エナジークエスト

リョウタ

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第96エナジー  「助っ人?」

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「竜牙」は死ぬのが怖すぎて、「竜星」に命乞いをしていた。


「お願い。殺さないで。『核』がなくなったら俺は死ぬの?」


「当たり前だ。おまえは『マクロ体』になったんだ。『核』がなくなれば生きることができない。死ねば恐怖から解放されるぞ。」


「うわーーん。誰か助けてよーーーー。」


「竜牙」は荒れ果てた都市の中で泣きわめいた。


すると、上空から何者かのエナジー反応があった。


「何かくるな。『竜牙』。おまえの仲間か。」


「喰らいなさい。悪魔め。『サンダー・エナジー・アタック』(雷のエナジーショット)。」


地球のエナジー使い「藤堂」が「竜星」に雷撃を喰らわせた。


「『竜牙』様!!大丈夫ですか?えっ。泣いてるの!!やだ。そんな弱気な『竜牙』様。初めて見た。かわいい~。」


「藤堂」の服の中から「エナモン」が出てきた。


「ミューミュー。」


「『エナモン』!!会いたかった~。かわいいよな~。おまえ~。死ぬ前に会えてよかった。」


「ちょっと『竜牙』様。わたしもいるんですけど。ほんとにびっくりしたんですよ。さっき『月』にいた『竜牙』様の『エナジー体』5万体が一瞬にして消えてしまったんで、『竜牙』様に何かあったに違いないと思って急いで『地球』に来てみたら案の定でした。」


「そっか。『藤堂』。ありがとな。でももういいんだ。やつに敵うわけがない。俺も『マクロ体』になって『エナジー力』が上がったんだけど、『エナジー体』のときのように自由自在にエナジー技が使えないんだ。『斥力』や『引力』の使い方もわかんなくなって、やつに勝つ術はないんだ。」


「もうー。そんなの『竜牙』様じゃない。私たちが生まれた日本をこんなにめちゃくちゃにやつはしたんですよ?わたしは許しません。さあわたしが『月』で修行した電撃系の攻撃まだまだいくわよ~。」


グチャ。


「竜星」は「藤堂」の顔を掌で握り潰し、即死させた。


「うるさい女だな。おまえの仲間だったのか。弱すぎる。『エナジー力』10000にも満たないとは、こんなやつにエナジーを与える『地球』も理解できん。『地球』も破壊しておこう。」







ああ。この心の喪失感はあのときと似ている。「愛」と「良太」を失ったときと。でもなぜだろう。怒ることができない。怒って無我夢中で攻撃して殺される方がマシなのに、「竜星」が恐ろしすぎる。平然と残虐非道を行い、人を殺すことをなんとも思っていない。そんな恐ろしい生物がいていいのか?いや待てよ。「竜星」にとって人や星を殺すこと破壊することは、小さい子どもがアリや昆虫を踏み潰して殺すこととなんら変わりがないのかな?そういや俺も「エナジー体」を使うことができたときから、弱い浮遊「ミクロ生物」を殺しまくって正義の味方気取りしてたから同じことなのかな。そうだな。きっとそうだ。「竜星」なんか大したことない。怖がる必要もない。これから俺は死ぬかもしれないが、やることを全部やりきって死のう。あっ。胸が熱くなった。これは俺の「核」が燃焼している?どんどん胸が熱くなる。エナジーが膨れ上がる。あれ?俺の体がおかしくなって・・・がががががががああああああああああああ~。ギャオーーーーース。



「竜牙」の体から三本の「竜」の首が飛び出した。



「チッ。こんなときに『オロチ化』しやがるとは、手がかかる『火竜』だな。」



次回。  第97エナジー  「オロチ化」
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