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~見えてきたのは~
5-2 <居心地悪いお茶会>
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フリデリック王子の授業の後は大抵その講師とのお茶会という流れになる。
実務的に動く事をよしとしている王国軍のメンバー面々は最初その事に戸惑っていたが、それも業務の一つとして割り切りその誘いを断る事はせずに付き合っているようだ。
フリデリックにしてみたら、それは授業という事から離れ、外の世界を知る貴重な時間でもあった。
王国軍の ナイジェル・ラヴァティとガイル・ウィロウビーは遠征で外国にもよく出ている事もありその会話は面白く外の世界への興味というものを膨らませていく。
一方テリーとの時間はというと、重体の兵士の慰問をさせてから元老院の議員が同席するようになり、その議員も加わってのお茶会となり、結果よくわからない空気感をもつ時間となるようになった。
そこに見えてくるのは、どうしようもない王国軍と元老院との距離感とズレ切った価値観。
そしてテリーという人物を前にした時の反応で不思議な程その議員の人となりが見えてくる。
金環眼をもつことで恐怖から攻撃的に接してくるもの、その若さと華奢な見た目からあからさまに蔑んだ対応をしてくるもの、どちらにしてもテリーに必要以上に意識している為に、会話はその議員とテリーで交わされる事が多く、フリデリックとテリーとの距離感は遠ざかっていた。
「しかし、アデレードの王国軍が優秀すぎるのも問題ですね。
我々にすっかり彼らは頼り依存しています。
もう少し外交でも何とかすべきものなのですが」
キリアン・バーソロミューはそう言い、優雅な仕草でティーカップを持ち傾ける。
「まったく役立たずの同盟には困ったものですわ」
フリデリックの姉エリザベスがそう受ける。
キリアンが剣技の授業の参観と聞きつけて態々やってきたようだ。
エリザベスにしても、フリデリック同様、宮を出る事がほとんどない為に愛しいキリアンの方が宮殿を訪れてくれるという機会を逃せなかったのだろう。
そして積極的に会話に参加してくる。
「まあ、彼らのお陰でアデレードは直接攻撃を受ける事もありませんので。
そういう意味では助かっているというべきでしょう。
お陰で我国は自国を戦場にすることもなく済んでいます。その事がどれほどあり難いか」
政治の話を交わすキリアンとテリーにエリザベスはただかき回すだけの会話も挟む。そこに更にフリデリックが言葉を挟めるわけもなく、黙って会話を聞いているしかなかった。
「その分、貴方がた兵士が苦労するというのも因果なものですね」
キリアンにテリーは肩をすくめ笑う。
キリアンが兵士を気遣う発言をした事にフリデリックは内心驚く。
他の議員と異なり、テリーとキリアンは平和に世間話をしているようには見える。
キリアン他の議員のように王国軍を下にみる発言も、若いテリーを蔑む言葉もせず非情に紳士的な態度で接している。
フリデリックら王族にしてくるように慇懃な態度である。
「それが仕事ですので」
ベッタリとキリアンに身体を寄せ会話に参加しようとするエリザベス、穏やかな感じで対話するテリーとキリアン。
しかし何故だろうか? 一見和やかに流れているはずの時間が、フリデリックにはどこか寒々しく見えた。
上手く言えないがキリアンとテリーの間に独特の緊張感というものを感じる。
「貴方の場合は、神職の道に歩まれるという選択肢もあるでしょうに。
何も殺し合いなどをせずとも。
そういった事は得意な方に任せて」
目を細めてキリアンがテリーを見つめる。
テリーはその視線に笑みをもって答えるがそこにいつもの柔らかさも温かさもない。
「そういった事が得意だからやっているのですよ」
その言葉にフリデリックもエリザベスも固まり、キリアンはその言葉に顔を顰め忌々しそうな表情を返した。
「怖いです、よくそんな人を殺して平然と」
キリアンに甘えるようにそんな事を言うエリザベスの言葉フリデリックは立ちあがる。
「姉上!」
姉に非難の声をあげるが、その後の言葉も続けられない。
テリーは、一番傷ついた表情をするフリデリックに柔らかく笑う。
「戦場とかいった所では、逆に悲しみとか怒りとかいった感情を抱き続けていたら持ちませんよ。
慣れるしかない。異常な世界であるのは確かなのでしょう。
でも戦わない訳にはいかない。国を守るためには」
フリデリックは、そもそも何故戦争をしなければならないのか? と思う。
「何故、マギラとアウゴールは他国を攻撃してくるのだろう」
そうつぶやきに似た質問に、キリアンが溜め息をつく。
切れ上がった目がフリデリックに向けられる。その様子をテリーがジッと見つめる。
「殿下、歴史と地理の授業で何を学ばれているのですか?
殿下の所為というよりも、歴史の講師の問題ですね。
あの日和見主義の事なかれ主義のあの人物でしたら、そうなるのも仕方がないですね」
明らかに呆れたというか馬鹿にした口調である。
そして、向けられたその瞳の冷たさにギクリとする。
最近特に感じるのは、キリアンがフリデリックに対する態度がより冷たくなったというものでる。
元々好意的という訳ではないが、こうしてお茶を飲むようになってよりその感覚を強く感じる。
柔らかい笑みと慇懃無礼な態度は変わらないようだが、発する言葉に何となくだが敵意を感じる。
しかも自分だけでなくグレゴリーまでが馬鹿にされた事に戸惑うしかない。
「殿下、お気を付けなさい。グレゴリー殿には。
あの男はとんでもない男ですよ、ねえコーバーグ殿」
テリーの顔から表情が一瞬スッと消えるのをフリデリックは感じた。
テリーは何も答えず、キリアンを見つめ返しただ笑みだけを返した。それはフリデリックが初めて感じるテリーの怒りの感情だった。
キリアンはそんなテリーの表情に、目を伏せ紳士に見える笑みを返す。
二人とも笑顔だというのに、そのに楽しさといった明るさは全くない。
「そうですわよね、何故あんな薄汚い男が、弟の講師なのか。
クロムウェル侯爵の身内ということですが」
エリザベスだけはこの場において楽しそうで陽気である。
「バーソロミュー殿、姉上。
私が未熟な為にグレゴリー先生の資質を疑がれてしまうのは残念な事ですが、あの方は優秀な講師です。
私に歴史を通じて様々な世界を教えてくださっています」
キリアンはクスリと笑う。
「あの男が人に何かを教えられるだけのモノを持っているとは思えませんが……。
講師の事もクロムウェル侯爵の後押しがあったから実現したもの。
殿下は素直でお優しい方なので、すぐに人を信頼してしまわれるようですが、本当にお気を付けてください。
自分の保身しか考えない何かあったときは一番に逃げるような人物ですので」
笑顔でそういう事を言うキリアンがフリデリックは怖かった。
そんなキリアンをウットリ見つめその言葉に賛同するだけの姉、テリーはそんな二人を、お茶を飲み静かに見つめるだけで否定も肯定もしなかった。
そんなテリーと一瞬視線をキリアンが交わらせたが先にその目を逸らした。
※ ※ ※
キリアン・バーソロミューとテリー・コーバーグは金擐時代の若き英雄。この二人が特に若きと語られるには、若き時代しか二人にはないことにある。時期こそ違えど共に二十五歳という若さでこの世界から消えている。
キリアンは暗殺者によって志半ばで刃に倒れた事で、そのドラマチックな最期からも人気の高い英雄である。
キリアンの特殊なところは、この時代ただ一人文官でありながら英雄と呼ばれる活躍をした所にある。優秀な人物だっただけに、その死が最も惜しまれた男で、その能力は乱世でなく、平和な時代でこそ生かされるべきだったとも言われてる。
テリー・コーバーグとは親友同士かのように歴史小説では描かれる事が多いが、資料において双方確執を抱えぶつかっていたようだ。どちらも穏やかな性格で人とぶつかる事がないとされるが、テリーがキリアンに剣を抜き突き付けたとか、キリアンがテリーに態と剣の勝負を仕掛けるなど、といった穏やかでない逸話も多い二人である。
それもバーソロミュー家とコーバーグ家との関係も複雑であったことに関係するのだろう。バーソロミュー家はかつてコーバーグ家を牢獄に追いやりその領地、その地位を手にし、八代目国王即位後もその功績により更なる高き地位を得る。しかしキリアン死後にテリーがコーバーグ家の次男のオーランドをバーソロミュー家の養子に差し向けた事でバーソロミュー家は実質コーバーグ家のものとなる。互いに全てを奪い合うという不思議な因縁のある二つの家族。その二人の間の感情はどういうものだったのかは謎のままである。
――――ウォルフ・サクセン 手記より――――
実務的に動く事をよしとしている王国軍のメンバー面々は最初その事に戸惑っていたが、それも業務の一つとして割り切りその誘いを断る事はせずに付き合っているようだ。
フリデリックにしてみたら、それは授業という事から離れ、外の世界を知る貴重な時間でもあった。
王国軍の ナイジェル・ラヴァティとガイル・ウィロウビーは遠征で外国にもよく出ている事もありその会話は面白く外の世界への興味というものを膨らませていく。
一方テリーとの時間はというと、重体の兵士の慰問をさせてから元老院の議員が同席するようになり、その議員も加わってのお茶会となり、結果よくわからない空気感をもつ時間となるようになった。
そこに見えてくるのは、どうしようもない王国軍と元老院との距離感とズレ切った価値観。
そしてテリーという人物を前にした時の反応で不思議な程その議員の人となりが見えてくる。
金環眼をもつことで恐怖から攻撃的に接してくるもの、その若さと華奢な見た目からあからさまに蔑んだ対応をしてくるもの、どちらにしてもテリーに必要以上に意識している為に、会話はその議員とテリーで交わされる事が多く、フリデリックとテリーとの距離感は遠ざかっていた。
「しかし、アデレードの王国軍が優秀すぎるのも問題ですね。
我々にすっかり彼らは頼り依存しています。
もう少し外交でも何とかすべきものなのですが」
キリアン・バーソロミューはそう言い、優雅な仕草でティーカップを持ち傾ける。
「まったく役立たずの同盟には困ったものですわ」
フリデリックの姉エリザベスがそう受ける。
キリアンが剣技の授業の参観と聞きつけて態々やってきたようだ。
エリザベスにしても、フリデリック同様、宮を出る事がほとんどない為に愛しいキリアンの方が宮殿を訪れてくれるという機会を逃せなかったのだろう。
そして積極的に会話に参加してくる。
「まあ、彼らのお陰でアデレードは直接攻撃を受ける事もありませんので。
そういう意味では助かっているというべきでしょう。
お陰で我国は自国を戦場にすることもなく済んでいます。その事がどれほどあり難いか」
政治の話を交わすキリアンとテリーにエリザベスはただかき回すだけの会話も挟む。そこに更にフリデリックが言葉を挟めるわけもなく、黙って会話を聞いているしかなかった。
「その分、貴方がた兵士が苦労するというのも因果なものですね」
キリアンにテリーは肩をすくめ笑う。
キリアンが兵士を気遣う発言をした事にフリデリックは内心驚く。
他の議員と異なり、テリーとキリアンは平和に世間話をしているようには見える。
キリアン他の議員のように王国軍を下にみる発言も、若いテリーを蔑む言葉もせず非情に紳士的な態度で接している。
フリデリックら王族にしてくるように慇懃な態度である。
「それが仕事ですので」
ベッタリとキリアンに身体を寄せ会話に参加しようとするエリザベス、穏やかな感じで対話するテリーとキリアン。
しかし何故だろうか? 一見和やかに流れているはずの時間が、フリデリックにはどこか寒々しく見えた。
上手く言えないがキリアンとテリーの間に独特の緊張感というものを感じる。
「貴方の場合は、神職の道に歩まれるという選択肢もあるでしょうに。
何も殺し合いなどをせずとも。
そういった事は得意な方に任せて」
目を細めてキリアンがテリーを見つめる。
テリーはその視線に笑みをもって答えるがそこにいつもの柔らかさも温かさもない。
「そういった事が得意だからやっているのですよ」
その言葉にフリデリックもエリザベスも固まり、キリアンはその言葉に顔を顰め忌々しそうな表情を返した。
「怖いです、よくそんな人を殺して平然と」
キリアンに甘えるようにそんな事を言うエリザベスの言葉フリデリックは立ちあがる。
「姉上!」
姉に非難の声をあげるが、その後の言葉も続けられない。
テリーは、一番傷ついた表情をするフリデリックに柔らかく笑う。
「戦場とかいった所では、逆に悲しみとか怒りとかいった感情を抱き続けていたら持ちませんよ。
慣れるしかない。異常な世界であるのは確かなのでしょう。
でも戦わない訳にはいかない。国を守るためには」
フリデリックは、そもそも何故戦争をしなければならないのか? と思う。
「何故、マギラとアウゴールは他国を攻撃してくるのだろう」
そうつぶやきに似た質問に、キリアンが溜め息をつく。
切れ上がった目がフリデリックに向けられる。その様子をテリーがジッと見つめる。
「殿下、歴史と地理の授業で何を学ばれているのですか?
殿下の所為というよりも、歴史の講師の問題ですね。
あの日和見主義の事なかれ主義のあの人物でしたら、そうなるのも仕方がないですね」
明らかに呆れたというか馬鹿にした口調である。
そして、向けられたその瞳の冷たさにギクリとする。
最近特に感じるのは、キリアンがフリデリックに対する態度がより冷たくなったというものでる。
元々好意的という訳ではないが、こうしてお茶を飲むようになってよりその感覚を強く感じる。
柔らかい笑みと慇懃無礼な態度は変わらないようだが、発する言葉に何となくだが敵意を感じる。
しかも自分だけでなくグレゴリーまでが馬鹿にされた事に戸惑うしかない。
「殿下、お気を付けなさい。グレゴリー殿には。
あの男はとんでもない男ですよ、ねえコーバーグ殿」
テリーの顔から表情が一瞬スッと消えるのをフリデリックは感じた。
テリーは何も答えず、キリアンを見つめ返しただ笑みだけを返した。それはフリデリックが初めて感じるテリーの怒りの感情だった。
キリアンはそんなテリーの表情に、目を伏せ紳士に見える笑みを返す。
二人とも笑顔だというのに、そのに楽しさといった明るさは全くない。
「そうですわよね、何故あんな薄汚い男が、弟の講師なのか。
クロムウェル侯爵の身内ということですが」
エリザベスだけはこの場において楽しそうで陽気である。
「バーソロミュー殿、姉上。
私が未熟な為にグレゴリー先生の資質を疑がれてしまうのは残念な事ですが、あの方は優秀な講師です。
私に歴史を通じて様々な世界を教えてくださっています」
キリアンはクスリと笑う。
「あの男が人に何かを教えられるだけのモノを持っているとは思えませんが……。
講師の事もクロムウェル侯爵の後押しがあったから実現したもの。
殿下は素直でお優しい方なので、すぐに人を信頼してしまわれるようですが、本当にお気を付けてください。
自分の保身しか考えない何かあったときは一番に逃げるような人物ですので」
笑顔でそういう事を言うキリアンがフリデリックは怖かった。
そんなキリアンをウットリ見つめその言葉に賛同するだけの姉、テリーはそんな二人を、お茶を飲み静かに見つめるだけで否定も肯定もしなかった。
そんなテリーと一瞬視線をキリアンが交わらせたが先にその目を逸らした。
※ ※ ※
キリアン・バーソロミューとテリー・コーバーグは金擐時代の若き英雄。この二人が特に若きと語られるには、若き時代しか二人にはないことにある。時期こそ違えど共に二十五歳という若さでこの世界から消えている。
キリアンは暗殺者によって志半ばで刃に倒れた事で、そのドラマチックな最期からも人気の高い英雄である。
キリアンの特殊なところは、この時代ただ一人文官でありながら英雄と呼ばれる活躍をした所にある。優秀な人物だっただけに、その死が最も惜しまれた男で、その能力は乱世でなく、平和な時代でこそ生かされるべきだったとも言われてる。
テリー・コーバーグとは親友同士かのように歴史小説では描かれる事が多いが、資料において双方確執を抱えぶつかっていたようだ。どちらも穏やかな性格で人とぶつかる事がないとされるが、テリーがキリアンに剣を抜き突き付けたとか、キリアンがテリーに態と剣の勝負を仕掛けるなど、といった穏やかでない逸話も多い二人である。
それもバーソロミュー家とコーバーグ家との関係も複雑であったことに関係するのだろう。バーソロミュー家はかつてコーバーグ家を牢獄に追いやりその領地、その地位を手にし、八代目国王即位後もその功績により更なる高き地位を得る。しかしキリアン死後にテリーがコーバーグ家の次男のオーランドをバーソロミュー家の養子に差し向けた事でバーソロミュー家は実質コーバーグ家のものとなる。互いに全てを奪い合うという不思議な因縁のある二つの家族。その二人の間の感情はどういうものだったのかは謎のままである。
――――ウォルフ・サクセン 手記より――――
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