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第24エナジー 「回復」
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「(早くしないと。『愛』が死ぬ。あいつらなら治せるはず。)」
「竜牙」はお腹が貫通して出血多量で死にかけている「愛」を担ぎながら、闘技場の観客席にきた。
「お~い。『まよ』!!『さこ』!!いるんだろ?どこだ~!!」
観客席には、大きな恐竜ばかりがいるので、小さい「まよ」と「さこ」を見つけるには、空席を見ていけば、背の小さいあいつらを見つけられると「竜牙」は思った。
案の定、大きな恐竜用の座席で、ゴロゴロしている2匹を見つけた。
「助けてくれ。『愛』が大変なんだ。おまえらなら治せるだろ?」
「うわ。バカ『りゅうが』。早く負けちゃえ。『まよ』ちゃんは眠いの。」
「おう。『竜牙』。お疲れ。試合観てたぞ。エナジー使えるようになってきたんだな。」
「へへ。まあな。じゃなくて、『愛』が大変なんだってば!!ホラ。血が出てるし、お腹に穴が空いてるし、死にかけてるだろ?」
「そうだな。『愛』はもう死ぬな。エナジー使いが少ない地球人にしてはがんばったんじゃねーか?」
「なんでそんなに平然としてられるんだ?『愛』が死んだらもう会えないんだぞ!!」
「だからどうした?今までお前は地球にいたたくさんのミクロ生物たちを殺してきたはず。さっき『良太』も『アロサウルス』を殺したよな。あの『アロサウルス』とももう会えないが同じじゃないのか?」
「人間の命は大事だろ!!」
「『アロサウルス』も『愛』もミクロだ。『さこ』からしたら同じだ。エナジーで考えるのなら、『アロサウルス』の方がエナジー力が高かったから、惜しいミクロをなくしたとも言える。」
「お前らどうかしてる。」
「『竜牙』が聞きたがっていることを言おう。結論から言うと、『さこ』は手を貸さない。一瞬で治せることはできる。だが、この『恐竜祭』のルールから反すると思わんか?」
「『ディノヒューマン』が試合後に治すって言ってるから?」
「そうだ。敗者とて試合終了までに生き残ることがこの大会の醍醐味だ。もし『さこ』みたいなマクロが手を貸せば、他の恐竜に悪いと思わんのか?」
「そうだな。俺たちが自分勝手だったかもしれないな。」
「竜牙」はひどく元気をなくした。
「あくまでマクロが手を出すのは反則だということだ。お前がやれ。『竜牙』!!」
「えっ?俺が『愛』を治すのか?」
「今のお前なら応急処置までは可能なはず。できなければ『愛』が死ぬだけだ。」
「よし。やってやる!!」
「竜牙」はまず、「愛」の穴が空いているお腹に手を当てた。
「とりあえず、出血を止めることからだな。さっき『愛』が『良太』を治すときに言ってたことを思い出せ。」
エナジーで血液を作成し、失血した分の血液を補充した。「愛」は腹部の臓器がえぐられている。臓器を再生するエナジーの技術は到底「竜牙」には持ち合わせていない。代用として、腸の代わりになるようなエナジーで作られた擬似的な腸を作り、応急処置はできたようだ。
「はぁはぁ。これが『エナジー・リカバリー』(回復)か。すごい疲れる能力だな。」
「それなら、あと6時間ほどは生きられるだろうな。お前は腹部の複雑な再生が全くできていない。早く試合を終わらせることだな。」
「なあ。『さこ』。おまえら何でもできるからやっぱり生き返らせることもできるのか?」
「ん?生き返らせるか。考えたことなかったな。体は元どおり戻せる。『さこ』の意思で操れるが、それは生き返ったというのか?」
「なんだよ。それ。ただの人形じゃんか。じゃあ死んだらもうおしまいなんだな。」
「そうだぜ。マクロとミクロの平等な共通点は死だけだ。『さこ』も死んだら『さこ』ではない。人形だ。」
「わかったぜ。俺も今後闘いには一回一回命をかけて全力で闘ってくるぜ。ありがとな。『さこ』!!」
「愛」の応急処置を終えた「竜牙」は選手控え室に戻っていった。
次に行われる準決勝だが、「竜牙」は不戦勝になった。「良太」と「アロサウルス」の「パワー」が引き分けだったからである。「竜牙」の決勝進出は決まった。
もう一つの準決勝。「ティラノサウルス」の「キング」と「ブラキオサウルス」(大型の草食恐竜。体長25mほど。)の「リッチ」の闘いが始まった。
「ブラキオサウルス」は強靭な尻尾をエナジーで強化し、「キング」を攻撃するも、逆に尻尾を噛み付かれてしまい、尻尾が千切れてしまった。そのまま「キング」は決勝進出となった。
ついに「恐竜祭」決勝戦が行われる。
次回。 第25エナジー 「恐竜祭の決勝戦」
「竜牙」はお腹が貫通して出血多量で死にかけている「愛」を担ぎながら、闘技場の観客席にきた。
「お~い。『まよ』!!『さこ』!!いるんだろ?どこだ~!!」
観客席には、大きな恐竜ばかりがいるので、小さい「まよ」と「さこ」を見つけるには、空席を見ていけば、背の小さいあいつらを見つけられると「竜牙」は思った。
案の定、大きな恐竜用の座席で、ゴロゴロしている2匹を見つけた。
「助けてくれ。『愛』が大変なんだ。おまえらなら治せるだろ?」
「うわ。バカ『りゅうが』。早く負けちゃえ。『まよ』ちゃんは眠いの。」
「おう。『竜牙』。お疲れ。試合観てたぞ。エナジー使えるようになってきたんだな。」
「へへ。まあな。じゃなくて、『愛』が大変なんだってば!!ホラ。血が出てるし、お腹に穴が空いてるし、死にかけてるだろ?」
「そうだな。『愛』はもう死ぬな。エナジー使いが少ない地球人にしてはがんばったんじゃねーか?」
「なんでそんなに平然としてられるんだ?『愛』が死んだらもう会えないんだぞ!!」
「だからどうした?今までお前は地球にいたたくさんのミクロ生物たちを殺してきたはず。さっき『良太』も『アロサウルス』を殺したよな。あの『アロサウルス』とももう会えないが同じじゃないのか?」
「人間の命は大事だろ!!」
「『アロサウルス』も『愛』もミクロだ。『さこ』からしたら同じだ。エナジーで考えるのなら、『アロサウルス』の方がエナジー力が高かったから、惜しいミクロをなくしたとも言える。」
「お前らどうかしてる。」
「『竜牙』が聞きたがっていることを言おう。結論から言うと、『さこ』は手を貸さない。一瞬で治せることはできる。だが、この『恐竜祭』のルールから反すると思わんか?」
「『ディノヒューマン』が試合後に治すって言ってるから?」
「そうだ。敗者とて試合終了までに生き残ることがこの大会の醍醐味だ。もし『さこ』みたいなマクロが手を貸せば、他の恐竜に悪いと思わんのか?」
「そうだな。俺たちが自分勝手だったかもしれないな。」
「竜牙」はひどく元気をなくした。
「あくまでマクロが手を出すのは反則だということだ。お前がやれ。『竜牙』!!」
「えっ?俺が『愛』を治すのか?」
「今のお前なら応急処置までは可能なはず。できなければ『愛』が死ぬだけだ。」
「よし。やってやる!!」
「竜牙」はまず、「愛」の穴が空いているお腹に手を当てた。
「とりあえず、出血を止めることからだな。さっき『愛』が『良太』を治すときに言ってたことを思い出せ。」
エナジーで血液を作成し、失血した分の血液を補充した。「愛」は腹部の臓器がえぐられている。臓器を再生するエナジーの技術は到底「竜牙」には持ち合わせていない。代用として、腸の代わりになるようなエナジーで作られた擬似的な腸を作り、応急処置はできたようだ。
「はぁはぁ。これが『エナジー・リカバリー』(回復)か。すごい疲れる能力だな。」
「それなら、あと6時間ほどは生きられるだろうな。お前は腹部の複雑な再生が全くできていない。早く試合を終わらせることだな。」
「なあ。『さこ』。おまえら何でもできるからやっぱり生き返らせることもできるのか?」
「ん?生き返らせるか。考えたことなかったな。体は元どおり戻せる。『さこ』の意思で操れるが、それは生き返ったというのか?」
「なんだよ。それ。ただの人形じゃんか。じゃあ死んだらもうおしまいなんだな。」
「そうだぜ。マクロとミクロの平等な共通点は死だけだ。『さこ』も死んだら『さこ』ではない。人形だ。」
「わかったぜ。俺も今後闘いには一回一回命をかけて全力で闘ってくるぜ。ありがとな。『さこ』!!」
「愛」の応急処置を終えた「竜牙」は選手控え室に戻っていった。
次に行われる準決勝だが、「竜牙」は不戦勝になった。「良太」と「アロサウルス」の「パワー」が引き分けだったからである。「竜牙」の決勝進出は決まった。
もう一つの準決勝。「ティラノサウルス」の「キング」と「ブラキオサウルス」(大型の草食恐竜。体長25mほど。)の「リッチ」の闘いが始まった。
「ブラキオサウルス」は強靭な尻尾をエナジーで強化し、「キング」を攻撃するも、逆に尻尾を噛み付かれてしまい、尻尾が千切れてしまった。そのまま「キング」は決勝進出となった。
ついに「恐竜祭」決勝戦が行われる。
次回。 第25エナジー 「恐竜祭の決勝戦」
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