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エイプリルフール【親慶×義経+湊和】
しおりを挟む「…という訳で台本通りよろしくね、ヨシ」
嫌々ながら受け取った僕自作の台本に目を通してヨシは僕相手には珍しく嫌悪の感情を隠しもせずに向けてきた。
「これ…やったらすっごくめんどくさいことになりそうなんだけど…」
「大丈夫、大丈夫!今日がエイプリルフールだってみんな分かってるしネタばらしすればチカ君も絶対分かってくれるから!」
「…本当に…?」
不安に揺れる眼差しは思わず抱き締めてしまいそうになるくらい可愛くて…。
手を出したらチカ君に怒られちゃうから流石に我慢するけど…本当に可愛い…。
「大丈夫だって!僕を信じてよ、ね?」
「…」
笑顔で押せばヨシは渋々ながら頷いてくれるから心配になるくらいちょろいと思わずにいられない。
まぁ、そんな性格だから僕の我が儘に振り回しちゃったんだけど…。
「…分かった。でも、今日はチカ、午後からしかリンクに来ないけどそれでも良いの?」
「大丈夫。むしろ午後からの方が僕的には都合がいいから」
にこりと満面の笑顔で答えればヨシは安心したように微笑んでスケートリンクに向かって歩いていった。僕は笑顔で手を振ってその後ろ姿を見送──らずにしばらく待ってから見つからないようにヨシの後を追いかけてスケートリンクに歩き出した。
絶対に面白いチカ君の反応をこの目でみたいもん!!
わくわくしながら待っていたらスケート場の時計が正午を知らせる。
たった今、世間のエイプリルフールは終わった。僕らのエイプリルフールはこれからだけど。
なんて意地悪く笑いながらヨシに見つからないように身を隠した。
それからしばらくしてから慌てた様子で足早に廊下を歩いてくる神楽君と目が合った。
「…」
「…」
…チカ君へのイタズラが楽しみ過ぎて神楽君と東儀コーチへの対策は考えてなかったなぁ…。
神楽君にしては珍しく腰に巻いたジャージが気になった─自分のは着てるって事は東儀コーチのかな─けど、それよりも危機的な今の状況をどうやり過ごそうかと緊張感が走る。
神楽君もなんで僕がここにいるのか驚いた後、不思議そうな表情をしてから何か思い当たる事があるらしく苦い顔しながら顔を引き攣らせた。
「エイプリルフール、か…?」
「え…?そうだけど…なんで分かったの?」
ドンピシャに当てられて驚いた僕は怒られると覚悟したけど神楽君は僕を止める事はせず何度か咳払いした後
「やり過ぎには気を付けろよ…」
と、そう一言だけ忠告してまた足早に去っていった。
「…なんなんだろ…」
予想外の反応に妙な気持ち悪さを感じながら怒られなかった事に胸を撫で下ろすとはっとした。
もうすぐチカ君が来る時間だ。ロッカールームに移動しなきゃ!
僕はそろそろと足音を押し殺しながらロッカールームに向かうとまた死角に身を隠した。
「チカ」
ガタガタと物音が聞こえた後、ヨシがチカ君を呼ぶ声が聞こえた。
始まった!
僕は二人の声が聞こえるように出来る限り身を乗り出した。
「おう、義経」
「あのさ、チカ……あのね…」
「どうした?なんかあった?」
「あのね……オレ、チカと…別れたい…」
「………………………は?」
ヨシが言うはずのない台詞にチカ君はたっぷり間を空けてかろうじて一音だけ発した。
もうその反応だけで面白い。
僕は声が漏れないように注意しながらまた耳をすませる。
「なに言ってんの…?あ!…いや、でも時間が…」
独り言のように自問自答を繰り返すチカ君は混乱しながらもエイプリルフールだという事には気付いたみたいだけど、そうなんだよねぇ…。一般的にはエイプリルフールは午前中に嘘をついて午後にネタばらしなんだけど、もう午後だからね。チカ君と違ってヨシはこういうイベントに疎いから気付かずに僕の予定通りに進められると思ったんだよぇ。
「あと、ぁ、あとね、チカ……」
「まだなんかあるの…?」
おどおどしながらまだ台本の台詞を続けようとするヨシにチカ君も困惑しながら身構えてる。
「あと、オレ……チカの他に好きな人が出来て…」
「……好きな…人…?俺以外に…?」
「そう……」
驚いてるチカ君をヨシが悲しそうに見上げてて、その傷付いた表情に思っていたより僕の胸が痛むけど…もう少しだけ様子を見ていたい。
「その好きな人は、えっと…」
「ちょっと待って!本当に待って、お願いだから…」
「え、チカ…?」
「俺、義経になんかした?嫌われるようなことした覚えがないんだけど…」
「え?そうだけど…えっと、それは…」
「考え直してくれよ。俺の嫌なとこがあるならちゃんと直すから…俺から離れて行くなよ…」
…ドラマ見てるみたい。
ヨシの両肩をしっかりと掴んで眉根を顰める切なげな表情が敵ながらかっこいいと思ってしまう。
ヨシも同じ事思ってるんだろうなぁ…別れようって言ったのに顔赤くしちゃってるもん…。
ああいう台詞が自然に言えちゃうところ、本当にチカ君って憎らしい。
でも負けないで、ヨシ!台本はあと少しだから!
正直、これ以上はヨシが可哀想だと思ってしまったけど、でもその先の台詞をどうしてもヨシの口から聞きたい!
だからもう少しだけこのままリアルドラマを見ていたいと思う。
「い、いやなところって……とくにな……しいて言うならしつこいところ…とか?」
ヨシ…台本以外の本気の駄目出しはやめてあげて…?
チカ君、だいぶダメージ受けてるし…。
「し、しつこいって……なんとなく分かったから直すよ…」
「あ…でも直されても、オレ、チカと別れなき」
「別れたくないから!別れたいと思った理由全部教えてよ…俺、本気でそれ全部直すから…」
「…でも…オレ、他に好きな人がって…」
「…聞きたくないけど……その相手…湊和だって言わないよな…」
えぇ~…それ僕がヨシの口から言って欲しかった台詞なんだけど!!
負けないで、ヨシ!ちゃんと台本通り言って、お願いっ!!
「う、ぁ……えっと……オレ、ソワくんが好きだから!えっと…えっと………なんだっけ…」
うわぁ…自分で台本作って言わせてるとはいえやっぱり嬉しい…。
「駄目っ!!湊和は駄目っ!!」
「痛っ!ちょっと、チカ、痛いって!!」
「それからかぐっちゃんも駄目っ!東儀コーチも!!あと…っ、とにかく俺以外絶対駄目!許さないからっ!!…………義経…今、なんだっけって言った…?」
「え、なに…?」
「いや…湊和が好きだって言ったあとに…なんだっけって…」
「ぁ、あぁ…次のセリフ忘れちゃって…」
「次の…セリフ…?」
「あ…」
チカ君の勢いに押されて台詞忘れちゃったんだね、ヨシ。そういう素直に反応しちゃうところもヨシの可愛いところだよ。
感慨深く一人でうんうんと頷いてると何かを察したチカ君がポケットからスマホを取り出していて…。
あ、まずい。マナーモードにしてないから──。
「…」
「…」
「…」
静かなロッカールームに流れる僕の着信音に諦めて通話ボタンを押してから潔く立ち上がった。
「やっほー!チカ君久しぶり!!」
笑顔で手を振るともう本当に鬼かと思う程強烈な顔したチカ君とおろおろしてるヨシの差が激しくて思わず笑ってしまいそうになったけど、それどころじゃない事は重々理解してる。
「やっぱり……湊和、お前の仕業か!!」
「やだなぁ、チカ君。エイプリルフールの冗談なんだからそんなに怒らないでよ」
「そうだよ、チカ。エイプリルフールだから」
「お前はこういうの好きじゃないから知らないと思うけど、エイプリルフールって午前中に嘘ついて午後はネタばらしするのが普通なの!」
「え…そうなの…?」
驚くヨシがこっちを見るからにっこりと笑顔を返してからゆっくり大きく頷いてみせた。
「なんで?!ソワくん、午後からでいいって言ってたのに…」
「騙されてんだよ。湊和はお前から俺に別れようって言わせて俺がショック受けるのを楽しんでるんだよ!」
「それは違うよ!チカ君がショック受けるのは見てて楽しいけど」
「お前…」
「僕はヨシに『ソワくんが好きだから』って言わせたかっただけだから!」
「…お前、前に義経にフラれてるんだから自重しろよ」
「自重してるからこんな可愛いイタズラするしか出来ないの!」
悔しくてべぇーっとベロを出して挑発するとチカ君に上から頭を押さえつけられて必死にヨシに助けを求めようとしたらヨシは俯いたまま動かない。
「ヨシ…」
「ソワくん、酷いよ…」
ごめんねと謝る前にそう言われて僕とチカ君は思わず動きを止めて顔を見合わせた。
泣かせちゃったかな…。
チカ君の腕を振り払って近付こうとするとヨシは顔を上げて、キッ!と僕を睨みつけた。
「よ、ヨシ…?」
怯む僕を無視してヨシは
「ソワくんなんて大っ嫌い‼︎」
と叫んでから子供のようにほっぺたを膨らませた。
「…」
「…」
顔を真っ赤にして涙目で、ほっぺを膨らませて怒る姿は贔屓目に見なくても可愛い。
残念ながらヨシの必死の訴えはその見目の可愛さに負けて僕には響かなかった。
チカ君も隣で驚きつつスマホでしっかりその姿を写真に収めてる。
チカ君のそういうちゃっかりしたところは嫌いじゃないよ…。
でもこのままヨシを怒らせておく訳にはいかないから──。
「ごめんね?チカ君にちょっとイタズラしたかっただけなんだ…」
「酷いよ…」
「うん…ごめんね?」
「オレ、チカに別れたいって言うのツラかったんだよ…?」
「うっ…それもごめんなさい…」
「…」
「許してくれない…?」
「…」
顔の前で両手を合わせて懇願してもヨシの表情は変わらずに可愛いまま。
駄目だ…ヨシが本気で怒ってる…。
ここまで怒ってるヨシを初めてみる僕には打つ手がなくて仕方なくチカ君に振り返るとチカ君は頭を掻きながら短く息を吐いた。
「…義経、湊和があとでお前の好きなケーキ買ってくれるって」
え?そんな子供だましでヨシがつられる訳……。
意外な言葉に驚きながらもう一度ヨシに向き直るとぱんぱんに膨らんでたほっぺが少し萎んでる気がする…。
「…え、ヨシ…そんな事で許してくれるの…?」
「…」
「駅前の『モンジョリ』のプレミアムショコラケーキ」
「…」
「シュークリームもつける」
「…」
「プレミアムプリンもおまけでつけてやろう!」
「…」
プリンまでついたところでヨシのほっぺが元に戻って許すと言うように小さく頷くと勝ち誇ったようにチカ君がドヤ顔で僕を見下ろしてくるのが頭にくる。
悔しいけどこれはヨシと過ごした時間の差だよね。
「本当にごめんね…」
「…もうこんなことしないでね?」
「絶対にしない!約束するから!!」
「じゃあ……」
「ヨシ?」
「オレも……ごめんね…?」
こてんと小首を傾げて紡がれた言葉は拗ねて困らせた事への謝罪。
僕が酷い事したのに…ヨシって本当に良い子だよね…。
そんな無意識のあざとさに胸を貫かれると僕は軽く咳払いをして目を逸らした。
本当に可愛すぎるよ…。
「やっと機嫌が直ったところで…顔洗ってこいよ。酷い顔してる」
「うん…」
チカ君がヨシの背中を軽く押すとヨシは小走りでロッカールームを出て行った。
「…それで?」
「なに?」
「俺にはどんな謝罪してくれんの?」
「え…謝罪、必要?」
「必要だろ!まじで心臓止まるかと思ったぜ!」
あっけらかんと答えるとチカ君は胸を押さえて憤慨している。
「チカ君はどこのお店のなにがいいの?」
ふぅーと息を吐きながらそう提案するとチカ君は鼻で嗤った後、にこりと笑った。
チカ君のこの顔は嫌な予感がする…。ブランド物とか高い物買わせられるかな…。
「安心しろよ。俺はお前になんも強請ったりしねぇよ」
「…じゃあ、何を…?」
「そうだなぁ…まずは義経をあーゆう冗談に付き合わせるのはやめろ。あいつは俺と違って本気で傷付くから」
「それは…反省してる…」
「よし。あとは…」
「あとは?」
「俺、今日の練習時間ギリギリだったんだよ。間に合わねぇかもって思ってて…」
「うん…」
「義経は午前中だけで終わりだからこのまま帰りにケーキ奢ってやってくれてかまわねぇんだけど」
「…うん?」
「とりあえず行く前にあそこでブチ切れてるかぐっちゃんに言い訳すんの手伝ってくれな?(怒)」
「んんっ?!」
淡々と話すチカ君の親指が指す方向を向けば額に青筋が浮いてる神楽君が満面の笑顔で僕に手を振ってる。
「言い訳はいらねぇよ」
「…」
神楽君って昔からヨシの事を特別に可愛がってたからなぁ…ヨシを泣かせたなんて知られたら──。
「最初から全部見て聞いてたから🖤」
「うわぁ…」
僕、終わった。
まさかちょっとしたイタズラがこんな事になるなんて…。
「…湊和、今度からは俺に先に計画を話せ。義経を守りつつコイツを攻撃する方法をアドバイスしてやる!」
「なんでかぐっちゃんがそっち側なの?!俺を守ってよ!!」
「うるせぇ。お前はさっさと支度しろ!」
「酷いっ!」
あれ?
「……怒ってないの、神楽君…?」
「湊和にはさっきの義経の態度で十分だろ?」
「ぅ…」
思い出したら胸が痛い。さっきはただ可愛いだけだったのに…。
「あと……俺も色々あってな…。アイツの練習時間が遅くなって助かった…」
「?」
珍しく小声でぼそぼそ喋る神楽君は心なしか顔が赤いようにも見える。
そういえばさっきも様子がおかしかった。
もしかして──。
「もしかして…神楽君もエイプリルフールでなんかしてたの?」
「んんっ!!……いや、なんもしてねぇ…」
気になって聞いてみれば神楽君の顔は赤を濃くした。
相手はきっと東儀コーチだよね?
一体、何があったんだろう…。すっごく気になるけど聞いたら怒られるよなぁ…。
折角、さっきのイタズラは許してもらったのに……でも気になるっ!!
「神楽く──」
「なになにぃ~?かぐっちゃん、もしかして東儀コーチとナニかしてたのぉ~?肩に東儀コーチの上着なんかかけちゃってもしかしてリア充アピール?」
好奇心が勝って神楽君に聞こうとしたところで着替えを終えたチカ君がにやにやしながら間に割って入ってきた。
チカ君のこういう命知らずなところ本気で尊敬する。
ごくりと固唾を飲むと神楽君の方からブチっと何かが切れる盛大な音が聞こえた気がした。
「…お前…今日の練習覚悟しとけよ?」
「なんで?!ただの好奇心じゃん!!怒らないでよ、かぐっちゃ~ん!!」
「うるせぇ!!さっさと行くぞ!」
「嫌だ!お腹痛いから今日は練習休むぅ!!」
「ガキかてめぇはっ!!さっさと来いっ!」
「嫌だぁー!!」
怒髪天の神楽君はチカ君の頭を脇に抱えて締め上げながら強制的にリンクに向かい体勢が悪いチカ君はたいした抵抗も出来ずされるがままに引きずられていく。
神楽君っていつまで経っても最強過ぎる…。
「じゃあな、湊和。義経の事頼むな!」
「え?」
「最近あいつ食べ過ぎるからちゃんと見張っててくれよ!!じゃあなぁ!」
「……」
…相変わらず二人とも義経の事、過保護にし過ぎ…。
でも、快く僕と義経のケーキデートに送り出してくれる二人は格好いい大人の余裕みたいなのがあって…あー…悔しい…。
「話し終わった?…あれ?神楽くんとチカは…?」
外で待ってるように言われたんだろうヨシがドアから顔を覗かせると二人に愛されてるヨシを思わず抱き締めたくなってしまったけど余計な警戒させるのは得策じゃないからぐっと堪えた。
「二人とも練習に行っちゃったからはやくケーキ食べに行こうっ!!」
「本当に行ってくれるの?」
「もちろん!お詫びだもん!!ゆっくり準備してね!」
少し困惑してたヨシだけどケーキって言ったら嬉しそうに笑ったその笑顔で僕も嬉しくなって。
それでも悔しい気持ちは胸の中でもやもや燻って…足早にロッカールームを出た。
チカ君にイタズラしに来たのに結局、神楽君とチカ君の愛情の深さを見せつけられた気分だ…。
今度は神楽君に相談してからイタズラしかけよ。そうすればチカ君だけは絶対に攻撃できるだろうから…。
でも…。
「楽しかったなぁ…」
悔しいけど、なぜだか心は温かくて。
ヨシの好きなケーキを今度はお詫びにみんなに差し入れしようと決めて隣に並んだヨシと歩き出した。
あんな二人みたいに余裕をもってヨシを愛せるようになりたいなんて思ってしまった事はヨシにも内緒だ。
end
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