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緑の帝王編
第11話 世紀の脱獄!?
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檻にて…
「作戦はこうだよ。2つあるんだ。
まず1つ目の作戦Aは、人目のつかない通路に侵入する。
2つ目の作戦Bは、檻の中にある煤を体に塗ってこっそり連中の中に混ざって脱出する。
そして最悪の場合作戦Xっていうのがある。」
「なるほど!それで作戦Xっていうのはどんな作戦なの??」
サンディルは尋ねた。
「その作戦Xっていうのは…」
ガラガラ
急に檻の扉が開いた。
「入れ。」
黒いヒョウの様な生き物が言った。
「ひぃぃ、なんてついてないんだ。」
「ダンドル!?」
なんとダンドルが檻の中に入れられたのであった。
「今までどこに隠れてたのよ!!」
「あぁ。サンディルの懐から落ちてきたボタンを押したんだ。
てっきりサンディルがいた世界に戻れる用のボタンだと思ってた。
気づいたら緑色の顔の化け物が僕のチンポコを引っこ抜いて額縁に飾るとか言ってきて……。
だいぶはしょったけど、それで何とかグリーン・キングダムに戻れたと思ったら連行された。」
サンディルはダンドルとヘライクマーがどんな感じだったかが想像も出来なかった。
「戻れてよかったけど……ついてなかったわね。
いや、でももう大丈夫よ。私たちこれから脱獄する所だったの。
ダンドル、もちろん協力するわよね?」
「脱獄!?…
確かにここにずっといるのは辛いよな。
でももし成功してもセンピグネスは僕らを永遠に追い回すよ。組織が大きすぎるから逃亡できっこないよ。」
「うぅ…確かに。」
サンディルは逃亡後の事を何も考えてなかった。
「いや、何とかなるかもしれねぇ。」
脱獄に協力してくれた内の一匹が声をかけた。
「あんたら、壁の女神ってしってるか??
」
「壁の女神?みんな知ってるの?」
サンディルはみんなに尋ねたが、知っている人はいなかった。
「噂なんだけどな?その壁の女神ってやつ、壁に星印の傷を付けたら現れて、なんでも1人1つだけ願いを叶えてくれるらしいんだ。
」
協力してくれた一匹はそう話した。
「それがどうかしたのか?」
ダンドルは言った。
「簡単な事だ。この内の誰かがセンピグネスの組織から俺たちの存在を忘れさせてしまうように頼めばいいんだよ。
そうすれば追っ手はこなくなるだろ?」
一同は納得した。
「たかが噂だけど今となっては信用するしかないわけね!!みんな!信じましょう!!あなた、名前は??」
「俺はバーバリアン。よろしくな。」
「みんな!バーバリアンの言うことを信じましょう!!」
サンディルは士気を高めた。
「まって!」
サンクチュアリが重要なことに気付いた。
「門の鍵、どうするの…?」
一同は静まり返った。しかし、
「心配しないでサンクチュアリ。」
サンディルは「ポルテチオ」と唱え、左側頭部をひとこすりしてイジュースを出した。
「まぁ見てて。」
そう言うとサンディルは出したイジュースを右足に吸い込ませ、扉の鍵の部分を思いっきり蹴飛ばした。
「ガチャン!!」
鍵は壊れ扉が開いた。
「ほうらご覧の通り。」
サンディルはドヤ顔をした。
「凄いや!!今の光は何!?」
「魔法よ。イジュースっていうの。」
「魔法って何??…。
いや、今聞いてる場合じゃない!!
急いで行動しないと!!
ダンドルって奴が今ここにいるということは、ここにいる連中の数が帰ってきて増えてるって事だ。つまり、成功率が高いのは作戦Bだ!!みんな!身体中に煤を塗りたくるんだ!!」
サンディル以外の一同は躊躇いながらもなんとか全身に煤をぬり、センピグネスの連中と同じように真っ黒になった。
「よし。みんなサンディルが見えないように囲んで。
外に出よう。」
脱獄囚一同はサンディルが見えないように固まりながら前進した。
そして、広場にたどり着いた一同。
広場には大人数で体術の鍛錬をしている者達や、弓や薙刀の練習をしている者達、そして瓦割りや滝行をしている輩が大量に集っていた。
「これだけ人がいればバレないね」
サンクチュアリは小声で喋った。
広場も無事通り抜け、とうとう出口前付近にたどり着いた。
「サンクチュアリ、あんたのお陰だよ。
ここまでこれるなんて予想だにしていなかった。」
バーバリアンが感謝を述べた。
後は出口を素直に出るだけだと思っていた一同だった。
出口には検問があることも知らずに。
「君ら見ない顔だな…。
しかもこんなにくっつきながら移動して…。
仲良しか…?
もしやスパイかなんかじゃないだろうな。」
検問に引っかかった一同。
「まさか…。忘れちゃったのかい??
俺達の顔を…。ハハハ…。」
ダンドルは誤魔化そうとした。
「一列に並べ。一人ずつチェックしていく。」
検問の黒い生き物は一同に一列に並べと命令した。
途端に全員小声で慌てだした。
「やばい…!サンディルがバレる!!」
「どうするよ!?えぇ!?」
「早くしろ!!こっちの時間をとらせるな!!」
検問は厳しく並ぶように言った。
「みんな、落ち着いて。
私が今っていったらいっせいに逃げて。
いくわよ?」
サンディルはみんなに言い聞かせた。
すると、サンディルはポルテチオを唱えイジュースを出して右腕に吸い込ませ、検問の前にズイっと現れた。
「お!お前は!!例の未確認生物か!!」
検問の生き物が驚いている間にサンディルはその生き物の顔に盛大に拳を叩き込んだ。
「どぅわーーー!!!」
「今!!みんな逃げて!!!」
「サンディル!!」
サンクチュアリとダンドルとはそう叫びながら、命からがら逃げていった。
検問前は大パニックになり、サンディルは黒い生き物に囲まれた。
「作戦はこうだよ。2つあるんだ。
まず1つ目の作戦Aは、人目のつかない通路に侵入する。
2つ目の作戦Bは、檻の中にある煤を体に塗ってこっそり連中の中に混ざって脱出する。
そして最悪の場合作戦Xっていうのがある。」
「なるほど!それで作戦Xっていうのはどんな作戦なの??」
サンディルは尋ねた。
「その作戦Xっていうのは…」
ガラガラ
急に檻の扉が開いた。
「入れ。」
黒いヒョウの様な生き物が言った。
「ひぃぃ、なんてついてないんだ。」
「ダンドル!?」
なんとダンドルが檻の中に入れられたのであった。
「今までどこに隠れてたのよ!!」
「あぁ。サンディルの懐から落ちてきたボタンを押したんだ。
てっきりサンディルがいた世界に戻れる用のボタンだと思ってた。
気づいたら緑色の顔の化け物が僕のチンポコを引っこ抜いて額縁に飾るとか言ってきて……。
だいぶはしょったけど、それで何とかグリーン・キングダムに戻れたと思ったら連行された。」
サンディルはダンドルとヘライクマーがどんな感じだったかが想像も出来なかった。
「戻れてよかったけど……ついてなかったわね。
いや、でももう大丈夫よ。私たちこれから脱獄する所だったの。
ダンドル、もちろん協力するわよね?」
「脱獄!?…
確かにここにずっといるのは辛いよな。
でももし成功してもセンピグネスは僕らを永遠に追い回すよ。組織が大きすぎるから逃亡できっこないよ。」
「うぅ…確かに。」
サンディルは逃亡後の事を何も考えてなかった。
「いや、何とかなるかもしれねぇ。」
脱獄に協力してくれた内の一匹が声をかけた。
「あんたら、壁の女神ってしってるか??
」
「壁の女神?みんな知ってるの?」
サンディルはみんなに尋ねたが、知っている人はいなかった。
「噂なんだけどな?その壁の女神ってやつ、壁に星印の傷を付けたら現れて、なんでも1人1つだけ願いを叶えてくれるらしいんだ。
」
協力してくれた一匹はそう話した。
「それがどうかしたのか?」
ダンドルは言った。
「簡単な事だ。この内の誰かがセンピグネスの組織から俺たちの存在を忘れさせてしまうように頼めばいいんだよ。
そうすれば追っ手はこなくなるだろ?」
一同は納得した。
「たかが噂だけど今となっては信用するしかないわけね!!みんな!信じましょう!!あなた、名前は??」
「俺はバーバリアン。よろしくな。」
「みんな!バーバリアンの言うことを信じましょう!!」
サンディルは士気を高めた。
「まって!」
サンクチュアリが重要なことに気付いた。
「門の鍵、どうするの…?」
一同は静まり返った。しかし、
「心配しないでサンクチュアリ。」
サンディルは「ポルテチオ」と唱え、左側頭部をひとこすりしてイジュースを出した。
「まぁ見てて。」
そう言うとサンディルは出したイジュースを右足に吸い込ませ、扉の鍵の部分を思いっきり蹴飛ばした。
「ガチャン!!」
鍵は壊れ扉が開いた。
「ほうらご覧の通り。」
サンディルはドヤ顔をした。
「凄いや!!今の光は何!?」
「魔法よ。イジュースっていうの。」
「魔法って何??…。
いや、今聞いてる場合じゃない!!
急いで行動しないと!!
ダンドルって奴が今ここにいるということは、ここにいる連中の数が帰ってきて増えてるって事だ。つまり、成功率が高いのは作戦Bだ!!みんな!身体中に煤を塗りたくるんだ!!」
サンディル以外の一同は躊躇いながらもなんとか全身に煤をぬり、センピグネスの連中と同じように真っ黒になった。
「よし。みんなサンディルが見えないように囲んで。
外に出よう。」
脱獄囚一同はサンディルが見えないように固まりながら前進した。
そして、広場にたどり着いた一同。
広場には大人数で体術の鍛錬をしている者達や、弓や薙刀の練習をしている者達、そして瓦割りや滝行をしている輩が大量に集っていた。
「これだけ人がいればバレないね」
サンクチュアリは小声で喋った。
広場も無事通り抜け、とうとう出口前付近にたどり着いた。
「サンクチュアリ、あんたのお陰だよ。
ここまでこれるなんて予想だにしていなかった。」
バーバリアンが感謝を述べた。
後は出口を素直に出るだけだと思っていた一同だった。
出口には検問があることも知らずに。
「君ら見ない顔だな…。
しかもこんなにくっつきながら移動して…。
仲良しか…?
もしやスパイかなんかじゃないだろうな。」
検問に引っかかった一同。
「まさか…。忘れちゃったのかい??
俺達の顔を…。ハハハ…。」
ダンドルは誤魔化そうとした。
「一列に並べ。一人ずつチェックしていく。」
検問の黒い生き物は一同に一列に並べと命令した。
途端に全員小声で慌てだした。
「やばい…!サンディルがバレる!!」
「どうするよ!?えぇ!?」
「早くしろ!!こっちの時間をとらせるな!!」
検問は厳しく並ぶように言った。
「みんな、落ち着いて。
私が今っていったらいっせいに逃げて。
いくわよ?」
サンディルはみんなに言い聞かせた。
すると、サンディルはポルテチオを唱えイジュースを出して右腕に吸い込ませ、検問の前にズイっと現れた。
「お!お前は!!例の未確認生物か!!」
検問の生き物が驚いている間にサンディルはその生き物の顔に盛大に拳を叩き込んだ。
「どぅわーーー!!!」
「今!!みんな逃げて!!!」
「サンディル!!」
サンクチュアリとダンドルとはそう叫びながら、命からがら逃げていった。
検問前は大パニックになり、サンディルは黒い生き物に囲まれた。
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