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たいこのばちをお尻に使ってはいけません!?
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香納英人と桜大地が与えられた個室で休憩を終えてやってくると、ゲーム機があった。大きい太鼓もふたつ置かれていて、ゲーム機と連動しているものだ。
「これって完全に太鼓の名人だな」
「ふむ、やったことはありませんが、これは画面で指示されたリズムに合わせてばちを叩いてスコアを競い合うものですかね?」
「まあその通りだけど、お前これやったことないのか? 俺は家庭用ゲーム機版だけどダチの家でよくやったぜ」
「僕は時間があれば自身の能力を高めるため、人間関係のパイプを築き上げるために使います。僕がプロゲーマーにでもならない限り、こんなゲームはしないですね」
「つまんねえ奴だねおめえは? 人生楽しいか? 人生はいかに楽しむかが一番大事だと思うぜ」
「僕にとって人生とは自身の望む最高の結果を出せるかどうかです。君みたいなアホとは違いますよ」
「けっ、アホはアホでもかっこいいアホだぜ俺は!」
「救いようのないアホだという事は分かりました……ちなみに、このゲームがここに置かれている理由、何となく察しているんではないですか?」
「まあな、早いとこ説明してくれよ宇宙人さんよ!!」
室内のモニターに文章が表示された。
(二人ともお察しの通り、二人にはこのゲームで競って貰う。当然負けたら罰ゲームが待っている)
「聞きたくはないですが、その罰ゲームの内容とは?」
(負けた者は勝者にケツを叩かれるというものだ)
「またひでえ内容の罰ゲームだなぁ……ケツで太鼓の名人をやれってか?」
(そんな理由ではない。この地球にはマゾニズムなる性的趣向があると聞いた。子作りに全く関係ない趣向ながらも、痛みや苦しみが性的快楽に繋がり、それがやがて子作りに発展する。その過程や理由を我々は知りたいのだ)
「僕は全く知りたいとは思いませんけどね。まあ桜君をいじめるという話であれば遠慮無くやらせていただきますが」
「誰がてめえにいじめられるかってんだ? それにこのゲーム未経験者のお前が不利じゃねえのか?」
「そうですね、宇宙人さん。互いに公平な条件で勝負したい。それについては考えはありますか?」
(そうだな、お前の考えを言ってみよ)
「基本的に三曲で勝負をつける。三曲の選択はそれぞれ、桜君、僕、宇宙人さんが行う。少なくとも得意曲でハンデがつくということはなくなります。さらにどちらの太鼓も異常が無いか、メンテナンスがてらに一曲だけ勝負に関係ない練習の時間を設けたいです」
(良かろう。その条件でやってみよ)
「ありがとうございます」
香納英人、彼がこの勝負、自分が不利と言うことは重々承知である。ゆえに確認がてら、彼は勝負の条件を決めた。ゲーム経験以外の条件を桜大地と互角にするため、そしてこのゲームのコツとは何かを掴む時間を欲するため。勝負はこの時点で始まっている!!
「いいぜ、これぐらいのハンデは与えてやらねえとな」
桜大地、油断をしている態度をとっているが、本心ではかなりの警戒をしている。
(あいつのことだ。油断しているフリをしといておけば、ゲームよりも俺のスキをつくことに集中するだろう)
彼もまた勝負のための心理戦を始めていた!!
「太鼓を叩くのだ~♪ スタート♪」
ゲームが開始され、まずは簡単なゲーム説明を読んで、ランダムに一曲が選曲され、エレキギターの軽快な曲が始まった。
「おっ、全然全盛か! こいつはノリよくて好きだぜ!」
「アニソンですか。まあいいでしょう」
ドン ドン ドン ドン
室内にたいこのばちを叩く音が響く。予想通り桜大地はリズム通りに合わせるが、香納英人は上手く合わせられない感じである。早くも練習の時間は終わった。
「どうやら、ケツ叩かれるのはてめえみてえだな香納」
「そうですね、もしそうなったらお手柔らかに頼みますよ」
何気ない会話ではあるが、桜大地は余裕のフリをした欺き、香納英人は桜大地の油断を狙う。水面下で心理戦が繰り広げられているのだ!! 繰り返すが勝負は既に始まっている!!
「まず選曲は俺からだ!」
桜大地は有名な洋楽のロックを選曲した。彼がこの曲を好きというのもあるが、他に香納英人対策にとして、奴がいかにも聞かなさそうな曲、難易度の高い曲、それらを意識して選曲したのだ!!
どん どん どん どん
「ほう」
桜大地は感心した。意外にも香納英人が予想以上に正確なたいこができているからだ。
「さっきの練習とはえらい違いだな! 本当はこのゲームやっていたのか?」
「いいや、僕ぐらいになると慣れるのも早いもんでね」
そう、香納英人はあのわずかな練習時間で慣れたのだ!! 彼自身幼少期からピアノ教育を受けており、音楽的なセンスはむしろ同年代の生徒に比べれば高い方なのだ。だから彼が太鼓の名人をやったことがなくても、己がこれまで鍛え上げた音楽能力である程度は対応できるのだ。彼が天才たる所以はまさにこういったところにあるのだ!!
「大したもんだぜ、しかし俺の方がハイスコアなんだなぁ」
第一曲目、終わってみれば桜大地のスコアの方が高い。もう香納英人に後はない。しかし、彼にとっては一曲目は負けることは想定していた。二曲目から彼は勝負だと考えている!
「では僕の選曲の番ですね」
桜大地は香納英人の選曲の様子を見た。
「クラシック曲の白鳥の湖か、難易度は簡単。なるほど、そうくるか」
このゲーム。システムは基本的に減点方式で、性格にリズム良くたたければ満点をとれる。つまり簡単な曲を上手いプレイヤー同士がやった場合優劣がつきづらく、引き分けになる可能性が高い。香納英人にとっては唯一の勝機のチャンスである。
ドン ドン ドン
難易度的にゆっくりとしたリズムで太鼓を叩くので、互いにここまで減点なしで叩けている。
「そうそう、桜君、個別の休憩室内でいかがわしいビデオがみられますよ」
香納英人の一言に、桜大地は気をとられた。桜大地は現在思春期の男子学生! ここに来てから女で性欲を発散する事を一切やっていない! つまり性欲を持て余しているのだ!! 一度この宇宙船内で香納英人相手に抜いたとはいえ、若さゆえにすぐに復活する!
(クソ! 前の勝負みてえに変な情報で俺の動揺を誘う作戦か!! あいつの言葉に惑わされるんじゃねえ!!)
とはいえ、桜大地は動揺を止められない、性欲を抑えることが出来ないのだ。なぜなら、エロスイッチが入れば男はエロに素直に従う!! それが思春期の男の逃れられない運命なのだ!! 現在、桜大地の股間は勝負と性欲の狭間でもんもんとしているのだ!!
「おやおや桜君、途中からスコアが落ちましたね」
二曲目、香納英人のスコアが勝った。勝負は三曲目に持ち越されたのだ。
「ちなみに、いかがわしいビデオとは男同士のもので僕は見る気はしなかったですけどね」
「なにいいい!! 俺はそんなもんのために勝負中もんもんとしていたのかあああ!!」
香納英人は勝利を確信した! 前回同様、桜大地の弱点となる情報を彼に話せば次も行けると考えた!
そして三曲目、宇宙人により、選曲されたのは流行しているJ-POPである。
「これは、メンバーの一人が白塗りの男なのは記憶にありますね」
「黄金爆発隊の歌で最後か……」
実は桜大地、前回の闘いをふまえてもしものためにと用意したものがあった。
「そうそう桜君……」
香納英人は桜大地を見て、自分の作戦が通じないと気付いた。
桜大地は前回の闘いをふまえ、聴覚情報を一切無い状態にする手段を考えた。
「耳栓! そんなものどこにあったんですか!」
そう、耳栓! 単純明快! 物理的に聴覚の情報を伝わらないようにすれば良いと桜大地は考えたのだ!
「なんか喋っているか? もしかして耳栓のことか?」
高品質の耳栓故に桜大地に音はほとんど伝わっていない。そもそも彼は耳栓を持っていなかった。このゲーム開始前の休憩している間に、彼は宇宙人にリクエストをし、耳栓を貰ったのだ。そもそもなぜに耳栓を貰うという手間を惜しまなかったかには理由がある。
桜大地はこれまで敗北を喫した経験がないわけではない。しかし、二度と同じ屈辱を味わわないように、彼は努力と対策を欠かさなかった! 影で彼のことをリベンジ王と呼ぶ者もいた!
ちなみに彼の粗暴な面に反し、こういった面もあるとのことで、桜大地を大好きになる女子も決して少なくない。
「ゲームに集中しな!」
香納英人にもはや勝機はなかった。できるのは不慣れなゲームに必死で食らいつくぐらいだった。最終勝負、スコアは僅差ながらも桜大地の勝ちとなった。
「よっしゃあああ!! 俺の勝ちだああああ!!」
「まあ、はなっから負け戦でしたからね。ここまで善戦できれば僕も大したもんですね。それにこんな子供のお遊びで負けたところで特に悔しいとは思いません」
「けけけ、そういうの負け犬の遠吠えって言うんだぜ! お前がどう言っても俺の勝ちはかわらねえ!!」
「そうですか、そんなに僕のお尻をたたけることを喜んでいるのですか? 桜君、君は実に変態ですね。勝負の最中も股間が膨らんでいましたよ」
「るせえ! てめえが変なこと言うからだぞ! ほれ! ズボンは脱がなくてもいいから、けつを叩かせる準備をしな!」
ピーピー
モニターから音程の高い電子音が鳴り、二人は注目した。
(駄目だ。尻をちゃんと露出させた状態で尻を叩くのだ)
「はぁ、また同じ格好ですか」
香納英人は大きなため息をついた後、ズボンと下着を脱いだ。
「僕のお尻を丁重に扱わなかった場合、それ相応の責任をとらせますから覚悟しといて下さい」
「え? 責任をとらせるって、ま、まさかお前とけけけ、けつこんしろって事か!?」
「けつと結婚がかぶってます!! というか誰がそんな事を言いましたか!! いいから君はお尻を叩きなさい!!」
桜大地のアホ発言に香納英人はいつものクールな調子が崩された。
「あ、ああ」
桜大地はまずは香納英人のお尻に触れた。
「前にも見たけど、お前の尻って本当に綺麗で引き締まっていいよなあ」
「余計な解説をしないでください!」
「い、いくぞ」
ぺちん
桜大地は平手で弱めに尻を叩いた。
ピピピピピピ
モニターから音程の高い電子音がまたも鳴った。
(もっと強く叩け。香納英人が苦痛を感じるほどだ。でなければお前がケツを叩かれることになるぞ!)
「わ、分かったよ……男のケツを叩くなんて慣れてねえからよ」
「男のケツを叩く機会なんて、普通の男子学生はないと思いますがね」
「うっせえな!」
ばしぃぃぃぃん!
桜大地は咄嗟に手加減なしで思い切り香納英人の尻を叩いた。
「ぐわあっ!」
香納英人の顔が苦痛で顔を歪めた。それを見て桜大地は躊躇した。
「くそ、罪悪感がぱねえ! 俺はこれでも優しいんだよ! 心底憎いてめえでも痛めつけたいとおもわねえんだ!!」
そう、桜大地はこれでも優しいのだ。彼はよく喧嘩をする男ではあるが、彼の主な喧嘩の要因は弱き者を助けるためにあえて自分から戦火に飛び込んでの喧嘩である。つまり正義感が強い!! そんなところも彼が学校内で人気である理由の一つでもある!!
「僕でしたら君に対し遠慮無く叩き付けられますけどね。さらにそのたいこのばちで君のお尻を叩いたり、お尻の穴に挿入してもいいですねえ」
「ほう、人が優しいところを見せれば、そういう事を言うか……お前のとことん腐りきった性根、たたき直さねえとな!!」
バシィィィン バシィィィン バシィィィン バシィィィン
桜大地は迷いなき平手打ちを香納英人に連打した。香納英人の色白い尻は赤く腫れ上がってきた。桜大地の力は強く、香納英人には耐えがたい苦痛が伝わっている。しかし、彼は歯を食いしばって、苦痛の悲鳴を出すのを耐えている。
ピイイイイ
モニターからまたも電子音が聞こえた。
(桜大地はそのまま続けよ。香納英人、耐えるのではなく悲鳴の声をあげよ。互いにサディスト、マディストとしての役割を全力で果たすのだ)
「悪いですが、こんな状態になっても僕はプライドは高いんですよ。悲鳴は絶対あげません!」
(そうか、ならば先程お前が言ったたいこのばちでのプレイをやられてみるか?)
「おいおい宇宙人さんよ、ケツの初めてがたいこのばちっていうのは、ちょいと酷い経験だぜ」
「ところで桜君、本気で叩いていますか? 君の力が弱すぎて悲鳴をあげるほどの痛さには達していないですね」
「ケツ丸出しでよくもまあそこまで態度でかくできるもんだ! 宇宙人! ばちをよこせ!」
たいこのばちが浮かび、桜大地の手元に飛んできた。一呼吸置き、桜大地は香納英人の尻をばちで叩いた。
ばちいいん ばちいいん ばちいいん
香納英人は耐えていた。今すぐにでもこの苦痛から逃げ出したいと思っていたが、彼のプライドがそれよりも強いのだ!!
「へへへ、まだ声をあげねえか。立派だぜ。じゃあこういうのはどうだあああ!!」
ずぼお
香納英人の肛門に勢いよくバチが挿入された。
「ぐあああああ!!!」
ついに香納英人は耐えきれず悲鳴をあげた。
「ようやく悲鳴をあげたか。でもここまで来たからには中途半端はいけねえよな!!」
ぬぼお ぬぼお
香納英人のほぐれていない肛門に対し、桜大地は容赦なくたいこのばちを前後にピストンした。香納英人の肛門は異物の挿入を防ごうとぎちぎちと肛門内を引き締めた。普段の香納英人であれば力を抜いた方が、肛門を痛めないと判断できたであろう。しかし今の彼にそんな余裕はなかった。
「ぐあああ!!」
「どうだ! たいこのばちにロストバージンした気持ちは!! んっ」
桜大地は香納英人の肛門を見てすぐに冷静になった。肛門から血が出ているのだ。桜大地はすぐにばちを引き抜いた。
「おい! ケツ穴からすんごい血が出てるぞ! 大丈夫か!」
「大丈夫だ、ちょっと粘膜が切れただけだろう」
「大丈夫じゃねえ! 宇宙人さんよ! もうここいらで終了おねがいできねえか!」
(良かろう。すぐに治療の準備をしよう)
宇宙人の返事に桜大地はほっと一息をついた。
「我ながら情けない……少し立ち上げれない状態になったようだ」
「ったく、お前と張り合っていると良く感じるが、お前ってプライド高い分こういうところで不器用だよなぁ」
「仕方ないでしょう、僕にとってこれが一番正しいと感じるやり方なのですから……」
「ふぅ、まいったまいった! 試合は俺の勝ちだがよ! 勝負はお前の勝ちだ!」
「素直に喜んでおきましょうか……」
「ところで香納? お前、もしかしてわざと俺を焚き付けたのか? 俺が乗り気にならないと、俺がケツ叩かれることになったしよ」
「ふっ、勘違いしないように……この環境ではいくら理不尽でも……敗北したからには罰ゲームを受ける責任がある……僕のプライドが選んだ答えです……決して君に対し優しさの感情を抱いたわけではありません」
「おい、そういうのツンデレっていうんだぞ」
「やれやれ、この状態の僕にツッコミを求めますか? 僕に変な属性をつけないでくださいよ……」
桜大地は不覚にも心がときめいた。香納英人が自分に今まで見せたことのない微笑みを見せたからだ。
「これって完全に太鼓の名人だな」
「ふむ、やったことはありませんが、これは画面で指示されたリズムに合わせてばちを叩いてスコアを競い合うものですかね?」
「まあその通りだけど、お前これやったことないのか? 俺は家庭用ゲーム機版だけどダチの家でよくやったぜ」
「僕は時間があれば自身の能力を高めるため、人間関係のパイプを築き上げるために使います。僕がプロゲーマーにでもならない限り、こんなゲームはしないですね」
「つまんねえ奴だねおめえは? 人生楽しいか? 人生はいかに楽しむかが一番大事だと思うぜ」
「僕にとって人生とは自身の望む最高の結果を出せるかどうかです。君みたいなアホとは違いますよ」
「けっ、アホはアホでもかっこいいアホだぜ俺は!」
「救いようのないアホだという事は分かりました……ちなみに、このゲームがここに置かれている理由、何となく察しているんではないですか?」
「まあな、早いとこ説明してくれよ宇宙人さんよ!!」
室内のモニターに文章が表示された。
(二人ともお察しの通り、二人にはこのゲームで競って貰う。当然負けたら罰ゲームが待っている)
「聞きたくはないですが、その罰ゲームの内容とは?」
(負けた者は勝者にケツを叩かれるというものだ)
「またひでえ内容の罰ゲームだなぁ……ケツで太鼓の名人をやれってか?」
(そんな理由ではない。この地球にはマゾニズムなる性的趣向があると聞いた。子作りに全く関係ない趣向ながらも、痛みや苦しみが性的快楽に繋がり、それがやがて子作りに発展する。その過程や理由を我々は知りたいのだ)
「僕は全く知りたいとは思いませんけどね。まあ桜君をいじめるという話であれば遠慮無くやらせていただきますが」
「誰がてめえにいじめられるかってんだ? それにこのゲーム未経験者のお前が不利じゃねえのか?」
「そうですね、宇宙人さん。互いに公平な条件で勝負したい。それについては考えはありますか?」
(そうだな、お前の考えを言ってみよ)
「基本的に三曲で勝負をつける。三曲の選択はそれぞれ、桜君、僕、宇宙人さんが行う。少なくとも得意曲でハンデがつくということはなくなります。さらにどちらの太鼓も異常が無いか、メンテナンスがてらに一曲だけ勝負に関係ない練習の時間を設けたいです」
(良かろう。その条件でやってみよ)
「ありがとうございます」
香納英人、彼がこの勝負、自分が不利と言うことは重々承知である。ゆえに確認がてら、彼は勝負の条件を決めた。ゲーム経験以外の条件を桜大地と互角にするため、そしてこのゲームのコツとは何かを掴む時間を欲するため。勝負はこの時点で始まっている!!
「いいぜ、これぐらいのハンデは与えてやらねえとな」
桜大地、油断をしている態度をとっているが、本心ではかなりの警戒をしている。
(あいつのことだ。油断しているフリをしといておけば、ゲームよりも俺のスキをつくことに集中するだろう)
彼もまた勝負のための心理戦を始めていた!!
「太鼓を叩くのだ~♪ スタート♪」
ゲームが開始され、まずは簡単なゲーム説明を読んで、ランダムに一曲が選曲され、エレキギターの軽快な曲が始まった。
「おっ、全然全盛か! こいつはノリよくて好きだぜ!」
「アニソンですか。まあいいでしょう」
ドン ドン ドン ドン
室内にたいこのばちを叩く音が響く。予想通り桜大地はリズム通りに合わせるが、香納英人は上手く合わせられない感じである。早くも練習の時間は終わった。
「どうやら、ケツ叩かれるのはてめえみてえだな香納」
「そうですね、もしそうなったらお手柔らかに頼みますよ」
何気ない会話ではあるが、桜大地は余裕のフリをした欺き、香納英人は桜大地の油断を狙う。水面下で心理戦が繰り広げられているのだ!! 繰り返すが勝負は既に始まっている!!
「まず選曲は俺からだ!」
桜大地は有名な洋楽のロックを選曲した。彼がこの曲を好きというのもあるが、他に香納英人対策にとして、奴がいかにも聞かなさそうな曲、難易度の高い曲、それらを意識して選曲したのだ!!
どん どん どん どん
「ほう」
桜大地は感心した。意外にも香納英人が予想以上に正確なたいこができているからだ。
「さっきの練習とはえらい違いだな! 本当はこのゲームやっていたのか?」
「いいや、僕ぐらいになると慣れるのも早いもんでね」
そう、香納英人はあのわずかな練習時間で慣れたのだ!! 彼自身幼少期からピアノ教育を受けており、音楽的なセンスはむしろ同年代の生徒に比べれば高い方なのだ。だから彼が太鼓の名人をやったことがなくても、己がこれまで鍛え上げた音楽能力である程度は対応できるのだ。彼が天才たる所以はまさにこういったところにあるのだ!!
「大したもんだぜ、しかし俺の方がハイスコアなんだなぁ」
第一曲目、終わってみれば桜大地のスコアの方が高い。もう香納英人に後はない。しかし、彼にとっては一曲目は負けることは想定していた。二曲目から彼は勝負だと考えている!
「では僕の選曲の番ですね」
桜大地は香納英人の選曲の様子を見た。
「クラシック曲の白鳥の湖か、難易度は簡単。なるほど、そうくるか」
このゲーム。システムは基本的に減点方式で、性格にリズム良くたたければ満点をとれる。つまり簡単な曲を上手いプレイヤー同士がやった場合優劣がつきづらく、引き分けになる可能性が高い。香納英人にとっては唯一の勝機のチャンスである。
ドン ドン ドン
難易度的にゆっくりとしたリズムで太鼓を叩くので、互いにここまで減点なしで叩けている。
「そうそう、桜君、個別の休憩室内でいかがわしいビデオがみられますよ」
香納英人の一言に、桜大地は気をとられた。桜大地は現在思春期の男子学生! ここに来てから女で性欲を発散する事を一切やっていない! つまり性欲を持て余しているのだ!! 一度この宇宙船内で香納英人相手に抜いたとはいえ、若さゆえにすぐに復活する!
(クソ! 前の勝負みてえに変な情報で俺の動揺を誘う作戦か!! あいつの言葉に惑わされるんじゃねえ!!)
とはいえ、桜大地は動揺を止められない、性欲を抑えることが出来ないのだ。なぜなら、エロスイッチが入れば男はエロに素直に従う!! それが思春期の男の逃れられない運命なのだ!! 現在、桜大地の股間は勝負と性欲の狭間でもんもんとしているのだ!!
「おやおや桜君、途中からスコアが落ちましたね」
二曲目、香納英人のスコアが勝った。勝負は三曲目に持ち越されたのだ。
「ちなみに、いかがわしいビデオとは男同士のもので僕は見る気はしなかったですけどね」
「なにいいい!! 俺はそんなもんのために勝負中もんもんとしていたのかあああ!!」
香納英人は勝利を確信した! 前回同様、桜大地の弱点となる情報を彼に話せば次も行けると考えた!
そして三曲目、宇宙人により、選曲されたのは流行しているJ-POPである。
「これは、メンバーの一人が白塗りの男なのは記憶にありますね」
「黄金爆発隊の歌で最後か……」
実は桜大地、前回の闘いをふまえてもしものためにと用意したものがあった。
「そうそう桜君……」
香納英人は桜大地を見て、自分の作戦が通じないと気付いた。
桜大地は前回の闘いをふまえ、聴覚情報を一切無い状態にする手段を考えた。
「耳栓! そんなものどこにあったんですか!」
そう、耳栓! 単純明快! 物理的に聴覚の情報を伝わらないようにすれば良いと桜大地は考えたのだ!
「なんか喋っているか? もしかして耳栓のことか?」
高品質の耳栓故に桜大地に音はほとんど伝わっていない。そもそも彼は耳栓を持っていなかった。このゲーム開始前の休憩している間に、彼は宇宙人にリクエストをし、耳栓を貰ったのだ。そもそもなぜに耳栓を貰うという手間を惜しまなかったかには理由がある。
桜大地はこれまで敗北を喫した経験がないわけではない。しかし、二度と同じ屈辱を味わわないように、彼は努力と対策を欠かさなかった! 影で彼のことをリベンジ王と呼ぶ者もいた!
ちなみに彼の粗暴な面に反し、こういった面もあるとのことで、桜大地を大好きになる女子も決して少なくない。
「ゲームに集中しな!」
香納英人にもはや勝機はなかった。できるのは不慣れなゲームに必死で食らいつくぐらいだった。最終勝負、スコアは僅差ながらも桜大地の勝ちとなった。
「よっしゃあああ!! 俺の勝ちだああああ!!」
「まあ、はなっから負け戦でしたからね。ここまで善戦できれば僕も大したもんですね。それにこんな子供のお遊びで負けたところで特に悔しいとは思いません」
「けけけ、そういうの負け犬の遠吠えって言うんだぜ! お前がどう言っても俺の勝ちはかわらねえ!!」
「そうですか、そんなに僕のお尻をたたけることを喜んでいるのですか? 桜君、君は実に変態ですね。勝負の最中も股間が膨らんでいましたよ」
「るせえ! てめえが変なこと言うからだぞ! ほれ! ズボンは脱がなくてもいいから、けつを叩かせる準備をしな!」
ピーピー
モニターから音程の高い電子音が鳴り、二人は注目した。
(駄目だ。尻をちゃんと露出させた状態で尻を叩くのだ)
「はぁ、また同じ格好ですか」
香納英人は大きなため息をついた後、ズボンと下着を脱いだ。
「僕のお尻を丁重に扱わなかった場合、それ相応の責任をとらせますから覚悟しといて下さい」
「え? 責任をとらせるって、ま、まさかお前とけけけ、けつこんしろって事か!?」
「けつと結婚がかぶってます!! というか誰がそんな事を言いましたか!! いいから君はお尻を叩きなさい!!」
桜大地のアホ発言に香納英人はいつものクールな調子が崩された。
「あ、ああ」
桜大地はまずは香納英人のお尻に触れた。
「前にも見たけど、お前の尻って本当に綺麗で引き締まっていいよなあ」
「余計な解説をしないでください!」
「い、いくぞ」
ぺちん
桜大地は平手で弱めに尻を叩いた。
ピピピピピピ
モニターから音程の高い電子音がまたも鳴った。
(もっと強く叩け。香納英人が苦痛を感じるほどだ。でなければお前がケツを叩かれることになるぞ!)
「わ、分かったよ……男のケツを叩くなんて慣れてねえからよ」
「男のケツを叩く機会なんて、普通の男子学生はないと思いますがね」
「うっせえな!」
ばしぃぃぃぃん!
桜大地は咄嗟に手加減なしで思い切り香納英人の尻を叩いた。
「ぐわあっ!」
香納英人の顔が苦痛で顔を歪めた。それを見て桜大地は躊躇した。
「くそ、罪悪感がぱねえ! 俺はこれでも優しいんだよ! 心底憎いてめえでも痛めつけたいとおもわねえんだ!!」
そう、桜大地はこれでも優しいのだ。彼はよく喧嘩をする男ではあるが、彼の主な喧嘩の要因は弱き者を助けるためにあえて自分から戦火に飛び込んでの喧嘩である。つまり正義感が強い!! そんなところも彼が学校内で人気である理由の一つでもある!!
「僕でしたら君に対し遠慮無く叩き付けられますけどね。さらにそのたいこのばちで君のお尻を叩いたり、お尻の穴に挿入してもいいですねえ」
「ほう、人が優しいところを見せれば、そういう事を言うか……お前のとことん腐りきった性根、たたき直さねえとな!!」
バシィィィン バシィィィン バシィィィン バシィィィン
桜大地は迷いなき平手打ちを香納英人に連打した。香納英人の色白い尻は赤く腫れ上がってきた。桜大地の力は強く、香納英人には耐えがたい苦痛が伝わっている。しかし、彼は歯を食いしばって、苦痛の悲鳴を出すのを耐えている。
ピイイイイ
モニターからまたも電子音が聞こえた。
(桜大地はそのまま続けよ。香納英人、耐えるのではなく悲鳴の声をあげよ。互いにサディスト、マディストとしての役割を全力で果たすのだ)
「悪いですが、こんな状態になっても僕はプライドは高いんですよ。悲鳴は絶対あげません!」
(そうか、ならば先程お前が言ったたいこのばちでのプレイをやられてみるか?)
「おいおい宇宙人さんよ、ケツの初めてがたいこのばちっていうのは、ちょいと酷い経験だぜ」
「ところで桜君、本気で叩いていますか? 君の力が弱すぎて悲鳴をあげるほどの痛さには達していないですね」
「ケツ丸出しでよくもまあそこまで態度でかくできるもんだ! 宇宙人! ばちをよこせ!」
たいこのばちが浮かび、桜大地の手元に飛んできた。一呼吸置き、桜大地は香納英人の尻をばちで叩いた。
ばちいいん ばちいいん ばちいいん
香納英人は耐えていた。今すぐにでもこの苦痛から逃げ出したいと思っていたが、彼のプライドがそれよりも強いのだ!!
「へへへ、まだ声をあげねえか。立派だぜ。じゃあこういうのはどうだあああ!!」
ずぼお
香納英人の肛門に勢いよくバチが挿入された。
「ぐあああああ!!!」
ついに香納英人は耐えきれず悲鳴をあげた。
「ようやく悲鳴をあげたか。でもここまで来たからには中途半端はいけねえよな!!」
ぬぼお ぬぼお
香納英人のほぐれていない肛門に対し、桜大地は容赦なくたいこのばちを前後にピストンした。香納英人の肛門は異物の挿入を防ごうとぎちぎちと肛門内を引き締めた。普段の香納英人であれば力を抜いた方が、肛門を痛めないと判断できたであろう。しかし今の彼にそんな余裕はなかった。
「ぐあああ!!」
「どうだ! たいこのばちにロストバージンした気持ちは!! んっ」
桜大地は香納英人の肛門を見てすぐに冷静になった。肛門から血が出ているのだ。桜大地はすぐにばちを引き抜いた。
「おい! ケツ穴からすんごい血が出てるぞ! 大丈夫か!」
「大丈夫だ、ちょっと粘膜が切れただけだろう」
「大丈夫じゃねえ! 宇宙人さんよ! もうここいらで終了おねがいできねえか!」
(良かろう。すぐに治療の準備をしよう)
宇宙人の返事に桜大地はほっと一息をついた。
「我ながら情けない……少し立ち上げれない状態になったようだ」
「ったく、お前と張り合っていると良く感じるが、お前ってプライド高い分こういうところで不器用だよなぁ」
「仕方ないでしょう、僕にとってこれが一番正しいと感じるやり方なのですから……」
「ふぅ、まいったまいった! 試合は俺の勝ちだがよ! 勝負はお前の勝ちだ!」
「素直に喜んでおきましょうか……」
「ところで香納? お前、もしかしてわざと俺を焚き付けたのか? 俺が乗り気にならないと、俺がケツ叩かれることになったしよ」
「ふっ、勘違いしないように……この環境ではいくら理不尽でも……敗北したからには罰ゲームを受ける責任がある……僕のプライドが選んだ答えです……決して君に対し優しさの感情を抱いたわけではありません」
「おい、そういうのツンデレっていうんだぞ」
「やれやれ、この状態の僕にツッコミを求めますか? 僕に変な属性をつけないでくださいよ……」
桜大地は不覚にも心がときめいた。香納英人が自分に今まで見せたことのない微笑みを見せたからだ。
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受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
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また、内容もサイレント修正する時もあります。
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