4 / 12
4話 ラインがマメな男
しおりを挟む
翌日、前々から予定を入れていた男に抱かれた。
先日の筋肉バカのお口直しとしては
最適な完璧な竿と技術の持ち主であるから
昨日の彼に遠慮することなく会うことにした。
もちろん、お口直しはできたが期待ほどでもなく
だからと言って、昨日の彼に心を奪われているからとかでもなかった。
あれから彼は毎朝7:30に<おはよう>のラインを送ってくる。
さちこが翌朝だけ7:30に起こしてと言ったのを毎日のことだと
誤解したようだった。
朝が弱く、起きる時間が定着していないさちこにとっては
ありがたいとは思ってもだんだんと返信するのが苦痛になっていた。
夕方になると<お疲れ様>のラインを送ってくる。
ちょうどオナニーする時間でこれまた毎日は鬱陶しい。
一度、彼の仕事が早く終わったとかで、妻が帰ってくるまでの間
「ラインで会話する?」と誘われたが、ベッドで既にAVを見始め、
おもちゃの電源も入れているところだったので断った。
「やめとく。今からおナニーするから。」
「何おかずにするの?女子はオカズって言い方はしないのかな。」
(女子全般は知らんが、私はおかずって言いまくってるし、
もうせっかく気分が盛り上がってるのに話しかけんでくれ。)
「おかずにするから松くんのセクシーショット送って。」
「オッケー。」
(ほんまに送ってくるんかいな?)
期待はしていないが、それで時間が稼げると思った。
いわゆる犬に骨のおもちゃを遠くに投げて取っておいで、
みたいな感覚でメッセージした。
しばらくすると最初に写真を見せ合ったのと同じような
洗面所で鏡越しにサッカーのユニフォームを着た上半身の写真を
送ってきた。
「腕まくりしてるからセクシーでしょ?」
(ほんとそういうの今いらねえんだよ。
頼むから邪魔せんでくれ。)
「ありがとう。」
それきり、さちこはおナニーに集中し、彼にはラインしなかった。
しかし、毎晩のように夜寝る前には<おやすみ>のラインを送ってくる。
しかも2日に1日ぐらいのペースで夜のラリーをしたがる。
さちこは自分が男に対してラインがマメでないということに
改めて気づいた。
(今度の選別からは<ラインがマメな男>というのは外そう。)
そう心に誓った。
先日の筋肉バカのお口直しとしては
最適な完璧な竿と技術の持ち主であるから
昨日の彼に遠慮することなく会うことにした。
もちろん、お口直しはできたが期待ほどでもなく
だからと言って、昨日の彼に心を奪われているからとかでもなかった。
あれから彼は毎朝7:30に<おはよう>のラインを送ってくる。
さちこが翌朝だけ7:30に起こしてと言ったのを毎日のことだと
誤解したようだった。
朝が弱く、起きる時間が定着していないさちこにとっては
ありがたいとは思ってもだんだんと返信するのが苦痛になっていた。
夕方になると<お疲れ様>のラインを送ってくる。
ちょうどオナニーする時間でこれまた毎日は鬱陶しい。
一度、彼の仕事が早く終わったとかで、妻が帰ってくるまでの間
「ラインで会話する?」と誘われたが、ベッドで既にAVを見始め、
おもちゃの電源も入れているところだったので断った。
「やめとく。今からおナニーするから。」
「何おかずにするの?女子はオカズって言い方はしないのかな。」
(女子全般は知らんが、私はおかずって言いまくってるし、
もうせっかく気分が盛り上がってるのに話しかけんでくれ。)
「おかずにするから松くんのセクシーショット送って。」
「オッケー。」
(ほんまに送ってくるんかいな?)
期待はしていないが、それで時間が稼げると思った。
いわゆる犬に骨のおもちゃを遠くに投げて取っておいで、
みたいな感覚でメッセージした。
しばらくすると最初に写真を見せ合ったのと同じような
洗面所で鏡越しにサッカーのユニフォームを着た上半身の写真を
送ってきた。
「腕まくりしてるからセクシーでしょ?」
(ほんとそういうの今いらねえんだよ。
頼むから邪魔せんでくれ。)
「ありがとう。」
それきり、さちこはおナニーに集中し、彼にはラインしなかった。
しかし、毎晩のように夜寝る前には<おやすみ>のラインを送ってくる。
しかも2日に1日ぐらいのペースで夜のラリーをしたがる。
さちこは自分が男に対してラインがマメでないということに
改めて気づいた。
(今度の選別からは<ラインがマメな男>というのは外そう。)
そう心に誓った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
先生の秘密はワインレッド
伊咲 汐恩
恋愛
大学4年生のみのりは高校の同窓会に参加した。目的は、想いを寄せていた担任の久保田先生に会う為。当時はフラれてしまったが、恋心は未だにあの時のまま。だが、ふとしたきっかけで先生の想いを知ってしまい…。
教師と生徒のドラマチックラブストーリー。
執筆開始 2025/5/28
完結 2025/5/30
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
放課後の保健室
一条凛子
恋愛
はじめまして。
数ある中から、この保健室を見つけてくださって、本当にありがとうございます。
わたくし、ここの主(あるじ)であり、夜間専門のカウンセラー、**一条 凛子(いちじょう りんこ)**と申します。
ここは、昼間の喧騒から逃れてきた、頑張り屋の大人たちのためだけの秘密の聖域(サンクチュアリ)。
あなたが、ようやく重たい鎧を脱いで、ありのままの姿で羽を休めることができる——夜だけ開く、特別な保健室です。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる