前触れなく感じてしまう体質をなんとかしてほしい

Sui

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朝っぱからなんとかしてほしい 〜ケンタ〜

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 前触れもなく突然感じてしまう身体は、初めて精通したときだった。そのときに、まるで身体が水に包まれるような感覚がした——けど身体を見て触れたりしてみたがなんともなかった。だが、そこから体質がおかしくなったのだ。

 前触れもなく突然来る「快感」は、まるで媚薬を飲んだかのように身体が熱くなり、思わず快感に繋がる敏感なところを触れずにいられない。性欲スイッチが壊れてる状態という感じだろうか。

 が収まるには射精するしかなかった。

 最初のしばらくは僕自身を擦るだけで事足りてた。しかしだんだんと、物足りなくなっていく。
 乳首も感じるらしいと知った時は、ムズムズする欲望をかき消したくて躊躇することなくいじって…。最初のころはさわっても感じなかったのが、今や衣類に触れただけでもビクンとなるぐらいになっている。
 そして、後ろの穴にも性感帯があると知った日には、ゾクゾクしたのを覚えてる。初めて前立腺に触れた時なんか、気持ちよくてすぐイったのビックリしたんだっけ。

 まぁ、エロいことは好きだし、罪悪感とかはない。恥ずかしいけど気持ちいいのは逆らえない。それに射精しとけばあっさりと治まるし、と気にしていない。いないのだが一つだけ困っていることがある。

 前触れもなく突然感じてしまうこの体質は、いつ来るのかすら分からないのだ。毎日来ることもあれば、忘れた頃に来ることも。時間も環境も関係ない。
 食事中だったり、外出中だったり、仕事中だったり——どんな環境であれ関係なく来るのだ。これだけはなんとかしてほしい。
 流石に人前で射精する性癖は全くないのだから。

 そんな僕の情事を気付いたのが、幼い時からいつも一緒にいるワタルだった。

「なぁ、その性処理、俺に任せてみない?」

 いつだったか、お互い仕事が終わりケンタん家で飲もうぜ、とワタルの提案に、ケンタは自分の体質に危惧を持ちながらも、まぁなんとかなるかな…と受け入れたのが事の始まりだった。

 まさか、ワタルが僕の体質をとうに気付いて、チャンスを常に伺っていたなんて思いもしなかった。

「どう…いう……こ…とだよ…?」
「だから、その感じてるカラダ、俺がなんとかしてやるよってこと」

 普通にいつも通りお酒飲んでツマミを食べて話して——のつもりが、不意に性欲スイッチがオンになり背中から下半身に撫でられるように来た時はヤバい、今すぐトイレ行かねばと立ち上がった瞬間、ワタルが突然ケンタの手首に掴まれ言われたのだ。俺に任せてみない?、と。

「俺、知ってるんだ。前触れもなく突然感じてしまうカラダだってことを。気付いたらいつも突然どこか消えてしまうから、一回……気にかけてこっそりついてきてみたことがあるんだ」

 マジかよ。周囲には気をつけてたのに。いやでも快感に負けて気が抜けてしまったことはあったかもしれない。

「俺たち親友じゃないか。一人だけだと大変だろう?どう性処理してるんだ?」

 ワタルはけろりと訊ねてくる。性処理ってちょっとまて。前から知ってた?いつからだ?

「いつ……からっ…? いあ、待って、その前に抜かな…っ」

 ワタルが僕の手首を掴まれたことで、トイレ行こうにも行けず、そして今まで出来るだけすぐ性処理をしてたぶん、なかなか致せないことがさらに快感を増していた。僕自身はもう我慢できないくらいになっていて、立てることすらしんどい。これじゃ、トイレへ移動することすら出来ない。

 しかし、ワタルの前でするのは勘弁したい。というかそもそも人前でするのはありえない。
 たとえ親友であっても、こんなことお願いするもんじゃない。

 だが、頭の中はもう快感でいっぱいになっている。

 イきたい。出したい。

 もうそれしか考えられなかった。

「…わかった……任せる……から、なんとかしてくれ」



 あれからずっと彼に性処理を任せている。
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