【完結】撮影

まこ

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舌で裏筋を刺激されるとビクンと背中がのけ反り、その後に吸い上げられるとチカっと目の前に光が散った。

声を我慢とだけ書かれていたのでイクのは別にいいのか?というか今どれくらい経ったんだ?

切羽詰まった状況でぐるぐると考えていると、舌先で先端を刺激され、我慢出来ずに未空くんの口へ勢い良く射精した。

「…わぁ、すげーいっぱい出たな」

口を離した未空くんは、口角を上げてそう呟いた。中身が既になかったので俺の吐き出したものは飲み込んでくれた様子。

「…っ、はぁ……はぁ…」

本気の絶頂の後に撮影続行するのは本当にしんどい。荒い息を吐きながら呼吸を整えていると、メッセージが新たに出され『声は我慢せずに続けてね』と書かれていた。

「…顔トロトロ、可愛いな」

絶頂の後に優しく頭を撫でられると俺は思いっきり睨みつけた。

「反抗的な目だな、容赦なく声出させてやるよ」

ここからは声が出ても問題ないとはいえ、今まで我慢したので出すのは悔しい。

グイッと膝裏を抱えられて晒される股間に羞恥を覚えたが、悪態をつく暇もなく、未空くんは達したばかりの自身を咥えた。

「ぁ……」

「やっと出た。可愛い」

微かに漏れた声は未空くんに拾われて指摘された。

「るせ…っ」

「そんな顔真っ赤なくせにまだ強気なんだな」

ジュルッと容赦なく吸い上げられた。

「──ッ!!」

ビクンと激しく腰を浮かせて背中を仰け反らせると、俺は再び射精をした。

早々に二回もイカせるなんて何考えてんだよ。

睨みつけながら息を整えていると、グニっと一番苦手な刺激が襲った。

「ひゃあぁッ!!」

グニグニと鼠蹊部を指で押されると本日一番の大きな声が現場に響いた。一気に羞恥が襲うと、ぎゅっと唇を結んだ。

「あっ、やっ、あ!!やだっ、やだやめて!!」

抑えようと思っても二度も絶頂して敏感な体には耐えきれずに結んだ唇はすぐに解かれて甘い恥ずかしい声が漏れた。

「かわい」

広げられた足に顔を埋めると、指で鼠蹊部を弄りながら未空くんの口は蕾へと向かった。

「あ…っ!」

未空くんの舌は皺を伸ばすように蕾へ這い、ゾクリとした気持ち悪さが襲った。

今回は挿入ありの撮影だが、舌で慣らす人はあまりいないので、慣れていない刺激と場所が場所なだけに一気に体温が上昇した。

「やめっ、ばか、そんなとこ…っ!!」

俺の言葉を無視した未空くんの舌は少し挿入され、温かさにビクッと腰が跳ねた。

「あっつ。何? 恥ずかしい所舐められて照れてんの?かわい」

舌が離れると、未空くんの大きな股間が解放され、十分に慣らされる事なく当てがわれた。まぁ撮影前にしっかり慣らしているので問題ないが、今回は『強引にしてもアンアン喘ぐ』みたいな設定も含まれているらしい。

グッと挿入された自身は本当に大きくて、慣らしてきたとはいえキツイ。

入ってくる内に少しずつ快感に変えてくれる自分の体に感心していると、容赦なくいきなり前立腺を擦られた。

「ああああッッ!!」

「声でっか。真白、ここ好きなの?」

グリグリと腰が動き、ピンポイントで弱い箇所を擦られた。びりっとした刺激に足首が思いっきり伸びる。

「足伸ばしちゃってかーわいい」

「やっ!! あぁあああっ、」

前屈みになった未空くんは俺に覆い被さり、耳元に触れないように唇を寄せた。

「案外雑魚っすね。演技じゃないでしょ、この反応と声」

「な…っ」

「新人の俺にここまで喘ぐなんてね」

二人にしか聞こえない音量の会話。くそ生意気な態度に腹が立つが実際にテクはある。新人とはいえど遊び人な人も多いこの世界。俺は顔を歪めながら睨みつけると、ニヤリと笑った未空くんに腰を掴まれて思いっきり奥を突かれた。

チカッと目の前に光が舞ったと共に、俺は中の刺激で絶頂した。

「締め付けやば、イッたの?真白」

「あ…あっ、あ、」

絶頂した後も止まらない腰の動きに言葉が出せず、生理的にこぼれ落ちた涙は大量に顔を濡らした。

「イッ、~~──ッ!」

止まらない腰の動きに何度も絶頂させられると、撮影時間が終わりを迎える頃には苦しそうな声しか出せなくなった。

「真白、可愛い。俺が好き?言ってみろよ」

「好きぃぃ…っ……好き、好き!!」

声を無理矢理出させ、快楽堕ちでラストの設定の撮影は無事に終わりを迎えた。


◇ ◆


「お疲れ様でした」

楽屋でグッタリしている俺の元へ挨拶にきた未空くんは、撮影前と同じで初々しい態度でやってきた。

「大丈夫でした?マオさんや聖さんと共演出来る程の素晴らしいお相手だったので頑張りすぎちゃって」

これは本性か、作ったものなのか。考えるのも億劫なのでツンとした態度で接すると、グイッと腕を引っ張られて耳元で囁かれた。

「生意気な癖に感度ヤバくて最高に可愛かったっす。雑魚先輩」

ニヤリと笑って俺から離れると、反論する間も与えないまま「んじゃ、お疲れっした~」と帰っていった。

人気になりたいが、もうこの事務所の男優とは関わりたくない…と願いながらその場を後にした。

end.
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