4 / 38
朝っぱからなんとかしてほしい 〜ケンタ〜
03
しおりを挟むワタルの顔が間近で見れる事に気づき、どんな顔をしているのだろうと、ちらりと見る。
ワタルは周囲からよくモテていた。何をしていてもサマになる、そんなレベルのイケメン。恋人がいてもおかしくない。だが、そんな浮ついた話は聞かないし、僕の体質のために研究するとか本当なに考えてんだろう。
幼なじみで親友である僕に興奮することなんてあるのか…?
体質のせいで、何かを見て性的に興奮するというのはまだ経験していない。好きな人もまだである。肉体的には色々と済ませてしまっているのだが、精神的には未熟の状態だった。
「なに? ずっと俺の顔を見てて、どうした?」
ちらりのつもりが、いつの間にか長いこと見てたらしい。
「いや、整えられた顔だなぁ…って、ふぅんっ」
後孔に抜き差ししていた2本の指が突然前立腺部分を強く擦られる。その刺激から逃れるかのように顔をワタルの首もとにうずめてしまう。
「そうか。俺はケンタの左目の下にあるホクロが色っぽいと思ってるよ。……なめてみたい」
「すんなよ。僕らはただの幼なじみだろう…っ?」
「そうだな。俺たちは…幼なじみで…親友……だな。さて、そろそろほぐれてきたな」
眉を顰めて言ったワタルは、指を抜き出した。
抜かれた後は寂しさがあるものの、これから来る事を考えると後孔がキュウンと収縮し、パクパクしてしまう。
「朝立ちからそのままだから、いつもよりはカタい…はずだぜ?」
「…あほっ、おっさんくさい…っ!」
綺麗に整っている顔でそんなこと言わないでくれ。
「うしろから挿れることできる…? 乳首は俺がいじっとくから」
僕は乳首から手を離し、ワタルの太股をつかみ身体を浮かして膝を立てる。後穴をワタル自身の先端に合わせようとするものの、潤滑油のせいで滑りなかなか定まらない。
仕方なく、片手をワタル自身に掴み、挿れるように少しだけ力を入れ、腰を下げてみるが…。
掴んだ時に感じるワタル自身の大きさとう鼓動。本当に興奮してるんだな、と思う。オトコの性っていうものなんだろうな。
ワタルは潤滑油がまだ残っている手で乳首をいじり続けている。
ヌルヌルで摘めず滑っていく感触や、五指で敏感な先端をさすられたりしてて、その刺激のせいで身体がビクビクして止まらず、挿れることができない。
「わたるぅ…、腰、うごけっ…」
自分だけではなかなか挿れることができないため、ワタルも協力してもらおうとお願いする。
「…動いてやるよ…、ほらよっ」
「ひゃはぁあんっ」
亀頭がズブッといきなり入られ、つい嬌声をあげてしまう。イきかけたが、ワタルがまだ僕自身を締めていたので、射精せずに済ませられた。もし、ここで射精してしまうと、ワタルがかわいそうだ。
先端が入れば、あとは深くまで差し込み前立腺部分が届くまで腰を下げる。
コツンと突けば、その刺激の気持ちよさに腰が上がってしまい、そしてまた下がる。その繰り返しで。
「はぁっ、もう、イきそうっ…」
「まだ早い。これからだろう」
乳首をいじっていた手はいつのまにか、15センチほどの紐をもっていた。ワタルの少し長めの髪をまとめるために後ろにしばっていたものだ。
「両手、使いたいんでね。まだイきたくないんだろう…?」
そう言いながら僕自身を紐で絞めた。
「俺がイくときには、ほどいてやるから安心しろ」
「はっ…あっ、キツ、いっ…」
「お互いスッキリするためには我慢しろよな。ケンタ…」
そうだ。お互いスッキリするには、これしかない。僕だけスッキリするのはさすがに後ろめたい。
ワタルは両手を使えるようになったら、僕のひざの裏に回し、足を広げながら持ち上げ、激しく上下を揺らした。
「はぁっ、あんっ、わたるっ、ああっ」
重力で落とされる瞬間がとてつもなくやばい。そのときに前立腺をこすられて奥まで突かれるのもやばい。
イきたくても、紐で絞められているからイけなくて苦しい。
こんなに快感で溺れてるのに、射精すると余韻もなくあっさり消えてしまうんだから、この体質やっぱりおかしい。
10
あなたにおすすめの小説
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
番に見つからない街で、子供を育てている
はちも
BL
目を覚ますと、腕の中には赤ん坊がいた。
異世界の青年ロアンとして目覚めた「俺」は、希少な男性オメガであり、子を産んだ母親だった。
現世の記憶は失われているが、
この子を守らなければならない、という想いだけははっきりと残っている。
街の人々に助けられ、魔石への魔力注入で生計を立てながら、
ロアンと息子カイルは、番のいない街で慎ましく暮らしていく。
だが、行方不明の番を探す噂が、静かに近づいていた。
再会は望まない。
今はただ、この子との生活を守りたい。
これは、番から逃げたオメガが、
選び直すまでの物語。
*不定期連載です。
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
僕の、しあわせ辺境暮らし
* ゆるゆ
BL
雪のなか僕を、ひろってくれたのは、やさしい男の子でした。
ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります!
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?
キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。
知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。
今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど——
「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」
幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。
しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。
これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。
全8話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる