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一章
episode 7 神隠し
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「最初から言えば良かったじゃない?週刊誌の記者だって。まぁ、そちらにも色々と事情があるから電話してもすぐ来れなかったんだろうけど」
「ええ、そうなんですよ…ところで橘さんあの事をもう一度詳しく話聞かせてもらってもいいですか?」
「だからね、前にも電話で言ったけれど、片桐さんがIアパートの住んでいる…住んでいたって言った方がいいかしらね」
「住んでいた?」
「言ったでしょ?片桐さん突然消えたって。それも部屋の中も全部綺麗に消えてしまったの!まるで神隠しのように全て消えたのよ」
(神隠し?)
「こんな小さな町でしょ?突然、警察のパトカーがサイレンならしてIアパートの方に行ったら気になるじゃない?だから私達も気になっちゃってアパートまで見に行ったの」
野次馬根性丸出しだなと星野は思う。星野は尋ねた。
「なぜ片桐さんがいなくなったって警察はすぐにわかったんですかね?」
今まで普通に話していた橘は突然小声になった。
「それがね、『片桐を助けてください』って言ってアパート名と住所だけ伝える電話が警察にかかってきたそうよ。でも警察のほうも最初は悪戯だって思ったらしいんだけど、あまりにも慌てた様子で真剣な言い方の電話だったから、確認するために言われた住所のIアパートに来たんですって。インターフォン数回鳴らしても家の中に誰かいる様子が感じられなかったみたいで、それに片桐さん外出中かも知れないじゃない?結局どこから掛かってきた電話かも分からないし、ただの悪戯電話だったんじゃないかって事で警察は帰ったの。でもその翌日に、スペアキーを持った片桐さんの大学のお知り合いとか言う人が来たらしくて、片桐さんの家の中に入ったんですって。そしたら部屋の中に片桐さんは勿論、家具も何もかも無くなって消えていたんですって!」
するとパン屋の田中も言った。
「あそこのIアパートに私の兄も一人で暮らしていたんだけど、なんだか気味がわるくなったって出て行ったのよ。それにあのアパート古いしね」
続きは私が話すと言って急に橘が出しゃばってきた。
「そうなのよね!古いのよ!築三十五年くらいになるんじゃないかしらあのIアパート。あそこ周り何もないし老人ホームくらいでしょ?だから今は幽霊屋敷とかって若者が言ってるのよ、本当嫌になっちゃう」
嫌になると言いながら橘は楽しそうに話をしていた。
「最初から言えば良かったじゃない?週刊誌の記者だって。まぁ、そちらにも色々と事情があるから電話してもすぐ来れなかったんだろうけど」
「ええ、そうなんですよ…ところで橘さんあの事をもう一度詳しく話聞かせてもらってもいいですか?」
「だからね、前にも電話で言ったけれど、片桐さんがIアパートの住んでいる…住んでいたって言った方がいいかしらね」
「住んでいた?」
「言ったでしょ?片桐さん突然消えたって。それも部屋の中も全部綺麗に消えてしまったの!まるで神隠しのように全て消えたのよ」
(神隠し?)
「こんな小さな町でしょ?突然、警察のパトカーがサイレンならしてIアパートの方に行ったら気になるじゃない?だから私達も気になっちゃってアパートまで見に行ったの」
野次馬根性丸出しだなと星野は思う。星野は尋ねた。
「なぜ片桐さんがいなくなったって警察はすぐにわかったんですかね?」
今まで普通に話していた橘は突然小声になった。
「それがね、『片桐を助けてください』って言ってアパート名と住所だけ伝える電話が警察にかかってきたそうよ。でも警察のほうも最初は悪戯だって思ったらしいんだけど、あまりにも慌てた様子で真剣な言い方の電話だったから、確認するために言われた住所のIアパートに来たんですって。インターフォン数回鳴らしても家の中に誰かいる様子が感じられなかったみたいで、それに片桐さん外出中かも知れないじゃない?結局どこから掛かってきた電話かも分からないし、ただの悪戯電話だったんじゃないかって事で警察は帰ったの。でもその翌日に、スペアキーを持った片桐さんの大学のお知り合いとか言う人が来たらしくて、片桐さんの家の中に入ったんですって。そしたら部屋の中に片桐さんは勿論、家具も何もかも無くなって消えていたんですって!」
するとパン屋の田中も言った。
「あそこのIアパートに私の兄も一人で暮らしていたんだけど、なんだか気味がわるくなったって出て行ったのよ。それにあのアパート古いしね」
続きは私が話すと言って急に橘が出しゃばってきた。
「そうなのよね!古いのよ!築三十五年くらいになるんじゃないかしらあのIアパート。あそこ周り何もないし老人ホームくらいでしょ?だから今は幽霊屋敷とかって若者が言ってるのよ、本当嫌になっちゃう」
嫌になると言いながら橘は楽しそうに話をしていた。
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