転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた

季未

文字の大きさ
39 / 72

39話

しおりを挟む
魔族の冒険者、ヴォルグとミラに遭遇してから数日が経過した。
圧倒的な強さを目の当たりにして以来、俺たちは森での活動を慎重に行いつつひたすら内政──つまりDP稼ぎに没頭していた。

[N]セージ・スライムによる資源管理と[N]コボルト・マイナーによる採掘。 
そして[R]ジェネラルと[R]デストロイヤー、[R]ウルフによる高ランク魔物の狩猟。

この最強の生産体制をフル稼働させ、極力無駄な出費を抑えて貯蓄に励んだ結果……。

[DP: 350] …… [DP: 5000] …… [DP: 10250]

(1万……!ついに大台に乗ったぞ!)

俺は脳裏に浮かぶ数字を見てないはずの震えを覚えた。 1万DP。
これだけあれば[N]ガチャを20回引けるし、[R]ランクへの進化だって複数体可能だ。塔の増築も思いのままだろう。 以前なら小躍りして喜んでいたところだ。

(だけど……油断は禁物だ)

俺はすぐに気を引き締める。 魔族たちのデタラメな強さや森の奥に潜む[R]アント・ジェネラルの軍勢。 それらに対抗するには1万あっても安心はできない。
考えなしに使えばあっという間に枯渇してジリ貧になるのは目に見えている。 いざという時の切り札として……戦局をひっくり返す投資として……使い道は慎重に吟味しなければならない。

(……ふぅ。数字ばかり見てても気が滅入るな。少し休憩しよう……)

俺は意識を切り替え、すぐ傍にいる少女──この拠点の唯一の居住者に目を向けた。

(リナの様子はどうだろう?)

俺は意識をリナに向けた。
そこには戦いの殺伐とした空気とは無縁の穏やかな時間が流れていた。

「……ふふっ。くすぐったいよぅ」

鈴を転がすような笑い声が聞こえる。
俺の視線の先には、先日DPで生成した粗末な木製のベッドの上で小さな影と戯れているリナの姿があった。

彼女の相手をしているのはトイレ清掃用に配置されたはずの[C]クリーナー・スライムだ。
半透明の水色のゼリー状の体をしたそのスライムは、リナの膝の上でぽよんぽよんと跳ねたり彼女の指先にまとわりついたりしている。

「よしよし、いい子だねぇ。いつもお掃除ありがとうね」

リナはスライムの冷たい感触を嫌がるどころか、愛おしそうに頭(?)を撫でている。
かつては魔物をあれほど恐れていた少女が、今ではこうして心を通わせている。 その姿は異形の魔境における唯一の癒やしかもしれない。
……自分の排泄物を掃除してくれる魔物と遊ぶのは、少しばかり恥ずかしいような気もするが……まぁ彼女が喜んでるならいいだろう。

俺は石の身でありながら、目じりが下がるような感覚を覚えた。 
[UC]白百合の聖法衣に身を包んだ彼女は、窓から差し込む光を浴びて、本当にどこかの聖女か天使のように見える。

しばらくスライムと遊んでいたリナだったが、ふと表情を引き締めた。
彼女はベッドから降りると、部屋の隅に立てかけてあった[UC]乙女の聖杖を手に取った。

「……よし。遊んでばかりじゃダメだよね」

彼女は誰に言うでもなく呟くと、俺の方──祭壇のように置かれたコアに向かって真剣な眼差しを向けた。

「神様はこんなに良くしてくれているんだもん。……私ももっと役に立たなきゃ」

(リナ……?)

彼女は杖を胸の前で構え軽く目を閉じて集中し始めた。 
小さな体から、微弱だが確かな魔力の波長が立ち昇るのが分かる。

どうやら、魔法の練習を始めるようだ。

「えっと、イメージして……傷を塞いで、痛みを消して……」

ブツブツと呪文……ではなく彼女なりのイメージ構築の言葉を呟いている。
その時、部屋の入り口から一匹の[UC]ジャイアントラットがひょっこりと顔を出した。

「キィキィ……」

偵察任務から戻り報告のために上がってきた個体だろうか。
前足には、茨で切ったのか赤い擦り傷ができている。

「あ、ネズミさん! 怪我してるの?」

リナはラットに気づくとすぐに駆け寄ってしゃがみ込んだ。
 [UC]ジャイアントラットは巨大なネズミだ。普通なら悲鳴を上げて逃げ出すような魔物だが、もう見慣れているのかリナは躊躇なく前足に触れた。

「痛かったね……じっとしててね」

彼女は震える手で杖の先端をラットの傷口に向ける。

「癒やしを。ヒール!」

彼女の声に応え杖の先端に埋め込まれた宝石がカッと輝いた。
エメラルドグリーンの光の粒子が溢れ出し、ラットの傷口を優しく包み込む。

(おぉ……!)

以前、無理やり付与した直後の時よりも光の収束がスムーズだ。
[UC]装備の効果もあるだろうが、彼女自身が感覚を掴み始めているのが分かる。

光が収まるとラットの前足の傷は跡形もなく消えていた。

「キィ!(ありがとう!)」

ラットが嬉しそうにリナの頬に鼻先を擦り付ける。

「わっ、ふふふ。よかったぁ、治った……」

リナはへたり込むようにその場に座り込み、安堵の息を吐いた。
額にはうっすらと汗が滲んでいる。まだ低級の魔法一回でも彼女にとってはかなりの集中力を要するようだ。

「神様……見てくれましたか? 私、失敗しなかったよ」

彼女は俺を見上げ誇らしげに、でも少し恥ずかしそうに微笑んだ。
その笑顔は、DPが1万増えた時よりも、俺の心を震わせた。

(ああ、見ていたぞ。すごいじゃないか、リナ)

俺は精一杯の称賛を込めて優しく暖かな光を二回点滅させた。

「えへへ……」

彼女は嬉しそうに杖を抱きしめる。
守られるだけじゃない。彼女もまた、この過酷なダンジョンの中で懸命に生きて成長しようとしているのだ。

(彼女に報いてあげたいけど……今は戦力増強が最優先だ)

魔族たちの圧倒的な力を思い出すとどうしても守りを固めることに意識が向く。
ベッドやトイレは生活に必要な「インフラ」だったが、これ以上の贅沢品……例えば温泉だの娯楽室だのを作る余裕は精神的にはあっても戦略的には厳しい。

(何か……戦力になりつつ、リナも喜ぶようなそんな都合のいいものはないか?)

俺はそんな虫のいいことを考えながら脳裏のリストをスクロールし続けた。
その時、とある項目が目に留まった。

(……ん? 屋上改築?)

【拠点機能】タブの、さらに奥。今まで「フロア増設」ばかりに目が行っていたが、一番上に「屋上」というカテゴリが追加されていた。
どうやらこれはガチャではなく、DPを支払って施設を指定して建設できるらしい。

リストを開くといくつかの魅力的なプランが並んでいた。



♢   ♢   ♢

[監視塔とバリスタ] …… 2000 DP (遠距離攻撃・索敵範囲拡大)

[ワイバーンの止まり木] …… 3000 DP (飛行魔物の回復速度上昇・空爆支援)

[魔力集積アンテナ] …… 5000 DP (DP自動回復量・微増)

♢   ♢   ♢



どれも軍事的な施設ばかりだ。やはり屋上は迎撃スペースとして使うのが定石か。 そう思いながらリストの下の方を見た時──俺の視線が止まった。



♢   ♢   ♢

[天空の薬草園と錬金工房] …… 3000 DP

♢   ♢   ♢



(薬草園と……錬金工房?)

説明文を読む。

[天空の薬草園]: 太陽光を最大限に取り込み、希少な薬草や魔法植物を育成するエリア。 
[錬金工房]: 採取した薬草や素材を加工し、ポーションやバフアイテムを作成する設備。

俺は思案する。 ポーション……回復薬だ。 リナの治癒魔法は頼りになるが彼女のMPには限界があるし、彼女が倒れたら終わりだ。それに彼女は前線に連れて行けない……。
だが、ポーションを量産できれば? [N]ヒーロー・ゴブリン・ジェネラルや[R]ダイアウルフに持たせておけば前線での生存率は飛躍的に上がる。
それに[N]セージ・スライムや[N]コボルト・マイナーが集めてくる謎の素材も、ここで加工すれば強力なアイテムになるかもしれない。

つまり、これは立派な「戦力増強」だ。

そして……。

(リナにとっても、悪い話じゃないはずだ)

薄暗い塔の中だけでなく、太陽の光と植物に囲まれた場所。
そこで薬を作ったり植物を育てたりするのは、彼女にとって安らぎになるんじゃないか? 
彼女はさっきも、傷ついたラットを懸命に治していた。「役に立ちたい」という彼女の願いもこれなら叶えられる。

(一石二鳥……いや、リナの笑顔も含めれば三鳥か)

コストは3000 DP。
決して安くはないが、1万ある今なら出せる。 俺は決断した。

(よし、これだ! 屋上改築! [天空の薬草園と錬金工房]!)

俺は実行を念じた。

[DP: 10250] → [DP: 7250]

ズズズズズ……!

塔の最上部、俺たちの頭上で重厚な石が動く音がした。
揺れはほとんどない。だが、空間が上に広がった感覚が確かに伝わってくる。

「……? 天井から、音が……?」

リナが不思議そうに上を見上げる。
すると、部屋の隅……6階の壁の一部が変形し、上へと続く螺旋階段が出現した。
その先からは、これまで塔の中にはなかった外の空気と明るい光が差し込んでくる。

(リナ、上がってごらん。君への新しいプレゼントだ)

俺は光を点滅させて促した。
リナは戸惑いながらも、俺の言葉を信じて階段を一段ずつ上っていく。

そして、彼女が階段を登りきった先で見たものは──。

「わぁ……っ!」

そこは青空の下に広がる緑の楽園だった。 塔の屋上全体が丁寧に整備された畑になっており、色とりどりの薬草や花が風に揺れている。
中央にはレンガ造りの可愛らしい小屋──錬金工房が建ち、煙突からは細い煙がたなびいている。
森の木々を見下ろす高さ。吹き抜ける風は心地よく、ここが魔物の巣窟であることを忘れさせるような開放感があった。

「すごい……お花畑?それに、いい匂い……」

リナが駆け寄った花壇には、以前子供たちが命がけで探していた「赤茸」に似たキノコや、傷薬の原料になる薬草が自生している。

(ここなら、安全に薬草が手に入る。それに……)

俺は小屋の中にある道具──フラスコや大鍋、すり鉢などを意識する。

(あそこで薬を作れば、もっとみんなの役に立てるぞ)

「……お薬、作れるの?」

リナが小屋の中を覗き込み、目を輝かせた。
彼女は[UC]乙女の聖杖を握りしめ、振り返って俺……がいる6階の床の方に向かって満面の笑みを向けた。

「ありがとうございます、神様! 私、ここでお勉強します! いっぱいお薬を作って、みんなを助けます!」

その笑顔を見て俺は確信した。 この投資は間違いなく正解だったと……。



♢   ♢   ♢

[現在の拠点状況] 拠点名: (未設定・円形の塔) 
階層: 6階建て + 屋上(New!)
DP: 7250 訪問者: 1名(リナ) 
召喚中: 
総司令官: [R]ヒーロー・ゴブリン・ジェネラル (Lv.20) 
狩猟部隊長: [R]ヒーロー・エンシェント・ダイアウルフ (Lv.15) 
突撃隊長: [R]オーク・デストロイヤー (Lv.15) 
偵察部隊長: [N]ヴァンパイアバット (Lv.8) 
防衛部隊長: [N]スケルトン・ガーディアン (Lv.13) 
(他、[N][UC][C]ランク多数) 侵入者: なし その他: 屋上に[天空の薬草園と錬金工房]を設置。ポーション生産が可能に。

♢   ♢   ♢
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。

克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作 「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位 2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位 転生者のブルーノは絶大な力を持っていたが、その力を隠してダンジョンの荷役として暮らしていた。だが、教会の力で勇者を騙る卑怯下劣な連中に、レットドラゴンから逃げるための生贄として、ボス部屋に放置された。腐敗した教会と冒険者ギルドが結託て偽の勇者パーティーを作り、ぼろ儲けしているのだ。ブルーノは誰が何をしていても気にしないし、自分で狩った美味しいドラゴンを食べて暮らせればよかったのだが、殺されたブルーノの為に教会や冒険者ギルドのマスターを敵対した受付嬢が殺されるのを見過ごせなくて・・・・・・

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

転生したら王族だった

みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。 レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……

無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした

夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。 死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった! 呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。 「もう手遅れだ」 これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

処理中です...