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緑の帝王編
第4話 覚悟を決める時!?
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サンディルはその後シャワーを浴び、しばらくリビングでテレビを観ていた。
コメディ番組だったようだが、当時のサンディルにはイマイチ頭に入ってこなかった。
「イジュース」…「ダイアン・ダウンズ」…「ブランデー族の血筋」…これらでいっぱいになっていた。
「私はどうしたらいいんだろう。
逃げるべきか…立ち向かうべきか…。
私が立ち向かわないと皆殺しが続いて…
立ち向かうと…皆殺しは終わるのかしら。
でも、私以外にもイジュースを使える人は居るわけで………私以外にも…私以外にも…」
いっぱいいっばいになっていくサンディル。
「サンディル、あなた面白い番組知ってるのね。でもあなたにはイマイチウケていないのかしら。」
お母さんだ。
真っ青な顔をしているサンディルを心配して話しかけてきてくれた。
「お母さん、続き観るならそのままにしておくわ。私はもう寝る。」
サンディルはそう言って自分の部屋に戻り、ベッドの中に入った。
ヘライクマーはというと、体をひねりながら本の中へと戻っていった。
しかし、本は光ったままだった。
サンディルがベットに入ってしばらくすると、「サンディル、もう覚悟はついたかい?」と声が聞こえた。
どうやら本が光っている間は会話だけなら出来るらしい。
「いや、まだ考えさせて」
サンディルはそう答えた。
次の日の朝
昨日のことが全て夢であってくれと祈りながら目を覚ましたが、本は置いてあった上光っていたので、夢ではないと確信した。
その後、サンディルは学校へ向かった。
頭の中は未だに昨日の話で頭がいっぱいになったままだった。
そんな時、親友のシンディがサンディルに挨拶をした。
「おはよう。どうしたの?誰かと喧嘩でもした??」
サンディルは全て話しても信じてもらえないと思い、適当に
「まぁ、そんな感じかな。」
と返事を返した。
「へぇー。大変だね。」
シンディは深掘りしない方がいいかなと悟った。
なんやかんやでお昼の時間になった。
サンディルは時間の経過の早さに驚くくらい頭がいっぱいで、授業の内容も覚えてなかった。
「サンディル!一緒に食べようよ!」
シンディは明るくサンディルを誘った。
「そうね。食べよう!」
サンディルは1度頭を冷やそうと思い、シンディとのお昼を共にした。
「ねぇサンディル、ここだけの話誰と喧嘩したのよ。」
「え…えぇ…聞かないでよ。」
「そんなにひどい喧嘩をしたの?」
「何も言えないわ。」
「えぇー!私にも言えないんだ。」
「そう…………そうなの。」
しばらく沈黙が続いた。
その時、サンディルはふとシンディに自分でも驚くくらいの質問をした。
「ねぇシンディ!!」
「なによサンディル」
「もしも自分の一族に危機が訪れて、その危機を終わらせてくれと頼まれたら…つまり、その…」
「どうしたのサンディル?」
「世界を救ってくれって言われたら、どうする!?」
周囲が一瞬静まり返った。
「ちょっと恥ずかしいから場所変えましょ。」
シンディはコソッとサンディルの耳に囁いた。
二人は校庭に移動してベンチに座った。
「それで…世界を救ってって言われたらどうするかって??」
「そう、そんな感じかな…」
サンディルは質問の規模を大きくしすぎたと後悔した。
「私なら救おうとするかな。」
「え…?今なんて?」
サンディルは耳を疑った。
こんな変な質問にまともに答えてくれるどころか、返事はYESだったなんて。
「なんで…救おうと思うの?」
「なんでって……私ってあんまり取り柄がないじゃん??
でもそんな私でも色んな人の役に立てるって凄いことだと思わない??」
なんて謙虚なんだ。
サンディルはそう思った。
そしてシンディの言ったことと自分が置かれている状況を重ね合わせた。
「一族虐殺の危機に立ち向かうということはかっこいいかもしれない。
でも、かっこよくなりたくてやれるようなことじゃない。
そうじゃないんだわ。私のお陰で守られるものがあるんだ。
そんなかけがえのないものを救えると思うなら………私戦えるわ。」
サンディルのハートは燃えた。
「シンディ!!ありがとう!!」
「ありがとう??私そんな感謝されることした?」
「あぁ…気にしないで!」
時間は過ぎて下校の時間になった。
「シンディ…またね!」
「えぇ。また明日!!」
家にて
「ヘライクマー!いる??」
サンディルは大声でヘライクマーを呼んだ。
すると部屋の影から幽霊のようにスーッと現れた。
「呼んだかい?」
サンディルは少しだけビクッとしたが、心は熱かった。
「私やるわ!私戦う!決心がついたの!!
私世界を救うわ!!」
ヘライクマーは一瞬、世界とはなんぞやという顔をしたが、その後また少し口元がニヤッとなった。
「何があったか知らんがそれはいいな。
救おうか、その「世界」とやらを。」
コメディ番組だったようだが、当時のサンディルにはイマイチ頭に入ってこなかった。
「イジュース」…「ダイアン・ダウンズ」…「ブランデー族の血筋」…これらでいっぱいになっていた。
「私はどうしたらいいんだろう。
逃げるべきか…立ち向かうべきか…。
私が立ち向かわないと皆殺しが続いて…
立ち向かうと…皆殺しは終わるのかしら。
でも、私以外にもイジュースを使える人は居るわけで………私以外にも…私以外にも…」
いっぱいいっばいになっていくサンディル。
「サンディル、あなた面白い番組知ってるのね。でもあなたにはイマイチウケていないのかしら。」
お母さんだ。
真っ青な顔をしているサンディルを心配して話しかけてきてくれた。
「お母さん、続き観るならそのままにしておくわ。私はもう寝る。」
サンディルはそう言って自分の部屋に戻り、ベッドの中に入った。
ヘライクマーはというと、体をひねりながら本の中へと戻っていった。
しかし、本は光ったままだった。
サンディルがベットに入ってしばらくすると、「サンディル、もう覚悟はついたかい?」と声が聞こえた。
どうやら本が光っている間は会話だけなら出来るらしい。
「いや、まだ考えさせて」
サンディルはそう答えた。
次の日の朝
昨日のことが全て夢であってくれと祈りながら目を覚ましたが、本は置いてあった上光っていたので、夢ではないと確信した。
その後、サンディルは学校へ向かった。
頭の中は未だに昨日の話で頭がいっぱいになったままだった。
そんな時、親友のシンディがサンディルに挨拶をした。
「おはよう。どうしたの?誰かと喧嘩でもした??」
サンディルは全て話しても信じてもらえないと思い、適当に
「まぁ、そんな感じかな。」
と返事を返した。
「へぇー。大変だね。」
シンディは深掘りしない方がいいかなと悟った。
なんやかんやでお昼の時間になった。
サンディルは時間の経過の早さに驚くくらい頭がいっぱいで、授業の内容も覚えてなかった。
「サンディル!一緒に食べようよ!」
シンディは明るくサンディルを誘った。
「そうね。食べよう!」
サンディルは1度頭を冷やそうと思い、シンディとのお昼を共にした。
「ねぇサンディル、ここだけの話誰と喧嘩したのよ。」
「え…えぇ…聞かないでよ。」
「そんなにひどい喧嘩をしたの?」
「何も言えないわ。」
「えぇー!私にも言えないんだ。」
「そう…………そうなの。」
しばらく沈黙が続いた。
その時、サンディルはふとシンディに自分でも驚くくらいの質問をした。
「ねぇシンディ!!」
「なによサンディル」
「もしも自分の一族に危機が訪れて、その危機を終わらせてくれと頼まれたら…つまり、その…」
「どうしたのサンディル?」
「世界を救ってくれって言われたら、どうする!?」
周囲が一瞬静まり返った。
「ちょっと恥ずかしいから場所変えましょ。」
シンディはコソッとサンディルの耳に囁いた。
二人は校庭に移動してベンチに座った。
「それで…世界を救ってって言われたらどうするかって??」
「そう、そんな感じかな…」
サンディルは質問の規模を大きくしすぎたと後悔した。
「私なら救おうとするかな。」
「え…?今なんて?」
サンディルは耳を疑った。
こんな変な質問にまともに答えてくれるどころか、返事はYESだったなんて。
「なんで…救おうと思うの?」
「なんでって……私ってあんまり取り柄がないじゃん??
でもそんな私でも色んな人の役に立てるって凄いことだと思わない??」
なんて謙虚なんだ。
サンディルはそう思った。
そしてシンディの言ったことと自分が置かれている状況を重ね合わせた。
「一族虐殺の危機に立ち向かうということはかっこいいかもしれない。
でも、かっこよくなりたくてやれるようなことじゃない。
そうじゃないんだわ。私のお陰で守られるものがあるんだ。
そんなかけがえのないものを救えると思うなら………私戦えるわ。」
サンディルのハートは燃えた。
「シンディ!!ありがとう!!」
「ありがとう??私そんな感謝されることした?」
「あぁ…気にしないで!」
時間は過ぎて下校の時間になった。
「シンディ…またね!」
「えぇ。また明日!!」
家にて
「ヘライクマー!いる??」
サンディルは大声でヘライクマーを呼んだ。
すると部屋の影から幽霊のようにスーッと現れた。
「呼んだかい?」
サンディルは少しだけビクッとしたが、心は熱かった。
「私やるわ!私戦う!決心がついたの!!
私世界を救うわ!!」
ヘライクマーは一瞬、世界とはなんぞやという顔をしたが、その後また少し口元がニヤッとなった。
「何があったか知らんがそれはいいな。
救おうか、その「世界」とやらを。」
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