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第一章「宿命の子どもたち」 後編
第18話
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蝦夷は、入鹿の顔を見た時、言葉がなかった。
その顔は殺気立っている。
「重臣会議は揉めているのか?」
「はい、それで、父上にお願いがございます」
「なんじゃ?」
「大臣を、お譲りください」
「なんじゃと?」
「父上、もはや一刻の猶予もありません。このまま後継者問題が長引けば、大乱になりかねません」
「それで?」
「大臣として、私が決定を下します」
見つめ合った二人の間には、しばらくの沈黙があった。
「良かろう……、大后には、ワシから言っておこう」
「ありがとうございます」
入鹿は、立ち上がって部屋を出た。
「大郎、早まった真似をするなよ」
蝦夷は、入鹿の背中に言った。
その顔は殺気立っている。
「重臣会議は揉めているのか?」
「はい、それで、父上にお願いがございます」
「なんじゃ?」
「大臣を、お譲りください」
「なんじゃと?」
「父上、もはや一刻の猶予もありません。このまま後継者問題が長引けば、大乱になりかねません」
「それで?」
「大臣として、私が決定を下します」
見つめ合った二人の間には、しばらくの沈黙があった。
「良かろう……、大后には、ワシから言っておこう」
「ありがとうございます」
入鹿は、立ち上がって部屋を出た。
「大郎、早まった真似をするなよ」
蝦夷は、入鹿の背中に言った。
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