前触れなく感じてしまう体質をなんとかしてほしい

Sui

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ケンタのピュアさをなんとかしてほしい 〜ワタル〜

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 ケンタとの関係は肉体的には深いが、精神的には友情止まりである。
 見かけはワイルド系でも、実際はビクビクしがちだったりするし、ファーストキスに夢を持っていたりする。

 そう、実は二人ともセックスした仲ではあるが、キスはまだだったりするのだ。

 初めて『セックスしよう』と言ったときなんか、心臓が飛び出るほど緊張していて……。




 あの時は手だけの性処理をいくつか試し、それでも十分感じてくれたケンタだったが、つい欲が出てしまい乳首を舐めたのがキッカケだった。
 手でいじったときより感じていると分かったとたん、吸って貪りたい気持ちを抑えるの大変だった。

「舐めたほうが感度がすごいな……、このままやってみる?」
「んん…っ、聞くなよ…」
「オッケー、じゃああちこち舐めてみるぞ」

 了承は得たと興奮し、勢いを任せて乳首だけではなく首筋、鎖骨、背中におへそ、そしてワタル自身までも舐めまくった。
 もちろんワタル自身をじっくり舐め、くびれや鈴口も舌先を硬くしコリコリとするのを忘れずに。
 感じるところを舐めていくたびにビクビクと動いてしまう身体を舌で感じるのがたまらない。
 その時の俺はタガが外れていて、うっかり言ってしまったのだ。

「なぁ……いつかココに、俺を、入れてもいいか…? もしかしたら体質なんとかなるかもだぞ…?」

 そういってケンタの後孔を指でなぞっていく。

「は…? どういうことだよ…?」
「セックス、してみない…?」
「はぁ⁉︎」

 当然の反応である。しかし欲望のままに身を任せていた俺には、このときの頭の回転の早さといったら人間って強欲だなと実感する。心臓はバクバクしてるけど、ケンタはきっと気付いていない。

「ここ最近、毎日性欲スイッチの間隔が少しずつ延びてるだろ…? おそらくな、ケンタの感度によって決まってると思うんだ。もちろん自分の手だけでも問題はないが、俺が手で施してる濃度によって延びているは確認済みだ。となると」
「ごめ、よくわかんな……」
「人との触れ合いをより深くすれば、延びるのではないかと思うんだよ」
「人との…触れ合い……」
「そう、試しに俺と触れ合い…もといセックスはどうかと。あ、キスはしないでおくな」
「キス……? なんでキス…?」

 初めて舌で舐められ、いつもより感じているケンタには頭があまり回っていなかった。
 きっとキスしてもおそらく問題はないだろう。しかし、キスするなら好きな人とがいいだろう。
 ただその相手が俺であれと願わずにいられないけれど。

 本当はキスだけじゃなく舌も入れて、口の中を思いっきりねぶりたい気持ちを抑えるために自分の下唇を舐めた。

「そう、ファーストキスは大事だからな。好きな人にあげてやれよ」
「……わかった…」
「よし、セックスするにもココの準備は必要だからな。少しずつ慣らしていくぞ」

 いつもだったら、前立腺を刺激するために指二本まで入れてイかせていたが、今回は三本に増やして慣らすつもりだった。
 しかし、二本で慣れていても三本だとキツいらしく緊張がほぐれておらず、これではイくこともできないので先ほど舐めただけだったケンタ自身をくわえた。

「なっ、ちょ、ワタルッ!」

 くわえられたのが衝撃だったのかで俺の頭をつかみ離そうとしたが、すかさず吸って舌でキュッと締めた。

「ひああっ!」

 嬌声が出たとたん後孔が弛んできたので、即座に三本目を挿入すると……ケンタ自身をくわえていた口の中で苦い味が広がっていく。

「…イっちゃったな」

 まさかコレでイっちゃうとは思わなかった。初めてばかりで感度がいつもより凄かったのだろうか。
 口の中で出したことに気付いたケンタは慌てていた。

「あっ、吐いていいからっ」
「いや、突然すぎて飲み込んだ」
「えー…マジか。ごめん」
「あー気にしないで。大丈夫」

 ケンタのだからな。

「まぁ、指三本いけたし、次の性欲スイッチは指三本まで慣らしとくか」
「……おう」




 今思えば、よく話が通ったなと思う。
 あの後セックスも案外受け入れてくれて、うっかり勘違いしてしまいそうになる。

 ケンタも俺のことが好きなのでは? と——。
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