エナジークエスト

リョウタ

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第16エナジー  「三ヶ月後。エナジー使いたちの成長。」

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エナジー消費が激しいため、飛ぶことに消極的だった「愛」たちは、「アリ星」に行った以降、積極的に空中戦でエナジーの強化を始めた。飛ぶことや「シールド」を貼ることに慣れてくると、自然とエナジー潜在量が上がり、エナジーで使える技も増えてきた。
 一方、「竜牙」は晴れの日だけ、自分は強いということがわかり、イイ気になってあまりエナジーの修行をしない日々が多く、ミクロ生物を自分の気分だけで殲滅するという自己中心的な生活を送っていた。
 宇宙三戦士たちも食べるか、寝るだけの地球の生活にそろそろ飽きてきたようだった。


9月。放課後。「竜牙」は学校が終わり、「愛」と「良太」のエナジー修行に参加もせず、家に帰っていた。


「竜牙」には、ゲームと漫画以外に趣味があったのだ。それは、爬虫類が好きだということだ。実は自分の部屋で「トカゲ」を虫かごで飼っている。「トカゲ」の餌は「クモ」なので、家や公園などで「クモ」を見つけて、「トカゲ」をあげている。「クモ」を見つける際には、「竜牙」エナジー体を使っており、エナジー使いたちからすれば、なんとも贅沢なエナジー活用方法である。


「あ~俺の『トカゲ』たちはカッコイイぜ。『まよ』もそう思うよな?」


「うん。『トカゲ』好き。もっと大きい『トカゲ』をみた~い。」


「まよ」も爬虫類が好きなようだ。「竜牙」と「まよ」の唯一気が合う共通点である。


それにしても「まよ」は、全身が緑色のドラゴンで顔だけがクマである。それについて「竜牙」は質問したことがなかった。


「なんで『まよ』はドラゴンと引っ付いているんだ?」


「『まよ』ちゃんはね、『りゅーくん』と仲良しなの。『りゅーくん』もとっても強いんだよ。」


どうやらその「りゅーくん」という「まよ」の体のドラゴンは、「まよ」とは別に意思があるようだ。目はつぶらな瞳でかわいいが話したことはない。ただ「竜牙」はドラゴンに憧れていた。


「俺、ドラゴンとか恐竜とかすごく好きなんだよな~。かっこいいじゃん。俺、親に感謝してることは名前に『竜』って入れてもらったことくらいかな?」


「ねぇねぇ。そんなどーでもいいことより、恐竜ってなに?強いの?カッコイイの?」


「地球で一番強かったらしいぜ。デカくて。でも隕石で絶滅しちゃったんだって。」


すると「さこ」が、


「違うぜ。恐竜はマクロクラスの何者かにやられたようだ。」


「えっ。うそ。恐竜の本たくさん読んだけど、そんなこと書いてなかった。」


「当たり前だろ。普通の人間がエナジーを触れることも干渉することもできないようにされてるから、隕石という解釈しかなかったんだろ。ちなみに恐竜、絶滅してねーぞ。」


「地球のどっかにいるの?会いたい!!」


「地球にはいない。今から6500万年前に恐竜と何者かが激突した。恐竜の中にはエナジーが使えるやつらもいて、そいつらは地球から逃げて別の星に移動した。『恐竜星』っていうのが、この銀河とは違う別の銀河にある。」


「『まよ』ちゃん行ってみたい。」


「あっ。いいこと考えた。みんなで行くのはどうだ?そろそろ地球に飽きてきたから別の星に行こうと思ってたんだ。『竜牙』たちにも一応世話になったし、地球でいう『旅行』気分でみんなで行くか。」


「『さこ』は凄いことサラッと言うな。んじゃ『愛』と『良太』も呼ぶか。」


「愛」と「良太」に声を掛け、「竜牙」の家に集合した。


「別の星に行くなんて、『アリ星』振りね。腕がなるわ。」


「『さこ』様と『まよ』様ともお別れですか。楽しい『恐竜』観光できるといいですね。」


「俺も楽しみだぜ。俺の「ティラノサウルス」待っててね。」


「さこ」はエナジーでワープゾーンを出現させ、みんなを「恐竜星」に運んだ。


次回。   第17エナジー  「恐竜星」
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