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本編
11 (終)
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甘々/双葉視点
◇ ◆
『湊、かなり久しぶり。双葉との作品見させてもらったよ。好きって言える相手が見つかって良かったな、表情も本当に恋人みたいでかなり良かったよ』
とある休日。新田さんからメッセージが届いた。
昔に言ってくれた"湊が好きって言える相手が出来たら、作品見させてもらうよ"という言葉は本当だったようだ。あれから何年か経っているのでその言葉すら忘れていたのだが。
欲望に負けて新田さんにプライベートで攻めてもらって以来、俺は連絡を控えていた。ハマったら抜け出せないと分かっていたから。
良くも悪くもその後にくすぐりプレイをした遊くんが嫌すぎて攻めに転向してからは攻められたいという願望すらなくなったので良かったのだが。
「うわぁ、久しぶりだなぁ。新田さんまだ俺のこと覚えててくれたんだ」
声が聞きたくなり、メッセージで電話してもいいか訊ねると、OKの返信がきたのですぐに鳴らす。
「新田さん、お久しぶりですー。メッセージありがとうございます!」
『久しぶり、元気そうで良かったよ。作品、三人のSMプレイまで見たけど本当に上手になったな』
誰よりも上手だった新田さんに言われると純粋に嬉しかった。
「えへへ、ありがとうございます。音海 双葉さんって言って、今専属で相手してもらってるんです」
『湊が専属したいと思える相手が出来て良かった。双葉はいい奴だからな、俺も嬉しいよ』
ん?そういえば最初のメッセージも呼び捨てだったよな。俺は少しだけ胸がザワっとした。
「あれ、双葉くんの事、知ってるんですか?」
『あぁ、高校の時同じでね。部活も一緒だからよく知ってるよ』
「へ、へぇ~」
『ふ、何もないから心配しなくていいからな。高校卒業してから会ってないし。同じAV男優してると知った時はびっくりしてメッセージのやりとりしたくらいだよ』
クスッと電話越しに笑う新田さんは少し懐かしかった。
『湊、頑張れよ。ずっと応援してる。今は双葉が居るから不要だろうけど、また何かあればいつでも連絡待ってるよ』
この声を聞いて、正直体が熱くなった。双葉くんが居なかったらきっとまた会っちゃってたんだろうな。セフレに本気になりかけて都合のいい人になっちゃう気持ちが分かりかけたところで、電話を切った。
電話を切ると無性に双葉くんに会いたくなって電話をかけた。
◇ ◆
「お邪魔します」
「双葉くん!」
「…何?中に入らせて」
扉を開けた瞬間に抱き着くと、冷静にそう言われて無理矢理引き離された。
「で、珍しいね突然。何かあったの?」
「んー昔の愛する人にメッセージもらっちゃって。ムラムラしちゃったんだ」
怒らせる気など全くなかったが、冗談でそう言うと、双葉くんの雰囲気が明らかに変わった。あ、やばい。
「お前、それ本気で言ってる?」
「嘘です。冗談ですごめんなさい」
「…で、本当は何」
怒っているオーラは変わらないまま冷たい口調で訊ねられた。
「新田さんって知ってる?」
「新田?……あー、知樹の事?覚えてるよ」
呼び捨てに少しモヤっとした。お互いが少し不機嫌な状態のこの雰囲気はとてつもなく居心地が悪い。
「俺昔さ、新田さんと撮影したことがあったんだ」
「うん」
「それで、俺、恋人設定でも中々相手に好きって言えなくて。新田さんにも"恋人設定なんだからきちんと言えた方がいい"って言われたんだ」
「うん」
「結局最後まで言えなくて、新田さんが引退する時に"湊が本当に好きって言える人が出来た時、作品見させてもらうよ"って言ってもらったんだ。それで俺と双葉くんの作品見て、良かったよってメッセージがきたの。昔だからすっかりそんなこと忘れててさ。双葉くんには自然に言えたから。だから、何だか無性に会いたくなった」
「…そっか」
そう言う双葉くんは少し顔を赤らめていて、さっきの怒った雰囲気はなくなっていた。俺もその表情を見てモヤモヤした気持ちはなくなった。
「俺、双葉くんに出会えて凄く幸せ」
「…俺もだよ」
双葉くんの手を取り、優しく抱き締めると、背中に手を回してくれた。
「…ここ最近ハードなプレイが続いてたから、今日はたっぷりと優しくしてあげたいんだけど、いい?」
体を離してじっと見つめて訊ねると、頬を赤らめたままの双葉くんが、コクリと頷いてくれた。
ベッドへ連れて行くと、優しくキスをした。
ゆっくりと舌を絡めながら、新田さんにしてもらったキスを思い出した。あの時は本当に気持ち良くて、この人以外では感じないんじゃないかとも思った時期もあった。
でも今は撮影ですら、双葉くんとしかしたいと思えない。今すぐにでも好きだと言って押し倒したいくらい気持ちが溢れてくる。
「双葉くん……好きだよ、大好き」
唇が少し離れた時に愛を伝えると、俺もだよと優しい口調で応えてくれた。愛しくてたまらないこの人。自然に顔が綻ぶ。
「ずっと、そばにいて」
「うん」
「…双葉くん、好き。大好き」
「今日は随分甘いね」
「だって、二人でこうやって過ごすの久しぶりでしょ。ずっと遊くんも居たし」
「俺は湊しか見えてなかったけどね」
「ん…」
ぎゅっと強く抱き締めると、背中をポンポンとさすってくれた。あったかい、幸せ。
「あー可愛い…双葉くん好き」
体を離すと、ゆっくりとベッドへ押し倒して服を脱がせた。ずっとこの調子なので、クスクスと笑いながら時折優しく頭を撫でてくれる。
お互い服を脱ぎ終えると、もう一度深くキスをしながら、肌を優しく撫でる。双葉くんが弱いソフトタッチで首筋や鎖骨、胸を撫でると唇の隙間から甘い吐息が漏れる。それも可愛すぎて仕方ない。
「好きだよ、双葉くん」
唇を離して耳元で囁くと、相変わらずクスッと笑いながら俺もだよと返してくれた。
「ん…」
ゆっくりと耳の縁をなぞると、甘い可愛い声に変わる。それに気を良くしてゆっくりとなぞりながら耳たぶを咥えたり、穴へ舌先を差し込んだりして遊んだ。
「ん…はぁ…湊、気持ち良い」
「良かった」
最後にちゅっと耳へキスすると、そのまま首筋へ舌先を滑らせた。しばらく撮影はないので、痕をつけたいな。
「…ねぇ、双葉くん」
「ん?」
「痕つけたい…あなたは俺のだって」
「ふふ…いいよ。好きなだけつけて?」
「笑いすぎ」
「珍しく甘えたさんで可愛くて」
余裕がある双葉くんは少し格好良くて、でも俺も格好付けたい気持ちもある。首筋を軽く舐めながら、一番見えやすい位置に強く吸い付いた。
「んっ」
その瞬間、ビクリと双葉くんの体が跳ねた。唇を離すと真っ赤な痕がつき、とても満足した気持ちになった。
「これでマーキング完了だね。ずっと俺は湊だけのものだよ」
「ん…離したくない」
「ずっと離れないよ」
「ありがと。ついたくさん甘えちゃった」
「今日は湊が気が済むまで甘えてくれていいよ。体を重ねるだけが愛情じゃないし」
「…じゃあ、ずっとキスしよう。今日は」
「うん、いいよ」
「でもしたくなっちゃうかな」
「俺もずっとキスしてたら我慢出来なくなるかも」
そう言いながらお互い目を閉じてゆっくりと口付けた。撮影でもプライベートでもこんなに長くキスするのは初めてだった。
ずっとこうしていたい。たまに細く目を開いて双葉くんを見ると、一生懸命舌を絡めてくれている。
可愛い、好き、大好き。
どれくらい経ったか分からないが、どちらともなく唇を離すとツゥ、と糸を引いた。深く繋がっていたと思えて欲情した。
「双葉くん…優しくするって言ったけど余裕がなかったらごめんね」
「ん…俺ももう限界だからいいよ。湊とはキスだけでこんなに興奮するとはね」
「ん、俺も」
体を移動させて双葉くんを見ると、本当にキスだけで立派に主張してくれていた。それに嬉しく思い、先端を咥えると、ピクリと体を揺らし声を上げてくれた。
「ん…ぁっ」
先端から溢れ出る液もこの人の味がして愛しく思いながら軽く吸った。限界が近づいて来るのが分かり、口を離すと早く繋がりたくて指を舐めてたっぷり唾液を絡ませると、挿入した。
最近連日撮影やら練習やらしていたのもあり、簡単に俺の指を咥え込んでくれた。しばらく慣らしたあとにゴムをつけようと動くと、パシッと双葉くんに手を掴まれた。
「…嫌じゃなかったら、直接入れてくれない、かな」
「…!」
可愛いおねだりはかなり欲情した。頬を染めた顔は、可愛くて美しい。
「嫌なわけないでしょ」
そう告げて足を開かせると、そのまま挿入した。今までゴムを付けずにしたのは初めてだった。直接温もりを感じられるのは嬉しい。
すぐに前立腺を見つけて集中的に突くと、可愛く乱れながら鳴いてくれた。
「はぁ、ん…湊っ…」
「双葉くん」
少し体を前屈させて抱き締めるとぎゅっと背中に腕を回してくれた。肌の温もりも感じることが出来て、とても満たされた。
「湊…っイク、」
「俺もイキそう」
「中に…出して、お前が欲しい」
「…はい」
「好き、湊。これからもずっとお前だけが好きだよ」
心地よい言葉に堪らなくなり、勢いよくキスをすると、少し驚いたようにしながらもキスに応えてくれた。それが嬉しくて、中へ全て吐き出した。珍しく先に達してしまい、慌てて双葉くんの自身を触ると、背中に回す手がきつくなりながら、双葉くんも達した。
「…今日は随分甘々だったね」
「…ごめん」
「謝る事じゃないよ。甘えた湊も可愛かったよ」
「双葉くんもとっても綺麗で可愛かった」
「ありがと」
「次はどんな撮影にしよっか?」
「そうだなーゆっくり考えていこう。これから先の事を、ずっと二人で」
「うん」
俺達はもう一度キスをして、微笑み合った。
end.
◇ ◆
『湊、かなり久しぶり。双葉との作品見させてもらったよ。好きって言える相手が見つかって良かったな、表情も本当に恋人みたいでかなり良かったよ』
とある休日。新田さんからメッセージが届いた。
昔に言ってくれた"湊が好きって言える相手が出来たら、作品見させてもらうよ"という言葉は本当だったようだ。あれから何年か経っているのでその言葉すら忘れていたのだが。
欲望に負けて新田さんにプライベートで攻めてもらって以来、俺は連絡を控えていた。ハマったら抜け出せないと分かっていたから。
良くも悪くもその後にくすぐりプレイをした遊くんが嫌すぎて攻めに転向してからは攻められたいという願望すらなくなったので良かったのだが。
「うわぁ、久しぶりだなぁ。新田さんまだ俺のこと覚えててくれたんだ」
声が聞きたくなり、メッセージで電話してもいいか訊ねると、OKの返信がきたのですぐに鳴らす。
「新田さん、お久しぶりですー。メッセージありがとうございます!」
『久しぶり、元気そうで良かったよ。作品、三人のSMプレイまで見たけど本当に上手になったな』
誰よりも上手だった新田さんに言われると純粋に嬉しかった。
「えへへ、ありがとうございます。音海 双葉さんって言って、今専属で相手してもらってるんです」
『湊が専属したいと思える相手が出来て良かった。双葉はいい奴だからな、俺も嬉しいよ』
ん?そういえば最初のメッセージも呼び捨てだったよな。俺は少しだけ胸がザワっとした。
「あれ、双葉くんの事、知ってるんですか?」
『あぁ、高校の時同じでね。部活も一緒だからよく知ってるよ』
「へ、へぇ~」
『ふ、何もないから心配しなくていいからな。高校卒業してから会ってないし。同じAV男優してると知った時はびっくりしてメッセージのやりとりしたくらいだよ』
クスッと電話越しに笑う新田さんは少し懐かしかった。
『湊、頑張れよ。ずっと応援してる。今は双葉が居るから不要だろうけど、また何かあればいつでも連絡待ってるよ』
この声を聞いて、正直体が熱くなった。双葉くんが居なかったらきっとまた会っちゃってたんだろうな。セフレに本気になりかけて都合のいい人になっちゃう気持ちが分かりかけたところで、電話を切った。
電話を切ると無性に双葉くんに会いたくなって電話をかけた。
◇ ◆
「お邪魔します」
「双葉くん!」
「…何?中に入らせて」
扉を開けた瞬間に抱き着くと、冷静にそう言われて無理矢理引き離された。
「で、珍しいね突然。何かあったの?」
「んー昔の愛する人にメッセージもらっちゃって。ムラムラしちゃったんだ」
怒らせる気など全くなかったが、冗談でそう言うと、双葉くんの雰囲気が明らかに変わった。あ、やばい。
「お前、それ本気で言ってる?」
「嘘です。冗談ですごめんなさい」
「…で、本当は何」
怒っているオーラは変わらないまま冷たい口調で訊ねられた。
「新田さんって知ってる?」
「新田?……あー、知樹の事?覚えてるよ」
呼び捨てに少しモヤっとした。お互いが少し不機嫌な状態のこの雰囲気はとてつもなく居心地が悪い。
「俺昔さ、新田さんと撮影したことがあったんだ」
「うん」
「それで、俺、恋人設定でも中々相手に好きって言えなくて。新田さんにも"恋人設定なんだからきちんと言えた方がいい"って言われたんだ」
「うん」
「結局最後まで言えなくて、新田さんが引退する時に"湊が本当に好きって言える人が出来た時、作品見させてもらうよ"って言ってもらったんだ。それで俺と双葉くんの作品見て、良かったよってメッセージがきたの。昔だからすっかりそんなこと忘れててさ。双葉くんには自然に言えたから。だから、何だか無性に会いたくなった」
「…そっか」
そう言う双葉くんは少し顔を赤らめていて、さっきの怒った雰囲気はなくなっていた。俺もその表情を見てモヤモヤした気持ちはなくなった。
「俺、双葉くんに出会えて凄く幸せ」
「…俺もだよ」
双葉くんの手を取り、優しく抱き締めると、背中に手を回してくれた。
「…ここ最近ハードなプレイが続いてたから、今日はたっぷりと優しくしてあげたいんだけど、いい?」
体を離してじっと見つめて訊ねると、頬を赤らめたままの双葉くんが、コクリと頷いてくれた。
ベッドへ連れて行くと、優しくキスをした。
ゆっくりと舌を絡めながら、新田さんにしてもらったキスを思い出した。あの時は本当に気持ち良くて、この人以外では感じないんじゃないかとも思った時期もあった。
でも今は撮影ですら、双葉くんとしかしたいと思えない。今すぐにでも好きだと言って押し倒したいくらい気持ちが溢れてくる。
「双葉くん……好きだよ、大好き」
唇が少し離れた時に愛を伝えると、俺もだよと優しい口調で応えてくれた。愛しくてたまらないこの人。自然に顔が綻ぶ。
「ずっと、そばにいて」
「うん」
「…双葉くん、好き。大好き」
「今日は随分甘いね」
「だって、二人でこうやって過ごすの久しぶりでしょ。ずっと遊くんも居たし」
「俺は湊しか見えてなかったけどね」
「ん…」
ぎゅっと強く抱き締めると、背中をポンポンとさすってくれた。あったかい、幸せ。
「あー可愛い…双葉くん好き」
体を離すと、ゆっくりとベッドへ押し倒して服を脱がせた。ずっとこの調子なので、クスクスと笑いながら時折優しく頭を撫でてくれる。
お互い服を脱ぎ終えると、もう一度深くキスをしながら、肌を優しく撫でる。双葉くんが弱いソフトタッチで首筋や鎖骨、胸を撫でると唇の隙間から甘い吐息が漏れる。それも可愛すぎて仕方ない。
「好きだよ、双葉くん」
唇を離して耳元で囁くと、相変わらずクスッと笑いながら俺もだよと返してくれた。
「ん…」
ゆっくりと耳の縁をなぞると、甘い可愛い声に変わる。それに気を良くしてゆっくりとなぞりながら耳たぶを咥えたり、穴へ舌先を差し込んだりして遊んだ。
「ん…はぁ…湊、気持ち良い」
「良かった」
最後にちゅっと耳へキスすると、そのまま首筋へ舌先を滑らせた。しばらく撮影はないので、痕をつけたいな。
「…ねぇ、双葉くん」
「ん?」
「痕つけたい…あなたは俺のだって」
「ふふ…いいよ。好きなだけつけて?」
「笑いすぎ」
「珍しく甘えたさんで可愛くて」
余裕がある双葉くんは少し格好良くて、でも俺も格好付けたい気持ちもある。首筋を軽く舐めながら、一番見えやすい位置に強く吸い付いた。
「んっ」
その瞬間、ビクリと双葉くんの体が跳ねた。唇を離すと真っ赤な痕がつき、とても満足した気持ちになった。
「これでマーキング完了だね。ずっと俺は湊だけのものだよ」
「ん…離したくない」
「ずっと離れないよ」
「ありがと。ついたくさん甘えちゃった」
「今日は湊が気が済むまで甘えてくれていいよ。体を重ねるだけが愛情じゃないし」
「…じゃあ、ずっとキスしよう。今日は」
「うん、いいよ」
「でもしたくなっちゃうかな」
「俺もずっとキスしてたら我慢出来なくなるかも」
そう言いながらお互い目を閉じてゆっくりと口付けた。撮影でもプライベートでもこんなに長くキスするのは初めてだった。
ずっとこうしていたい。たまに細く目を開いて双葉くんを見ると、一生懸命舌を絡めてくれている。
可愛い、好き、大好き。
どれくらい経ったか分からないが、どちらともなく唇を離すとツゥ、と糸を引いた。深く繋がっていたと思えて欲情した。
「双葉くん…優しくするって言ったけど余裕がなかったらごめんね」
「ん…俺ももう限界だからいいよ。湊とはキスだけでこんなに興奮するとはね」
「ん、俺も」
体を移動させて双葉くんを見ると、本当にキスだけで立派に主張してくれていた。それに嬉しく思い、先端を咥えると、ピクリと体を揺らし声を上げてくれた。
「ん…ぁっ」
先端から溢れ出る液もこの人の味がして愛しく思いながら軽く吸った。限界が近づいて来るのが分かり、口を離すと早く繋がりたくて指を舐めてたっぷり唾液を絡ませると、挿入した。
最近連日撮影やら練習やらしていたのもあり、簡単に俺の指を咥え込んでくれた。しばらく慣らしたあとにゴムをつけようと動くと、パシッと双葉くんに手を掴まれた。
「…嫌じゃなかったら、直接入れてくれない、かな」
「…!」
可愛いおねだりはかなり欲情した。頬を染めた顔は、可愛くて美しい。
「嫌なわけないでしょ」
そう告げて足を開かせると、そのまま挿入した。今までゴムを付けずにしたのは初めてだった。直接温もりを感じられるのは嬉しい。
すぐに前立腺を見つけて集中的に突くと、可愛く乱れながら鳴いてくれた。
「はぁ、ん…湊っ…」
「双葉くん」
少し体を前屈させて抱き締めるとぎゅっと背中に腕を回してくれた。肌の温もりも感じることが出来て、とても満たされた。
「湊…っイク、」
「俺もイキそう」
「中に…出して、お前が欲しい」
「…はい」
「好き、湊。これからもずっとお前だけが好きだよ」
心地よい言葉に堪らなくなり、勢いよくキスをすると、少し驚いたようにしながらもキスに応えてくれた。それが嬉しくて、中へ全て吐き出した。珍しく先に達してしまい、慌てて双葉くんの自身を触ると、背中に回す手がきつくなりながら、双葉くんも達した。
「…今日は随分甘々だったね」
「…ごめん」
「謝る事じゃないよ。甘えた湊も可愛かったよ」
「双葉くんもとっても綺麗で可愛かった」
「ありがと」
「次はどんな撮影にしよっか?」
「そうだなーゆっくり考えていこう。これから先の事を、ずっと二人で」
「うん」
俺達はもう一度キスをして、微笑み合った。
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