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もう慣れた場所になった診察室。
「数値、安定してるね。」
少し驚いた様子の担当医。そりゃそうだろう。薬を飲む前に比べて、飲んだあとは安定していた。とはいえ、少し前まで薬だけに頼ってたときは結構ヤバかった。宵紗自身もその自覚はあったし、数値にもバッチリ出ていたようだから医者にもしっかり認識されていた。
「何か変えた?」
「…スキンシップ、増やした」
「そう。無理してないなら、それがいいかもね」
「薬は、まだ欲しい?」
「うん。欲しい」
いつも通り、抑制剤を買って帰る。
薬にも慣れ始めて、あの焦燥感に駆られた日々は遠い昔のように思える。自傷をすることもなくなり、浅くつけられていただけの傷は跡にならずに消えていった。誰にも見られることなく、あの傷は隠し倒すことができた。宵紗は傷が完全に消えて、気がかりなことから解放された気がした。ふとした時にバレるんじゃないかと、やはり不安はあったのだ。
そして、凪とのスキンシップが増えてから、体調は明らかに良くなった。βの凪と居たってどうしようもないと思っていた。しかし、自分が思っているより、メンタルは体調に影響するらしい。フェロモンがどうとか、欲求がどうとかじゃなくて、単純に安心できるという事が重要だったみたいだ。
凪の少しだけ高い体温は、触れているだけでなんだかリラックスできる。自分より華奢だけれどそれなりに体格のいい凪は、抱きしめるのにちょうどいいサイズ感なのだ。
凪も、始めは緊張からか体をこわばらせていたが、今はもう何も気にしなくなった。宵紗に首を甘噛みされながら平然と本を読んだりする。むしろ、座り心地が悪くなるとちょっと座り直すぐらいだ。
今日も凪のところに行く。落ち着くから。
背後から近づくと、今日はイヤホンをして何やら端末を見ている。普段はスマホなのに今日はタブレットだ。
覗き込むと、アイドルのMVを見ているようだ。見覚えのある顔、そう、昴琉は今アイドルをやっている。高校時代からインターネットに投稿はしていたらしいが、顔出しはしていなかった。高校卒業のタイミングで、顔出しをしてテレビにも出演するようになった。
当時、そんな活動をすると聞いていなかった宵紗は、SNSのおすすめに唐突に知り合いの顔が流れてきて、それはそれは驚いた。世間は、突然インターネットに現れたイケメンに違う意味で驚いていたようだが。今では世界中にファンがいて、存在を知らない人はいないとまで言われるぐらい有名になった。それでも、マイペースにやりたいことをやっているようで、そこは変わっていないのが少し嬉しい。
背後に張り付く宵紗の気配に気づいたのか、凪がイヤホンを外して振り向く。
「凪、昴琉好きなの?」
「はい。推しです。最推し」
「ふーん。かわいいよね」
「先輩好きなんですか?」
「んー。後輩だし」
宵紗に話しかけられながら、再び画面に視線を戻していた凪が、ものすごく驚いた顔で振り向く。目を見開くとやっぱり丸っこくなってかわいい。
「え?!いつ?なんの?」
「え、高校」
「仲いいんですか」
「うん。可愛い後輩」
「ふーん」
凪、拗ねたかもしれない。俺が昴琉の話をしたからだろうか。同担拒否なのか?それとも…
「まぁ、今は目の前の後輩が一番可愛い」
そう言うと、凪は恥ずかしそうに目を逸らして耳まで赤くなる。普段無表情なくせに、こういう言動一つで簡単に照れるのもかわいい。
「…夜叉姫君のほうがかわいいし」
結構重症なオタクみたいだ。下の名前じゃなくて名字呼びなのも、結構限界オタク?みたいな雰囲気がある。まぁ、たしかに昴琉はかわいい。Ωらしい儚さや弱い雰囲気もある。末っ子タイプだし。曲に合わせてかわいい仕草とかもする。全力で"かわいい"をやるのはプロだと思う。マジでかわいいし。そもそも顔がきれいでかわいい。昴琉は凪以上にベビーフェイスだ。
―
「…先輩はさ、番いたいとか思わなかったの?」
純粋な疑問だった。こんなにかわいいΩの後輩がいたら、番にしたいと思うんじゃないか?と。
「いや、そういうのじゃないんだよね」
「可愛い後輩なの、昴琉は。人として可愛がっちゃったから」
なるほど…?Ωとして好きになったんじゃないのか。そもそも、先輩の恋愛対象じゃないのかも。夜叉姫君は男性だし。
「…それに、あいつにはもういたし」
「何が…?」
「α。めっちゃ威圧してくる。きらい」
聞いてもいないことまで喋ってくれる。どんだけ嫌いなんだよ。夜叉姫君は番がいるって公表してる。アイドルは疑似恋愛みたいな売り方することもあるから珍しい気もする。特にαとかΩは、そこを売りにする人だっている。まぁ、事務所にも所属しないで一人でやってる時点で珍しいどころじゃないけど。夜叉姫君は基本的に全部自分でやっちゃうらしい。事務所経由じゃなくても大きい仕事をやっているし、すごいなぁと思う。俺と同い年らしいし。信じられない。
へぇ、高校の頃から一緒にいたんだ。なんかロマンチックじゃない?何年も一緒にいた人と番になったってことじゃん。夜叉姫君、偏見だけど一途な感じあるし、解釈一致。
「…その人いなかったらアタックしてました?」
「んー、たぶんしてない。αとしての好きじゃないし。」
「凪の理論だと、仲いい人みんなに求婚することになりそーだよ笑」
そっか、αとΩが仲良くなったら必ず番になるなんてありえないよな。俺、仲良さそうな二人組みを「夫婦じゃん笑」って馬鹿にしてる奴と変わんないじゃん。
αとΩって惹かれ合うのかと思ったけど。βの俺には分からないのかなって思ったけど、別に俺らと変わらないのか。まぁ、同じ人間だから当たり前なんだけど。こういう変な偏見で不快な思いさせるんだよな、たぶん。
「失礼なこと言いましたよね。ごめんなさい」
「ん?俺は気にしないよ」
悪いことしたなって思ったから謝ったんだけど、先輩は意外だったみたいで驚いてる。こんな失礼なことも、言われ慣れちゃったのかな。やっぱりαとかΩだと大変なのかも。差別とかあんまりないとはいえ、理解しづらいことも多いから。俺みたいに悪意なく無礼な発言をする奴もいるし、分かったうえで言う酷い人もこの世の中にはいるわけで。
「そういえば、先輩って恋人いた事あるんですか?」
「うん」
…意外だ。この人恋人とか作るんだ。いや、モテるのは分かるけど、今もめっちゃモテてるけど。でものらりくらりかわしてるし、仲いい人っていう距離感を超えさせることないし。ある意味高嶺の花的な存在なのに。
「彼女ですか?」
「うん」
「高校?」
「いや、中学」
「へぇ」
「…俺に、彼女なんてできないと思ったろ」
「…いや」
図星といえば図星。だって、連絡とか後回しにしそうじゃん。めんどくせーって言ってさ、後回しにされそうだもん。
「1回手に入れたものは大事にするよ、俺」
急に真面目に言われてびっくりした。こんなに長く喋る先輩もかなりレア。いろんな意味でびっくりした。まあ確かに先輩真面目だし。良い人だし。浮気とか絶対にしないタイプな気がする。
「先輩真面目ですよね」
「お前は何を見たわけ」
「先輩、だいたいちゃんとしてる」
「へぇ。変なやつ」
変って言いながら優しい顔してる先輩はやっぱり他人に甘い。結構冷たく見えるけど、身内にはすごい優しいと思う。友達にもだいぶ甘いのをよく見る。課題終わってないって泣きつきに来た友達を追い返してるの見たことない。文句言いながら結局終わるまで付き合ってあげてるし。
―
宵紗は常に無気力で気怠げで、面倒くさがり屋だ。大抵のことはこだわらない。笑って何でも受け流す。それは優しさだけじゃない。一定の距離を保つ冷たさでもある。
ただ、興味があるものに関しては違う。一度気に入ったものは絶対に手に入れるし、一度自分の手元に置いたものは決して手放さない。静かに囲い込んで、自分の縄張りに入ったものは逃さない。元々の気質がそうなのだろう。そこにαとしての性質も合わさって、その気質はより強固なものになっていた。
凪も、気づかないうちに距離を詰められて絆されている。周りも、まぁいつも2人でいるし、と2人の距離が近いことに何の違和感も抱かない。外堀が埋められている。
気づいたら日常に宵紗が溶け込んできていて。逃げる、拒むという選択肢自体が消える。押し付けられる支配ではなく、自分で選んだと錯覚すらさせられる。気づいたら絡め取られているのだ。
宵紗本人にはそのつもりはない。ただ、面倒事を避けて、欲しいものを手に入れたらそうなるだけ。
宵紗に気に入られて、それを受け入れた時点で、凪はもう戻れない所まで来ているということに気づいている人はいなかった。
「数値、安定してるね。」
少し驚いた様子の担当医。そりゃそうだろう。薬を飲む前に比べて、飲んだあとは安定していた。とはいえ、少し前まで薬だけに頼ってたときは結構ヤバかった。宵紗自身もその自覚はあったし、数値にもバッチリ出ていたようだから医者にもしっかり認識されていた。
「何か変えた?」
「…スキンシップ、増やした」
「そう。無理してないなら、それがいいかもね」
「薬は、まだ欲しい?」
「うん。欲しい」
いつも通り、抑制剤を買って帰る。
薬にも慣れ始めて、あの焦燥感に駆られた日々は遠い昔のように思える。自傷をすることもなくなり、浅くつけられていただけの傷は跡にならずに消えていった。誰にも見られることなく、あの傷は隠し倒すことができた。宵紗は傷が完全に消えて、気がかりなことから解放された気がした。ふとした時にバレるんじゃないかと、やはり不安はあったのだ。
そして、凪とのスキンシップが増えてから、体調は明らかに良くなった。βの凪と居たってどうしようもないと思っていた。しかし、自分が思っているより、メンタルは体調に影響するらしい。フェロモンがどうとか、欲求がどうとかじゃなくて、単純に安心できるという事が重要だったみたいだ。
凪の少しだけ高い体温は、触れているだけでなんだかリラックスできる。自分より華奢だけれどそれなりに体格のいい凪は、抱きしめるのにちょうどいいサイズ感なのだ。
凪も、始めは緊張からか体をこわばらせていたが、今はもう何も気にしなくなった。宵紗に首を甘噛みされながら平然と本を読んだりする。むしろ、座り心地が悪くなるとちょっと座り直すぐらいだ。
今日も凪のところに行く。落ち着くから。
背後から近づくと、今日はイヤホンをして何やら端末を見ている。普段はスマホなのに今日はタブレットだ。
覗き込むと、アイドルのMVを見ているようだ。見覚えのある顔、そう、昴琉は今アイドルをやっている。高校時代からインターネットに投稿はしていたらしいが、顔出しはしていなかった。高校卒業のタイミングで、顔出しをしてテレビにも出演するようになった。
当時、そんな活動をすると聞いていなかった宵紗は、SNSのおすすめに唐突に知り合いの顔が流れてきて、それはそれは驚いた。世間は、突然インターネットに現れたイケメンに違う意味で驚いていたようだが。今では世界中にファンがいて、存在を知らない人はいないとまで言われるぐらい有名になった。それでも、マイペースにやりたいことをやっているようで、そこは変わっていないのが少し嬉しい。
背後に張り付く宵紗の気配に気づいたのか、凪がイヤホンを外して振り向く。
「凪、昴琉好きなの?」
「はい。推しです。最推し」
「ふーん。かわいいよね」
「先輩好きなんですか?」
「んー。後輩だし」
宵紗に話しかけられながら、再び画面に視線を戻していた凪が、ものすごく驚いた顔で振り向く。目を見開くとやっぱり丸っこくなってかわいい。
「え?!いつ?なんの?」
「え、高校」
「仲いいんですか」
「うん。可愛い後輩」
「ふーん」
凪、拗ねたかもしれない。俺が昴琉の話をしたからだろうか。同担拒否なのか?それとも…
「まぁ、今は目の前の後輩が一番可愛い」
そう言うと、凪は恥ずかしそうに目を逸らして耳まで赤くなる。普段無表情なくせに、こういう言動一つで簡単に照れるのもかわいい。
「…夜叉姫君のほうがかわいいし」
結構重症なオタクみたいだ。下の名前じゃなくて名字呼びなのも、結構限界オタク?みたいな雰囲気がある。まぁ、たしかに昴琉はかわいい。Ωらしい儚さや弱い雰囲気もある。末っ子タイプだし。曲に合わせてかわいい仕草とかもする。全力で"かわいい"をやるのはプロだと思う。マジでかわいいし。そもそも顔がきれいでかわいい。昴琉は凪以上にベビーフェイスだ。
―
「…先輩はさ、番いたいとか思わなかったの?」
純粋な疑問だった。こんなにかわいいΩの後輩がいたら、番にしたいと思うんじゃないか?と。
「いや、そういうのじゃないんだよね」
「可愛い後輩なの、昴琉は。人として可愛がっちゃったから」
なるほど…?Ωとして好きになったんじゃないのか。そもそも、先輩の恋愛対象じゃないのかも。夜叉姫君は男性だし。
「…それに、あいつにはもういたし」
「何が…?」
「α。めっちゃ威圧してくる。きらい」
聞いてもいないことまで喋ってくれる。どんだけ嫌いなんだよ。夜叉姫君は番がいるって公表してる。アイドルは疑似恋愛みたいな売り方することもあるから珍しい気もする。特にαとかΩは、そこを売りにする人だっている。まぁ、事務所にも所属しないで一人でやってる時点で珍しいどころじゃないけど。夜叉姫君は基本的に全部自分でやっちゃうらしい。事務所経由じゃなくても大きい仕事をやっているし、すごいなぁと思う。俺と同い年らしいし。信じられない。
へぇ、高校の頃から一緒にいたんだ。なんかロマンチックじゃない?何年も一緒にいた人と番になったってことじゃん。夜叉姫君、偏見だけど一途な感じあるし、解釈一致。
「…その人いなかったらアタックしてました?」
「んー、たぶんしてない。αとしての好きじゃないし。」
「凪の理論だと、仲いい人みんなに求婚することになりそーだよ笑」
そっか、αとΩが仲良くなったら必ず番になるなんてありえないよな。俺、仲良さそうな二人組みを「夫婦じゃん笑」って馬鹿にしてる奴と変わんないじゃん。
αとΩって惹かれ合うのかと思ったけど。βの俺には分からないのかなって思ったけど、別に俺らと変わらないのか。まぁ、同じ人間だから当たり前なんだけど。こういう変な偏見で不快な思いさせるんだよな、たぶん。
「失礼なこと言いましたよね。ごめんなさい」
「ん?俺は気にしないよ」
悪いことしたなって思ったから謝ったんだけど、先輩は意外だったみたいで驚いてる。こんな失礼なことも、言われ慣れちゃったのかな。やっぱりαとかΩだと大変なのかも。差別とかあんまりないとはいえ、理解しづらいことも多いから。俺みたいに悪意なく無礼な発言をする奴もいるし、分かったうえで言う酷い人もこの世の中にはいるわけで。
「そういえば、先輩って恋人いた事あるんですか?」
「うん」
…意外だ。この人恋人とか作るんだ。いや、モテるのは分かるけど、今もめっちゃモテてるけど。でものらりくらりかわしてるし、仲いい人っていう距離感を超えさせることないし。ある意味高嶺の花的な存在なのに。
「彼女ですか?」
「うん」
「高校?」
「いや、中学」
「へぇ」
「…俺に、彼女なんてできないと思ったろ」
「…いや」
図星といえば図星。だって、連絡とか後回しにしそうじゃん。めんどくせーって言ってさ、後回しにされそうだもん。
「1回手に入れたものは大事にするよ、俺」
急に真面目に言われてびっくりした。こんなに長く喋る先輩もかなりレア。いろんな意味でびっくりした。まあ確かに先輩真面目だし。良い人だし。浮気とか絶対にしないタイプな気がする。
「先輩真面目ですよね」
「お前は何を見たわけ」
「先輩、だいたいちゃんとしてる」
「へぇ。変なやつ」
変って言いながら優しい顔してる先輩はやっぱり他人に甘い。結構冷たく見えるけど、身内にはすごい優しいと思う。友達にもだいぶ甘いのをよく見る。課題終わってないって泣きつきに来た友達を追い返してるの見たことない。文句言いながら結局終わるまで付き合ってあげてるし。
―
宵紗は常に無気力で気怠げで、面倒くさがり屋だ。大抵のことはこだわらない。笑って何でも受け流す。それは優しさだけじゃない。一定の距離を保つ冷たさでもある。
ただ、興味があるものに関しては違う。一度気に入ったものは絶対に手に入れるし、一度自分の手元に置いたものは決して手放さない。静かに囲い込んで、自分の縄張りに入ったものは逃さない。元々の気質がそうなのだろう。そこにαとしての性質も合わさって、その気質はより強固なものになっていた。
凪も、気づかないうちに距離を詰められて絆されている。周りも、まぁいつも2人でいるし、と2人の距離が近いことに何の違和感も抱かない。外堀が埋められている。
気づいたら日常に宵紗が溶け込んできていて。逃げる、拒むという選択肢自体が消える。押し付けられる支配ではなく、自分で選んだと錯覚すらさせられる。気づいたら絡め取られているのだ。
宵紗本人にはそのつもりはない。ただ、面倒事を避けて、欲しいものを手に入れたらそうなるだけ。
宵紗に気に入られて、それを受け入れた時点で、凪はもう戻れない所まで来ているということに気づいている人はいなかった。
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