72 / 195
第二章
第72話:巨鳥の従魔
戻ってきたティアナは、約束通りヴィオンを連れていた。
セリシャの部屋に入ってきたヴィオンは嬉しそうな笑みを浮かべていたが、楓がいることに気づくと怪訝な表情を浮かべる。
「……どうしてお嬢さんが?」
「実は私、従魔具職人なんです」
「そうなのか? ……え、この場にいるということは、もしかして?」
楓がここにいる理由に気づいたヴィオンは、嬉しそうにしていた表情が一気に青ざめてしまう。
「も、申し訳ない! お嬢さんが従魔具職人だとは知らず、失礼な態度を!」
「お気になさらないでください! 私も何も言っていなかったわけですし!」
「……それでも、申し訳なかった」
Sランク冒険者とは思えないほどの腰の低さで、ヴィオンは丁寧に謝ってくれた。
「……それでは、謝罪を受け取りますので、顔を上げてください」
「……ありがとう」
顔を上げたヴィオンは苦笑を浮かべながら、感謝の言葉を口にした。
「誤解も解けたようだから、話を進めましょうか。ティアナさん、ヴィオンには話を通しているのでしょう?」
「従魔具を作ってくれると聞いているが、本当だろうか?」
「本当よ。何よ、あんた。私の言葉が信用できないってわけ!」
ここでもケンカ腰に声を掛けたティアナを見て、楓が口を挟む。
「ティアナさん、落ち着いてください」
「ぐぬぬっ!」
「……はぁ。本当ですよ、ヴィオンさん」
改めて楓が本当だと伝えると、ヴィオンはホッとした表情で口を開く。
「助かるよ。実は、王家からの指名依頼を受けていてな。少しでも戦力を上げておこうと思っていたんだ」
「やっぱり、そうだったんですね」
「ん? 知っているのか? ……あぁ、ティアナから聞いていたんだな」
ヴィオンは最初こそ首を傾げたが、ティアナと一緒にいた楓の姿を思い出すと、納得顔で頷く。
「別に内緒の話でもないでしょうに。バルフェムでも噂になっているのよ?」
「分かっているさ」
ここまで話をした中で、楓は気になったことを質問する。
「……あの、ヴィオンさん。依頼については分かったんですけど、従魔はどちらに?」
ヴィオンは今回、従魔具を作ってもらうためにここを訪れている。
しかし、その肝心な従魔の姿がどこにもなく、楓は首を傾げてしまう。
「俺の従魔は大型でな。建物の中には入れられないから、外で待ってもらっているんだ」
「そうなんですね。それじゃあ、商業ギルドの裏にある従魔房に?」
「いいや、その外だな。従魔房にも入らないんだ」
「……そ、そんなに大きいんですか?」
予想外の答えに、楓は驚きの声を漏らした。
「俺の従魔は大きい鳥なんだ。雷鳥だな」
「大きい鳥! 雷鳥!」
ヴィオンが従魔のことを語ると、楓は目をキラキラさせて同じ言葉を繰り返した。
「早速行きましょう! 早く見てみたいです!」
「分かった」
それから楓たちは、全員で商業ギルドを出ると、裏手にある従魔房の方へ向かう。
従魔房に入らないほど大きな雷鳥とは、いったいどのような存在なのか。
ワクワクしながら歩いていると、従魔房の前に佇む大きな鳥を見つけた楓は、感動のあまり口を開けたまま固まってしまう。
「……ふわぁぁ~!」
「ライゴウ」
「ヂキキ?」
ヴィオンが雷鳥の名前を呼ぶと、ライゴウは鳴きながら振り返る。
体長は四メートルに迫るほどで、黄色をメインとした体毛に、緑色と白色が差し色のように生えている。
顔はほっそりしており、雷鳥の名前の通り、雷を彷彿とさせる体形をしていた。
「こいつはライゴウ。俺の従魔で、相棒だ」
「カッコいいですねー!」
「ギギュ!?(なんだと!?)」
「張り合わないの、ピース?」
「ギュギュギュッ!(ぐぬぬっ!)」
どうにもカッコいいという言葉に反応しないと気が済まないのか、ピースはすぐにライゴウへ対抗心を燃やし始めた。
「ヴィオンさん。ライゴウさんに触っても大丈夫ですか?」
「構わないか、ライゴウ?」
「ヂキ」
ヴィオンの言葉にライゴウが長い首を縦に振ってくれる。
「構わないようだ」
「ありがとうございます」
それから楓はお礼を口にすると、ライゴウへと近づき、その体毛に触れる。
思っていたよりも硬めの体毛だが、それでもヴィオンがきちんと手入れをしているのか、触り心地がとても良い。
「……初めまして、ライゴウさん。私は従魔具職人の楓と言います」
ライゴウの体毛を堪能した楓は、表情を真剣なものに変えて自己紹介を口にした。
「ヂキキュキュキュ、ヂギヂギギギュギ?(彼らから聞いたが、本当に俺たちの言葉が分かるのか?)」
「分かりますよ。こうして触れていなければダメですけどね」
「ヂチ! ヂチキュギュ、キュンキュヂ!(おぉ! 本当なのか、すごいな!)」
「ん? なんだ、何をしているんだ?」
楓が従魔と会話ができると知らないヴィオンは、困惑顔で問い掛けた。
「どうよ、うちのカエデは! 彼女は従魔と会話ができる、最高の従魔具職人なのよ!」
「……従魔と会話、だと? それは本当なのか、お嬢さん?」
「はい。こうして触れた相手の言葉であれば、翻訳して会話ができるんです」
「……それは、すごいな」
ヴィオンも楓のサブスキル〈翻訳〉の有能さに気づいたのか、驚きの声を漏らす。
しかし、楓の本当のスキルは〈翻訳〉ではなく〈従魔具職人EX〉だ。
「これから、ライゴウさんの希望を聞きながら従魔具を作りたいと思っています。希望を聞かせてくれませんか?」
楓がそう口にすると、ライゴウは自らの希望を伝え始めた。
セリシャの部屋に入ってきたヴィオンは嬉しそうな笑みを浮かべていたが、楓がいることに気づくと怪訝な表情を浮かべる。
「……どうしてお嬢さんが?」
「実は私、従魔具職人なんです」
「そうなのか? ……え、この場にいるということは、もしかして?」
楓がここにいる理由に気づいたヴィオンは、嬉しそうにしていた表情が一気に青ざめてしまう。
「も、申し訳ない! お嬢さんが従魔具職人だとは知らず、失礼な態度を!」
「お気になさらないでください! 私も何も言っていなかったわけですし!」
「……それでも、申し訳なかった」
Sランク冒険者とは思えないほどの腰の低さで、ヴィオンは丁寧に謝ってくれた。
「……それでは、謝罪を受け取りますので、顔を上げてください」
「……ありがとう」
顔を上げたヴィオンは苦笑を浮かべながら、感謝の言葉を口にした。
「誤解も解けたようだから、話を進めましょうか。ティアナさん、ヴィオンには話を通しているのでしょう?」
「従魔具を作ってくれると聞いているが、本当だろうか?」
「本当よ。何よ、あんた。私の言葉が信用できないってわけ!」
ここでもケンカ腰に声を掛けたティアナを見て、楓が口を挟む。
「ティアナさん、落ち着いてください」
「ぐぬぬっ!」
「……はぁ。本当ですよ、ヴィオンさん」
改めて楓が本当だと伝えると、ヴィオンはホッとした表情で口を開く。
「助かるよ。実は、王家からの指名依頼を受けていてな。少しでも戦力を上げておこうと思っていたんだ」
「やっぱり、そうだったんですね」
「ん? 知っているのか? ……あぁ、ティアナから聞いていたんだな」
ヴィオンは最初こそ首を傾げたが、ティアナと一緒にいた楓の姿を思い出すと、納得顔で頷く。
「別に内緒の話でもないでしょうに。バルフェムでも噂になっているのよ?」
「分かっているさ」
ここまで話をした中で、楓は気になったことを質問する。
「……あの、ヴィオンさん。依頼については分かったんですけど、従魔はどちらに?」
ヴィオンは今回、従魔具を作ってもらうためにここを訪れている。
しかし、その肝心な従魔の姿がどこにもなく、楓は首を傾げてしまう。
「俺の従魔は大型でな。建物の中には入れられないから、外で待ってもらっているんだ」
「そうなんですね。それじゃあ、商業ギルドの裏にある従魔房に?」
「いいや、その外だな。従魔房にも入らないんだ」
「……そ、そんなに大きいんですか?」
予想外の答えに、楓は驚きの声を漏らした。
「俺の従魔は大きい鳥なんだ。雷鳥だな」
「大きい鳥! 雷鳥!」
ヴィオンが従魔のことを語ると、楓は目をキラキラさせて同じ言葉を繰り返した。
「早速行きましょう! 早く見てみたいです!」
「分かった」
それから楓たちは、全員で商業ギルドを出ると、裏手にある従魔房の方へ向かう。
従魔房に入らないほど大きな雷鳥とは、いったいどのような存在なのか。
ワクワクしながら歩いていると、従魔房の前に佇む大きな鳥を見つけた楓は、感動のあまり口を開けたまま固まってしまう。
「……ふわぁぁ~!」
「ライゴウ」
「ヂキキ?」
ヴィオンが雷鳥の名前を呼ぶと、ライゴウは鳴きながら振り返る。
体長は四メートルに迫るほどで、黄色をメインとした体毛に、緑色と白色が差し色のように生えている。
顔はほっそりしており、雷鳥の名前の通り、雷を彷彿とさせる体形をしていた。
「こいつはライゴウ。俺の従魔で、相棒だ」
「カッコいいですねー!」
「ギギュ!?(なんだと!?)」
「張り合わないの、ピース?」
「ギュギュギュッ!(ぐぬぬっ!)」
どうにもカッコいいという言葉に反応しないと気が済まないのか、ピースはすぐにライゴウへ対抗心を燃やし始めた。
「ヴィオンさん。ライゴウさんに触っても大丈夫ですか?」
「構わないか、ライゴウ?」
「ヂキ」
ヴィオンの言葉にライゴウが長い首を縦に振ってくれる。
「構わないようだ」
「ありがとうございます」
それから楓はお礼を口にすると、ライゴウへと近づき、その体毛に触れる。
思っていたよりも硬めの体毛だが、それでもヴィオンがきちんと手入れをしているのか、触り心地がとても良い。
「……初めまして、ライゴウさん。私は従魔具職人の楓と言います」
ライゴウの体毛を堪能した楓は、表情を真剣なものに変えて自己紹介を口にした。
「ヂキキュキュキュ、ヂギヂギギギュギ?(彼らから聞いたが、本当に俺たちの言葉が分かるのか?)」
「分かりますよ。こうして触れていなければダメですけどね」
「ヂチ! ヂチキュギュ、キュンキュヂ!(おぉ! 本当なのか、すごいな!)」
「ん? なんだ、何をしているんだ?」
楓が従魔と会話ができると知らないヴィオンは、困惑顔で問い掛けた。
「どうよ、うちのカエデは! 彼女は従魔と会話ができる、最高の従魔具職人なのよ!」
「……従魔と会話、だと? それは本当なのか、お嬢さん?」
「はい。こうして触れた相手の言葉であれば、翻訳して会話ができるんです」
「……それは、すごいな」
ヴィオンも楓のサブスキル〈翻訳〉の有能さに気づいたのか、驚きの声を漏らす。
しかし、楓の本当のスキルは〈翻訳〉ではなく〈従魔具職人EX〉だ。
「これから、ライゴウさんの希望を聞きながら従魔具を作りたいと思っています。希望を聞かせてくれませんか?」
楓がそう口にすると、ライゴウは自らの希望を伝え始めた。
あなたにおすすめの小説
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
モフモフテイマーの、知識チート冒険記 高難易度依頼だって、知識とモフモフモンスターでクリアします!
あけちともあき
ファンタジー
無能テイマーとしてSランクパーティをクビになったオース。
モフモフテイマーという、モフモフモンスター専門のテイマーであった彼は、すぐに最強モンスター『マーナガルム』をテイムするが……。
実はオースこそが、Sランクパーティを支える最強メンバーだったのだ。
あらゆるモンスターへの深い知識。
様々なクラスを持つことによる、並外れた器用さ。
自由になったオースは、知識の力で最高の冒険者へと成り上がっていく。
降って湧いた凶悪な依頼の数々。
オースはこれを次々に解決する。
誰もがオースを最高の冒険者だと認めるようになっていく。
さらに、新たなモフモフモンスターが現れて、仲間も増えて……。
やがて、世界を巻き込む陰謀にオースは関わっていくのだ。
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
『なでなで』しかできないと追放されたテイマー少女、無自覚に神獣をワンコ化して無双する
葉山 乃愛
ファンタジー
「お前の『なでなで』なんてゴミスキル、戦闘じゃの役にも立たねえんだよ!」
冒険者パーティーを無情にクビにされたテイマーの少女・ミレーヌ。
彼女の持つスキルは、対象を優しく撫でるだけの、攻撃力ゼロ、射程距離ゼロのハズレ枠。
行く当てもなく、命の保証もない『迷いの森』へ迷い込んだ彼女が出会ったのは、一匹の「大きな黒いワンちゃん」だった。
「わあ、フワフワ! よしよし、寂しかったの?」
空腹で死にかけ、ただモフモフに癒やされたかったミレーヌは、持ち前のスキルでその巨体を撫で回す。
だが、彼女は知らなかった。
そのワンちゃんの正体が、かつて世界を終焉に導きかけた伝説の神獣『フェンリル』であることを。
そして、ミレーヌの「なでなで」は、ただの愛撫ではなかった。
どんな凶悪な魔物も一瞬で野生を失い、絶対の忠誠を誓う「神の愛撫」だったのだ!
「次は大きな赤いトカゲさん? 鱗がツヤツヤで綺麗だね!」
伝説の赤竜(レッドドラゴン)さえも「アカくん」と名付けてペットにし、ミレーヌは危険地帯のど真ん中に、世にも恐ろしい(本人は幸せな)モフモフ・スローライフを築き上げていく。
一方、彼女を捨てた元パーティーや、異常事態を察知した王国騎士団は、ミレーヌの背後に控える「終末の軍団(※ただのペット)」を見て、泡を吹いて絶望することになるのだが……。
「みんな、とってもいい子ですよ?」
本人はどこまでも無自覚。
最強の神獣たちを従えた、少女ののんびり無双劇が今、幕を開ける!
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。