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◯◯マーク。2
しおりを挟む親慶×義経←神楽
なんやかんやあって付き合い出した二人は今日もいつも通り仲良さそうに笑っている。
やっぱり、あいつらはあんな風に笑ってんのがいいよな…。
なんて自己満足に笑うとロッカー室へ向かった。
今日は新しい衣装を着て本番の練習する予定。
試合用の衣装を着る度に緊張感に身が引き締まる。
…復帰して良かったのかもな…。
この緊張感を感じる度に東儀に感謝せざるをえない。
「あ、神楽…くんだ」
「まだ慣れねぇのな…」
ロッカー室に入ってきた義経がたどたどしく俺の名前を呼ぶのがおかしくて思わず笑みを溢す。
「神楽、くんの新しい衣装カッコいいね」
「お前は…ピンクなんだな…意外だわ…」
「やだって言ったんだけど…東儀コーチがこれ以外許さないって…」
「まぁ淡い色だから似合ってはいるけどな」
俺や親慶と違って肌の露出は少なめで幼さが残る義経には爽やかな印象を与える。
でも…。
ふと、目に飛び込んできたものが瞬間的に俺を苛立たせた。
「ぃっ!…神楽、くっ…?」
「黙ってろ…」
壁に義経の体と腕を押し付けて鎖骨に浮かぶ『印』をじっと見つめる。
犯人は親慶だろう。
「むかつく… 」
「え…?痛っ!!な、に…?」
衣装を少しだけずらして鎖骨の『印』に吸い付いた後、軽く歯をたてると義経からは短い悲鳴があがる。
朱を色濃くした『印』を指でなぞりながら俺は口端をあげて義経の耳に唇を寄せる。
「こんな目立つとこに痕つけられてんじゃねえよ…」
「いたっ!え?」
混乱してる義経の頭をべしっと叩くと俺は少しだけ晴れた気分で廊下に出た。
「…」
ドアを閉めて正気に戻ると、俺は首を傾げた。
「…なんで俺…あんなに苛ついてたんだ…?」
end
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