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一章
episode 11 消えた大学生
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両腕にお土産袋をぶら下げながら成宮彰人が新田のマンションの部屋に入って来た。
「お久しぶりです先生!日向!」
新田二五と石川日向は、長椅子に向かい合わせに座って昼食の焼きそばを食べていた。新田は焼きそばが大好物だ。
「どほかりょほうにでもいっふぇきたのふぁい?」
〈どこか旅行にでも行って来たのかい?〉
新田は口の中の焼きそばをもぐもぐと食べて飲み込む。
日向は呆れ顔で成宮に言った。
「また彰人の事だから都市伝説とか、ここがUFOが見えた所とかって探して行って来たんじゃないの?」
すると成宮は指をパチンと鳴らした。
「よくわかったね!流石、日向は俺の事知り尽くしてる~」
日向は食べ終わった食器を片付けながら言う。
「そんなに両手いっぱいお土産買ってこれるオカルトな場所なんてまだあるの?」
あるある!と言いながら成宮は、新田が座る長椅子に自分の鞄を置き、土産袋から変な人形やUFO饅頭に五寸釘セットを取り出し新田に渡した。
「はい先生!お土産です!」
「うわぁ~…嬉しくないお土産を毎回ありがとう成宮君」
日向は食器を台所に置き再び長椅子に戻ると、当たり前のように成宮は新田の横に座っている。
「また変なお土産買ってきては先生に渡してる…ここまで来ると嫌がらせとしか思えないわ」
日向は五寸釘セットを手に取り、苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「嫌がらせ!?そんなわけないだろう!俺が先生をどれだけ尊敬しているか!キャラクター設定から作品構成!そして先生の魅力的な作画!俺は先生の事、尊敬を最早通り越して、これは愛と呼ぶべきなのだろうか!?」
「キモイ…やめて」
ドン引きしている日向の顔を見ても成宮はまったく動じない。
「ところでここに来る前、俺の友達の前田の家に寄ってお土産渡してきたんだけど、そこで面白い話聞いたんだよ!」
どうせくだらない話でしょ?と言って日向は呆れ顔でため息をつく。
新田は立ち上がり自分のデスクに戻ってパソコンを開くと、仕事の続きをはじめた。
「えええ~!先生行っちゃうんですか!?本当にとんでもなく驚く話なのに!」
「僕は仕事をしながら成宮君のその驚く話を聞いているから」
「わかりました…じゃ日向でもいいや」
「はぁ!?私でもいいやって何よ!私だって色々と忙しいんですからね!」
「ごめんごめん!聞いてください日向さん!」
成宮は顔の前に両手を合わせ拝むように謝ってきた。
「わかったわよ!聞くから話して」
すると成宮は、何もなかったようにケロッとして話しはじめた。
「前田に妹いるって前に話しただろう?」
「え?あ…うん、妹さんって確か大学生だっけ?」
「そう!それがさその前田の妹が通ってる大学で、一人の大学生が消えたんだって!」
「消えたって、大学で消えたってこと?」
成宮は顔の前で手を振った。
「違う、家の中で神隠しのように消えたんだって!」
「神隠しのように消えた?…最近似た話を聞いたような」
日向が思い出そうと考えていると、仕事をしていた新田は手を止めて言った。
「先週ここに来て星野が話していた、片桐風子って子の話にそっくりだね。その風子って子も、家の中の家具も、神隠しのように消えたって」
成宮は驚いた様子で長椅子から立ち上がった。
「マジすか!?前田の妹が言ってた消えた大学生の名前も片桐風子だって言ってました!」
新田と日向は同時に「え!?」と声がでた。
「ちょっと前田に電話して、妹さんからもう少し詳しい話をきいてみます!」
そう言って成宮は自分の鞄から携帯を取り出した。
両腕にお土産袋をぶら下げながら成宮彰人が新田のマンションの部屋に入って来た。
「お久しぶりです先生!日向!」
新田二五と石川日向は、長椅子に向かい合わせに座って昼食の焼きそばを食べていた。新田は焼きそばが大好物だ。
「どほかりょほうにでもいっふぇきたのふぁい?」
〈どこか旅行にでも行って来たのかい?〉
新田は口の中の焼きそばをもぐもぐと食べて飲み込む。
日向は呆れ顔で成宮に言った。
「また彰人の事だから都市伝説とか、ここがUFOが見えた所とかって探して行って来たんじゃないの?」
すると成宮は指をパチンと鳴らした。
「よくわかったね!流石、日向は俺の事知り尽くしてる~」
日向は食べ終わった食器を片付けながら言う。
「そんなに両手いっぱいお土産買ってこれるオカルトな場所なんてまだあるの?」
あるある!と言いながら成宮は、新田が座る長椅子に自分の鞄を置き、土産袋から変な人形やUFO饅頭に五寸釘セットを取り出し新田に渡した。
「はい先生!お土産です!」
「うわぁ~…嬉しくないお土産を毎回ありがとう成宮君」
日向は食器を台所に置き再び長椅子に戻ると、当たり前のように成宮は新田の横に座っている。
「また変なお土産買ってきては先生に渡してる…ここまで来ると嫌がらせとしか思えないわ」
日向は五寸釘セットを手に取り、苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「嫌がらせ!?そんなわけないだろう!俺が先生をどれだけ尊敬しているか!キャラクター設定から作品構成!そして先生の魅力的な作画!俺は先生の事、尊敬を最早通り越して、これは愛と呼ぶべきなのだろうか!?」
「キモイ…やめて」
ドン引きしている日向の顔を見ても成宮はまったく動じない。
「ところでここに来る前、俺の友達の前田の家に寄ってお土産渡してきたんだけど、そこで面白い話聞いたんだよ!」
どうせくだらない話でしょ?と言って日向は呆れ顔でため息をつく。
新田は立ち上がり自分のデスクに戻ってパソコンを開くと、仕事の続きをはじめた。
「えええ~!先生行っちゃうんですか!?本当にとんでもなく驚く話なのに!」
「僕は仕事をしながら成宮君のその驚く話を聞いているから」
「わかりました…じゃ日向でもいいや」
「はぁ!?私でもいいやって何よ!私だって色々と忙しいんですからね!」
「ごめんごめん!聞いてください日向さん!」
成宮は顔の前に両手を合わせ拝むように謝ってきた。
「わかったわよ!聞くから話して」
すると成宮は、何もなかったようにケロッとして話しはじめた。
「前田に妹いるって前に話しただろう?」
「え?あ…うん、妹さんって確か大学生だっけ?」
「そう!それがさその前田の妹が通ってる大学で、一人の大学生が消えたんだって!」
「消えたって、大学で消えたってこと?」
成宮は顔の前で手を振った。
「違う、家の中で神隠しのように消えたんだって!」
「神隠しのように消えた?…最近似た話を聞いたような」
日向が思い出そうと考えていると、仕事をしていた新田は手を止めて言った。
「先週ここに来て星野が話していた、片桐風子って子の話にそっくりだね。その風子って子も、家の中の家具も、神隠しのように消えたって」
成宮は驚いた様子で長椅子から立ち上がった。
「マジすか!?前田の妹が言ってた消えた大学生の名前も片桐風子だって言ってました!」
新田と日向は同時に「え!?」と声がでた。
「ちょっと前田に電話して、妹さんからもう少し詳しい話をきいてみます!」
そう言って成宮は自分の鞄から携帯を取り出した。
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