エナジークエスト

リョウタ

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第11エナジー  「アリ星」

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ここは、地球のある銀河から遥か離れた別の銀河の惑星「アリ星」。


ワープゾーンから「アリ星」に一瞬で到着する直前、


「『良太』!!エナジーで『シールド』全開!!外は宇宙空間よ!!」


「おう!」


「良太」と「愛」は到着前にギリギリ「シールド」を展開することで、何が起こるかわからない宇宙空間の中で、即死することは免れることができた。


「えっ?お前ら危なかったのか?」


「あんたバカなの?この星の温度も重力も細菌も何があるかわからないのよ。シールドしてなかったら最低でも窒息死よ。」


「生身で宇宙に行くもんじゃねーんだな。」


「それにしても、この星は砂漠だな。『まこ』様は『アリ星』と言っていたからアリの怪物がいるんだろうな。」


三人は何が起こるかわからないので、警戒して空を飛んでいる。しかし「良太」と「愛」の体の異変はすぐに現れた。


「どうした?『愛』!!『良太』!!しんどいのか?」


「はぁはぁ。空を飛びながらシールドを全開にするとこんなにもエナジーを消耗するなんて。はぁはぁ。」


「地面に下りよう。エナジーの消耗が激しすぎて俺もやばい。くそ。」


「んじゃ地面下りようぜ。今のところ、『まこ』が言ってた『ミクロアリ』なんか居ないぜ。」


三人は地面の砂漠に着地した。


「ふぅ。飛ぶの大変。これでシールド貼り続けることに集中できるわ。」


「でもこのままだったら敵が現れたら攻撃できねーんじゃねーか?」


「もう。黙ってて。(たしかにどうしよう。エナジー使い果たしたらシールドが張れないから死ぬ。)」


「『愛』!!地面の中から無数のエナジーを感じる。空を飛ぶぞ!!」


三人は急いで空を飛んだ。そして案の定、地面の中から数百匹はいるであろう巨大アリが出てきた。


「通常の私だったら『エナジーボール』で倒せるけど、今の状態でボールなんか出せる状態じゃないわ。『良太』は斧出せる?」


「俺もだ。『エナジーアックス』に集中すると、飛ぶことかシールド張ることどちらかが解けてしまう。」


「んじゃ。『竜牙』様の出番だな。行くぜ。くらえ。アリども。」


「竜牙」はアリにパンチを喰らわせた。少しアリの体はグラついたが、「竜牙」の攻撃力では致命傷や再起不能させるには至らない。


「こんにゃろ~アリどもめ~。」


アリの大群に囲まれながらも「竜牙」はアリを殴りまくる。「竜牙」エナジー体もダメージはないものの、アリの大群の牙をもろに受けまくっている。


「『竜牙』。もういいわ。あんたはエナジー体だからおそらく死ぬことはないでしょ。私たちがミクロの中でもさらに弱すぎたから悪いのよ。私のエナジーももう10分ほどで切れるわ。今までキツいことばっかり言ってゴメンね。」


「おい!!ブス!!何言ってんだよ。冗談だろ?俺はお前に勉強もスポーツもエナジーでの対決も勝ってないんだぞ!!勝ち逃げする気か。俺の本体が『まこ』探して地球に戻してもらうよう頼んでみるから諦めんなよ!!こんなやり方、スパルタ過ぎるよ!!」


その頃、地球では「竜牙」本体は家にいた。


「(やばい。早く『まこ』を見つけないと『愛』も『良太』も死んじまう。)」


「竜牙」は家の中で「まこ」を探したがいなかった。しかし「竜牙」の部屋で「さこ」と「まよ」が寝ていたので、「さこ」を起こすことにした。


「おい。『さこ』!!起きてくれ。大変なんだよ。」


「『竜牙』の分際で『さこ』を起こすとは身の程知らずが。また遥か彼方まで飛ばされたいのか?」


「ごめん。『さこ』。緊急事態なんだ!!」


「竜牙」はわけを「さこ」に話した。


「なるほどな。そういうことを。『まこ』が正しいな。ちなみに『さこ』は手を貸すつもりはないからな。」


「えっ。」


「さこ」の冷たい返しに驚く「竜牙」。このまま「愛」と「良太」はどうなるのか。


次回。  第12エナジー   「渇き」




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