AV男優の生活(完結)

まこ

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本編

02

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拘束/擽り/焦らし/羞恥/挿入有/湊視点

◇ ◆

『この前の音海さんとの作品、凄い売上だったよ。音海さんも専属になってくれたし、仕事きたら受けておくね』

音海 双葉と共演した作品が配信されると、早速マネージャーから電話がかかってきた。電話越しでも分かる位に興奮しており、おそらくこの勢いのまま本当にすぐに仕事を取ってきてくれるだろう。

「良かった、よろしくね」

マネージャーとの電話を終えると、自然に口元が緩んだ。前回共演した双葉くんの事を気に入った俺は、専属になってほしいと話を持ち掛けた。

元々双葉くんの事は、人気が出て来てすぐ位に知っていた。何て可愛い子なんだろうと思い、作品に目を通した事をきっかけに、俺は彼に惹かれた。

とても可愛い顔で喘ぐ彼はとても色っぽく思えたが、何となくどれも演技にしか見えなくて、あまり感じる事が出来ない人なのかと思った。

そこから何となく気になり始めて、彼の出ている作品を見ては、反応等をチェックする様になっていった。

実際に共演すると決まった時は、すごく嬉しくて、絶対に感じさせたいと思って色んな攻め方を研究した。まさか本当にあんなにトロトロになってくれるとは思わなかったし、ましてや専属になってくれるとは驚きだ。

次の撮影を楽しみにしていると、マネージャーは本当にすぐに仕事を取ってきてくれた。

あんなに乱れる双葉は初めてだ!と今までのファンから新しいファンまで、もっと泣かせて乱れさせて欲しいと要望があったらしい。

なので次回も拘束プレイをすることになった。内容は嫉妬した俺がお仕置きする、という物。

とても楽しみだが、双葉くんは今まで慣れていない分、快感に弱いタイプみたいなので攻めすぎたら壊れてしまいそうで心配になる。

少しでも慣れてもらえるようにと、撮影前に一度会う事にした。


◇ ◆


約束当日、双葉くんが家へやってきた。

「…お邪魔します」

「いらっしゃい双葉くん」

少し人気になってきているので帽子を被っており、ラフな格好の彼はとても可愛い。

「今日は何かあったんですか?」

呼び出されて少し不服なのかいつものツンとした表情を見せながら案内したソファに座ってくれた。

「次の撮影、拘束と目隠しがあるでしょ?不安になっちゃわないように、快感に慣れてもらおうと思って」

「は?」

明らかに眉を顰め、こちらを睨んできた。確かに撮影でもないのに不自然か。

「この前本当は最後まで拘束して撮影終える予定だったんだけど、怖そうだったから解いたんだ。だから慣れてもらわないとこっちも困るんだよね」

躊躇う事なく、実際に思ったことを伝えると少し悩んだ後、コクリと頷いてくれた。

「この前は本当にすみません。今まで撮影で…というか、プライベートでも感じたことがなくて初めての感覚に驚いてしまって」

「うん、それは見てて分かったよ。怖かったよね」

「…最後まであのままするべきでした。この前は気を利かせてくれてありがとうございました。嫌ですけど是非練習させて下さい」

嫌ですけどと言う辺り性格が出ている気がするが、気にする事もなく俺は双葉くんの手を取った。

「じゃあ早速、プレイしていこっか」

ニッコリと笑い、しっかりと拘束が出来るベッドがあるルームへ連れて行った。男優になってから揃えた物なので、怪しい趣味などは一切ない。こういう時の為にと揃えていただけの事。

双葉くんを全裸にさせると、前回と同じ様に両手をベッドの端と繋がっている手枷に嵌めた。一応不安が少ないように足は拘束せずにしておいた。

「この前も伝えたけど双葉くんはソフトタッチが気持ち良いと思うよ。例えば…」

人差し指だけを首筋から鎖骨、胸の辺りに滑らせる。それだけでピクリと反応する双葉くんはとても可愛らしい。

「こうやって優しく肌に触れてあげると、感度が上がっていく人は多いよ。双葉くんはこことかも弱いだろうから、これからは最初に触ってあげるからね」

人差し指を広げられた腋へ持って行き、ゆっくりと擽ると顔が赤く染まり、体はピクピクと可愛く反応を見せた。それを見て俺の口角は自然と上がってしまう。

「あ…っ若宮、さんっそれ嫌…!」

「これからは専属で恋人設定だから湊って呼び捨てしてよ。くん付けでもいいけど」

既に涙目で刺激に耐えている双葉にそう告げると、コクコクと頭を縦に振ってくれた。

「湊、…っ」

股間へ響く様な声。俺は初めて声だけで興奮してしまった。

「…可愛い。双葉くんの弱いトコ、この前たくさん見つけたから教えてあげるね?」

指を離して耳へ口を近づけると、ふぅっと息を吹きかけてみる。多分だけどここが一番弱いはず。

「…っ」

「こうやって息を吹きかけたり、耳の裏とか、耳たぶとかも弱いよ」

「んん…っ言わなくて良い…!」

ぎゅっと目を閉じて、必死に声を堪えている姿はかなり唆られる。撮影の時もたっぷり耳をいじめてあげよう。

「声可愛いから、我慢しないでね?」

「…んぅ、」

耳を刺激しながらゆっくりと肌に指を滑らせると小さく震えている。

「ぁ…んっ何か、やばいっ」

切羽詰まった声を上げるので、下を見てみると既に立派に主張している双葉のモノが目に入った。

「優しく撫でられると気持ち良いでしょ。いっぱい感じさせてあげるからね」

「…っなんか変になりそう、やめて…」

「体の事をよく知る機会なんだから、どうなるかやってみよう?」

「でも恥ずかしい…」

頬を赤らめて嫌々と遠慮がちに首を横に振る姿は異様に可愛くて、もっといじめたくなってしまう。俺が何も言わないからか、キュッと目を閉じて震えている双葉の胸に指を移動させると、乳首に当たらないように周りをクルクルと撫でる。焦ったいのか少し腰を動かし、自身を俺に擦り付けてきた。

「腰動いてるよ。俺に押し当ててきて可愛いね」

「…!」

指摘するとカァッと一気に耳まで真っ赤になり、腰を動かすのを止めた。

「自分から擦り付けてくるんだね」

「やめ…っ」

言葉だけで責め立てても甘い声を上げながら目尻に涙を溢れさせている。その顔が可愛すぎて、主張した乳首を指で捏ねると、ビクンと反応しモノもかなり大きくなっていた。

「早いね、まだ殆ど触ってないのに。次の撮影ではいっぱい攻める予定だからもう少し頑張ろうか」

カリカリと人差し指で両方の乳首を擦ってみると必死に体を捩り唇を結んでいる。

「…乳首、昔はあんまり感じてなかったよね?今はどうしてこんなに感じてるの?やっぱり…こうやって感度上げてあげたから?」

片方だけ乳首から離し、胸の横辺りを触れるか触れないかのタッチで触れると、高い甘い声が部屋に響いた。反応が良かったので指を左右の胸の横へ移動させるとコショコショと擽る様な感じさせる様などちらとも言えない強さで触れた。口は可愛く主張している乳首へ移動させ、軽く舌で転がしてみる。

「ひゃ…あ!あっ…それダメ…!ダメ!」

必死に体を捩って逃げようとするが、手枷が少し音を立てる位で全く逃げれていない。それに気を良くしながら舌先で転がしたり、たまに吸ってやるとビクッと腰が跳ねた。両方の責めは耐え難いらしく、だめと叫びながら必死に制止を求めてくる。

足を擦り寄せているのに気付いて体を入れ込ませると、切なそうな声を上げた。

「勝手に下で気持ち良くなったらダメだよ。たっぷりと上をいじめてからね?」

「…っ」

「睨まないの。それか下を徹底的にいじめて時間調整する?俺はどっちでもいいけど、すぐ双葉くんイッちゃうもんね。撮影時間ずっとイカされるより、前戯多めの方が良くない?」

「…っ」

「これからは当分二人での撮影だからね。双葉くんのしたいように責めるよ。今後どうしていきたい?」

「…前戯、多めが…いいです」

「了解」

真っ赤になって潤んだ瞳を向けてくる双葉に興奮しながら、焦らす様な愛撫を再開させた。

感じなかった子とは思えないくらいに何処を触っても反応している体。激しいのが好きな人はこれはただの焦らしになり嫌がる人も多いだろうが、この子に関してはこうやって感度を上げていくのが正解のようだ。

前まで殆ど感じていなさそうな胸もしっかりと主張し続けて、少し強めに触っても甘い声を上げる。

ゆっくりとこの子の好きな所を見つけて全て可愛がってあげたい。

乳首を擦っていた手をゆっくりと下へ移動させ、次は下腹やお臍周りをクルクルと指でなぞったり、脇腹や腰の辺りをやらしく撫でたり。

俺の指が動く度に体を反応させて、もう声も我慢出来ておらずずっと甘い声が部屋に響いている。

「そろそろ下、触ってあげるね」

腰に置いていた手をお尻や太腿に移動させると、期待したような眼差しを向けてくれた。

「双葉くん、足広げて」

「ん…」
 
たっぷりとした前戯に蕩けた表情を見せながら、ゆっくりと足を開いてくれた。その間に体を入れ込ませて、更に広げてやると、あっ、と小さく声を上げて顔が染まった。

「…双葉くんの恥ずかしい所、よく見えるね」

「な…っに、言って…っ」

今更恥ずかしがっても遅いが、羞恥に涙を溢れさせる顔はかなり良い。次の撮影にも取り入れよう。

「期待した様に震えてるね。凄く大きくなってる」

ずっと期待していたであろう自身に手をかける。ツーッと裏筋にだけ指を這わせると可愛いくらいに腰が跳ねた。

「あっ…あ、」 

「たくさん溢れてきてるね。もう限界かな」

先端から溢れ出す先走りが裏筋を濡らし、それを拭う様になぞり、カリの部分に触れた。

「んぁっ!やっ…」

「ここ好き?」

「あっ、あっ…!それ…っんんッ」

先走りで指を滑らせながら親指と人差し指を輪っかにして擦ると体の跳ねが激しくなった。少しずつ滑りが悪くなると、近くに用意していたローションを手に取り指へ絡ませて音を立てながら擦ってやる。

「ふぁァッ!!あっ、やっ、湊っ…湊、それダメっ」

「足伸びてる。イキたい?」

緩々と指を動かし続けると荒い息を吐きながらコクコクと頷く双葉。

「イキたいならおねだり出来る?」

「え?…な、に」

「おねだりしてごらん」

「……っ」

真っ赤になりながらボロボロ泣き始めてしまったので、一旦行為を止めた。

「双葉くん、羞恥プレイとか苦手?」

「…わか、んないっ撮影では、他の人には何も思わなかったけど…っ今は、恥ずかしすぎて言えない…」

「嫌ではない?」

「…うん」

コクンと頷き、トロトロの表情で見つめてくれる。本気で嫌で萎えるとかならやめた方がいいだろうが、自身はしっかり反応し、恥ずかしがる姿はめちゃくちゃ可愛い。

「嫌だったらしないけど、その顔すごく可愛くて見てる人も興奮出来ると思うから、一回おねだりしてみて?」

「なんて言えばいい…?」

「イカせてとかでいいんじゃないかな?俺はあんまりダイレクトな言葉は好みじゃないから、そのままの顔でイカせてほしい、とかイカせて下さいとか。俺の名前も呼びながらだともっと興奮する。…言える?無理は絶対にしないでね。撮影が辛いと思わせたくないから」

「湊…お願い…イキたい…イカせて…?」

「はい、良くできました」
 
自身へ触れていた指の動きを再開させ、竿もしっかりと扱いてやると、ビクンと大きく跳ねて足を可愛いくらいにピンと伸ばして俺の手の中へ欲を吐き出した。
 
「はぁ…はぁ…っ」

蕩けた表情で息を荒くして脱力する姿はやけにエロい。よしよしと頭を撫でながら、優しく問いかけた。

「双葉くんってこのプレイはダメとかある?本当に嫌な事はしないから」

「んー…今までずっと甘々だったんだよね。前回初めて拘束したから…何がダメとか分からなくて」

「そっか。もしやってて本気で嫌だと思ったら撮影中でも何か合図してね」

「ん、分かった」

それにしても、達した後の双葉くんはまた色気が増していて、俺もそろそろ限界になってきてしまう。

「休憩出来た?次はこっち触っても良いかな」

可愛く姿を見せている蕾をツンと突くと自身がまた反応している。

「…うん、優しくしてね」

「この前は気持ち良かった?」

「気持ち良かったけど、ガンガン攻められると涙出たし、自分じゃなくなるみたいで怖かった」

「そっか。撮影で激しいのを求めてる人も居るだろうから、ただ"気持ち良い"だけにできる様にしていこっか」

そう伝えて指にローションを垂らしてゆっくりと人差し指を当てがうと中へ侵入させた。

「…ッ!」

「ここ怖い?痛い?」

「体は強張るかもしれない。でもそこも直していきたい」

「じゃあ入れる時はこっちも触る様にするね」

指を進めながら双葉のモノに触れた。少しずつ元気を取り戻しているので、緩く扱き、指の腹で先端を擦ってやる。

「ぅぅ…っそれ、やば…っ」

キュウと俺の指を締め付けたかと思うと、足がガクガクと震え出す。随分感じているようなので、入れた指を進めていく。

「あ…っ湊、…っ」

余裕なく自分の名前を呼ぶ声はとても心地よい。体の強張りが取れた辺りで自身への刺激をやめ、中の指だけを進めていく。この間探し当てた箇所を見つけるとクイッと刺激してやった。

「そこっ…!!ひァッ」

「ここだよ、双葉くんの良いトコ」

「みな、ッ…湊!湊…っそこ、いやぁ…」

「ここでしっかり感じれる様になろうね。怖くはない?」

「怖くはない…!ただっ、気持ち良い、イキたい…っイかせて…!」

「うん、イッていいよ?」

指で前立腺を刺激しながら反応を見ながらニッコリと微笑むと強請る様な眼差しを向けられた。

「前も…っ触ってぇ…お願…」

体の反応はかなり良くなっているが、当たり前だがまだ後ろだけはイケない様子。聞こえないふりをして、指で前立腺を突くと双葉の背中が仰け反った。

「ひァッ!イキた…っ!触んなぁっ…!」

「こっちだけでイケないかな?」

「無理っまだ無理に決まって…っ!」

「ゆっくり開発していこうね」

限界そうなので手を再度動かして緩く扱きながら先端を擦ると大きく口を開いて可愛い声を上げてくれる。足がまたピンと伸びるとぎゅっと体全体に力が入った様子が見て取れた。

「あ…ぁァッ!湊…っ、き、…すき、大好き…」

ボロボロと快楽の涙を溢しながら俺の手の中で絶頂を果たした。前回もそうだが、イク瞬間に好きというのは癖なのだろうか。今までの作品を見てても普通にイッてた気がするけど。

「ふぁ…はぁ…はぁ…っごめ、俺ばっかり」

「ううん、いいよ。ねぇ、双葉くん。イク時にどうして好きって言ってくれるの?」

「はぁ…?言ってねーよ」

快楽に蕩けた表情は嘘をついている様には見えなかった。

「あのね、この前の撮影の時もイク時に俺に好きって言ってくれたんだよ。今さっきも」

「…な、嘘っ」

カァッと顔が赤くなり焦り始める姿は、本当に無意識な様子。快感が最大になるとそう言ってしまうのか。イク瞬間が分かる人が居るけど、撮影の時でも好きって発言はウケると思ったので、よしよしと宥める様に頭を撫でて声をかけた。

「でもすごくいいと思うよ?毎回言ってるわけじゃなさそうだし、どんな時に言っちゃうんだろうね。また観察しておくね。…そろそろ俺も限界だから入れてもいい?」

「…うん」

ゴムを取り出してすぐに装着すると、ゆっくりと自身を当てがった。

「痛かったら言ってね」

ゆっくりと挿入しながら、軽く自身にも触れてみた。何回もイッてるので少し柔らかいけど、痛みを和らげるには効果がある様だ。

「あの…これから、何回もイッたら入れる時にかなりしんどいから、出来れば調整を頼みたい」

「そうだね、分かった」

全部入り切ったが、正直まだかなりきつい。軽く腰を動かしながら前立腺を探り、力を緩めてもらえる様に愛撫をした。

「んん…ッ」

「可愛い」

「ッッあ!そこっ、湊っ!」

探っている時に教えてくれたので、反応を示した場所を集中的に突くと指の時とは全然違う随分と乱れた姿を見せてくれた。

「き、もちいい…湊、好き…」

トロンと目を垂らした顔で言うものだから、それだけで股間にキてしまう。

言うことが、仕草が、全部可愛い。好きになりそう。

心の中でそんな風に思い、優しく声をかけながらユサユサと腰を動かした。

「怖くなったら言ってね」

「ぁっんん、ふぁ…」

ガンガン突いてみても、感じている様子しかなく、顔も快楽だけを表している様に見えた。

「気持ちいい…湊っ」

「俺も気持ち良いよ双葉くん」

長く快感に慣れてほしいので、自分が達してしまわない様に意識を集中させながら腰を動かした。

「あぁ…ッ、んぅ…湊…っ湊、みなっ」

流石にそんな熱っぽい声で何度も名前を呼ばれ、おまけに締め付けられたら俺も我慢出来そうにない。

「双葉くん、俺ちょっと我慢出来ないかも」

「ん…っ出して、中に…きて?」

可愛い煽る様な表情と言葉は、今まで撮影でも見た事がない程の破壊力。腰を掴み奥まで突くと、我慢出来ずに俺は中で達してしまった。

「はぁ…っ」

「双葉くんすごく良かったよ。表情も仕草も全部可愛かった。凄いね」

「湊のおかげで手を拘束されてても全然怖くなかった」

「それは良かった」

自身を引き抜き、コテンと双葉くんの横へ寝転んで手枷を取ってあげた。

「次の撮影も宜しくね」

「うん、こちらこそ。宜しく」

お互い疲れ切った体で身を寄せるとぎゅっと抱き締めた。

02 end.
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