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じれったいのなんとかしてほしい 〜ワタル〜
04
しおりを挟む性欲スイッチが入っていない時に自分のを一人で済ませようとしたのを怒られてから、必ず一緒にイくことを守っていた。ただ、今は森の中で、外である。それでも一緒にイくのは外せないのだろうか?
「当然…だろ…っ」
当然なのか。どんな気持ちで言っているのか分からないが、自分もギンギン勃っているのでその言葉はありがたい。
「分かった。あとでお前の手を借りるぜ…」
ケンタの返事を待たずに、ケンタ自身をくわえる。くわえるだけでなく、強く吸ったり、先端の口にチロチロしたりする。
ついでに後孔に二本の指を挿れ、前立腺部分を集中に攻める。
いつもだったら喘ぎ声が聞こえるのだが、今回は吐息が洩れたり、くぐもった声しか聞こえない。これはこれでクる。
「本当はココを挿れたいところだが、この後が大変だからな…。指だけにするぞ」
もしナカで出してしまったら、掻き出さなきゃいけない。森の中だから近くにシャワーなんてないし、かといってそのままはダメだ。
二本だったのが三本に増やす。いつのまにか、難なく入るようになったケンタの後孔。それでもキツく締め付ける。
そろそろイきそうになってきたところで、フェラをやめる。そして自分の性器をズボンから取り出し、ケンタの性器と重ねた。
「ケンタ……片手だけはずして…」
自分の口を塞いでた両手を片方だけはずし、俺たちの性器に触れてもらう。
「二本分、こすって。俺も一緒にこするから」
より密着するために、正常位と同じようにケンタの両足を俺の太股に乗せ、引っ張り上げた。
「これでもっと気持ちいいだろ…?」
ケンタは片手で口を塞いだままコクコクと頷き、続けて俺たちのを擦ってくれる。
その手を重ね、お互いのカリや裏筋を重ね合い押しつぶしたり、擦り合わせたり、亀頭同士くっついたり離したり。その様子が見えるだけでもかなり卑猥で、早くイかないと俺がヤバいことになりそうだ。
ケンタは今、快楽で溺れてる。外だからか、いつもより違う感じだ。
そして俺も少しだけ、タガが外れていて……。
もうイく、と思った時にすぐケンタを強く抱きしめ、
「……好きだ………」
囁くようなとても小さい声でつぶやいてしまった。
◇
あの後、つい言ってしまったことに後悔していたワタルだったが、ケンタからは何も言ってこない。
もしかして聞いていなかったかも?という安堵はあれど、とりあえず今は護衛の仕事を全うしなければならない。
「まだ成っていないのばかりだ。もう少しあっちに行こう」
夜明け後しばらくはお互い静かだったが、目的である果実の木々を見つけたあとは、先ほどは夢だったのかと思うほどいつも通りだった。
「待て。このエリアから出ると魔物が出やすいから気を……」
「わー! ワタルー!!」
「あぁもう言ったそばから!!」
デジャヴじゃないか。
おかげであまり気にせず仕事に集中できそうだ。今はケンタの大雑把、そして向こう見ずなのがありがたかった。
…昨日よりも遭遇した気がすると少しばかり疲労を感じた矢先、ケンタから喜びの声が聞こえた。
「あったぞ! 探していた果実! しかもいい感じだ!」
試しに一口かじった果実をつかんだ手で振りながら、とても嬉しそうな顔で果実の木々を指さしていた。
「良かったな。どのくらい必要なんだ?」
「そうだな。三十個くらいかな」
「分かった。俺は魔物が来ないよう見張っておくから、安心して採っておいてくれ」
ウキウキと木に登り、果実を一個ずつ確認しながら採っている様子が見て取れる。
「これをパイにすると、とても美味しいんだぞ~! イベントに出すとすぐ無くなるんだけど、今回はおまえのために一片残しておくな。護衛の御礼」
笑顔で話しかけてくれる。そういえばしばらく笑顔なんて見てなかったな……。
つられて自分も笑顔になると、ケンタは何やら慌てて続きを再開した。
「落ちないように気をつけろよ~」
「わぁってるって!」
大丈夫そうだな。あとは無事戻るだけだ。
おそらく、果実のために慎重に移動するだろうだから行きよりは安全…なはずだ。そう願う。
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