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53 カーティス卿
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オリヴィエは銃を持ち、急いで階下へ向かい、扉を少し開けて外の様子を確認した。
銃を構えて、到着した馬車に狙いを定める。
二頭立ての馬車は夜目でもわかる立派なものだ。御者台から下りてきた人物は暗黒色のマントを纏っていた。その人物は馬車の灯りを手に取った。
オリヴィエは構えた銃を下ろして、扉を開けた。
「カーティス卿」
「ルヴェラン警部? ご無事で良かった。リシエを探していたのです」
カーティス卿はエルアージェ王の片腕として、軍部と王宮警備隊を率いている人物だ。すらりとした長身で非常に美しい顔立ちをしているが、武術に秀でており、まったく隙がない。オリヴィエは緊張しながらカーティス卿を見上げた。
「リシエはここにいます。また傷を負わせてしまいました」
カーティス卿は驚きもせず、建物をちらりと見上げて歩き出した。
小さな部屋に大柄な男性がふたりもいると狭く感じるものだ。オリヴィエは少し離れて、リシエの傷を確認するカーティス卿を眺めた。リシエが目覚める様子はない。
彼は確認し終えると、表情を和らげた。
「メデルタイン侯爵に撃たれるとは、注意が足りませんね」
「わたしのせいです。メデルタイン侯爵がわたしを待ち受けていると思っていなかったのです。リシエの怪我の元凶はわたしにあります」
カーティス卿は「いいえ」と否定した。
「あなたのせいではありません。リシエに詫びなくて大丈夫ですよ。彼はあなたを守りたくて守っている」
「しかし、ある方に言われたことがあります。わたしのせいで彼が怪我をしたと。もう彼に関わらないでほしいと言われました。それなのにまた怪我をさせてしまった」
カーティス卿は黙って聞いていたが、ため息をついた後、オリヴィエに言った。
「あなたがリシエを想っていることはわかります」
え?
わかっている?
オリヴィエの顔色が変わったからだろう。カーティス卿は話を変えた。
「ところで、創傷被覆材の下に軟膏は塗っていますか? 緑色の丸い瓶に入っているものです」
オリヴィエは別のことを聞かれてほっとした。
薬はどれを使ったか記憶していた。
「はい。抗生剤と書かれているものを使いました」
「それはよかった。手当に問題ありません。起きたら痛いでしょうが、わたしの薬はよく効きます。リシエに抗生剤を飲むように言ってください。こちらをお渡しします」
麻袋に薬の瓶と包帯、創傷被覆材が入っている。オリヴィエは尋ねた。
「連れて帰らないのですか?」
カーティス卿は灰色の美しい瞳を和らげた。
「怪我の具合を見に来ただけです。連れて帰りません」
カーティス卿が帰ろうとするので、オリヴィエは後をついて外に出た。夜風がカーティス卿のマントにまとわりつき、暗黒色のマントが夜に溶けて消える。
寒い夜だった。カーティス卿は、馬車の中で少し話しましょうと言った。
「これをどうぞ」
カーティス卿は布でくるんだ携帯用の懐炉をオリヴィエに渡した。
「ルヴェラン警部の銃創の処置は見事です。習ったのですか?」
オリヴィエは頷いた。
「学生の頃、医師から応急処置の方法を学びました。リシエは防刃ベストを着ていましたので、銃弾が皮膚の深い場所まで達していませんでした。銃創を消毒液できれいにして、止血を行い、鑷子で弾を取り出しました」
「冷静に処置されたのですね。素晴らしい」
カーティス卿はオリヴィエを褒め称えた。
オリヴィエはリシエが死んでしまうかもしれなかった状況を思いだして、手に冷や汗をかいた。カーティス卿はオリヴィエの手の動きを見て、胸を突かれた。彼はオリヴィエが行ったことがとても大変なことだったとわかっていた。彼はオリヴィエに尊敬する眼差しを向け、口を開いた。
「あなたは学生の頃、デュレーで人々に身を守る方法を教えていましたね」
オリヴィエはそう尋ねられて、驚いた。
なぜカーティス卿が知っているのだろう。
その疑問が伝わったのか、カーティス卿は微笑んだ。
「わたしは昔闘技場に戦士として出ていたのです。そこで下町の人々の噂を聞きました。ルヴェラン警部と執事の実演が面白いと評判でした」
オリヴィエは久々に恥ずかしさを思い出した。言い訳のように答える。
「たいしたことではありません。すぐに止めてしまったし」
「どうしてそんなことを?」
カーティス卿に聞かれたら、答えなくてはならない。オリヴィエは心の中でため息をついた。
「……わたしが学生の頃、毎晩父の帰りが遅く、帰って来ないときもありました。母は父は浮気していると言っていました。わたしは執事へ理由を尋ねました。父が忙しい理由は、デュレーで起きている事件のためでした。デュレーが王宮警備隊の管轄でなかった頃です。そこでは日常的に殺人が起こり、犯罪で投獄される多くは少年少女たちだと聞きました。わたしはそれが真実か確かめに行った……本当だったのです」
オリヴィエは言いよどんだ。カーティス卿がその後の言葉を引き継いだ。
「人々の生活を知ったのですね。あの頃は内政の混乱が続いていました。あなたに救われた人は多かったのでは?」
カーティス卿はリシエがいる建物のほうに視線を移したが、何も言わなかった。
「わたしは当時レオノス様の屋敷でやっかいになりながら闘技場に出場し、賞金を稼いでいました」
「レオノスと一緒に育ったのですか?」
「そうです」
カーティス卿の出自は謎だとされてきた。
レオノスとは真逆な人物なので、直接言われなければ信じられなかっただろう。
オリヴィエはリシエがルヴェール伯爵に勉強を教わったと言っていたことを思い出した。その頃にリシエはカーティス卿と接していたのかもしれない。
「あなたが考えていることは当たっています。わたしがリシエに闘技場に出ることをすすめました。彼はある目的を持って生きていました。ですが、貧弱な体型をしていたので、そのままでは果たせそうになかった。だから実戦を積ませ、強くなるように指南しました」
オリヴィエはカーティス卿なら、リシエを連れていった女性を知っているだろうと考え、それとなく聞こうとした。そのとき、そこまで穏やかに話していたカーティス卿の目元が厳しくなった。彼は突然片手で馬車の扉を開けた。
夜気が馬車の中に入り込み、オリヴィエは懐炉を両手で包み込んだ。扉の外には毛布をかぶったリシエが立っていた。リシエはオリヴィエを見つめて、視線を逸らした。ハンサムな顔が横を向き、見えなくなった。
カーティス卿が外に出るためリシエは移動し、馬車に寄りかかっていた。カーティス卿はその仕草を気遣うこともなく、オリヴィエが馬車を下りるのに手を貸した。
「寒かったので中で話していた。痛み止めが効いているとはいえ、無理をするな」
リシエは被っていた毛布をオリヴィエの背中にかけ、カーティス卿を見つめた。
「俺はルヴェラン警部とフォート城に行きます」
カーティス卿は表情を変えず聞き返した。
「ロスフォートにルヴェラン警部を連れて行くのか?」
「はい」
あの道標に書かれていたロスフォート。廃墟となった街にまた行くというのか。
カーティス卿はリシエを咎めもせず、「ルヴェラン警部の返事を聞いていないが、国境まで送って行こう」と言った。オリヴィエは慌てた。
「だめです。リシエはまだ安静にしていなければ」
カーティス卿は美しい灰色の瞳をオリヴィエに向けた。
「異国の怪人、とでも言いましょうか。彼の連れてきた魔物による災厄を防がなくてはなりません。ああいうものは案外侮れないのです。実際、怪人は天候に異変をもたらしています。リシエから話を聞いた限り、もといた場所に戻ってもらうしかありません。たとえ彼らが求めている青い宝石を与えたとしても、その存在がエルアージェにとってやっかいなものになります。王は神秘的な力を欲しがっておりません。リシエは大丈夫です。あなたがいる限り死にません。わたしはここに残り、メデルタイン侯爵の屋敷を見張ります」
リシエはカーティス卿に頭を下げた。
「ありがとうございます」
オリヴィエはリシエがかけた毛布をリシエの背中にかけ直した。
「あの山道を歩くのはまだ無理だ」
リシエは首を振った。
「いま行かなければ。冬になったら行かれません」
オリヴィエは心の中でため息をついた。
たしかに、道が凍結するかもしれない。
雪に埋もれたらなにがどこにあるのかわからないだろう。
リシエの怪我が治癒するのを待っていることはできない。
腹をくくるしかない。
「カーティス卿、わたしの家族にしばらく旅行をすると伝えておいてもらえませんか」
オリヴィエの言葉に、カーティス卿は小さく頷いた。
銃を構えて、到着した馬車に狙いを定める。
二頭立ての馬車は夜目でもわかる立派なものだ。御者台から下りてきた人物は暗黒色のマントを纏っていた。その人物は馬車の灯りを手に取った。
オリヴィエは構えた銃を下ろして、扉を開けた。
「カーティス卿」
「ルヴェラン警部? ご無事で良かった。リシエを探していたのです」
カーティス卿はエルアージェ王の片腕として、軍部と王宮警備隊を率いている人物だ。すらりとした長身で非常に美しい顔立ちをしているが、武術に秀でており、まったく隙がない。オリヴィエは緊張しながらカーティス卿を見上げた。
「リシエはここにいます。また傷を負わせてしまいました」
カーティス卿は驚きもせず、建物をちらりと見上げて歩き出した。
小さな部屋に大柄な男性がふたりもいると狭く感じるものだ。オリヴィエは少し離れて、リシエの傷を確認するカーティス卿を眺めた。リシエが目覚める様子はない。
彼は確認し終えると、表情を和らげた。
「メデルタイン侯爵に撃たれるとは、注意が足りませんね」
「わたしのせいです。メデルタイン侯爵がわたしを待ち受けていると思っていなかったのです。リシエの怪我の元凶はわたしにあります」
カーティス卿は「いいえ」と否定した。
「あなたのせいではありません。リシエに詫びなくて大丈夫ですよ。彼はあなたを守りたくて守っている」
「しかし、ある方に言われたことがあります。わたしのせいで彼が怪我をしたと。もう彼に関わらないでほしいと言われました。それなのにまた怪我をさせてしまった」
カーティス卿は黙って聞いていたが、ため息をついた後、オリヴィエに言った。
「あなたがリシエを想っていることはわかります」
え?
わかっている?
オリヴィエの顔色が変わったからだろう。カーティス卿は話を変えた。
「ところで、創傷被覆材の下に軟膏は塗っていますか? 緑色の丸い瓶に入っているものです」
オリヴィエは別のことを聞かれてほっとした。
薬はどれを使ったか記憶していた。
「はい。抗生剤と書かれているものを使いました」
「それはよかった。手当に問題ありません。起きたら痛いでしょうが、わたしの薬はよく効きます。リシエに抗生剤を飲むように言ってください。こちらをお渡しします」
麻袋に薬の瓶と包帯、創傷被覆材が入っている。オリヴィエは尋ねた。
「連れて帰らないのですか?」
カーティス卿は灰色の美しい瞳を和らげた。
「怪我の具合を見に来ただけです。連れて帰りません」
カーティス卿が帰ろうとするので、オリヴィエは後をついて外に出た。夜風がカーティス卿のマントにまとわりつき、暗黒色のマントが夜に溶けて消える。
寒い夜だった。カーティス卿は、馬車の中で少し話しましょうと言った。
「これをどうぞ」
カーティス卿は布でくるんだ携帯用の懐炉をオリヴィエに渡した。
「ルヴェラン警部の銃創の処置は見事です。習ったのですか?」
オリヴィエは頷いた。
「学生の頃、医師から応急処置の方法を学びました。リシエは防刃ベストを着ていましたので、銃弾が皮膚の深い場所まで達していませんでした。銃創を消毒液できれいにして、止血を行い、鑷子で弾を取り出しました」
「冷静に処置されたのですね。素晴らしい」
カーティス卿はオリヴィエを褒め称えた。
オリヴィエはリシエが死んでしまうかもしれなかった状況を思いだして、手に冷や汗をかいた。カーティス卿はオリヴィエの手の動きを見て、胸を突かれた。彼はオリヴィエが行ったことがとても大変なことだったとわかっていた。彼はオリヴィエに尊敬する眼差しを向け、口を開いた。
「あなたは学生の頃、デュレーで人々に身を守る方法を教えていましたね」
オリヴィエはそう尋ねられて、驚いた。
なぜカーティス卿が知っているのだろう。
その疑問が伝わったのか、カーティス卿は微笑んだ。
「わたしは昔闘技場に戦士として出ていたのです。そこで下町の人々の噂を聞きました。ルヴェラン警部と執事の実演が面白いと評判でした」
オリヴィエは久々に恥ずかしさを思い出した。言い訳のように答える。
「たいしたことではありません。すぐに止めてしまったし」
「どうしてそんなことを?」
カーティス卿に聞かれたら、答えなくてはならない。オリヴィエは心の中でため息をついた。
「……わたしが学生の頃、毎晩父の帰りが遅く、帰って来ないときもありました。母は父は浮気していると言っていました。わたしは執事へ理由を尋ねました。父が忙しい理由は、デュレーで起きている事件のためでした。デュレーが王宮警備隊の管轄でなかった頃です。そこでは日常的に殺人が起こり、犯罪で投獄される多くは少年少女たちだと聞きました。わたしはそれが真実か確かめに行った……本当だったのです」
オリヴィエは言いよどんだ。カーティス卿がその後の言葉を引き継いだ。
「人々の生活を知ったのですね。あの頃は内政の混乱が続いていました。あなたに救われた人は多かったのでは?」
カーティス卿はリシエがいる建物のほうに視線を移したが、何も言わなかった。
「わたしは当時レオノス様の屋敷でやっかいになりながら闘技場に出場し、賞金を稼いでいました」
「レオノスと一緒に育ったのですか?」
「そうです」
カーティス卿の出自は謎だとされてきた。
レオノスとは真逆な人物なので、直接言われなければ信じられなかっただろう。
オリヴィエはリシエがルヴェール伯爵に勉強を教わったと言っていたことを思い出した。その頃にリシエはカーティス卿と接していたのかもしれない。
「あなたが考えていることは当たっています。わたしがリシエに闘技場に出ることをすすめました。彼はある目的を持って生きていました。ですが、貧弱な体型をしていたので、そのままでは果たせそうになかった。だから実戦を積ませ、強くなるように指南しました」
オリヴィエはカーティス卿なら、リシエを連れていった女性を知っているだろうと考え、それとなく聞こうとした。そのとき、そこまで穏やかに話していたカーティス卿の目元が厳しくなった。彼は突然片手で馬車の扉を開けた。
夜気が馬車の中に入り込み、オリヴィエは懐炉を両手で包み込んだ。扉の外には毛布をかぶったリシエが立っていた。リシエはオリヴィエを見つめて、視線を逸らした。ハンサムな顔が横を向き、見えなくなった。
カーティス卿が外に出るためリシエは移動し、馬車に寄りかかっていた。カーティス卿はその仕草を気遣うこともなく、オリヴィエが馬車を下りるのに手を貸した。
「寒かったので中で話していた。痛み止めが効いているとはいえ、無理をするな」
リシエは被っていた毛布をオリヴィエの背中にかけ、カーティス卿を見つめた。
「俺はルヴェラン警部とフォート城に行きます」
カーティス卿は表情を変えず聞き返した。
「ロスフォートにルヴェラン警部を連れて行くのか?」
「はい」
あの道標に書かれていたロスフォート。廃墟となった街にまた行くというのか。
カーティス卿はリシエを咎めもせず、「ルヴェラン警部の返事を聞いていないが、国境まで送って行こう」と言った。オリヴィエは慌てた。
「だめです。リシエはまだ安静にしていなければ」
カーティス卿は美しい灰色の瞳をオリヴィエに向けた。
「異国の怪人、とでも言いましょうか。彼の連れてきた魔物による災厄を防がなくてはなりません。ああいうものは案外侮れないのです。実際、怪人は天候に異変をもたらしています。リシエから話を聞いた限り、もといた場所に戻ってもらうしかありません。たとえ彼らが求めている青い宝石を与えたとしても、その存在がエルアージェにとってやっかいなものになります。王は神秘的な力を欲しがっておりません。リシエは大丈夫です。あなたがいる限り死にません。わたしはここに残り、メデルタイン侯爵の屋敷を見張ります」
リシエはカーティス卿に頭を下げた。
「ありがとうございます」
オリヴィエはリシエがかけた毛布をリシエの背中にかけ直した。
「あの山道を歩くのはまだ無理だ」
リシエは首を振った。
「いま行かなければ。冬になったら行かれません」
オリヴィエは心の中でため息をついた。
たしかに、道が凍結するかもしれない。
雪に埋もれたらなにがどこにあるのかわからないだろう。
リシエの怪我が治癒するのを待っていることはできない。
腹をくくるしかない。
「カーティス卿、わたしの家族にしばらく旅行をすると伝えておいてもらえませんか」
オリヴィエの言葉に、カーティス卿は小さく頷いた。
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