期限付きの猫

結城 鈴

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 家の中は、メインの居住スペースが、広いLDK。そのほかに、客間が二つ。うち一つを自分用にあてがってくれたらしい。トイレと脱衣所と洗面所、お風呂、ランドリールーム、それから仕事部屋、その奥が孝利の寝室。
孝利の寝室のベッドは、クイーンサイズだった。ベッド横にチェストがあって、自分でデザインしたのだという、ステンドグラスのランプが一つ。寝室は、寝るためだけに使っているようで、間接照明が薄暗く落ち着いた雰囲気を作り出していた。自分の部屋はと言うと、ベッドにデスク、クローゼット、スタンドタイプのこちらも孝利デザインのステンドグラスのライト。照明は普通の、色味が変えらえるLEDのシーリングライトだった。風呂もトイレも、凝った造りのランプカバーがついている。そういうものを作るのが趣味で、時々個展を開いているらしい。そちらの売り上げも上々だそうで、近々商品化の話もあるそうだ。そのためのアトリエを、仕事部屋とは別に持っているらしかった。仕事部屋は、設計やデザインをするための部屋で、パソコンがあるほかは書斎として使っているようだった。
一通り見て回り、あらためてため息をつく。広い。お風呂なんか特に広い。あと、テレビがやたらと大きい壁掛けタイプだ。掃除機がダイソンなのも、なんかもう腹立たしい。
これからは、アンの抜け毛に大活躍だろうけれど。
「あぁ・・・タマ、テレビはよく見る方?」
「え?いえ。」
「良かった。雑音が苦手で、映画を見る以外には使ってないんだ。使うときは、できるだけ音を絞ってくれるかな?」
「わかりました。」
宝の持ち腐れだな。映画を見る頻度にもよるけれど。
タブレットも持ってきているし、退屈はしないだろう。
スマホと、タブレットのWi-Fiの使用を許可してもらうと、孝利が、今月分の食費、とあと十日にも満たない分を、三万円渡してきた。これでもう、あとは買い物くらいしかすることがなくなった。お昼ご飯は、さっきのブランチでいいそうで、三時くらいにおやつが欲しいとのこと。おやつと、夕ご飯のハンバーグを買いに、とりあえずはコンビニに行くことにした。

 コンビニでハンバーグを買い、歩道が除雪してあったので、なんとなく左に進むと、ケーキ屋があった。
おやつ、ここのでいいかな。自分の分、買っていいのかな。
とはいえ、預かった食費は三万円。二人と一匹分だろうと勝手に解釈して、ケーキを選ぶことにした。
秋らしい、栗やさつまいも、かぼちゃを使ったケーキがメインのようだ。モンブランと、かぼちゃのタルトを買った。
紅茶ってあるのかな。
なんとなく、このケーキに合わせるなら、コーヒーより紅茶だなと思いつつ、コーヒーだったとこのことを考えて、もう一度コンビニにより、牛乳を買って帰った。

 「今日のおやつですよ。」
と、買ってきたケーキをテーブルに並べる。
「孝利さんどっちがいいですか?」
キッチンでコーヒーを落としている孝利に尋ねる。
「俺はモンブランかな。いい?」
「はい。」
新作はまだ食べてなかったんだ、と孝利が嬉しそうにコーヒーカップを持ってくる。昨日は気が付かなかったが、このカップもまたお揃いだった。
「孝利さん、もしかしてこのカップも新調したんですか?」
「うん。あ、君、牛乳入れるんだったよね。」
入れすぎちゃったな、と困っている。
「甘いのと一緒なら大丈夫です。半分飲んで、牛乳足します。」
「そう。悪いね。気を付けるよ。」
孝利は、本気で悪いと思っているらしく、ふーっとため息した。
「二人で暮らすって、慣れるまでは苦労掛けるだろうけど、頑張ろうね。」
「えっ?あぁ、はい。」
至極当然のことだが、孝利が頑張ろうねなんて言うとは思わなかったので、少しどきりとした。
この人、僕と仲良くする気があるんだ・・・。
思わず、視線を孝利の手元にやっていた。すると、それに気付いた孝利が、食べる?とケーキを一掬いフォークに乗せて、こちらに差し出した。食べたくて見ていたわけではなかったが・・・。
「えっと・・・じゃぁ、いただきます?」
身を乗り出すと、孝利が口の中にモンブランのクリームをそっと差し入れた。ぱく、と舐めとってから、はっとする。
なにやってんの?なにやってんの?
これって間接キスじゃん!
孝利が、何でもないことのようにそのフォークを使い、ケーキを食べ進めるのを見て、赤面する。
「どうしたの?食べないの?そっちも味見したいんだけど。」
「へっ?!」
思わず変な声が出てしまう。
どうしたらいいんだろう?孝利がしたように、自分のフォークで食べさせればいいのかな?
かぼちゃクリームの乗ったタルト生地をフォークに取り、どうぞ、と言ってみる。すると、今度は孝利が少し身を乗り出した。あーんと口を開けている。雛に餌をやる感覚で、ドキドキしながらケーキを孝利の口に入れた。
「うん。こっちもいいね。」
どういう神経してるんだろう?それとも普段からこういう?
固まっていると、孝利はコーヒーを一口し、こう言った。
「君としかしないよ。」
キンと澄んだ音を立てて、フォークがテーブルに落ちる。
「あぁほら、君も食べてみて。かぼちゃ感すごいよ。」
孝利が口に入れたフォークで、ケーキを食べ進めろと言う。覚悟を決めて、フォークを拾った。かぼちゃのクリームを口に入れる。
人生初の間接キスが、年上の男で、しかもそれはやたらと甘かった・・・。

 洗面所に、新しい歯ブラシ買ってあるから、と言われ、歯磨き粉は一緒でいい?と聞かれた。それはそこまで神経質じゃないけれど、気にする人は気にするのでは、と思った。
そんな食後。
孝利は、レトルトのハンバーグで満足できたのか、ご飯を二杯お代わりし、じゃがいもとにんじんと玉ねぎの味噌汁を飲んだ。
「明日はもう少しちゃんとしたもの出しますので。」
実家では、一汁三菜プラスサラダがいつも食卓に並んでいた。
正直、こんなしょぼい献立は最近では珍しい。とはいえ、ご飯を作ってくれていたのは父だったが。今度電話して献立の参考にさせてもらおう。いやいや、それくらい自分で調べて?いやいや、孝利の食べたいものを?
毎日充実した食事を作ることほど困難なことはない。これからどうしていったらいいのか、頭を抱える。
孝利は、今日は出かける仕事はないとかで、仕事部屋に籠っていた。お風呂を八時に沸かすよう頼まれている。
さて、まずは風呂を洗って、準備しないと。
清掃用具は、昼間家の中を見せてもらった時に、場所を教えてもらっていた。生活感が出ないようにとの配慮なのか、すべて収納スペースに収めてある。モデルハウスには、行ったことはないが、きっとこんな感じだろうと思われた。
広い浴室の、広いバスタブを洗う。浴槽の底についているものはもしかしてジャグジーというやつか。ラブホにも、行ったことはないがこんな感じなんじゃなかろうか。壁には、雰囲気のいい照明が取り付けられていて、こんなところに二人で入ったら、男同士でも何か間違いが起きそうだと思った。
そんなことを考えるくらい、孝利を意識していた。
自分はただ、女性がかなり苦手なだけで、ゲイではないはず。というか、恋愛対象は、少なくとも男ではなかったはず。
それなのに、ケーキの一件から・・・あるいは孝利があまりにも『お揃い』でいろいろ買うから、意識せざるを得なかった。
孝利は・・・どうなんだろう?
二人で使うものを、あれこれ選んだり、間接キスを促したり。
しかも、君としかしないよ、と明言している。もしかして、を疑うには十分だった。
よく昨夜なにもされなかったな。酔いつぶれてたのに。
そんなことを考えながら、湯船にお湯を張った。
八時、コンコン、と仕事部屋をノックする。
「あの、お風呂沸きましたけど。」
孝利がドアを開けて出てくる。
「そう。あ、君のバスローブ、ランドリールームの乾燥機の中だ。一度洗っておいたから。タオルも一緒に入ってるよ。」
「ありがとうございます。」
「じゃぁ、入ろうか。」
え?
「何ぽかんとしてるの。一緒に入って、背中流して。」
「えっと、え?あ・・・はい。」
背中を流すだけなら、自分は脱がなくてもいいん・・・だよね?それとも、がっつり服脱いで一緒に入るの??
「じゃぁ、先に入ってるから、あとから来てね。呼ぶから。」
そう言って、孝利は風呂へと向かった。
自分は、言われた通りに、ランドリールームの乾燥機からバスローブを取り出す。バスタオルも、ローブもフカフカに仕上がっていた。
こんなの、着たことない!
もたもたしていると、キッチンの方から孝利の声がした。風呂場のリモコンとマイクで話せるらしい。
「入っておいで。」
と言われるので、はいと返事はした。
お風呂、お風呂だぞ?裸になるんだぞ?
キッチンでバスローブを抱え、動けずにいると、はやくーと声がした。諦めることにした。
 脱衣所で、ランドリーボックスに、脱いだ衣類を勢いよく入れていく。
そうだ。勢い大事!
カラリと引き戸を開けて、裸のまま、手で股間だけ隠して風呂場に入った。
「やぁ。やっと来たね。体洗ったら、背中流して?俺もするから。」
「は?いや、僕はいいですよ。」
「遠慮しないで。のぼせそうだから早くね。」
早くと言われて、いそいそとバスチェアーに座り、頭を洗い体を洗う。ふわりと漂ういい香りに、孝利のいい匂いはこれか!と納得した。今日から自分も同じ匂いになる。洗い終わると、孝利が出てきて、交代ね、と耳元に囁いた。それにゾクッとする。バスチェアーを譲って、床に跪いた。ボディーソープを泡立てて、手を孝利の広い背中に滑らせた。孝利は気持ちよさそうに、されるままになっている。
「こんな感じでいいですか。」
「ありがとう。気持ちよかった。」
いえ、と小さく答えて、どうしようかと視線を彷徨わせると、孝利の股間が目に入った。
うわ・・・。
さすが、体が大きいと・・・。
目をそらせずにいると、孝利が丸見え、と囁いた。
「えっ?あ!」
いつの間にか、隠すのを忘れていた股間が、孝利にばっちり見られていた。
「この距離ならコンタクト外してても見えるね。」
え?コンタクト?
目が悪かったのか。
「タマの、可愛いね。きれいな色してる。」
先っぽピンク色だ、とクスクス笑われた。かーっと体が熱くなる。
「もしかして、使ったことないの?」
「・・・ないです。」
童貞で悪かったな。女性は苦手なんだよ!
「ふーん。可愛い。ほら、洗ってあげるから、交代。」
孝利が立ち上がり、無理やりバスチェアーに座らされた。孝利が片膝をついて、背中を洗ってくれる。首筋や、耳の裏、敏感なところをなぞられて、ぴくんと前がふるえた。
まずい。まずいよ・・・。洗ってもらってるだけなのに、立っちゃいそう。
孝利の指が、つーっと背骨をなぞった。
「ひゃぁ。」
腰骨をくすぐられて、ペニスは半立ちだ。気が済んだのかシャワーで泡を流されるが、動けなくなってしまった。
「タマ、そんなに気持ちよかったの?嬉しいな。・・・ほら、中においで?」
と、バスタブに招かれる。孝利は先に湯につかっていた。仕方がないので、手で何とか隠しながら、バスタブをまたぐ。
バスタブは、男二人でもなんとか入れた。足が絡まってしまったが。
「もっと近くに来て?顔がよく見えない。恥ずかしがってる顔、見せて?」
これは・・・セクハラ?セクハラなのか?
思いながら、おずおずと少しだけ体を寄せる。
「触っていい?」
「・・・どこを?」
「可愛くなってるところ。」
やっぱりか・・・。
「だ、だめ。・・・です。」
孝利は、ふふふと笑うと、かまわずに手を伸ばしてきた。指先が触れて、びくんと震えてしまう。
「うん。いい形。知ってる?女性はこれを模したものに無意識に引かれるらしいよ?デザインの参考にしたいな。」
「やですってば。」
拒否しているのに、孝利の手はお湯の中で半立ちのそこを掴んだ。初めて、他人に触れられる。
「あっ、わっ!」
「こんなにして。君は、男に触れられても立っちゃうんだね。」
「ただの生理現象ですーっ!」
泣きながら、かぶりを振る。握られて、そこはもう固く立ち上がってしまっている。トクントクンと血が集まってくるのがわかる。久しぶりで、なんだかもう、もっと触られたい気分になっていた。ぬる、と亀頭に指が滑る。
「すごい。もう濡れてきたの?お湯の中なのにわかるね。」
イかせてほしい?と囁かれて、陥落した。コクリと頷く。すると、悪戯していただけの手が、明確な意図を持って動き出した。親指と人差し指で作った輪で、根元からしごき上げられる。自分でそうするのとは全く違う感覚だ。気持ちが良くて、どんどん固くなっていく。パシャパシャとお湯が躍る。その音にも煽られる。やがて、ぴくぴくと腿が痙攣を始めた。
高みはすぐそこ。ところが、孝利は手を放してしまった。
「立てる?ふちに手をついて、そう。出す時は外にね。」
巧みな手淫が再開される。腰が抜けそうだったが、必死でバスタブにつかまっていた。つま先が丸くなる。あっという間に上りつめ、がくがくと震えながら床に吐き出した。ボディーソープの甘い香りに、青臭いにおいが混じる。
「気持ちよかった?」
こく、と頷くのが精いっぱいだった。孝利は、絞り切るようにペニスをしごいて、溜まっていた精液を手に取る。そしてそれを、ペロ、と舐めた。
「な!何してるんですか?!」
「うん?味見。」
濃いね、と笑って、手をすすぎ、孝利は風呂場を出て行った。

 風呂場の床を掃除して、脱衣所で着方のよくわからないバスローブに手を通す。腰で紐を結んで、しかし下はノーパンだ。いたたまれない気持ちでリビングに向かうと、孝利がグラスで水を飲んでいた。見慣れないメガネ姿。飲む?と聞かれ頷くと、孝利は飲んでいた水を手渡してきた。
間接キス、二度目。
「タマは素直だね。嫌なら嫌って言っていいのに。」
いやも、だめも、言ったと思う。聞いてくれなかったけど。
「グラス、シンクに置いといて。」
言われて、飲み干したグラスをシンクに置きに行った。
「パンツ履いてる?」
聞かれて、首を横に振る。
「汗が引けたら着替えていいよ。パジャマは寝室のベッドの上に置いておいたから。」
言われて、じゃぁ、と部屋に戻ってみる。すると、ベッドの上にあったのは、ストライプの前ボタンのパジャマ。手触りはすこぶるいいが・・・。
「お揃いじゃん!」
がっくりと項垂れて、しかしせっかく用意してくれたものだ。バッグの中から下着を取り出し、パジャマを身につける。リビングに戻ると、孝利も着替えてきたところだった。やっぱり色違いでお揃いだ。
「どう?着心地いいでしょう。」
「はい。」
こんなにいろいろ用意されて、自分で買うものなんて一つもない。
支度金の十万は返そう。
そう思って、ソファーで丸くなるアンの隣に座った。背中を撫でてやると、気持ちよさそうに伸びをした。アーンと鳴いて立ち上がる。
そういえば、夕ご飯まだあげてなかったな。
餌場に行き、残った餌を捨てて、器を洗う。新しいカリカリを入れてやると、アンが音で分かったのか、餌場にダッシュしてきた。ガツガツとご飯を食べるのを見届けて、その場を離れる。
「可愛いね。どれくらい大きくなるの?」
「この倍くらいですかね。」
「へぇ。それは大きいね。」
孝利は、アンにも少しは興味があるようで、そんなことを言いながら、アンの食事を見守った。
「孝利さん、寝るのは何時くらいなんですか?」
朝が十一時だ。
「三時くらいかな。まだもう一仕事して、眠くなるまでネットで動画見て・・・。」
「さんっ・・・!」
どうしよう。付き合いきれない。絶対寝てしまう。
「タマはいいよ。朝も早かったんだし。スッキリしたことだし?寝て大丈夫だよ。仕事するからかまってやれないしね。」
引っかかるところはあったが。
「あ、じゃぁ寝ます。」
「うん。また明日ね。」
部屋に戻ると、気疲れしたのか、すっきりしたからなのかわからなかったが、眠気に襲われてそのまま寝てしまったようだった。
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