のメッセージを送信してたので気づかなかった。

どうやら無事家に着いたか心配してくれていたらしい。
そして、
「今日のデートは良かった。明日から自主練で鍛える」とのことだった。
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